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クエリ検索: "歯間ブラシ"
762件中 1-20の結果を表示しています
  • 大崎 忠夫, 松村 彰子, 苗代 明, 鴨井 久博, 斎藤 洋一, 宇野 文重, 奈良 あかね, 佐藤 聡, 仲谷 寛, 鴨井 久一
    日本歯周病学会会誌
    1996年 38 巻 3 号 311-318
    発行日: 1996/09/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    現在広く用いられているステンレススチールワイヤー製
    歯間ブラシとワイヤーの強度を増した改良型歯間ブラシ
    がプラーク除去に及ぼす影響について, 比較検討を行った。使用した
    歯間ブラシ
    は, Feが主成分のステンレススチールワイヤー製
    歯間ブラシ
    (以下, 従来型
    歯間ブラシ
    ) とCoを主成分にしてワイヤーの強度を増した改良型
    歯間ブラシ
    で, それぞれ0.25mm, 0.30rnmのワイヤー径のものを設定し, 計4種類を使用した。実験は, 小型歪み計をとりつけた
    歯間ブラシ
    圧測定装置を用いて行い, 人工プラークを塗布した顎模型用人工歯近心隣接面を規定の
    歯間ブラシ
    圧をかけ, 各種
    歯間ブラシ
    で刷掃した。刷掃後, 各被験歯面を規格写真撮影してスキャナー装置によりコンピュータに取り込み, 人工プラークの除去面積を画像処理解析し比較検討した。
    結果は, ワイヤー0.25mm, 0.30mmとも全ての
    歯間ブラシ圧で改良型歯間ブラシ
    の方が除去率が高く, 統計的有意差が認められた。
    また, 改良型
    歯間ブラシ
    は0.25mm, 0.30mmともに従来型
    歯間ブラシ
    に比べ,
    歯間ブラシ
    圧の変化にあまり関係なく一定の除去率を示した。改良型
    歯間ブラシは従来型歯間ブラシ
    に比べ, プラーク除去が
    歯間ブラシ
    圧の影響を受けにくく, 個人差による影響を少なくできることが考えられる。以上のことから改良型
    歯間ブラシ
    は歯間隣接面のプラーク除去に対して有効であることが示唆された。
  • 開発中のITP-04と手用歯間ブラシとの比較
    河原 和子, 笹原 妃佐子, 辻村 紀代子, 山村 辰二, 福永 真佐美, 河端 邦夫, 森下 真行, 中田 二三江, 岩本 義史
    日本歯周病学会会誌
    1995年 37 巻 2 号 346-352
    発行日: 1995/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    ITP-04は微振動するホルダーで, 先端に手用
    歯間ブラシを装着させることによって電動歯間ブラシ
    として使用する。本研究では, GUM ®
    歯間ブラシ
    Sを用いて, 微振動性電動
    歯間ブラシ
    の有用性を, プラーク除去効果ならびに使用感の面から, 24名のボランティアによる使用試験によって検討した。プラーク除去効果にっいては, 同ブラシがスムーズに挿入できる歯間部ではITP―04と手用
    歯間ブラシ
    とのあいだに有意差は認められなかったが, ゆるやかに挿入される歯間部ではITP-04は手用に比べて有意に高いプラーク除去効果を示し本論立の要旨は, 第37同秋季歯周病学会 (1994年10月6日) において発表した。た。使用感については, 無記名で行ったアンケートにおいて, ITP-04の歯や歯肉への感触を, 7割の者が心地よいと答え, 不快と答えた者は1割未満であった。口の中での操作性については, ITP-04は手用
    歯間ブラシ
    と同様な評価を受けた。これらプラーク除去試験とアンケートの結果をあわせて, ITP-04タイプの微振動性電動
    歯間ブラシ
    は, 有用性が高いと考えられた。
  • 髙塩 智子, 両角 祐子, 宮崎 晶子, 原田 志保, 平林 重裕, 佐藤 聡
    日本歯周病学会会誌
    2012年 54 巻 1 号 31-37
    発行日: 2012/03/28
    公開日: 2013/04/24
    ジャーナル フリー
    微細な振動を発生する装置を搭載した小型で軽量な電動
    歯間ブラシ
    を試作し,歯列模型の隣接面におけるプラーク除去効果を手用
    歯間ブラシ
    と比較検討した。電動
    歯間ブラシ
    は,振動発生装置を搭載した本体ホルダーに PROSPEC®
    歯間ブラシ
    を装着し使用した。手用
