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クエリ検索: "槇佐知子"
21件中 1-20の結果を表示しています
  • 加我 君孝
    Otology Japan
    2018年 28 巻 1 号 1-8
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/11/03
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  • 谷口 博志, 谷口 授, 伊佐治 景悠, 北小路 博司
    自律神経
    2019年 56 巻 3 号 139-145
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/27
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    本稿では,勃起障害(ED)に対する中髎穴(第3後仙骨孔周辺)への鍼刺激による有効性,作用機序に関する我々の知見について紹介する.臨床において,多種多様なED患者に対して中髎穴への刺鍼は26例中15例で改善することを確認し,PDE5阻害剤が無効な糖尿病性ED患者においても,一定の効果を示すことができている.作用機序について,我々は麻酔下ラットの陰茎海綿体内圧を勃起機能の指標として検討し,上位中枢を介した体性-自律神経反射により調節されていることがわかっている.仙骨部への鍼刺激は,勃起が関わる上位中枢からの遠心路全てを賦活し作用すると考えられ,PDE5阻害剤の無効例等に対しても,鍼治療は有効な治療法となる可能性がある.

  • 櫻井 瑶子
    全日本鍼灸学会雑誌
    2019年 69 巻 1 号 86-87
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/03
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  • 友池 仁暢
    計測と制御
    2022年 61 巻 8 号 551-553
    発行日: 2022/08/10
    公開日: 2022/08/23
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  • 食物の作用
    山崎 民子
    帯広大谷短期大学紀要
    1998年 35 巻 37-48
    発行日: 1998/03/25
    公開日: 2017/06/16
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  • 池口 主弥, 有浦 由紀, 高垣 欣也, 石橋 千和, 稲永 亜紀子, 片山(須川) 洋子
    日本食物繊維学会誌
    2004年 8 巻 2 号 93-103
    発行日: 2004/12/31
    公開日: 2010/06/28
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     大麦若葉末による排便量の増加を定量的に把握できることを目的に、対象者8名を用いて糞便湿重量測定試験を実施した。また、大麦若葉末の腸内細菌叢に与える影響を調べるために、糞便内細菌叢を分析した。さらに糞便湿重量測定とあわせて糞便目安量を記録させることで実測値と目測値の間に相関関係があるかどうかを検討した。 試験は試験食品摂取期間7日間、対照食品摂取期間7日間のクロスオーバーとした。試験は2回行い、試験1では試験食品として1日あたり6.09(食物繊維として2.2g)の大麦若葉末を摂取させ、試験2では1日あたり10.09(食物繊維として3.69)の大麦若葉末を摂取させた。糞便内細菌叢の測定は試験1のみで実施した。 その結果、1日あたり6.0gの大麦若葉末摂取において糞便湿重量が増加傾向にあり、1日あたり10gの大麦若葉末摂取において糞便湿重量が有意に増加し、対象者全員で顕著な増加および増加傾向が認められた。 大麦若葉末の摂取によりバナナ状および半練り状の割合が増加し、便性状が改善する傾向にあった。糞便内細菌叢の測定において悪玉菌であるLecithinase(+)ClostridiumおよびLeczthinase(-)Clostridiumの検出率が低下した。 糞便湿重量と糞便目安量の間には有意に強い正の相関が認められたことから目測換算法による糞便目安量は実測の糞便湿重量を反映しているものと考えられる。 大麦若葉末を摂取することで腹痛が散見されたが、いずれも軽度~中度であり1~2日程度で回復した。その他胃腸症状の変化は認められなかった。 以上より、大麦若葉末は便通改善効果が高く、消化管に負担の少ない安全性の高い素材であると推測される。
