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クエリ検索: "早川大輔"
33件中 1-20の結果を表示しています
  • 江村 正一, 奥村 年彦, 陳 華岳
    形態・機能
    2007年 5 巻 2 号 69-73
    発行日: 2007/03/22
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    ニホンザルMacaca fuscataの舌乳頭の結合織芯を走査型電子顕微鏡で観察した。舌尖におけるニホンザルの糸状乳頭は多くの細長い突起の束として観察され、茸状乳頭はドーム状を呈した。上皮を剥離すると、横方向に何本もの溝が見られ、その溝と溝の問に、ほぼ円形に並んだ突起を持つ糸状乳頭の結合織芯およびサンゴ状を示す茸状乳頭の結合織芯が、一列に並んで観察された。舌体後方外側面には、よく発達した葉状乳頭が見られ、縦に裂けた数条の溝として見られた。上皮を剥離すると、深い溝とそれを取り囲む多数の突起を溝方向に出す葉状乳頭の結合織芯が観察された。舌体後方背側面において、周囲を溝で囲まれ、円形で比較的表面の起伏に乏しい有郭乳頭が観察された。上皮を剥離すると、球状で先端に多くの突起を有する結合織芯が見られた。
  • 江村 正一, 奥村 年彦, 陳 華岳
    哺乳類科学
    2009年 49 巻 1 号 37-43
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/07/16
    ジャーナル フリー
    レッサーパンダの舌表面を肉眼にて観察し,さらに舌乳頭およびその結合織芯を走査型電子顕微鏡で観察した.肉眼所見では,舌の先端は円く弓状を呈し,舌正中溝および舌隆起は観察されなかった.茸状乳頭は舌体に比し舌尖において密に存在した.有郭乳頭は,舌体後部において円形を呈し,V字形に並んで左右それぞれ5個観察された.葉状乳頭は観察されなかった.走査型電子顕微鏡により舌尖および舌体の糸状乳頭を観察すると,シャベル状の主乳頭とその左右から突き出た数本の針状の二次乳頭からなった.糸状乳頭の結合織芯の形態は,基部から多くの小突起がでる構造として観察され,舌尖と舌体とで異なった.すなわち,舌尖の結合織芯は舌体のやや小型であり,舌尖の中でも外側の方が内側より細く針状構造を呈した.茸状乳頭はそれら糸状乳頭の間にドーム状構造として散見され,舌体より舌尖に多かった.茸状乳頭の結合織芯は,円柱状を呈しその頂上には陥凹が存在した.有郭乳頭の表面は平坦で,乳頭は輪状郭により取り囲まれ,乳頭と輪状郭の間に輪状溝が存在した.有郭乳頭の結合織芯は,球状で表面には多数の突起が存在した.有郭乳頭の外側には,大型の円錐乳頭が見られるとともに多数の分泌腺の開口部が観察された.このような開口部は上皮を剥離するとより顕著となった.
  • 江村 正一, 早川 大輔, 陳 華岳, 正村 静子
    哺乳類科学
    2003年 43 巻 1 号 45-50
    発行日: 2003年
    公開日: 2008/06/11
    ジャーナル フリー
    新生子および成獣ライオン Panthera leo の舌表面を肉眼的および走査型電子顕微鏡で観察した.ライオンの舌の先端は円く,舌背側面には糸状乳頭,茸状乳頭および有郭乳頭が観察され,舌尖の腹側面の一部にも糸状乳頭が見られた.糸状乳頭は舌表面全域に見られ,舌尖の周辺部の糸状乳頭はそれ以外の場所の糸状乳頭に比し小型であった.また,糸状乳頭は舌の場所により異なる形態を示した.新生子の糸状乳頭は形態的に未発達で,その先端部が浅く陥凹しており,突起状を示さなかった.茸状乳頭は,糸状乳頭の間に散在して見られ,その分布は舌体に比し舌尖周辺部において密であった.有郭乳頭は舌体と舌根との境界領域に観察された.さらに,糸状乳頭の発育は茸状乳頭および有郭乳頭に比し遅かった.なお,葉状乳頭はいずれのステージでも観察されなかった.
  • *早川 大輔
    霊長類研究 Supplement
    2013年 29 巻 MS-4
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    会議録・要旨集 フリー
     中四国外から今大会に参加された方のなかで,会場の岡山県をはじめとした中四国各地においてこれまでフィールドあるいは標本を活用した研究をされた方はどのくらいおられるのだろうか?各研究対象動物の中四国における現状についても明らかにされていないと考えておられる方も多いかもしれない.
     そのため,このミニシンポジウムでは中四国の哺乳類学,霊長類学の現状の一部を報告することに加えて,中四国各所の標本の収蔵状況なども併せて紹介し,今後の各所との共同研究を進める布石とすることで,このミニシンポジウムを単なる現状のまとめではなく中四国の哺乳類学,霊長類学の進展への端緒としたい.

