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クエリ検索: "智永"
244件中 1-20の結果を表示しています
  • 水野 孝志郎, 山下 武彦, 渡邉 佑典, 上野
    智永
    , 石川 朝之, 武田 邦彦
    高分子論文集
    2008年 65 巻 2 号 171-177
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/02/22
    ジャーナル フリー
    パラフィンおよびポリエチレン(PE)を用いて,高分子材料の分子量と燃焼との関係について検討した.パラフィンから超高分子量 PE までの分子量の大きく異なる飽和炭化水素の垂直燃焼実験の結果から,揮発ガス比率が 1 wt%程度とほとんど揮発ガス成分が生成せず,全く燃焼継続しない分子量の領域が存在することがわかり,しかも,その範囲はパラフィンの 240 から PE の一部である 35000 程度にまで及ぶことがわかった.PE の高分子のからみ合いと粘度および温度の関係について検討した結果,Mw が 35000 程度の場合,融点 130℃ から分解開始温度である 400℃ までの比較的広い温度帯で液体として存在しうることがわかった.PE は粘度の温度依存性が小さく,分子量依存性が大きいため,Mw 50000 以上になると燃焼表面温度の 530℃ に達して激しく熱分解し,溶融しながら燃焼する.このことから,分子量の制御によって燃焼性を抑制できる可能性が示唆された.
  • 高木 義隆
    書学書道史研究
    2011年 2011 巻 21 号 45-58
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/10/02
    ジャーナル フリー
    The "Twelve Months' Correspondence between Friends" ("Shieryue pengyou xiangwen shu" 十二月朋友相聞書) held by the National Palace Museum in Taipei is an early calligraphic work in cursive script with accompanying transcriptions in small regular characters, and it is also called the "Yueyi tie" 月儀帖, or "Model of Monthly Correspondence." It is said to date from the Tang 唐, and I undertake a reexamination of its date and writer with reference to the quality of the paper, the text, the calligraphic style, and variant characters in the transcription.
      The paper is the same paper as that used in copies of Wang Xizhi's 王羲之 "Sangluan tie" 喪亂帖 and "Kong shizhong tie" 孔侍中帖, having vertical guide lines and called zonglianzhi 縱簾紙. Extant examples of this paper are used only in copies made in the seventh to eighth centuries, and therefore it is to be surmised that this manuscript is a copy made in the first half of the Tang.
      The text has similarities with part of a letter-writing manual found among the Dunhuang 敦煌 manuscripts. On the basis of Wang Sanqing's 王三慶 geo-historical discussion, the text's terminus ad quem can be placed in the Tianbao 天寶 era. In addition, a text with closer similarities can be found among manuscripts said to have come from Turfan and currently held by Taito Ward Museum of Calligraphy. In view of the connections between these three texts, I assume that this was a text that was popular during the first half of the Tang.
      Judging from the calligraphic style of the transcription and the variant characters, I surmise that this work dates from the first half of the Tang. It is a rare example of a transcription written to the left of the text. It is probably one of the oldest examples of a model of cursive writing to which a transcription has been added.
      I examined the attribution of the original work to Zhiyong
    智永
    by comparing it with three versions of his Zhencao Qianziwen 眞草千字文 (Tani 谷 manuscript, Guanzhong 關中 manuscript, and Dunhuang manuscript). I conclude that while it is similar to the calligraphic style of the Zhencao Qianziwen, it cannot be said to be in the same hand.
      It is to be surmised on the basis of a comparison with a collection of monthly correspondence (yueyi 月儀) copied by Dong Qichang 董其昌 that, together with the "Yugangzhai momiao" 鬱岡齋墨妙, which I consulted in order to restore the text, and Dong Qichang's copy, the present work is a copy of a rubbing from an album of calligraphic models printed during the Northern Song 宋. On this basis I also produced a provisional chart showing the course of its transmission.