  • 矢野 忠
    全日本鍼灸学会雑誌
    1996年 46 巻 2 号 91-95
    発行日: 1996/06/01
    公開日: 2011/05/30
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  • 大豆の加工食品 (豆腐) および発酵食品について
    秋永 紀子
    日本食生活学会誌
    2003年 13 巻 4 号 293-299
    発行日: 2003/03/31
    公開日: 2011/01/31
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    貴州省にはダイズの加工品であるトウフやナレズシなどの発酵食品があり, 日常的に食べられていた. そこで, 食文化から見た貴州省における伝統的な大豆の加工品および発酵食品について, 材料, 製法, 食べ方および分布等を調査した結果, 次のことが明らかとなった.
    1) トウフの製造過程で豆乳の抽出方法には, 貴州省のトウフ屋では, 一般に「生搾り」法で行われ, 凝固剤には主に石膏が使用されていた. 報京の同族の家庭では, 凝固剤に酸漿 (酸湯) が使用されていた.
    2) 貴州省には加塩発酵ダイズと無塩発酵ダイズの二種のナットウがあった. 無塩発酵ダイズであるナットウの分布は省都貴陽市や黔東南苗族・桐族自治州に見られた.
    3) 桐族や苗族はナレズシに使用する魚を脱水する方法として, 塩漬けおよび火に炙る方法を用い.漬け床として, 糯米に麹が使用され発酵させる方法と生の米粉 (糯米粉) を発酵させた「しとぎ」に漬ける方法があった. 報京の桐族の家庭では, 甕に「しとぎ」を入れ発酵させていた. この「しとぎ」は, 貴州省では日常的に調理して食べられていた.
    4) 少数民族は, 米のとぎ汁を発酵させた酸湯を常備し, トウフの凝固剤やスープおよび漬物の調味料として使用していた.
  • 中沢 良平
    全日本鍼灸学会雑誌
    2015年 65 巻 4 号 222-231
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/01/19
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  • 形井 秀一
    全日本鍼灸学会雑誌
    2012年 62 巻 1 号 12-28
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/07/05
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     鍼灸を含む東洋医学の発祥は、 おおよそ2000年前の黄河流域の中国文明にまで遡る。 東洋医学発祥の要因は、 都市文明が発達史、 国が統一される中で国民の健康を為政者が政策の対象にしなければならなかった背景が大きな理由ではないかと考える。
     鍼灸が日本に伝播されるのは、 6世紀半ばのことであり、 701年の大宝律令の制定以降明治7年の 「医制」 が公布されるまで鍼灸は国の医学の一翼を担い続けた。
     奈良・平安時代は中国の鍼灸を受け入れ、 学ぶことが中心であったが、 同時に、 日本鍼灸の萌芽が見え始めた時期でもあった。 そして、 鎌倉時代を経て、 室町時代~安土桃山時代は、 日本の独自性が育ち始め、 江戸期に特徴的に発展する。 また、 特筆すべきことは、 1543年にポルトガル船が種子島に漂着し、 その後、 スペインそしてオランダが、 日本の文化に影響を与えたことである。 この影響は、 もちろん、 日本鍼灸にも及んだ。
     江戸期には、 日本は緩やかな鎖国を行い、 中国、 朝鮮、 オランダとのみ交易をする政策をとった。 この貿易は、 即時的ではないにせよ、 海外の情報を日本に伝える重要な役割を果たした。 医学の分野では、 中国や朝鮮との交易から東洋医学の、 また、 オランダ交易から西洋医学の情報を入手した。 日本は、 常に世界最先端の医療情報を入手しつつ、 それを選択的に利用していたと言えよう。 その結果、 日本鍼灸は、 東洋医学の古典研究を深めながら、 中韓の医学情報を活用し、 また、 日本独特の管鍼法を発案し、 腹診法を深化させ、 さらには西洋医学の考え方をも取り込むなど、 明治期以降、 近・現代鍼灸に繋がる発展をこの江戸時代に見せている。
  • 古賀 良太, 鍔田 仁人, 池口 主弥, 髙垣 欣也, 入野 信人, 近藤 隆一郎
    日本食品科学工学会誌