    司会進行:奥村栄朗(森林総合研究所四国支所)

    趣旨説明:
    早川大輔
    (わんぱーくこうちアニマルランド)

    トピック:四国における親子グマの撮影記録
    山田孝樹(四国自然史科学研究センター)

    四国の報告:四国地方の哺乳類研究の概況および標本の蓄積状況とその活用について
    谷地森秀二(四国自然史科学研究センター)

    中国の報告:中国地方の哺乳類研究の概況と博物館・研究機関の標本について
    田中浩(山口県立山口博物館)

    総合討論,コメントと今後へ向けての展望・課題
    金子之史(香川大学名誉教授)
  • 畑瀬 淳, 小林 秀司, 郡司 芽久, 喜安 薫, 村井 仁志
    哺乳類科学
    2018年 58 巻 1 号 111-112
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/07/31
    ジャーナル フリー
  • 早川 大輔
    日本野生動物医学会誌
    2014年 19 巻 1 号 9-13
    発行日: 2014/03/31
    公開日: 2018/05/04
    ジャーナル フリー

    わんぱーくこうちアニマルランドは高知市直営の公立動物園で,コンパクトなつくりの都市型施設である。当園は決して大きな動物園とは言えないが,その分地域に根ざした動物園として,開園以来動物の展示および園内外における野生動物の調査研究を通して高知市および県内における地域の動物の保全とその情報の集積と発信,そして市民の動物に対する正しい理解への寄与に努めてきた。今回はこれらのうち高知市および県内という地域に絞り込んで,これまで当園において,また当園が協力して行ってきた園内外における調査研究事例として希少動物の生息調査および園内における繁殖成功例,傷病保護鳥獣を用いた感染症モニタリングの症例,またそれらの市民への還元例として公共事業における保護事例や環境教育的事例について紹介する。

  • 江村 正一, 玉田 章, 早川 大輔, 陳 華岳, 正村 静子
    哺乳類科学
    2001年 41 巻 2 号 187-194
    発行日: 2001年
    公開日: 2008/07/30
    ジャーナル フリー
  • *畑瀬 淳, *早川 大輔
    霊長類研究 Supplement
    2013年 29 巻 MS-11
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    会議録・要旨集 フリー
     近年,動物園と研究機関が連携した研究事例が目立ちはじめた.しかしながら,行動研究の分野からは,「野生下でない動物たちから何がわかるのか?」といった疑問の声や,他分野の研究者からは「動物園から試料の提供をしてもらう方法や,そのルートが分からない」といった声をよく耳にする.一方で,動物園側でも多くの動物を飼育しながら「研究の方法が分からない」,動物が死んでしまった場合にも研究や展示などさまざまなことに役立てることができないか・・・・と思いながらも,結局は何もできずに処分してしまうことが少なくない.この企画では,これまで行われてきた研究者と動物園,両者の実践事例を紹介していきたい.またこの企画が,試料を提供する動物園と,試料を使って研究する大学などの研究者との橋渡しのきっかけとなればと考えている.