  • 上野
    智永
    , 東尾 悠司, 石川 朝之, 武田 邦彦
    高分子論文集
    2007年 64 巻 9 号 553-560
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/10/06
    ジャーナル フリー
    非相溶性アロイのポリカーボネート/アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(PC/ABS)アロイの熱分解を少量含有するゴム成分以外は相溶性アロイであるポリフェニレンエーテル/耐衝撃ポリスチレン(PPE/HIPS)アロイの熱分解と比較して研究を行った.TGA,DTG および熱分解ガスクロマトグラフィー質量分析を行い,熱分解挙動や熱分解生成物の解析を行った.TGA および DTG では PC/ABS アロイの熱分解挙動は組成に応じてほぼ加算性が得られたが,PPE/HIPS アロイでは加算性からの乖離が大きかった.とくに PC/ABS アロイの分解終期では分解が促進され,PPE/HIPS アロイの分解初期においては分解が抑制される傾向を示した.分解生成物の構造から由来する高分子を特定することができ,分解生成物から逆算したポリマーアロイを構成する高分子の分解の傾向は DTG などのデータと一致した.相溶性アロイは構成する高分子どうしに強い相互作用があるとされ,熱分解でもそれが裏付けられた.一方,非相溶性アロイでの熱分解は構成する高分子単独の熱分解から計算しうる可能性を示した.
  • 上野
    智永
    , 梶屋 貴史, 石川 朝之, 武田 邦彦
    高分子論文集
    2007年 64 巻 9 号 575-582
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/10/06
    ジャーナル フリー
    ポリ乳酸(PLA),ポリブチレンテレフタレート(PBT),ポリエチレンテレフタレート(PET)およびポリエチレンナフタレート(PEN)の熱による主鎖開裂について研究を行った.熱重量分析,熱分解ガスクロマトグラフィー質量分析および元素分析によって分解生成物と残渣の分析を行った.また,使用した高分子に対して分解生成物と残渣の構造から計算した炭素,水素,酸素の積算値から分析の精度を検討した.ポリエステルが熱分解する場合の切断箇所の切断確率は PLA では C=O の前後が 48%, 47%であった.これに対して PBT では PLA で切断する二箇所の切断確率は 14%と低く,86%がカルボキシル基とアルキル基の結合で開裂した.PET, PEN でも PBT と同様の傾向が見られたが,カルボキシル基とアルキル基の結合の切断確率はそれぞれ 59%, 49%と低かった.ポリエステルの構造によって分解生成物および切断確率は大きく異なったが分解経路は,1)分解生成物の安定性,2)擬似六員環の形成数,に依存し,ポリエステルの熱分解が統一的なメカニズムでおこる可能性が示唆された.
  • 伊賀 研次郎, 上野
    智永
    , 水野 孝志郎, 石川 朝之, 武田 邦彦
    高分子論文集
    2007年 64 巻 9 号 561-567
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/10/06
    ジャーナル フリー
    非相溶性アロイであるポリカーボネート(PC)/ポリ乳酸(PLA)の燃焼挙動とケージ効果の研究を行った.PC と PLA を 60:40,30:70 の重量比で調整し,水平燃焼による熱流束を測定した結果,PLA に類似した結果を得た.垂直燃焼では PC および PLA 単独の高分子材料とは大きく異なる挙動を示した.この差を明らかにするために熱重量分析を行ったところ,2 段の熱重量曲線が得られ,PC は PLA の存在によって分解が加速されることがわかった.熱分解生成物の定性・定量結果によると燃焼に主として寄与する化合物は PC 由来ではビスフェノール A,PLA 由来ではアセトアルデヒドであり,PC と PLA の組成の変化に比例して分解生成物の組成が変化することがわかった.以上の結果と垂直燃焼実験の観測から,PC/PLA アロイの燃焼においては PC が PLA を立体的に保持する効果(ケージ効果)により,燃焼性が増大することが明らかになった.
