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クエリ検索: "森公美子"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 大貫 裕二
    社会・経済システム
    2021年 40 巻 83-94
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2021/04/01
    ジャーナル フリー

      平成20年度(以下2008年とする。)国民健康・栄養調査の脂肪エネルギー比率は、前後年に比べて一時的な特異な低下が観察される。調査実施期間に流行していた「朝バナナダイエット」が影響を与えたことを示した。調査環境の予期せぬ事由に影響を受けたにも関わらず、検討が行われてこなかった事例の一つである。

      朝バナナダイエット提唱者1)の薦める方法をモデルとし実施率を推計した。推計結果は脂質摂取量を減らす一方でバナナを食べない者がいたことを示唆する。朝食欠食率にも影響が示唆される。

      テレビ報道によるダイエットブームが定量的な栄養調査で把握された事例として、調査機関による個票を用いた再分析が期待される。統計家の行動基準にのっとり、調査実施者の説明責任について論じた。

  • 玉置 了
    流通研究
    2014年 16 巻 3 号 25-48
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/07/29
    ジャーナル フリー
     本稿は,倫理的製品の購買行動を消費によるアイデンティティ形成意識と倹約志向・特売志向という 2 つの節約意識の視点からとらえ,質問紙調査と購買履歴データを用いた分析を行った。まず,既存研究のレビューにより倫理的製品の購買に対して消費者のアイデンティティ形成意識と倹約志向がその促進要因となり,特売志向はその抑制要因となるという仮説を設定した。次に農産物を対象とし,これらの仮説検証を試みた。その結果,自己イメージと所有物の一貫性及びブランド価値の自己への投影を通じた消費によるアイデンティティ形成意識が倫理的農産物の購買に対する促進要因となることが明らかになった。一方で,節約意識の視点からは,自律的消費による倹約志向はその促進要因にはならず,特売志向と貯蓄のための消費抑制による倹約志向が倫理的農産物の抑制要因となることが明らかになった。
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