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クエリ検索: "日本人の知らない日本語"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 下薗 夏海, 吉田 南穂子, 小島 智恵, 鈴木 治
    日本航海学会論文集
    2016年 134 巻 58-65
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/07/01
    ジャーナル フリー
    There are many ships open to the public during port festivals. The training ship “Toba Maru” (gross tonnage 244t, length 40m) has been open to the public every year for port festivals since 1997. However, guidance announcements have never been put into effect on the ship. The authors researched the guidance announcements on public transportation and verified the announcement system which is easy to use on ships. The announcements on public transportation are made by automatic broadcasting equipment, or are manually broadcast by the crew. The announcements of the automatic method are spoken slower than those of the manual. The authors proposed that the announcement system consists of a public address system and an audio playback device. A CD player is easiest to use for mariners. It is presumed necessary to announce slowly, and that technical words in the announcement script be simple for the onboard environment such as strong winds and loud noises. The onboard crew are able to use these methods. However, officers still have problems communicating accurate information in their announcements. Effective, good announcements are expected to improve communication within a ship.
  • ―ベトナム語母語話者の観点から―
    グエン ティー ホア ミー
    人間生活文化研究
    2015年 2015 巻 25 号 231-235
    発行日: 2015/01/01
    公開日: 2020/03/14
    ジャーナル フリー

     日本語の「謝罪表現」については,これまでに様々な研究がなされてきた.本研究では,伊偉芳(2009)「ホスピタリティ産業における謝罪表現―テレビドラマ「ホテリアー」をめぐって―」(『観光学論集』第4巻・長崎国際大学国際観光学会)を踏まえつつ,謝罪表現の使用対象をさらに広げて考察を深めることとする.具体的には,1990 年から2014 年までに日本のテレビ放送で放映された8 本のドラマを対象に謝罪表現を収集し,そこに見られる表現を3 つの類型に分けて捉えることによって,それぞれの表現の使用の目的と相手,場面を捉えながら分析を試みるものである.

     筆者は日本語を学び,日本に生活しているベトナム人の立場から,自分自身の知識,経験を生かし,複雑な日本語の謝罪表現の分析を試みたいと考えている.

  • 授受動詞の用法を中心に
    前田 直子
    待遇コミュニケーション研究
    2021年 18 巻 52-67
    発行日: 2021/04/01
    公開日: 2021/04/01
    ジャーナル フリー

    現代日本語の授受動詞は他言語と比べて特色があり、日本語学習者には負担が大きい文法項目である。その授受動詞の様々な用法の中で、本稿では次の3つの問題を取り上げる。第一は、依頼表現「~していただけませんか」においてなぜ可能形が必要なのかという問題、第二は、依頼の連続「~して、~してください」において、従属節「~して」の部分に敬語を用いるとすると「~してくださって、…」ではなく「~していただいて、…」が使われるのはなぜかという問題、第三は、「もらってくれた」「もらってあげてくれませんか」のように、授受動詞が2つないし3つ複合できる場合は何通りあるのか、またその条件は何かという問題である。これらについて調査・分析を行った。第一の問題については、一般に1人称主語の疑問文は成立しないが、動詞の可能動詞であれば成立すること、その動詞が「もらう・いただく」の場合、聞き手の行為の実現可能性を問うことが聞き手の動作実現を依頼することになるため、依頼として機能することを述べた。第二の問題については、「くださる」は「ください」という形になってはじめて依頼・指示の意味を表すが、その「ください」には「て」形は存在しない。一方「もらう・いただく」は言い切りの形ですでに依頼・指示を表すことができ、その「て」形も存在可能なので、それが「~していただいて、…」であることを述べた。第三の問題については、非敬語形「やる・あげる・くれる・もらう」4動詞のうち、2つの複合は9通り、3つの複合は6通りあることを述べた。特に生産的なルールとしては「~してくれる?」という疑問の形で依頼・指示することができる「くれる」が後項動詞になりやすいこと、また前項動詞には「もらう」が来やすいことが分かり、その結果「もらってくれる」という組み合わせが使用頻度が最も高いことが明らかになった。

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