  • 水野 孝志郎, 山下 武彦, 渡邉 佑典, 上野
    智永
    , 石川 朝之, 武田 邦彦
    高分子論文集
    2008年 65 巻 2 号 164-170
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/02/22
    ジャーナル フリー
    ポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP),ポリブテン(PB)の 3 種のポリオレフィンおよびポリスチレン(PS)の燃焼炎の位置と熱分解生成物の関係について燃焼状態観察ならびに熱分解生成物の分析とそれら相互の関係から研究を行った.垂直燃焼の場合,燃焼時の炎は PE で下方に移動し,PS では上方に移動した.PP と PB は PE と PS の中間の状態であった.熱分解の状態と生成物分布を測定したところ,PE では低分子量に特徴的な分解生成物が観測されたが,全体としては高分子量の生成物が多かった.これに対して PS では熱分解生成物の種類が限定され,沸点が 170℃ である単量体がモル比で 0.73,燃焼熱の割合で 54%を占めていた.燃焼熱加重平均沸点(CHWABP)と垂直燃焼の炎の位置の関係を求めたところ,上限平均位置は燃焼熱加重平均沸点に比例しており,下限平均位置は PE と PS に明確な差が見られた.炎の位置と高分子材料を使用した場合の火災に対しての安全性は密接に関係し,熱分解生成物の分布によってより安全な設計が可能になると考えられた.
  • 上野
    智永
    , 水野 孝志郎, 木下 英司, 石川 朝之, 武田 邦彦
    高分子論文集
    2007年 64 巻 9 号 583-589
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/10/06
    ジャーナル フリー
    ポリエステルの一種であるポリエチレンナフタレート(PEN)の熱分解生成物の整理を行い,熱分解経路を解析した.PEN の熱重量減少挙動はポリエチレン(PE)とほぼ同程度の温度で重量減少し,ポリエチレンテレフタレート(PET)よりも高温側に重量減少曲線が見られた.残渣の生成量はポリカーボネート(PC),ポリフェニレンエーテル(PPE)と同程度であった.熱分解生成物は二酸化炭素,アセトアルデヒドなどの低沸点物とナフタレン環をもつモノエステルやジエステルが観測された.気相の分解生成物と残渣の元素分析の結果から得られた個別の分解生成物を構成する元素の合計と,PEN の化学構造から計算される元素比は炭素を基準にして水素と酸素で 4%少ないが,定量精度は分解経路の解析に資するのに問題はなかった.残渣の元素分析結果から PEN の残渣の炭化の程度は PC に類似し PPE より炭化が進んでいないと推定された.分解経路はエステル結合の間のエチレン鎖が擬似的な六員環中間体を形成し,アセトアルデヒドと一酸化炭素を生じる反応が考えられ,残渣はラジカルをもったナフタレン環が別のナフタレン環と反応して結合することで生じたと推定された.
  • 山下 武彦, 水野 孝志郎, 上野
    智永
    , 石川 朝之, 武田 邦彦
    高分子論文集
    2008年 65 巻 4 号 288-294
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/23
    ジャーナル フリー
    ポリ乳酸(PLA; Polylactic acid)の燃焼抑制について,金属酸化物を添加した際の熱分解との関係から検討を行った.その結果,数種の金属酸化物を添加した試料において燃焼が抑制される結果が得られた.燃焼時に溶融して落ちたDripの分子量を解析したところ,燃焼したNeatのMw 10000程度に比してMw 20000程度と分子量は大きかった.この結果から,揮発ガス成分となるような低分子量の生成物を生成することなく,高分子鎖が切断されてMwが低下したため,燃えないで垂れるのみのPLAになったと考えられる.熱重量分析の結果がほとんど変化しないものが燃えないということが見られた.それに対して,激しく分解を促進することが知られている触媒を添加した場合は熱重量曲線が低温に移動し,燃焼が激しくなって炎が上方へ大きく成長した.このことから,触媒による燃焼抑制においては,1)重量減少温度をあまり激しく低下させることなく,2)高分子の主鎖のみを選択的に切断し低分子量の可燃性ガス成分を出さない触媒を添加すること,により燃焼抑制が期待できることが得られた.