    歯間ブラシ
    は,振動発生装置を駆動せずに使用した。その結果,電動
    歯間ブラシ
    のプラーク除去率は 5 回,10 回の刷掃回数では平均でそれぞれ 26%,32%であり,手用
    歯間ブラシ
    に比較し有意(p<0.01)に高いプラーク除去率がえられた。これらの結果から,電動
    歯間ブラシの使用は手用歯間ブラシ
    よりもプラークの除去効果が高いという結果が得られた。日本歯周病学会会誌(日歯周誌)54(1):31-37,2012
  • 岡部 俊秀, 佐藤 聡, 鴨井 久一
    日本歯周病学会会誌
    1995年 37 巻 2 号 255-271
    発行日: 1995/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    歯問ブラシの毛丈, ワイヤー径, 刷掃回数,
    歯間ブラシ
    圧の因子がプラーク除去効果に及ぼす影響を検討するため, 9種類の
    歯間ブラシ
    を作製し, 模型上で隣接面の人工プラーク除去量を測定し比較検討を行った。その結果,
    1)
    歯間ブラシ
    圧が高くなるに従いプラーク除去量が増加し, 30, 40gにおいて有意に高かった。
    歯間ブラシ
    圧が40g以上になると, プラーク除去量が有意に低かった。
    2) 毛丈5mmの
    歯間ブラシ
    が, 3mm, 7mmに比較しプラーク除去量が有意に高かった。
    3) ワイヤー径0.25mmの
    歯間ブラシ
    に比較し, ワイヤー径0.30 mm, 0.35 mmの
    歯間ブラシ
    のプラーク除去量が有意に高かった。
    4)
    歯間ブラシ
    の刷掃回数が増えるごとにプラーク除去量が有意に増加した。
  • 長田 豊, 的場 一成
    日本歯周病学会会誌
    1998年 40 巻 2 号 208-214
    発行日: 1998/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    超音波を応用した
    歯間ブラシ
    を試作し, 表面性状の異なる2種類のアクリル製のプレート上に塗布した人工プラークの除去効果を通常の手用
    歯間ブラシ
    と比較した。超音波
    歯間ブラシ
    は, 超音波スケーラーのハンドピースのチップに高強度ワイヤー
    歯間ブラシ
    を装着したものを試作し, 通常型手用
    歯間ブラシは試作超音波歯間ブラシと同じ規格の歯間ブラシ
    を専用のホルダーに装着して使用した。また, 糊と絵の具を調合して人工プラークを作り, アクリルプレートの表面に塗布した。アクリルプレートの間隙が3mmになるように2枚重ねた歯間部モデルを作製した。上記の2種類の
    歯間ブラシ
    をプレート間の隙間に挿入し, 表面粗さの異なる2種類のプレートについて操作時間と超音波スケーラーの出力を変化させ人工プラークの除去操作を行った。評価法は, 除去後のプレートをイメージスキャナーでグレースケールのデジタル画像としてコンピューターに取り込み, 画像解析用ソフトを用いて人工プラークが除去された範囲の濃淡 (グレー値) を測定することにより行った。結果は, 通常型手用
    歯間ブラシ
    を使用して人工プラークを除去したプレート面のグレー値に比べ, 試作超音波
    歯間ブラシ
    を使用した場合のグレー値は装置の出力, 操作時間および表面粗さにかかわらず有意に低い値を示した。これらの結果から, 今回試作した超音波
    歯間ブラシは通常型手用歯間ブラシ
    よりも除去効果に優れ, 臨床応用への可能性が示唆された。
  • 勝野 由梨奈, 佐藤 勉, 合場 千佳子
    日本口腔保健学雑誌
    2019年 9 巻 1 号 58-62
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/01/24
    ジャーナル フリー

     口腔清掃に一般的に使用されている器具は,歯ブラシである.しかし,歯ブラシだけでは,歯面上のプラークを完全に除去することは難しい.近年,歯ブラシに加え,

    歯間ブラシ
    やデンタルフロスなどの補助清掃用具を用いたプラークコントロールが推奨されている.しかし,使用後の
    歯間ブラシ
    の洗浄・保管方法や使用期間については,必ずしも注意が払われていないのが現状である.本研究の目的は,
    歯間ブラシ
    の洗浄と保管環境が残存菌数に与える影響を明らかにするとし,その知見を口腔清掃器具の適切な洗浄・保管方法と不衛生な器具の使用による健康リスクに関する保健指導を行う際に,有用な情報として提供することである.

