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クエリ検索: "有田二郎"
34件中 1-20の結果を表示しています
  • 有田 二郎, 森川 建基, 伊東 建, 秋山 直枝, 瀬川 孝昭, 千葉 博胤, 前川 喜平
    脳と発達
    1998年 30 巻 2 号 159-161
    発行日: 1998/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    Nonconvulsive status epilepticusを呈した乳児重症ミオクロニーてんかん (SMEI) 近似の2歳男児を経験した.
    患児は6カ月から発熱時あるいは入浴時に全身強直間代けいれんまたは片側間代性けいれんを頻回に繰り返した. 2歳になってからは無熱性の部分発作も起こすようになったがミオクロニー発作や退行は認められていない.
    2歳3カ月時, erratlc myoclonusを伴う欠神様の重延状態を呈し, 発作時脳波よりatypical absense status epilepticusと診断された. Obtundation status (Dravet) と酷似していた.
  • 有田 二郎, 富川 盛光, 松島 宏, 衛藤 義勝, 森川 建基
    脳と発達
    2003年 35 巻 3 号 239-242
    発行日: 2003/05/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    13歳から16歳まで1年ごとにくり返したMollaret髄膜炎16歳男児を経験した.本症例は発熱, 全身強直間代発作, 昏睡と不穏が交代性に出現する意識障害で発症した.髄液検査では急性期に軽度の髄液細胞数増多, 蛋白上昇, IL-6の上昇を認め, 脳波では16Hzのびまん性律動性速波を認めた.本疾患の脳波で律動性速波の報告は本例が初めてであり, 脳幹をも含む大脳の広汎性一過性の機能異常が推測された.
  • 有田 二郎, 松島 宏, 衛藤 義勝, 森川 建基
    脳と発達
    2001年 33 巻 6 号 533-536
    発行日: 2001/11/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    Lennox-Gastaut症候群 (以下LGS) を呈したbandheterotopia (以下BH) 男性例を経験した. 生後5カ月から発熱に伴う全身強直間代発作が出現した. 乳児期以降発達の遅れが認められ小学校入学後知能障害が明らかとなった. 7歳時に失立発作, 睡眠時の強直発作が出現し, 8歳から非定型欠神発作, ミオクロニー発作が加わった. 抗てんかん薬に反応せず20歳時に初めてMRI検査が行われ, 後方優位のBHと診断された. 発作および脳波はLGSと合致し, さらに後方優位の高振幅鋭波を認めた. BHの男性例はまれであり, さらにLGSを呈した男性例の詳細な報告は本例が初めてである.
  • 非定型欠神発作と夜間の部分けいれん発作の合併
    有田 二郎, 前川 喜平, 松島 宏, 衛藤 義勝, 原田 徹, 羽野 寛, 森川 建基
    脳と発達
    2000年 32 巻 4 号 312-317
    発行日: 2000/07/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    先天性脱毛症と精神遅滞を伴ったてんかんの1例を経験した. 出生時には全身が無毛で2歳以降になって徐々に薄く生えてきた.幼児期に明らかな遅れは認められなかったが, 小学校入学後 (6歳) に精神遅滞が明らかになった. 4歳時に夜間の部分けいれん発作が出現, 6歳から非定型欠神発作がみられた. 覚醒時発作間欠期脳波では中心・側頭領域に徐波を伴う棘波がみられた. 睡眠時には全般化した棘徐波が著しく増強し, 持続的な出現もみられた. 覚醒時の非定型欠神発作時脳波は全般性棘徐波複合であった.皮膚生検では毛包・皮脂腺が未熟で数が減少していた. このような疾患はectodermal dysplasiaと関連があるのか今後の症例の蓄積が必要である.
  • 有田 二郎, 梶田 俊行, 作田 亮一, 埜中 征哉
    脳と発達
    1994年 26 巻 5 号 423-427
    発行日: 1994/09/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    Lowe症候群では筋緊張低下がほぼ全例に認められ, また高頻度に筋力低下を伴うことが報告されている.しかし, 筋症状に関する病態については一定の見解を得ていない.
    今回, 22歳と14歳のLowe症候群の生検筋組織を検索する機会を得たので報告した.
    全てのタイプの筋線維が著明に細く, 正常人の約1/3で, 前者ではタイプ1線維の平均径17.0μm, 2A18.1μm, 2B16.8μm, 後者でタイプ1線維19.5μm, 2A21.3μm, 2B21.0μmであった.しかし, 両者とも群萎縮等の神経原性変化は認められず, 中心核, タイプ2C線維の増加, 筋線維タイプの優位や選択的萎縮等もみられなかった.全ての筋線維タイプが小径であることより廃用性萎縮の可能性も否定された.以上より, 何らかの先天的要因による筋線維の成熟障害が示唆された.
  • 関東地方会
    脳と発達
    1996年 28 巻 5 号 460-465
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 関東地方会
    脳と発達
    2002年 34 巻 5 号 449-454
    発行日: 2002/09/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 関東地方会, 北陸地方会
    脳と発達
    2001年 33 巻 4 号 367-373
    発行日: 2001/07/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 奥野 毅彦, 今井 剛, 室井 純子, 依藤 亨, 清水 健, 高橋 泰生, 奥野 武彦
    脳と発達
    1995年 27 巻 5 号 388-394
    発行日: 1995/09/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    てんかんを主訴とし軽度の発達遅滞を伴った左側内頸動脈欠損の1例を報告した. MRIで, 海綿静脈洞部の内頸動脈flow void像が左側で描出されず, MR angiographyとdigitalsubtraction angiographyでも左内頸動脈は描出されなかった. 頭蓋底CT (thin slice, axial) で左頸動脈管の低形成が示された. 発作時脳波と発作後の99mTc-HMPAO SPECTからはてんかんの焦点は内頸動脈欠損と対側の右側が示唆された.