    演題1 動物園と大学の共同研究における両者の考え方の相違と研究上の問題点 ~動物園動物の繁殖生理学研究の経験から~
        楠田 哲士(岐阜大学応用生物科学部)

    演題2 動物園での行動研究の可能性と必要性
        中道 正之 (大阪大学大学院人間科学研究科 )

    演題3 動物園と「研究」
        森角 興起 (横浜市立金沢動物園)

    演題4 動物園と大学 それぞれの事情  ~歩み寄りの一歩~
        畑瀬 淳(広島市安佐動物公園)
  • 江村 正一, 奥村 年彦, 陳 華岳
    形態・機能
    2008年 6 巻 2 号 75-81
    発行日: 2008/03/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    タヌキ (Nyctereutes procyonoides) およびハクビシン (Paguma larvata) の舌乳頭の結合織芯を走査型電子顕微鏡で観察した。タヌキの糸状乳頭の結合織芯の形は場所により異なり、さらにそれらの形態間には移行形が存在し、形態的な連続性が示唆された。タヌキおよびハクビシンにおける糸状乳頭の結合織芯は、円筒状ないしはカヌー状で中心に突起を有しない点、さらに太くて長い主突起を持つ点において、ネコおよびツキノワグマのそれに類似した。タヌキの茸状乳頭の結合織芯はツキノワグマに、ハクビシンはカニクイザルに近かった。ハクビシンの葉状乳頭に見られる陥没部は、タヌキよりもより顕著であった。タヌキの有郭乳頭は分葉化していたが、ハクビシンでは1個の中央乳頭部として観察された。
  • *三好 亮輔, *佐々木 基樹, *早川 大輔, *鈴木 正嗣, *伊吾田 宏正, *梶 光一, *北村 延夫
    霊長類研究 Supplement
    2013年 29 巻 P-9
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    会議録・要旨集 フリー
    【諸言】エゾシカは,北海道に生息するニホンジカの亜種であり,季節繁殖動物である.本研究では,分化および成熟過程,さらに季節変化(繁殖期・非繁殖期)における精巣の細胞骨格タンパク質の発現変化を確認するため,胎子から成体に至るまでのエゾシカ精巣を免疫組織化学的に検索した.
    【材料及び方法】2002年から 2007年にかけて狩猟,学術捕獲および有害鳥獣駆除の目的で捕獲された雄のエゾシカ 29個体から精巣を採取し,ブアン液またはリン酸緩衝 10%ホルマリン液で固定した後,定法により 4.厚の切片を作製した. α -smooth muscle actin (SMA),tubulin,desmin,vimentin,そして cytokeratinの精巣における発現と分布について,ABC法を用いた免疫染色により検索した.
    【結果及び考察】SMAは胎子期から成体までの精細管周囲の筋様細胞や血管壁において認められた.特に精細管周囲の筋様細胞の陽性反応は胎子期では弱かったが,成熟に伴ってその発現は強くなっていった.また非繁殖期に比べて繁殖期の精細管は顕著に拡大しており,SMAはそれに合わせて精細管を大きく縁取りしていた.tubulinは胎子期から成体に至るまでセルトリ細胞に認められた.繁殖期の精巣では,tubulinはセルトリ細胞の細胞質の伸長に合わせて管腔に向かって顕著に伸びていた.desminは筋様細胞に認められ,精細管周囲を取り囲んでいた.vimentinは全てのステージで,ライディッヒ細胞,セルトリ細胞,筋様細胞,そして血管壁において陽性であった.繁殖期の精巣のセルトリ細胞では,vimentinは基底から管腔に向かって顕著に伸長していた.一方,cytokeratinは精巣網の上皮にのみ認められた.以上の結果から,SMAと desminは精細管周囲筋様細胞において発現して主に精細管の管腔構造の維持や調整に対して機能し,vimentinや tubulinはセルトリ細胞の細胞骨格として精子形成に伴うセルトリ細胞の形態や機能の変化に関与しているものと考えられる.
  • 江村 正一, 奥村 年彦, 陳 華岳
    形態・機能
    2008年 7 巻 1 号 7-12
    発行日: 2008/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    スズメ (Passer montanus) の舌乳頭とその結合織芯を走査型電子顕微鏡で観察した。肉眼所見では幼鳥および成鳥ともに、舌は舌尖、舌体および舌根の3部位からなり、舌尖の先端は2つに分離した。舌尖から舌体にかけて左右両側は隆起し、正中溝の存在が認められ、舌体の後端には大型の円錐乳頭が存在した。舌尖を走査型電子顕微鏡で観察すると、幼鳥では正中溝に向かって、非常に多くの上皮細胞の剥離が見られた。舌体の表面は、隆起表面は成鳥ではほぼ平坦であったが、幼鳥では円錐乳頭の表面を除き上皮細胞の剥離が見られた。上皮剥離後の舌体の左右隆起部には、大小の突起を有するノコギリ状の結合織芯が縦方向に並ぶ。正中溝においては上皮を剥離することにより、分泌腺の開口部がより鮮明になり、多数の開口部が蜂の巣状を示し、各開口部をリング状に取り囲む結合織芯が観察された。舌尖から舌体にかけて正中溝が見られ、舌尖、舌体ともこの正中溝により分断される所見はこれまでに報告がない。
  • 小林 秀司
    霊長類研究
    2013年 29 巻 2 号 189-195
    発行日: 2013/12/20
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
  • 早川 大輔, 奥村 栄朗, 山田 孝樹, 谷地森 秀二, 田中 浩, 金子 之史
    哺乳類科学
    2014年 54 巻 1 号 113-116
    発行日: 2014/06/30
    公開日: 2014/06/30
    ジャーナル フリー
  • 名取 真人, 小林 秀司
    哺乳類科学
    2013年 53 巻 2 号 387-392
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/01/31
    ジャーナル フリー
  • 江村 正一
    形態・機能
    2014年 12 巻 2 号 64-68
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/06/12