     本研究では,市販の[DENT.EX

    歯間ブラシ
    4Sライオン歯科材(株)]をS.mutansC.albicansL.caseiの各被検液に浸漬させ,
    歯間ブラシ
    の水洗前後,その後の,保管環境による細菌数の変化を測定し,以下の結論を得た.

     水洗前後については,S.mutansの付着した

    歯間ブラシ
    については,水洗のみでは除菌できないことが示され,細菌の種類により洗浄効果に差が出ることが明らかとなった.保管環境による実験では,湿度55%室温20℃の環境下においても
    歯間ブラシ
    の細菌増殖は免れないことが明らかとなった.また,湿度が高い環境下での
    歯間ブラシ
    の保管は細菌増殖に大きく影響すると示唆された.

  • 第4報形状の異なる歯間ブラシのプラーク除去効果について
    瀬戸口 尚志, 牧野 文子, 浜田 義三, 谷口 拓郎, 岡本 博之, 恒吉 みゆき, 上原 真弓, 和泉 雄一, 末田 武
    日本歯周病学会会誌
    1994年 36 巻 3 号 665-670
    発行日: 1994/09/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    われわれは
    歯間ブラシ
    の仕様の違いが隣接面プラーク除去効果に及ぼす影響について一連の検討を行っている。今回第4報として, シリンダー形, テーパー形, 樽形の3種の形状の異なる
    歯間ブラシ
    について検討した。成人性歯周炎と診断された初診の患者12名に上記
    歯間ブラシ
    のいずれかを3週間連続して使用させ1週毎に隣接面プラーク付着量の変化を調べた。その結果いずれの
    歯間ブラシ
    を使用しても, プラーク付着量は経時的に減少し, いずれの診査時においてもブラシ間で有意な差はなかった。さらに各被験者に対し指導後3週目と4週目には他の形状の
    歯間ブラシ
    を1週間ずつ使用させ, 各ブラシ使用後のプラーク付着量について検討を行った。その結果, 全診査部位の平均プラーク付着量はブラシ間で有意の差はなかったが, 部位別に検討したところ前歯部および舌側部ではテーパー形および樽形ブラシの方がシリンダー形ブラシに比べ有意に良好なプラーク除去効果を示した。
  • 第3報 植毛本数の異なる歯間ブラシのプラーク除去効果について
    瀬戸口 尚志, 瀬戸 康博, 上稲葉 隆, 柿元 隆志, 谷口 拓郎, 西山 恭子, 牧野 文子, 和泉 雄一, 末田 武
    日本歯周病学会会誌
    1994年 36 巻 2 号 461-465
    発行日: 1994/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    我々は
    歯間ブラシ
    の仕様の違いによる隣接面のプラーク除去効果について検討し, 毛の長さ (毛丈) と毛の直径の影響について報告している。今回, 第3報として毛の植毛本数の影響について検討した。第1報, 第2報で使用した総植毛本数700~800本の
    歯間ブラシ
    を10割とし, その7割および6割程度の植毛本数の
    歯間ブラシ
    を試作し, これら植毛本数の異なる3種の
    歯間ブラシ
    を用いた。成人性歯周炎と診断された初診の患者16名を被験者とし, 同一患者には上記の
    歯間ブラシ
    のいずれかを3週間連続して使用させ1週ごとに隣接面プラーク付着量の変化を調べた。その結果いずれの
    歯間ブラシ
    を使用した場合も, 隣接面プラーク付着量は経時的に減少した。また, 全ての診査時において3種の
    歯間ブラシ
    間でプラーク付着量に有意な差はみられず, 同程度の良好な隣接面プラーク除去効果が認められた。
  • 石川 昭, 小野間 律子, 増田 美惠, 森田 十誉子, 山崎 洋治
    口腔衛生学会雑誌
    2009年 59 巻 2 号 101-110
    発行日: 2009/04/30
    公開日: 2018/03/30
    ジャーナル フリー
    歯周病を予防するには歯間部の清掃が重要であり,その清掃用器具の一つである
    歯間ブラシ
    の使用を普及拡大することが大切である.今回,
    歯間ブラシ
    使用の普及拡大策を探索するための調査を実施した.妊婦歯科教室に参加した104人を調査対象とした.
