図書館には莫大な知識資源が収蔵されており、人々に知識を吸収する環境を提供している。人々がこの知識の海から自分の必要な情報を見つけようとする時は、その過程が効率的であることを期待する。そのため図書館内の案内標示は格別に重要である。 当研究は台北科技大学図書館を調査場所として、読者が
本棚
エリアに入った時に本探し行為を分析する。一冊の英文図書を探すことを目標として、14名の本探し過程を分析した。 実験により、被験者が書籍番号を利用して本を探す比率は、書籍名を利用するより遥かに高く、且つほとんどの被験者が目標図書のあり方を直接見つけられない。目標図書の位置が
本棚
の比較的低い位置にあっても、非試験者たちの視線は
本棚
の上層部に集中する。非試験者の視覚移動経路は横向きよりも縦向きが多く、上から下に向かって探す習慣がある。 当研究より、
本棚横の書籍番号札は図書位置が本棚
のどちら側にあるかを明確に標示し、次の
本棚
の書籍検索番号範囲を提示するべきであると提案する。できるだけ直立
本棚
を単位とし、大多数読者の視線の高さに指示標示を設置し、読者に図書保管順序をより分かりやすくさせ、検索効率を引き上げるべきである。
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