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クエリ検索: "武敬子"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 中林 隆明
    図書館界
    2001年 53 巻 3 号 231-241
    発行日: 2001/09/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
    本誌ではすでに,通巻第200号特集号(1985.1)において坂本博氏による「国立国会図書館論」,通巻第250号特集号(1993.5)では石塚栄二氏による「国立国会図書館の課題」がそれぞれ取上げられている。前者は昭和50年代(1975-1985)が,後者では主として1980年代が対象である。もっとも前者は,初めての企画特集であったことによるものか,時として1948年の発足当初にまで言及する。本稿は上記2者の論考を継ぐもので,21世紀の初頭の時点で,20世紀最後の10年を回顧し,21世紀を展望するものである。なお,文献の調査には,『図書館学会年報』の「図書館学年次文献目録」および「図書館情報学文献目録」,『図書館雑誌』各号掲載の「図書館関係雑誌記事索引」,国立国会図書館編「雑誌記事索引」等を参考にした。ちなみに,次に述べる「五十年史資料編」は,同館関係文献目録(図書,雑誌,新聞記事)を収録の予定。国立国会図書館を全体的に理解し,調査する出発点として,当該「関係文献(図書)」が参考になるが,なかでも『国立国会図書館五十年史本編』(1999.3)を挙げたい。これは1998年が創立50年にあたることから編纂されたもので,「同資料編」は「本編」と異なりCD-ROM形態で2000年度末に刊行の予定である(入手可能時期は2001年度初か)。これも,資料・情報の電子化時代の到来を象徴している。もちろん,『国立国会図書館三十年史本編および資料編』(1979-80)の価値を減ずるものではない。というのは,「五十年史」は,創立当初の詳細については主として「三十年史」に譲り,記述の力点をそれ以後の館の展開に置くからである。したがって,コンピュータ導入とそれに伴う業務の機械化,さらに電子図書館化,急激な情報化社会の進展とそれに伴う多様な要求,そのための全面的な組織・施設の変革と対応が中心テーマとなる。以上の変化に対応する館の活動については,毎年衆・参両院議長に提出する『国立国会図書館年報』があり,その間の活動の詳細は,その都度最新情報の紹介,業務の分析・報告,論考などを載録する『国立国会図書館月報』(1961.4創刊)がある。また同月報12月号には年間索引があり,さらに「総索引」(1961-1977)および(1978-1994)が刊行されている。これにより,同館の具体的な活動内容を記した文献の調査は比較的容易である。そこで,「月報」掲載記事は,文献情報量が多いこと,そして「索引」が存在することから,この文献目録から除外した。最近の,特に1990年代に限定して国立国会図書館関係記事を眺めると,次の4つのキーワードに集約できる。(1)関西館,(2)国際子ども図書館,(3)電子図書館,(4)電子出版物の出現とそれに伴う納本制度の改革,そしてそれに深く関わる(5)図書館協力である。
  • ――安部公房作「目撃者」を読む/視る――
    瀬崎 圭二
    日本近代文学
    2015年 93 巻 122-136
    発行日: 2015/11/15
    公開日: 2016/11/15
    ジャーナル フリー

    安部公房の脚本による「目撃者」は、一九六四年一一月二七日に放送されたテレビドラマである。このドラマは姫島に起こった実際の集団暴行致死事件を素材としており、この事件は当時のメディアで「西部劇」や「映画」になぞらえられていた。ドラマは、事件を再現表象するドキュメンタリー・ドラマの制作そのものを描いており、そのような方法を採ることで、関係者による事件の隠蔽を批評する立場に立つと共に、事件の再現表象の困難を伝え、さらには映像による再現表象そのものを問いかけようとするのである。このような方法を採用した「目撃者」は当時も高く評価されていたが、ドキュメンタリー番組が定着していった当時の状況を相対化する表現としても評価できよう。

  • 医療
    1997年 51 巻 Supplement 号 a198-a221
    発行日: 1997/10/16
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
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