    歯間ブラシ
    の認知度は高かったが,使用経験者は半数以下であり,常時使用している者は少なかった.一方,対象者の3/4は
    歯間ブラシ
    の挿入可能な部位を持っていた.
    歯間ブラシ
    は人から勧められて使用する場合が多く,使用していない理由は未経験による知識や経験の不足が多かった.また,視覚認識の見た目だけで適正サイズの
    歯間ブラシ
    を選択することは難しく,実際に使用体験することにより適正サイズを選択する率は高まるが十分ではなかった.
    歯間ブラシ
    を指導すると,挿入可能な部位が多い者ほど簡単に使えると回答した者が多く,その後の使用意志が高かった.1回の指導により,2ヵ月後の使用者が有意に増加し,挿入可能な部位が多い者ほど2ヵ月後も使用している者が多かった.指導から2ヵ月後までに
    歯間ブラシ
    を新たに購入した者は回答者の18%であった.歯周病予防のために
    歯間ブラシ
    の使用を普及拡大させるには,行政の歯科保健事業や歯科医院などにおけるあらゆる機会で,
    歯間ブラシ
    の使用についての啓発を積極的に行う必要性があることが示唆された.また,専門家が指導するとさらに効果的であると考えられた.
  • 原田 祥二, 藤田 真理, 原田 晴子, 江端 正祐, 本多 丘人
    口腔衛生学会雑誌
    2013年 63 巻 4 号 356-361
    発行日: 2013/07/30
    公開日: 2018/04/06
    ジャーナル フリー
     症例は68歳女性であり,
    歯間ブラシ
    を習慣的に歯周ポケット内に挿入して清掃していたところ,
    歯間ブラシ
    の先がなくなっていたことに気づいた.先が緩んで床に落ちたと思っていたが,数日後,上顎左側臼歯部の違和感および腫脹感を自覚したため,かかりつけ歯科医を受診し紹介により当院を受診した.デンタルX線写真において,上顎左側第二大臼歯遠心に歯軸に沿うように細い金属様不透過像が認められた.摘出された異物は基部で破折したワイヤーであり,歯周ポケット内で
    歯間ブラシ
    が破折し,ワイヤー部が残存したものと推察された.口腔の健康の保持増進のため,歯間部の清掃効果を高める歯間部清掃用器具の併用が勧められており,特に
    歯間ブラシ
    の使用割合は近年増加傾向にある.高齢化が進む中,高齢者が
    歯間ブラシ
    を使用する頻度は今後も高まるものと思われる.一方,
    歯間ブラシ
    は,患者自身が頻繁に屈曲して使用するため,ワイヤー部で破折しやすいことが指摘されている.破折した
    歯間ブラシ
    が上顎洞内に迷入し,上顎洞異物の診断にて全身麻酔下で摘出された例も報告されている.かかりつけ歯科医および歯科衛生士は,歯科ブラシのワイヤー部が破折して口腔内に残存する可能性があることを認識するとともに,患者が実際に行っている
    歯間ブラシ
    を用いた清掃方法を定期的に確認して,正しい使用方法を繰り返し指導する必要があると思われる.