  • 後藤 めぐみ, 鈴木 保宏, 加藤 智美, 二木 康之
    脳と発達
    1999年 31 巻 4 号 323-328
    発行日: 1999/07/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    症候性West症候群の初発例 (19例) を対象にsingle photon emission computed tomography (SPECT) 検査を行い, 発作間欠期の脳血流を評価した.SPECT所見により,(1) 正常 (A群, 7例),(2) CT/MRI上の病変部位に一致して脳血流異常を認めるもの (B群, 6例),(3) CT/MRI上の病変部位とは一致しない脳血流異常を認めるもの (C群, 6例) の3群に分類し, 各群の臨床像および予後を比較検討した.臨床像 (男女比, 発症年齢, 先行発作の有無, 発症時の発達の遅れ/神経学的異常, 脳波所見) は3群間に有意な差は認めなかった.初期治療 (ビタミンB6大量療法→ 抗てんかん薬療法→ACTH療法) の有効性はB群 (6例中4例), C群 (6例中5例) に比べ, A群 (7例中2例) で最も低かった (統計学的に有意差なし).短期予後 (平均追跡期間, 2年8カ月) に関しても発達, 発作ともにA群で最も予後不良であった (統計学的に有意差なし).症候性West症候群において, 初発時の発作間欠期SPECT所見が正常であることはむしろ予後不良の指標と考えられた.
  • 前田 剛, 岸本 広志, 小川 惠弘, 牧山 康秀, 西本 博
    脳神経外科ジャーナル
    1996年 5 巻 4 号 286-290
    発行日: 1996/07/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    cranial fasciitis of childhoodの1例を経験したので報告した.生後7カ目児に右側頭部の小腫瘤として発見され,その後2カ目の間に増大した.来院時には径2cm,弾性硬,非可動性で皮膚異常はない.頭蓋単純写で同部に円形の透亮像を認め,手術では骨膜より頭蓋骨内板に至る乳白色の腫瘤を認め摘出した.組織学的には,粘液状基質を背景に,線維芽細胞様の紡錘形細胞が束状もしくは花むしろ状を示す部分を認め,細胞間には炎症細胞浸潤を認めた.本疾患は年少児に多くみられ,術前の鑑別診断は困難であるが,摘出により予後は良好である.
  • 島田 誠一
    脳と発達
    1996年 28 巻 3 号 206-210
    発行日: 1996/05/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    在宅人工換気療法は人工呼吸器を装着している児が自分の家で家族とともにすごすことを可能とした.我々は12症例で200回以上の在宅人工換気療法 (外出・外泊を含む) を経験し, 3症例はほぼ完全在宅ができている.家族へのアンケート調査でも, 在宅について多くの良い結果を得た.これらの経験を通して, 家族への指導・教育とその評価により, 家族のみのケアによる在宅人工換気療法は十分に可能であった.在宅に伴う種々の問題点 (医療, 保険, 福祉, 看護, 教育, システムなど) があるが,“児のQOL” や “児の最善の利益” という観点から解決を図る必要がある.今後の小児医療の中で在宅人工換気療法はますます重要になると考えられる.
  • 安田 寛二, 近藤 富雄, 平泉 泰久, 藤井 秀比古, 山崎 松孝
    脳と発達
    1995年 27 巻 3 号 239-244
    発行日: 1995/05/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    日間の高熱の後, 幼児化, 強迫神経症的な精神症状を経て, 右半身のけいれん重積を起こし, 次いで年余にわたる舞踏病様の不随意運動を主症状とした5歳男児例を報告した. 臨床経過はリウマチ熱による小舞踏病に類似していたが, 血液検査などから否定され, 何らかのウイルスに起因した限局性脳炎が疑われた. 頭部CTスキャン, MRIで左側優位の両側尾状核と被殻病巣が認められた.不随意運動の治療にhaloperidol, 副腎皮質ホルモンを試み, 一時的ではあったが効果が認められた. 本症例は小舞踏病と類似の病態生理が推定され, 小舞踏病について指摘されている長期予後についての検討が, 本症例でも必要と思われた.
  • 潜伏期をもたない群の位置づけ
    奈良 隆寛, 浜野 晋一郎, 野崎 秀次, 田中 佳子, 清水 正樹, 野田 洋子, 厚川 清美, 有田 二郎, 堀田 秀樹, 前川 喜平
    脳と発達
    2000年 32 巻 3 号 261-267
    発行日: 2000/05/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    例の急性脳炎 (60例)・脳症 (10例) のてんかんの発症について検討した.23例がてんかんに移行した.23例中18例は脳炎発症から平均7カ月間の期間をおいて (潜伏期あり) てんかんを発症した.また, 23例中5例は急性期からそのままてんかんに移行 (潜伏期なし) した症例がみられた.潜伏期を経ててんかんを発症した症例の中では, 髄液のneuron-specific enolase (NSE) 活性が高い症例はてんかんが難治で, てんかんを惹起する病理に神経組織の崩壊が関与することが示唆された.一方, 潜伏期なしでてんかんに移行した症例は急性期の発作の回数が多く, てんかんは難治性であったが, 髄液のNSE活性は正常であった.この一群は, 潜伏期を経ててんかんを発症する症例とは別の機序で, てんかん原性焦点の活動が増強されたものと考えられた.
  • 関東地方会
    脳と発達
    1996年 28 巻 2 号 173-177
    発行日: 1996/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 酒井 有沙, 伊藤 みゆき, 岩重 春伽, 平川 景子, 塚脇 香苗, 宮下 直也, 砂田 勝久
    日本障害者歯科学会雑誌
    2018年 39 巻 2 号 143-147
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/10/31
    ジャーナル フリー