    ジャーナル フリー
    バーバリーシープ舌の肉眼による観察では、幼および成獣ともに、舌尖から舌体にかけて正中溝が見られ、舌体後方に隆起部が存在し、その表面に巨大なレンズ乳頭が観察された。走査型電子顕微鏡(SEM)による観察では、幼および成獣ともに舌尖表面に先端の尖った中央の主乳頭とその両側に副乳頭を有する多数の糸状乳頭が見られ、それらの間にドーム状の茸状乳頭が散在した。舌体表面では主乳頭は舌尖に比べ大型で靴べら状を呈した。舌体後方外側部には周囲を深い溝で囲まれた有郭乳頭が観察された。上皮層剥離後の結合組織層表面をSEM により観察すると、幼獣では舌尖、舌体ともに糸状乳頭の結合織芯は突起状を示さないが、成獣では多数の突起が見られた。茸状乳頭の結合織芯は、幼獣では開いた花ないしは杯状であるが、成獣では花の蕾ないしは円柱状を呈した。レンズ乳頭の結合織芯は、幼獣では蓮の葉のように平坦で小突起が見られるが、成獣では毛状の構造物が集合し円錐状を呈した。有郭乳頭の結合織芯は、幼獣では成獣に比べ中央乳頭の表面は比較的平滑であった。以上の観察結果から、幼獣バーバリーシープの舌は成獣のそれに比べ全体的に小型であることを除けば、形態的に糸状、茸状、レンズ、有郭乳頭はすでにほぼ完成されていた。しかしそれらの結合織芯の発育は未完成であった。
  • 畑瀬 淳, 早川 大輔, 中道 正之, 楠田 哲士, 森角 興起
    哺乳類科学
    2014年 54 巻 1 号 131-134
    発行日: 2014/06/30
    公開日: 2014/06/30
    ジャーナル フリー
  • 早川 大輔, 陳 華岳, 江村 正一, 玉田 章, Jamali Marjan, 田口 裕隆, 矢野 竜一朗, 小澤 由紀, 吉田 岸子, 大嶽 昇弘, 磯野 日出夫, 正村 静子
    日本海セトロジー研究
    1999年 9 巻 49-57
    発行日: 1999/08/10
    公開日: 2024/01/31
    ジャーナル オープンアクセス
    We observed the thyroid glands of false killer whale (Pseudoorca crassidens), short-finned pilot whale (Globicephala macrorhynchus), Risso’s dolphin (Grampus griseus), bottlenose dolphin (Tursiops truncatus), Pacific white-sided dolphin (Lagenorhynchus obliquidens) , finless porpoise (Neophocaena phocaenoides), California sea lion (Zalophus californianus), northern fur seal (Callorhinus ursinus) and sea otter (Enhydra lutris), that died in aquarium or were captured by fishermen. The thyroids of all cetaceans (Pseudoorca, Globicephala, Grampus, Tursiops, Lagenorhynchus and Neophocaena) were dark brown mass and situated on the rostral part of the trachea The thyroids of Pseudoorca, Globicephala, Grampus and Tursiops had numerous indentations on their surface, while those of Lagenorhynchus and Neophocaena were relatively smooth. The thyroid glands of Zalophus and Callorhinus consisted of two smooth lobes on the both side of the trachea without isthmus. In the sea otter, the thyroid gland consisted of two smooth lobes and isthmus that was composed of only connective tissues without thyroid parenchyma. The greater species tend to have the higher ratio of the thyroid weight to the body weight. There was no distinct differences among the nine species regarding the height of the follicular cell. We also examined the parathyroid glands of Risso’s dolphin and bottlenose dolphin macroscopically and microscopically. They had two or four parathyroid glands on the dorsal surface of the thyroids. Considering their greater body size, each parathyroid gland was rather small. This result and electron microscopic findings of the parathyroid gland of bottlenose dolphin suggest a possibility that the activity of the parathyroid gland is suppressed to adapt to a sea habitat.
  • 佐々木 基樹
    日本野生動物医学会誌
    2019年 24 巻 2 号 29-32
    発行日: 2019/07/11
    公開日: 2019/09/15
    ジャーナル フリー