  • 第1報毛の長さの異なる歯間ブラシのプラーク除去効果について
    瀬戸口 尚志, 内田 博文, 松永 信, 中馬 雅彦, 浜田 義三, 末田 武
    日本歯周病学会会誌
    1991年 33 巻 2 号 458-468
    発行日: 1991/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    歯間ブラシ
    の仕様の違いがプラーク除去効果に及ぼす影響を調べるために, 毛の長さ (毛丈) の異なる3種の
    歯間ブラシ
    (3mm, 5mm, 7mm) を試作し検討を行った。成人性歯周炎と診断された初診の患者13名を被験者とし上記の
    歯間ブラシ
    を3週間使用させ, 臨床状態の変化 (Probig Depth, Attachment Level, Gingival Index, Bleeding on Probing), およびプラーク付着量, プラーク付着率の変化を調べた。
    その結果, いずれの毛丈の
    歯間ブラシ
    を使用した場合も臨床状態の改善がみられ, プラークの付着状態も経時的に改善を示した。歯間空隙が狭い部位では指導後1週間後, 2週間後では, 毛丈の短いブラシ (毛丈: 3mm) のプラーク除去効果が高かったが, 3週間後では, 歯間空隙の大きさにかかわらずいずれの毛丈の
    歯間ブラシ
    でも高いプラーク除去効果が見られた。また, 歯間空隙の大きな部位でも毛丈の短いブラシで十分に清掃可能であった。
  • *樋口 奈央, 日比 麻未, 櫻井 ゆか, 竹内 あゆ美, 小出 映子, 大河内 ひろみ, 森  智恵美, 安藤 和枝, 山口 みどり, 稲垣 幸司 , 柳楽 たまき , 岡部 京平, 白水  紀充 , 野口 俊英 
    特定非営利活動法人 日本歯周病学会学術大会 プログラムおよび講演抄録集
    2010年 2010s 巻 DHB-03-1620
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 正常顎模型の歯間部隣接面における人工プラークの除去効果
    西門 忍, 田中 秀高, 長田 豊, 加藤 伊八
    日本歯周病学会会誌
    1995年 37 巻 3 号 558-567
    発行日: 1995/09/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    我々は, 超音波振動時に発生するキャビテーション効果を口腔内のプラークコントロールに応用する目的で一連の実験を行っている。
    今回は, 人工プラークの除去効果が高い2種類のチップを使用し, 顎模型を水中に浸漬した状態で, キャビテーション効果による歯間部隣接面の人工プラークの除去効果について検討を行った。
    近心隣接面, 4近心隣接面, 6遠心隣接面を被験面とし, プラーク除去用チップ1 側面より発生するキャビテーションを, 口蓋側あるいは頬側のどちらか片側から照射した場合と両側から照射した場合の経時的な人工プラークの除去率を測定した。また, 各チップによる人工プラークの除去率と各歯種ごとの歯間空隙の形態との関係についても検討を加えた。その結果, 片側から照射した場合の人工プラークの除去率は歯種別では1において最も高い除去率を示すことがわかった。また, 1, 4については口蓋側方向から高い除去効果が得られたが, については照射方向での除去率に差は認められなかった。さらに, 両側から照射した場合は, 短時間で隣6接面のほとんど全ての人工プラークが除去されることが確認された。しかし, チップの振動振幅の相違による人工プラークの除去率に差は認められなかった。これらの結果より, キャビテーション効果による隣接面の人工プラークの除去に関しては歯種および歯間空隙の形態学的な要因が関与することが伺われた。
  • 松村 政昭, 深井 浩一
    日本歯周病学会会誌
    1991年 33 巻 2 号 433-447
    発行日: 1991/06/28
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    Interdental brush, Interdental space, Interdental brushing, Plaque removal, Plaque control要旨:
    歯間ブラシ
    の効果的な使用法を明らかにするためにモデル上で
    歯間ブラシ
    の径や刷掃方向と歯間空隙との関係を検討した。また健常者でこの関係の追試と歯間空隙量の分布を調査した。さらに歯間空隙量や刷掃方向によるプラーク除去効果を検討した。その結果, 1.
    歯間ブラシと歯間空隙量の関係は歯間ブラシ
    の毛束傾倒時直径A2) で示せた。2.