  • 梶屋 貴史, 上野
    智永
    , 水野 孝志郎, 石川 朝之, 武田 邦彦
    高分子論文集
    2007年 64 巻 2 号 102-107
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    微量な超強酸塩(パーフロロブタンスルホン酸カリウム(FBS))を添加したポリカーボネート(PC)の熱分解と燃焼挙動について検討を行った.100 ppm から 10000 ppm という微量な添加物の影響を見ることから特に再現性に留意して実験を行った.その結果,100 ppm 程度の FBS の添加によって PC の燃焼が抑制され,UL 垂直燃焼実験において再現性よく 5 s 以内で自己消炎することが明らかになった.FBS と類似のパーフロロメタンスルホン酸カリウム(FMS)でも効果が見られた.また熱重量分析を行ったところ FBS を添加することによって 5%および 50%重量減少温度が低下し,700℃ における熱分解残渣の減少が見られた.微量添加の影響,重量減少温度の低下,および熱分解残渣の減少が難燃性に寄与するという従来の知見と異なる結果が得られた.
  • 中島 江梨香, 上野
    智永
    , 行本 正雄, 武田 邦彦
    高分子論文集
    2011年 68 巻 7 号 464-472
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/07/27
    ジャーナル フリー
    ポリカーボネート(PC)にリン系化合物,超強酸触媒,酸化亜鉛を添加し,垂直燃焼試験を行った.リン系化合物においては,10 部程度の添加量で燃焼抑制効果があり,超強酸触媒と酸化亜鉛では,少量の添加で著しい燃焼抑制効果があり,燃焼後の試料表面に滑らかな薄い炭化膜が形成された.一般的に,リン系化合物を添加すると PC-neat よりも熱重量減少温度が上昇し,燃焼が抑制されるといわれている.しかし,熱重量減少試験において,超強酸触媒,酸化亜鉛を加えた試料は,PC-neat よりも熱重量減少温度が低下し,炭化物残渣の量が低下した.無機多孔性ガラスの分野では,温度上昇過程において,早い段階で分相する場合,スピノーダル的に分相することが知られており,本研究でも,超強酸触媒,酸化亜鉛が触媒的に作用し,溶融するポリマーが早い段階で分相するため,表面に滑らかな炭化薄膜を形成し燃焼を抑制した.以上のことからポリカーボネートに触媒を添加した場合,粒状に炭化物ができる場合と層状にできる場合があり,層状にできた場合は,熱分解温度が低くなり炭化物残渣の量が少なく,燃焼がより抑制されることがわかった.
  • 線内濃度分布解析とそれに基づく古典毛筆作品鑑定
    多田 幸生, 杉浦 義宏
    システム制御情報学会論文誌
    2002年 15 巻 10 号 553-558
    発行日: 2002/10/15
    公開日: 2011/10/13
    ジャーナル フリー
    “Rinbo” and “Toumo” are techniques of calligraphy. “Rinbo” is a technique of penmanship in which a copy is made by putting the original on the side of a writer. “Toumo” is a kind of techniques for reproduction which is supposed as a tracing technique in which a copy is produced by putting the original under a paper. Connoisseurs have distinguished autographs from copies depending on their experience, knowledge and subjective sence. We deal with three ancient works written by writing brush in China, “Shinsousenjimon”, “Souranjo” and “Chinbimei shinshiken shikoudaiji” as the subjects of this study. It has been supposed that “Shinsousenjimon” was written by “Toumo” However, Prof. Uozumi who is an experienced calligraphist hypothesizes that “Shinsousenjimon” is an autograph or a work by “Rinbo”. It is no doubt from past literatures that “Souranjo” was written by “Toumo” and that “Chinbimei shinshiken shikoudaiji” is an autograph. We examine the density distribution of characters in these images. First, we perform multistage binalization of characters in order to compare overall density distribution in respective characters. Next, we measure the distances between most dark lines and geometrical central lines in several straight parts of characters. Lastly, we compare the density between symmetrical points in several lines of characters. As the result of these analyses, we found that “Shinsousenjimon” has characteristics in more common with those of “Chinbimei shinshiken shikoudaiji” than those of “Souranjo”.