     「研究する動物園」は,2008年の第14回日本野生動物医学会神戸大会で初めて開催され,それ以降毎年の大会において自由集会として開催されてきた。そして2017年の第23回武蔵野大会においてシンポジウムとして開かれた「研究する動物園10」で10回目を迎えることとなった。これまでに動物園・水族館獣医師のみならず,飼育員,大学教員,博物館学芸員,そして大学院生など,計38名の研究者によって発表がなされ,さらに大会後には,講演内容を集会記録として日本野生動物医学会誌に活字として残してきた。第23回大会時の本学会学術・教育委員会の会議において,新たなコーディネーターによって今後も「研究する動物園」を継続していくことが決まり,「研究する動物園11」以降の「研究する動物園」の更なる進化が大いに期待される。

  • 川本 広行, 長谷川 直人, 関 京悟
    日本機械学会論文集 C編
    2003年 69 巻 681 号 1216-1221
    発行日: 2003/05/25
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    A basic research is being carried out on transport of particles and particle size classification in electrostatic traveling field. A particle conveyor consisting of parallel electrodes was constructed and four-phase traveling electrostatic wave was applied to the electrodes to transport particles on the conveyer. The following were clarified by the experiment : (1) Particles were transported almost linearly with time. A transport rate was also linear with applied voltage but a threshold existed due to adhesion force. (2) The direction of particle transport did not always coincide with that of the traveling wave but partially changed depending on the frequency of the traveling wave, the particle diameter, and the electric field. Particles were vibrated but not transported under high frequency field. (3) Particles were efficiently transported under conditions of low frequency, high voltage, and the application of rectangular wave. (4) Particles were classified with size under the voltage application of appropriate frequency.
  • 田中 正之
    日本野生動物医学会誌
    2014年 19 巻 1 号 1-7
    発行日: 2014/03/31
    公開日: 2018/05/04
    ジャーナル フリー

    現代の動物園には,果たすべき4つの役割があると言われる。保全・研究・教育とレクリエーションである。しかし,研究や教育の面では,日本の動物園はその役割を果たしているとは言い難い。京都市動物園では,2008年より京都大学と連携して,野生動物保全に関する研究や教育を共同で行ってきた。さらに2013年4月より新たなセクションとして,生き物・学び・研究センターを設置し,動物園が主体的に研究や教育を行う姿勢を明らかにした。本稿では,京都市動物園が現在取り組んでいる研究や教育の取り組み事例を紹介する。研究では,霊長類を対象にした比較認知科学研究と,ゴリラの妊娠・出産から人工哺育児を両親に戻すまでの過程を観察した研究を紹介する。教育としては,地元の中学校と連携した体験実習プログラムを紹介する。生き物・学び・研究センターでは,研究・教育を実施する上で必要な資金を,外部の助成金を獲得することでまかなっている。それら外部資金についても紹介し,その獲得の意義について,外部評価を受けるという視点から考察したい。

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