    歯間ブラシ
    を1方向刷掃する場合はA2の1. 3~1. 6倍, 歯肉縁に沿った4方向刷掃ではA2 (の1. 6~2. 0倍の歯間空隙量を必要とした。3. 健常者の歯間空隙量は0. 8±0. 22mmで, 顎の上下・左右で差はなく, 小臼歯部, 前歯部, 大臼歯部の順に狭くなった。4. 健常者で
    歯間ブラシ
    に求められる最小径は0. 3~0. 4mm A2) と推定された。5. プラーク除去率は刷掃方向が増すほど向上した (1方向: 49. 5%, 2方向 : (76. 9%, 4方向: 92. 7%) 。6. 刷掃方向別では1方向は狭い空隙に, 4方向は広い空隙に適した。7. ほぼ同一の歯間空隙では「きつめ」の1方向より, 「ゆるめ」の4方向刷掃の効果が高かった。
  • *石川 昭, 森田 十誉子, 山﨑 洋治
    特定非営利活動法人 日本歯周病学会学術大会 プログラムおよび講演抄録集
    2008年 2008s 巻 C-14-1520
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/04/03
    会議録・要旨集 フリー
  • *高塩 智子, 山下 亜希, 両角 祐子, 宮崎 晶子, 佐藤 治美, 原田 志保, 平林 重裕, 小倉 英夫, 佐藤 聡
    会議録・要旨集 フリー
  • 山崎 洋治, 湯之上 志保, 山口 敏子, 細久保 和美, 武儀山 みさき, 武井 典子, 高田 康二, 中安 美枝子, 石川 昭, 中村 宗達, 玉置 洋, 野村 義明, 花田 信弘
    口腔衛生学会雑誌
    2011年 61 巻 1 号 13-21
    発行日: 2011/01/30
    公開日: 2018/04/06
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,地域住民を対象にした
    歯間ブラシ
    の使用に重点をおいた歯周病予防のための健康教育プログラムの効果を評価することである.対象者は,静岡県浜松市西区で行った健康教育プログラムへの参加に同意が得られた地域住民で,健康教室および初回から1年後のフォローアップ調査のいずれにも参加した成人56名(男性15名,女性41名,平均年齢48.8歳)である.健康教室は初回,1ヵ月後,2ヵ月後の計3回実施した.各回の教室および1年後に,質問紙調査と歯周組織の検査を実施した.
    歯間ブラシ
    の使用に関しては,毎日・時々使用を合わせて,使用者の割合は初回時で55.4%であったのが,1,2ヵ月後は90%以上に増加し,1年後においても87.5%が継続していた.歯周組織の状態に関しては,CPI個人コードは回を追うごとに改善し,いずれの時期においても初回と比べ有意差が認められた.歯周ポケットセクスタント数および歯肉出血セクスタント数は回を追うごとに減少し,1年後にはさらに減少した.分析対象者のうち29名が初回から1年後の間に歯科医療機関で歯石除去を受けていたことから,歯周組織の状態の3指標を歯石除去あり群となし群で比較したところ,初回と比較して1年後においては両群とも3指標が同程度改善していた.以上の結果より,地域住民を対象にした
    歯間ブラシ
    の使用に重点をおいた健康教育プログラムは,
    歯間ブラシ
    の使用率の向上および歯周病の改善に有効であることが示唆された.
  • 楠川 仁悟, 内山 睦美, 亀山 忠光, 横山 俊郎
    日本口腔腫瘍学会誌
    1996年 8 巻 2 号 94-100
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    擦過細胞診は悪性の疑いがある病変の早期の診断に有用であるが, われわれの以前の細胞診に関する検討では, T1あるいは白板型での細胞診は, T2-4病変や外向型あるいは内向型病変ほど信頼性が高くなかった。正診率向上のために
    歯間ブラシ
    を使用した検体採取を行った。これら口腔扁平上皮癌T1, T2の51症例の細胞診について臨床細胞学的に検討した。
    歯間ブラシ
    の応用により, T1病変での正診率は76.1%から94.4%へと向上し, これは特に, Class IV/Vが43.5%から77.8%へと有意に改善したことによる。
    歯間ブラシ
    を応用した擦過細胞診は, 口腔・口咽頭悪性病変, 特にexcisional biopsyにより治療されうるT1, T2病変の早期診断の補助に簡便かつ有効な技法である。
  • *森田 十誉子, 小川 洋子, 菊池 惠子, 三田 理絵, 山崎 洋治, 讃井 純一郎, 渋谷 耕司
    会議録・要旨集 フリー
  • *中村 友和, 秋本 泰介, 村岡 宏祐, 中島 啓介, 横田 誠
    会議録・要旨集 フリー
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