    Lennox-Gastaut症候群(LGS)は,難治性のてんかん発作,精神遅滞を主徴とする疾患である.麻酔管理上の問題点として,てんかん発作の予防および麻酔薬と内服薬との相互作用に注意することが挙げられる.今回,LGS患者をプロポフォールのみで管理したので報告する.患者は,43歳女性.2歳時にLGSと診断され,カルバマゼピン,クロバザム,トピラマート,ルフィナミドが処方されている.開口保持困難のため,静脈内鎮静法下での治療を計画した.

    初回麻酔前に小発作があり,導入前より傾眠傾向であった.静脈路確保後,プロポフォール20mgを投与しBIS値が60~70を示すように4mg/kg/hで維持した.術中,血圧変動や呼吸抑制は認められなかった.2回目の麻酔導入前は覚醒しており,プロポフォール50mg投与後にBIS値が40~60を示すように2~6mg/kg/hで維持した.2回ともてんかん発作は認められなかった.

    ベンゾジアゼピン(BZ)はてんかん発作の予防に有効であり,本症例でもクロバザムを内服していた.フルマゼニルは,BZと競合的に拮抗する.したがって本症例にフルマゼニルを投与するとクロバザムの作用が減弱し発作を引き起こす可能性が考えられる.そこでBZの投与は避け,半減期の短いプロポフォールのみで管理した.またBISモニタは鎮静状態を把握でき脳波を連続でモニタするため,コミュニケーション困難を伴うてんかん患者の麻酔管理にも有用であった.

  • 関東地方会, 北陸地方会
    脳と発達
    2001年 33 巻 2 号 191-197
    発行日: 2001/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 関東地方会, 東海地方会
    脳と発達
    2002年 34 巻 4 号 366-372
    発行日: 2002/07/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 関東地方会
    脳と発達
    1995年 27 巻 4 号 335-341
    発行日: 1995/07/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 矢野 友規, 橋本 裕輔, 依田 雄介
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2022年 64 巻 3 号 229-238
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/03/22
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    光線力学療法(PDT:photodynamic therapy)は,腫瘍親和性光感受性物質(PS:photosensitizer)とPSの吸収波長に特化した励起レーザーを用いたがんに対する治療方法である.第1世代PSを用いたPDTは,1990年代に早期胃がん,表在性食道がんに対する治療として薬事承認されたが,4-6週間の遮光期間が必要なこと,ESDの開発によって活躍の場を失った.欧米では,バレット食道に対するアブレーション治療,進行食道がんや胆道がんの症状緩和目的治療として良好な治療成績の報告があるが,現在では薬剤を用いないラジオ波アブレーションなどの治療が主流である.近年開発された,遮光期間が短く日光過敏症が少なくなった第2世代PSを用いたPDTは,放射線治療後遺残再発食道がんに対する開発が進み,医師主導治験の良好な治療成績によって,2015年に薬事承認が得られた.第2世代PDTは少しずつ普及が進んでいるが,消化器がんでは再発食道がんにしか承認されておらず,対象となる症例は少ない.今後,PDTが消化器がんの治療において,その適応を拡大しさらに普及するためには解決すべき課題も多い.

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