  • 大庭 脩
    書学書道史研究
    1998年 1998 巻 8 号 3-27
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
  • *持田 喬太, 田原 功, 吉田 貴史, 田畑
    智永
    全国会議(水道研究発表会)講演集
    2019年 2019 巻 5-45
    発行日: 2019年
    公開日: 2021/05/01
    会議録・要旨集 フリー
  • *稗田 純子, 上野
    智永
    , 齋藤 永宏
    表面科学学術講演会要旨集
    2017年 37 巻 1Bp12
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/08/17
    会議録・要旨集 フリー
    ソリューションプラズマを用いた金属ナノ粒子や燃料電池用カーボン触媒の合成について紹介する
  • 武田 邦彦
    エレクトロニクス実装学会誌
    2007年 10 巻 2 号 112-115
    発行日: 2007/03/01
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 長谷川 昌弘
    印度學佛教學研究
    1998年 47 巻 1 号 19-23
    発行日: 1998/12/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • *榊原
    智永
    東海北陸理学療法学術大会誌
    2007年 23 巻 C011
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/11/02
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
     今回、退院後の生活において復職、洗濯などの家庭内役割、釣りなどの趣味の継続のために早期実用歩行獲得が必須である症例に出会い、ICFで生活機能を整理し、「目標指向的アプローチ」において家庭内役割獲得可能となったためここに報告する。
    【入院時評価 H18.9.15】
     H18.8.25に左視床出血を呈しH18.9.15に当院に入院した62歳男性。病前は妻と2人暮らし(本人・妻共に有職)。家庭内役割は家事や買物。趣味は温泉や釣り。交通手段は車を使用。参加は対人関係として他患・家族へ助言や情報交換を行う。活動は病棟内を車いすで移動し排泄・更衣(下衣)・入浴に中等度介助を要する。歩行は、サイドケインとSHBを使用し中等度介助。心身機能は上田12段階グレードより右上肢5、右手指3、右下肢5。感覚は中等度鈍麻。MMTは左上下肢・体幹共に4。右肩関節に可動域制限有り。注意障害有り。IQ 89。
    【主目標】
     2月中に自宅へ退院し、自宅内は独歩(裸足)で移動し、家事を継続。さらに病前行っていた趣味の継続。移動手段として車の運転獲得し買物・通院の継続や復職。
    【副目標】
     自宅内は独歩(裸足)でADL自立。屋外はT字杖とSLBを使用し自立。また、家事(掃除・洗濯・ペットの世話)や趣味(釣り・銭湯)において環境限定型自立。
    【アプローチ】
     早期から復職・家事・趣味活動を想定した活動向上訓練を中心に実施する。その上で活動に関連した優先性の高い機能訓練、立位でのリーチ動作や荷物持ち歩行といった複合・基本動作訓練中心に実施する。また、早期から安定した杖や装具を使用し、実用歩行・ADL自立を目指す。
    【退院時評価 H19.2.7】
     参加は再就職について上司と協議中。対人関係では他患や家族、友人・会社の同僚への助言や情報交換を行う。外泊時に家事、留守番を行う。活動は自宅内T字杖裸足歩行または裸足伝い歩きにてADL自立。屋外はT字杖とSLB歩行にて自立。家事(掃除・洗濯・ペットの世話)は環境限定型自立。趣味は非実施。心身機能は上田12段階グレードより右上肢8、右手指5、右下肢8。感覚は軽等度鈍麻。MMTは上下肢・体幹5。右肩関節に可動域制限有。高次脳機能は特に問題なし。
    【考察】
     ICFを用いて複雑な生活機能を整理し、具体的な目標を立て、アプローチを実施することで各職種や本人・家族が退院生活を具体的に把握することが可能となった。そのため、入院初期から家庭内役割、仕事や釣りなどの趣味といった動作練習や看護師・家族との自己訓練や外泊訓練の導入による協業により、退院時において家庭内役割を持った活発な生活が可能となった。また、早期から安定した杖や装具を使用することで早期実用歩行・ADL自立が可能となり本人・家族の自立欲求が高まった。こうしたICFによって障害構造を捉えることで計画的かつ多面的なアプローチが可能となった。また、早期社会参加獲得のために歩行中心の活動へ直接アプローチすることで機能障害が残存していても家庭内役割の継続や実用歩行・ADL自立といった参加・活動の向上が図られ、生活機能全般の向上が可能となったと考えられる。
  • 細川
    智永
    電気泳動
    2015年 59 巻 2 号 76-78
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/10/15
    ジャーナル フリー
  • 新井 剛, 上野
    智永
    , 梶屋 貴史, 石川 朝之, 武田 邦彦
    高分子論文集
    2007年 64 巻 6 号 380-386
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/10/01
    ジャーナル フリー
