詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "枕飾り"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 髙野 惠子, 落合 利香
    甲子園短期大学紀要
    2012年 30 巻 47-53
    発行日: 2012/03/20
    公開日: 2020/02/29
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • イメージの中の死者たちの変容
    宮澤 淳滋
    箱庭療法学研究
    2023年 35 巻 3 号 15-27
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/07/31
    ジャーナル 認証あり

    現代に住む私たちは,かつての時代と比べ,死者とのつながりが希薄になっている。しかし個人的な水準では,現代においても,死者と濃密なつながりを持っている人はいるだろう。本論ではそうした死者とのつながりを持った女性が,面接の過程で死の世界を旅した事例を取り上げる。彼女は現実の世界の中で生きづらさを抱えながらも,自分を大伯母の生まれ変わりと感じていた。そして彼女は,夢の中で大伯母の生きた戦時中を生き直し,そこで彼女はさまざまな死者と出会う。それと同時に彼女は現実の世界でも,死者と関わる仕事を見つける。そして彼女は夢での経験を一つの物語にまとめ上げる。それは死の世界での体験を生の世界に持ち帰ったかのようでもあり,その後から彼女の症状は消失する。

  • ―沖縄浜比嘉島・平安座島を事例として―
    伊藤 ひろみ
    日本民俗学
    2022年 309 巻 95-112
    発行日: 2022/02/28
    公開日: 2023/08/02
    ジャーナル フリー

      This study reports the findings from my fieldwork on the gannenkisai ceremony and the coffin and grave tradition in the Hamahigajima and Henzajima Islands, Okinawa. It examines the prearranged grave and a traditional Ryukyu song (ryuka).

     

      The ryuka “Habitation in the material world is transient, the grave is the eternal dwelling place” is sung to celebrate the completion of grave construction. It notes that the grave is the eternal dwelling place, which demonstrates the great emphasis placed on graves in Okinawa.

     

      The fieldwork strongly suggests that the Okinawan grave culture is deeply related to the doctrine of filial piety in China, in which the practice of preparing a coffin during oneʼs lifetime is followed. Miyagi (1982) wrote that the filial piety doctrine places greater value on prearrangement of graves than building a house. Ueda (2007) argued that the fengshui theory found an analogy between the downward flow of water and parent-child energy flow, claiming this was the philosophical basis of filial piety.

     

      Gannenkisai is a ceremony that occurs only every 12 years to pray for coffins. As a portable shrine (placed on a coffin), gan is used to carry a deceased from his home to the graveyard. Literally, gan is a vehicle connecting the coffin with the grave.

     

      This study discusses the Okinawan tradition of prearranged graves, the relation between filial piety and graves, the great emphasis on graves, and the symbolic function of gan as a link between grave and coffin, with reference to previous studies.

  • 山形県最上町契約講の連合と再編のモノグラフ
    大場 あや
    宗教研究
    2021年 95 巻 1 号 75-99
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/30
    ジャーナル フリー

    本論は、地域社会における葬制が戦後どのようなプロセスを経て変容を遂げたのか、契約講と呼ばれる互助組織の連合と再編の過程を跡付けながら、変化の契機と力学を検討することを目的としている。本論で取り上げる山形県最上郡最上町の町場エリアには多数の契約講が林立し、火葬(野焼き)の遂行を支えていた。重油式火葬場の建設、霊柩自動車の導入を受け、契約講は労務的互助機能を放出していく。火葬場の建設は、組織再編に決定的なインパクトを与えたと同時に、契約講の連合組織が町行政との交渉の末に実現した成果でもあった。その背景には、町の財政状況に加え、戦後のまちづくりと新生活運動の機運を活用し、住民を取り込んでいった地域のリーダーたちの動きがあった。一方、葬儀社の参入による影響は副次的なものだった。専門業者の参入とパラレルに地域の互助組織が撤退し、相即的に葬制を変容させるのではなく、地域住民の主体性や合意形成こそが変化をもたらす最大の触媒となっていた。

  • 塩月 亮子
    日本橋学館大学紀要
    2008年 7 巻 49-65
    発行日: 2008/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル フリー
    本稿では、沖縄における死の変容を、火葬の普及、葬儀社の出現、葬儀時の僧侶への依頼という3つのファクターから考察することを試みた。その結果、沖縄では近代化が進むなか、特に1972年の本土復帰以降、火葬場が多数設置されて火葬が広まり、土葬や洗骨の風習が廃れていったこと、および、今ではその多くが入棺が済むとすぐ火葬場へ行き、そこに隣接する葬祭場で告別式をおこなうという順番に変わったことを明らかにした。また、葬儀社の出現が、葬儀の均一化・商品化、仏教との提携をもたらしたことを指摘した。さらに、このような変化は、伝統的に死の世界を扱い、憑依などを通して人々に生々しい死を提示してきた民間巫者であるユタと、それらの慣習を否定し、新たに死の領域に介入し始めた僧侶との深刻なコンフリクトを生じさせていることも示した。沖縄におけるこのような葬儀の本土化・近代化は、すべて生者の側からの利便性・効率性の追求、換言すれば、死者や死の世界の軽視にほかならない。そのため、沖縄でも、これまでみられた生者と死者の密接な関係が失われ、今後は日本本土と同様、死の隠蔽・拒否が強まるのではないかということを論じた。
feedback
Top