    2013年 60 巻 1 号 19-24
    発行日: 2013/01/15
    公開日: 2013/02/28
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    大麦若葉末の高コレステロール血症に対する影響を動物試験および臨床試験で確認した.
    動物試験では,大麦若葉末の高コレステロール血症モデルラットへの影響を検証するため,動物を普通食群,コレステロール食群,また,コレステロール食に大麦若葉末を4%混餌した大麦若葉末群の3群に分け,4週間の各試験食を摂取させた.その結果,大麦若葉末群では,摂取4週間後においてコレステロール食群と比較して血中総コレステロール値(TC)および血中LDLコレステロール値(LDL-C)で有意な低下を示した.また,臨床試験では,15名を対象に大麦若葉末含有飲料の摂取による血中コレステロール値に対する影響を確認した.1名を解析から除外し,被験者14名を解析の対象とした結果,TCでは摂取8週間後および摂取12週間後に,LDL-Cでは摂取12週間後において有意な低下が認められた.
    また,in vitroで胆汁酸吸着能を測定した結果,大麦若葉末は胆汁酸に対して強い吸着能を有することが認められ,また,食物繊維を含む大麦若葉末ヘキサン抽出残渣に強い胆汁酸吸着能があることが確認された.
    以上の結果から,大麦若葉末は高コレステロール血症に有用な機能性を有しており,その作用機序の一因として大麦若葉末由来の食物繊維が胆汁酸吸着能に関与する可能性が示された.
  • 海老田 大五朗
    スポーツ社会学研究
    2012年 20 巻 2 号 51-63
    発行日: 2012/09/30
    公開日: 2016/09/06
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     本稿の目的は、「柔道整復」の歴史の一側面を系統立てることによって「柔道整復」という名称の謎に迫り、「柔道整復」という概念がいかにして構成されたかを分析することである。世界中を見渡しても、「柔道」のような特定のスポーツの名称を冠した療法は他に類を見ない。
     本稿ではまず、「柔道」の発展史を確認することで、柔道整復術が公認される時代というのは、柔道が発展普及していく時代と重なることを示唆した。こうした時代背景こそが、「柔術」ではなく「柔道」を使用することになった要因の一つといえよう。
     次に、「整復術」の源流といわれている「接骨術」と現在の「柔道整復」の差異を検討することで、非観血療法と呼ばれる療法が受け継がれ、他方で薬の処方については受け継がれなかったという事実を確認した。
     最後に「帝国議会衆議院請願委員会議」の議事録などを検討することで、「柔道」が柔道整復師にとって独自の職業アイデンティティの一翼を担っている可能性を示唆した。
  • 西原 正和
    薬史学雑誌
    2022年 57 巻 2 号 122-127
    発行日: 2022/12/31
    公開日: 2023/02/10
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    目的:唐招提寺は,鑑真和上により創建された寺である.鑑真和上は,医学・薬学にも長けており,失明しているにもかかわらず,その嗅覚,味覚,触覚などで薬物を鑑別したとされている.今日,唐招提寺境内に薬園が再興され,その一部が公開されることとなったが,薬園を設置するに至った背景を調査することを目的とした. 方法:過去の書物,文献,報告に加えて,唐招提寺に残る書物や関係者への聞き取り調査を行った. 結果:唐招提寺の薬園は,第81代長老の森本孝順の熱い思いにより1988年に設置されたものの,金堂における平成の大修理に伴い,金堂に安置する三仏の避難場所として使用するために,1999 年に廃園となった.しかし,廃園の際に一部を岐阜県に移植し保管し,長年管理されてきた.その後,2018年に第88代長老の西山明彦の発願により薬園を復興する計画が持ち上がり,2022年3月に岐阜県に移植していた薬草を唐招提寺薬園内に再移植し,4月から薬園が一部再興することとなった.なお,薬園は2024年に完成予定とされている. 結論:唐招提寺の薬園は,寺院の維持管理のためにやむを得ず一度廃園したものの,2022年より一部再興するに至った.
  • 村田 洋三
    皮膚の科学
    2019年 18 巻 5 号 256-278
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/05/20
    ジャーナル 認証あり
    電子付録

