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クエリ検索: "新選組" テレビドラマ
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 安田 亘宏
    コンテンツツーリズム学会論文集
    2017年 4 巻 1
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/08/25
    ジャーナル フリー
    先日、「
    新選組
    のふるさと」と呼ばれる、東京都の多摩地域南部の日野市に久し振りに訪れてみた。江戸から日野までは十里(約40㎞)、「日野宿」はかつて甲州街道の宿場町として繁栄していた。
    新選組
    の副長として活躍した土方歳三や井上源三郎の出身地であり、近藤勇、沖田総司らが剣術の腕を磨いた天然理心流佐藤道場があった地である。
    新選組
    ゆかりの史跡、施設は多く、「
    新選組
    のふるさと歴史館」、都内で唯一残る江戸時代に建てられた本陣建物である「日野宿本陣」や「土方歳三資料館」「井上源三郎資料館」、土方歳三の墓所「石田寺」、歳三の菩提寺「高幡不動尊」などがある。 ふるさと歴史館のガイドの方に聞いたところ、日野への来訪者の多くなったのは2004年に放送されたNHK大河ドラマ『
    新選組
    !』からであること、最近は若い人が多く訪れるようになった、それはアニメやゲームの影響らしいこと、昨年あたりより外国人が増えてきた、英語でのガイドが必要なので勉強会を始めている、とのことであった。 「土方歳三資料館」は第1・第3日曜日のみの開館で、筆者もその開館日に訪れた。それぞれの史跡、施設には年配者から若いカップル、グループ、外国人まで多くの観光客で賑わっていた。この賑わいは、歴史文化を訪ねる一般的な観光現象であるとも言えるが、そこにはコンテンツが影響しているようである。特に、歴史上の人物と言うよりも、様々なコンテンツでスターとして登場する土方歳三が生まれ育った「聖地」でもあるようだ。  それでは、日野を訪れる動機を創ったコンテンツは一体どんなものなのだろう。小説では、司馬遼太郎の『
    新選組
    血風録』、『燃えよ剣』、池波正太郎の『幕末新撰組』、浅田次郎の『壬生義士伝』等々、おそらく
    新選組
    をテーマにした小説は100以上あるだろう。映画もまた多い。片岡千恵蔵主演の『
    新選組
    』(1958年)から『幕末純情伝』(1991年)、ビートたけし主演の『御法度』(1999年)等々、時代のスターが
    新選組
    を演じている。
    テレビドラマ
    も強烈である。『風雲
    新選組
    ・近藤勇』(1961年)以降毎年のようにドラマ化されている。NHK大河ドラマ『
    新選組
    !』(2004年)は話題を呼んだ。舞台でも
    新選組
    は題材になっている。マンガも、近年の『アサギロ 〜浅葱狼〜』(2009年)など数多い。アニメも、『薄桜鬼』(2010年)、『幕末Rock』(2014年)などがある。ゲームも、ウォーシミュレーションゲーム『新撰組』(1980年代)から始まり、『薄桜鬼』など多数有る。 それぞれのコンテンツが各世代に大きな影響を与えているようだ。しかも、ひとつの作品ではなく複合的に接触して来訪の動機が醸成されているとも考えられる。この日野で起こっている観光現象は「マルチ・コンテンツツーリズム」と呼んでもいいかもしれない。日本にはこのようなデスティネーションが他にもありそうである。
  • ─少女マンガの歴史ものを中心に
    藤本 由香里
    学術の動向
    2010年 15 巻 5 号 5_79-5_82
    発行日: 2010/05/01
    公開日: 2010/10/07
    ジャーナル フリー
  • 能登谷 聡
    日本地域政策研究
    2015年 14 巻 132-133
    発行日: 2015/03/31
    公開日: 2022/02/25
    ジャーナル フリー
  • 池田 和子
    E-journal GEO
    2021年 16 巻 1 号 48-56
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/03/02
    ジャーナル フリー

    本研究は,若者の「聖地巡礼」経験の実態を明らかにするため,小山工業高等専門学校1年次生205名へのアンケートを分析したものである.聖地巡礼経験は学生の約4分の1にみられ,未経験の学生も約3分の1は行ってみたいと考えていた.作品はアニメが中心だが,実写なども含まれた.訪問先は東京都区部が特に多く,次いで近隣の北関東が多いが,国外を含め広範囲にみられた.回答者の能動的な訪問では,効率よく回遊できる東京都心が選ばれる一方,地元への関心を背景とした訪問がある.訪問に至る過程は多様で,訪問意思の強さも一様ではない.訪問は作品の熱心なファンによるものだけでなく,他の目的のついでなどでも行われていた.また訪問には映像との関わりが強く,作品の映像美や聖地巡礼動画に触発されていた.若者の「聖地巡礼」は,幅広い関心度と多様な目的で行われる,身近な観光・レジャーといえる.

  • 消費者定量調査からの分析
    中村 忠司
    コンテンツツーリズム学会論文集
    2015年 2 巻 2-12
    発行日: 2015年
    公開日: 2021/05/28
    ジャーナル フリー
    一般的に旅行は、メディアの影響を大きく受ける。なぜなら、行ったことのない場所に対する知識は旅行者にはないため、伝える側のメディアとの間に大きな情報格差が生まれるためである。特にテレビに代表される映像メディアは、訪れる場所の選択と評価の基礎知識さえ消費者に与えてしまう。 受入地域の側では、特に際立った観光資源のない地域においても、アニメで取り上げられたために大勢の若者が集まるアニメ聖地巡礼の事例や、毎年放送される NHK大河ドラマや朝の連続テレビ小説 の舞台地への旅行者が放送年に増加することから、積極的に番組の誘致に乗り出す自治体も現れている。しかしながら、放送翌年に一気に観光客数が減少する例もあり、一過性の観光誘致のマイナス面を指摘する声も出ている。地域にとっては「地域のファン」になって何度も訪れてもらい、地域との関係性を持続してもらうことが重要である。 本研究の目的は、コンテンツが誘発する旅行者行動がどのようなものであるかを明らかにすることである。研究手法は、一般消費者を対象にしたインターネットによる定量調査を採用した。 調査の結果、①コンテンツツーリズムには、作品と対象地域の間でのループ型の旅行者行動があること、②「能動型確認行動」「受動型確認行動」「場所型確認行動」の 3種類のタイプの観光行動があることがわかった。 得られた結果から地域に対し、「利用者のニーズに合わせた受入体制の整備」と「旅行者の観光行動タイプに合わせた PR の展開」についての提言を行った。
  • ―春陽堂書店とラヂオドラマ研究会との連携を中心に
    本間 理絵
    出版研究
    2017年 48 巻 85-108
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/10/30
    ジャーナル フリー

    戦前の出版と放送のメディアミックスは,どのように始まり展開したのか.大正14年のラジオ放送開始を機に始まった「小説のラジオドラマ化」における老舗出版社の春陽堂書店と放送局内に結成された「ラヂオドラマ研究会」の連携に注目し,戦前の出版社がメディアミックスの発展に果たした役割を,調査研究により考察する.

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