東名高速道路
においては, 鋼橋の鉄筋コンクリート床版の損傷にいちじるしいものがあるが, ますます増加する交通量のなかでの補修工法・工事方法については, 工事中の交通阻害や品質の確保等に種々の問題点がある。このような工事環境のもとで, 鋼橋床版補修を効率的に行うため, 超速硬系セメントを用いた鋼繊維補強コンクリートによる, 床版増厚工法の大量・急速施工の試験を
東名高速道路
で実施した。本稿は, その概要を紹介するとともに, 施工後の品質やその効果について得られたデータを示し, 当工法を, 今後さらに効率的な損傷床版の補修工法として発展させるための問題点について言及するものである。
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