    ポリアミド 66(PA66)に塩化第二銅・二水和物を微量添加して,耐熱性の変化を観測するとともに高分子構造についての研究を行った.その結果,銅を 35 ppm 以上添加すると熱安定性に変化が見られたが,濃度と安定性には強い比例関係は見られなかった.分子量は銅を添加しても低下するが,その程度は小さかった.吸水性は銅の添加によって増大した.赤外分光分析と NMR の測定では構造的に変化が見られた.熱を加えることによって主鎖の開裂が見られ,開裂の程度は銅によって抑制される.銅が親水性基を有する PA66 中に均一に分散したとして,銅 1 原子が占有する体積に銅原子が半分拡散する時間が 2~200 μs 程度と短いことによる,アミド結合周辺の安定化効果と高分子鎖全体に及ぼす立体構造の変化が原因の一つになっていると考えられる.
  • ―『割印帳』と『開板御願書扣』を通して―
    史 清晨
    書学書道史研究
    2020年 2020 巻 30 号 95-110,157
    発行日: 2020/10/31
    公開日: 2021/03/16
    ジャーナル フリー

      The text of Senjimon is said to have a close relevance with calligraphy textbooks. Also, it is one of the important books imported into Japan in ancient times. There are copies of Senjimon that were published during the Muromachi period that were used as prototypes of calligraphy textbooks. During the Edo period, publication of Senjimon expanded on a wave of prosperity in the printing industry. The research results of publication records based on two publication catalogs in the mid-Edo period, Wariincho and Kaihan Onnegai Kakihikae, brought some macroscopic views on the issue. The analytical data based on Wariincho records indicate that the number of Senjimon-related books published in Japan during the Kyoho and Bunka eras totals 108, which represents around 1.41 percent of all the books and around 12.26 percent of all the calligraphy textbooks listed in the catalog. On the other hand, the analytical data based on Kaihan Onnegai Kakihikae record show that the number of Senjimonrelated books published in Osaka, which totals 50, represents around 1.04 percent of all the books and around 16.13 percent of all the calligraphy textbooks listed in the catalog. These Senjimon-related books include various versions of Senjimon other than Shūkei Senjimon. They can be classified by their functions in those intended for calligraphy, reading, both for calligraphy and reading, and calligraphic dictionaries. When the nationalities of the source books are focused upon, the two catalogs show similar results: 24 percent or 22 percent are of Chinese origin, and 76 percent or 78 percent are of Japanese origin. The two catalogs show similarity in terms of the number of Senjimon published, their functions, and the countries of origin of their source books. Although the volume of existing materials on publication is not sufficient enough, results of similar research will show an overview of the publishing situations regarding Senjimon, which can be also utilized as fundamental research on bokujōs of Senjimon itself.

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