    日本語の医学用語のルーツを辿るためには,古書の調査が必須である。その作業には,これまでは,古書を参照できる特殊な環境が必要であった。しかし,インターネットが普及した現在では事情が異なってきており,医学関係に限らず古書のデジタル保存と公開が進展している。また一部の古書では文字情報もデジタル保存・公開され,検索が極めて容易である。 しかし,これらの電子資料は膨大なものであり,歴史的な流れを知った上でないと,取捨選択が困難である。そのガイドとなる資料は,皮膚科学分野においては,未だ存在しない。本稿では,オンラインで閲覧できる電子資料,特に皮膚科学に関係しうる資料を,日本の医学の歴史的時間軸に沿って紹介する。 その中で明らかになったことは,○1 「母斑」という用語の初出は,杉田 立りゅう卿けい (杉田玄白の次男) の『眼科新書』であること,○2 その,Plenck JJ によるラテン語原著では「母親の想像力が原因となることが強く考えられる」と記載されていること,○3 明治政府のドイツ医学採択以前に,蘭学医は当時としては最新のヨーロッパ医学,そして皮膚科学を理解していたこと,である。 (皮膚の科学,18: 256-278, 2019)

  • —『黄帝内経』にみえる鍼灸美容—
    王 財源
    日本東洋医学雑誌
    2014年 65 巻 2 号 124-137
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/10/17
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    身体的な「美」を創出する方法の一つとして,顔面局所の物理的鍼灸刺激による,皮膚の環境改善を主流とした美容鍼灸が注目されている。しかし,従来から行われてきた美容鍼灸は,顔面皮下の出血等々のリスクにより,最近では全人的に身体を観察して施術する方向へと変わりつつある。医書『黄帝内経霊枢』には体表部の肌色や艶,また,肌の弾力性が,身体内部の気血や蔵府また経絡と繋がり,体内の異常が体表部へと反映する法則性が随所に記されていた。即ち,心身の乱れが体表面の血色や容貌,体形の「美」へと波及するという概念である。よって『霊枢』には「美」を創出するための羅針盤の一つとしてその役割を果たすことができるように思われ,従来から局所を主とする「美容鍼灸」とは別に,哲学と医学の共生による「鍼灸美容」の二極化に対する身心への美容研究が,今後,望まれることが示唆された。
  • 船山 信次
    薬史学雑誌
    2021年 56 巻 1 号 7-12
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/08/07
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  • 夏目 葉子
    薬史学雑誌
    2017年 52 巻 2 号 118-139
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/08/09
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    The first part of the Bower Manuscript is called the Lasuna-kalpa because it describes medical formulations that include garlic, or lasuna in Sanskrit, which is believed to refer to Allium sativum L. The aim of this study is to reinterpret the descriptions of garlic in the Lasuna-kalpa and to examine its pharmaceutical contents. This paper begins with a general discussion on ingesting garlic, which was both a religious taboo and a medical treatment in ancient India. Three major medical works-The Caraka-samhita (CS), the Susruta-samhita (SS) and the Astangahrdaya-samhita (AHS)─are then revisited in respect to their description of garlic in order to highlight its medicinal properties. In light of this examination, the specific formulations described in the La?una-kalpa are analyzed from a modern pharmaceutical perspective paying due attention to the second half of the Lasuna-kalpa. The scripture of Brahmanism prohibits the Brahmans from eating garlic because of garlic's growth environment, which was seen as impure, and the behavioral code for the Brahmans renders garlic unclean for them. Some Buddhist scriptures also discourage eating garlic because its smell is considered unspiritual for priests and lay devotees alike. Eating garlic was regarded as an unspiritual act both in- and outside the religious organization. Despite these negative social and religious norms, Brahmanism and Buddhism admitted using garlic for medical purposes. Thus, in ancient India, garlic was given dual attributes of religious taboo and medical utility. Garlic is mentioned in CS for treatments of various diseases, in SS in a diet therapy for the gynecology system, and in AHS for rejuvenation. Garlic decreases vata (air) and kapha (phlegm), while it increases pitta (bile). The Lasuna-kalpa apparently consists of two parts, the first of which describes eight formulations of garlic. Since the second part does not explicitly mention garlic, it can be conjectured that the second part is a later addition in the process of transmission.
  • ―― 〈瘧〉治療の一呪符から ――
    北條 勝貴
    日本文学
    2013年 62 巻 5 号 39-54
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/05/18
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    平城京二条大路側溝から出土した治瘧の呪符木簡は、定説的には唐・孫思?撰の医書『千金翼方』に基づき、列島固有の文脈も加味して作成されたと考えられている。しかし、同種の呪言は八世紀に至るまでの複数の中医書に散見し、『千金翼方』より上記の木簡に近い表現を持つものもある。その淵源を遡ってみると、前漢・王充撰『論衡』に引かれる『山海経』にまで辿り着く。鬼門を守る神が疫鬼を虎に喰わせるという辟邪の文章は、やがて儺の呪言として展開してゆくが、その過程で、山林修行で培われた医薬・呪術の知識・方法、洪水と疫病の流行による世界の破滅/更新を説く神呪経の言説を含み込んでゆくことになる。そうして成立した短い呪言の一語一語には、その直接意味するところ以上に、豊かで複雑な自然環境/人間の関わりをうかがうことができるのである。

