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クエリ検索: "有村治子"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • ─高校副教材「妊娠のしやすさ」グラフをめぐり可視化されたこと
    田中 重人
    学術の動向
    2017年 22 巻 8 号 8_18-8_23
    発行日: 2017/08/01
    公開日: 2017/12/09
    ジャーナル フリー
  • 「若い時期での妊娠・出産」奨励と、歯止めとなっていない男女共同参画
    斉藤 正美
    女性学年報
    2020年 41 巻 3-22
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/12/19
    ジャーナル オープンアクセス
    本稿の目的は、「ライフプラン(ライフデザイン)教育」とはどのような内容や取組なのか、特色ある取組を行っている都道府県、特に高知県及び富山県を中心に、行政担当者や学校関係者等への聴き取り調査を行い、明らかになった現状と課題を指摘することにある。さらに取組が全国に浸透している要因の考察も行う。「ライフプラン教育」とは、国の少子化対策の交付金等により結婚を支援する「婚活政策」の一環で、地方自治体が中学・高校・大学生や市民に人生設計を考えさせ、若い時期での結婚や妊娠を増やそうとする取組である。
     聴き取り調査の結果、ライフプラン教育には、婚活企業の関係者や国の少子化対策等の審議会委員等、婚活や婚活政策の利害関係者が関与していること、また取組内容は、早いうちの結婚や妊娠を奨励し、LGBTや独身、子どものいない生き方、ひとり親など、多様性の確保に課題があることが判明した。共働きの家事・育児を自己責任で解決するよう、モデル家族に「三世代同居」を提示するなど、性別役割分業と自助努力が強調されていることも特徴であった。
     こうした課題を持つライフプラン教育だが、全国の自治体に浸透し、継続され続けている。その要因としては、「優良事例の横展開」という交付金のあり方に加え、男女共同参画との連携が交付金の採択要件とされたものの、2000年代前半の右派や自民党によるバッシングにより男女共同参画が後退し、歯止めとして機能しなくなっていたことが浮き彫りになった。さらに少子化対策として整備された少子化社会対策基本法、次世代育成支援対策推進法が、妊娠・出産や家族の役割を強調する法律であったことも影響していた。
     本稿は、2000年代以降の男女共同参画政策の変遷を踏まえ、地方自治体におけるライフプラン教育の取組に関する現状と課題を提示するもので、少子化問題の解決策と個人の自由意志による生き方の尊重が相反しないあり方の検討に資するといえよう。
  • 南部 初世
    教育学研究
    2006年 73 巻 3 号 230-256
    発行日: 2006/09/29
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー
    今日、社会はめまぐるしく変化しており、それは年々加速しているように思われる。2004・05年も教育に関わって様々な動きがあった。それらを的確に整理し、時代を読み解く「素材」を提供するのが本稿に課せられた課題であると認識している。単なる事実の羅列ではなく、時代の流れが読み取れるようなものを書きたいという思いはあったが、力量も紙幅も限られた中で、こうした課題にどこまで迫りえたのか、甚だ心許ない状況である。本稿は、『内外教育』(時事通信社)、『週刊教育資料』・『日本教育新聞』(日本教育新聞社)、『季刊教育法』(エイデル研究所)、各社新聞等に掲載された記事、文部科学省をはじめとする諸機関のウェッブサイトを基に作成した。筆者の関心によって論点の採り上げ方や記述に濃淡があるということを予めお断りしておきたい。
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