  • 山近 久美子
    人文地理
    2010年 62 巻 3 号 231-250
    発行日: 2010年
    公開日: 2018/01/19
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    This study examines the ideas of ancient people about places for placenta rituals in Heijo-kyo, the 8th-century capital of Japan. The placenta is the material that comes out of a woman’s body after she gives birth to a baby, which is necessary to nourish and protect the baby in utero. Traditionally, the treatment of the placenta has been associated with the health and future of the baby, so there are many forms of related ceremonies around the world.

    In Japan, placenta rituals took different forms in different periods. In many modern instances, the placenta was wrapped with paper or cloth and put in a pot, then buried underground in an auspicious direction. The pot contained, if the baby was a boy, a brush or an ink stick with his placenta. If the baby was a girl, there was a thread or a needle with her placenta.

    Archaeologists have cited placenta rituals in folklore for their interpretations of pottery-buried remains. Many archaeologists have believed pottery was ritually buried around the front door of houses since in folklore, the placenta was frequently put in a pot and buried under the entrance of a house. But placentas were actually buried in various places apart from the front door; for example, in the shade, on mountains, by the roadside, in estates, under the floor, and in lavatories.

    The oldest attested pottery-buried remains are found at the capital, Heijo-kyo. It is difficult to determine the purposes of burying earthenware during the Nara period. Yet two major purposes are for ground-purification ceremonies and for placenta rituals. So this paper first attempted to classify them by the kinds and the contents of the ritually buried pottery. The typical pottery used for placenta rituals is Sue ware jars called “Sueki tsubo A”, resembling a medicine pot that was associated with Yakushi or the Buddha of healing. The typical contents of the pottery are ink sticks, brushes and pieces of cloth.

    The sites where pottery-buried remains were unearthed are large in size and near the Heijo Palace. This fact suggests that placenta ceremonies were carried out by government officials of the Heijo-kyo capital. And the sites of rituals were not always at entrances, but in many cases around the houses. According to ancient Chinese medical books, burying the placenta in the shade was taboo. But in modern folklore of Japan, the shade was often chosen as the place for burying the placenta, and many placentas were buried under the floors of houses.

    In this respect, the sites where pottery-buried remains were unearthed in Heijo-kyo differ from those of placenta rituals as described in modern folklore. We came to the conclusion that though in Heijo-kyo they had their own idea about the placenta burial site, the rituals were typically performed by government officials on the basis of ancient Chinese medical books.

  • 史学雑誌
    1987年 96 巻 4 号 515-562
    発行日: 1987/04/20
    公開日: 2017/11/29
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