詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "民主主義"
30,009件中 1-20の結果を表示しています
  • 井尻 正二
    地球科学
    1953年 1953 巻 9 号 1-3
    発行日: 1953/01/30
    公開日: 2017/07/22
    ジャーナル オープンアクセス
  • ウィニッチャクーン トンチャイ
    アジア研究
    2020年 66 巻 2 号 52-55
    発行日: 2020/04/30
    公開日: 2020/06/09
    ジャーナル フリー

    タイでは2006年と14年にクーデターがあり、

    民主主義
    は明らかに後退している。しかし19年3月に行われた選挙の結果を見ると、タイ人の半数近くは非
    民主主義
    的な政治指導者を支持しているように見える。彼らは、
    民主主義
    を支持しないだけでなく、
    民主主義
    を恐れている。本稿では、タイで
    民主主義
    を恐れているのはどのような人たちで、なぜ彼らは
    民主主義
    を恐れるのかについて考察する。

    1992年以降のタイの

    民主主義
    は、王党派
    民主主義
    (royalist democracy)であった。議会制
    民主主義
    の形態をとってはいたものの、重要な政策決定や人事について、王党派のエリートたちがインフォーマルながら非常に大きな影響力を行使していた。この王党派
    民主主義
    は、1960年代から80年代の軍事政権下の経済成長によって所得を向上させたバンコクの中間層からも支持された。本稿では、彼らのことを「旧来の都市中間層」と呼ぶ。

    これに対し、1990年代以降の経済成長の過程で徐々に生活水準と教育水準が向上し、政治に対する関心を高め、地方分権や経済成長の成果のより公平な分配を求めるようになった地方在住の人たちのことを本稿では「新興中間層」と呼ぶ。地方の新興中間層の多くは、官僚組織よりも、議会政治家の方が自分たちの声に耳を傾けてくれ、経済成長の成果の地方への分配に積極的であると感じた。

    地方の新興中間層の強い支持を受けたタクシンが2001年と05年の選挙で圧勝すると、王党派

    民主主義
    の支持者たちは、この新しいタイプの
    民主主義
    に脅威を感じるようになった。数の上では不利な王党派
    民主主義
    の支持者たちは、タイの国民の多くは依然として教育水準が低く、議会政治家はあまりに腐敗しているため、一人一票原則に基づく議会制
    民主主義
    はタイの現状にも伝統文化にもそぐわないと主張するようになった。グローバリゼーションが進む中、タイが国益を損なうことなく、独立を守り、繁栄を続けるためには、軍と王室が支持する「賢人」に国政をまかせる「タイ式
    民主主義
    」が必要だと彼らは考える。2006年と2014年のクーデターは、そのような「タイ式
    民主主義
    」を復活させるために行われたものである。

    「タイ式

    民主主義
    」を支持するタイのエリート層と旧来の中間層は、グローバリゼーションがタイ経済にもたらした恩恵を享受してきてはいるが、1997年の金融危機で苦い経験をしたこともあって、新自由主義に対して、不安と脅威も感じている。彼らは、タイ経済がグローバル化する過程で、地方の新興中間層が政治的発言力を強めたことに恐怖を抱いてもいる。グローバリゼーションは、タイのエリート層と旧来の中間層を
    民主主義
    恐怖症に陥らせる一方で、民主化を求める地方の新興中間層の潜在的政治力を高めてもいるのである。

    タイにおける近年の

    民主主義
    の後退が一時的なものであることを願うが、近年の
    民主主義
    の後退の過程で、タイでは
    民主主義
    を支えるべき制度が大きく傷ついており、
    民主主義
    が健全に育つにはかなりの時間がかかるかもしれない。深まってしまった社会的亀裂はすぐには癒えそうにない。王室と共存関係にある軍による政治支配は、外見だけは
    民主主義
    の装いをして今後もしばらくは続くかもしれない。しかし王室と軍との共存関係が今後どれくらい続くかを現時点で判断することは難しい。

  • 田村 哲樹
    年報政治学
    2019年 70 巻 2 号 2_289-2_311
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/12/21
    ジャーナル フリー

    現代

    民主主義
    理論には、様々な理論潮流が存在する。しかし、そうした様々な試みも、「自由
    民主主義
    」 を前提とし、その深化ないし徹底化を目指すという点では共通しているのではないだろうか。このような疑問に対して、本稿は、現代
    民主主義理論と自由民主主義
    との関係を再検討し、両者の関係が 「自由
    民主主義
    の深化・徹底化」 にとどまるものではないことを明らかにしようとする。その際、本稿は、自由
    民主主義
    における 「自由(リベラル)」 の多義性に注目する。すなわち、本稿は自由
    民主主義
    の 「自由 (リベラル)」 には少なくとも、資本主義、競争的な政党システム、公私二元論、そして立憲主義の4つの意味があり、かつ、それぞれの意味での 「自由 (リベラル)」 を乗り越えようとする現代
    民主主義
    理論が存在することを明らかにする。

  • 今田 高俊
    学術の動向
    2022年 27 巻 9 号 9_30-9_34
    発行日: 2022/09/01
    公開日: 2023/01/27
    ジャーナル フリー

     

    民主主義
    は今、大きな岐路に立たされている。
    民主主義
    の機能不全ともいうべき兆候は、1980年代以降に国内外で現れ始めた。国政選挙への参加である選挙投票率の顕著な落ち込みがそれである。これと並行して権威主義が勢力を伸長するようになった。権威主義は
    民主主義
    よりもコロナ対応に効果的であるというデータに基づいて、
    民主主義
    のたそがれ時が訪れたとする議論が勢いを増している。しかし、権威主義とコロナ禍対応の有意な関係は見せかけの相関に過ぎない。なすべきことは
    民主主義
    のアップグレード、すなわちデジタル
    民主主義
    の構築である。本稿では、その要となる方法として、「二次の投票」と合意形成のプラットフォームである「Pol.is」を取り上げ、
    民主主義
    の新たな地平を素描する。

  • ―多文化時代の民主主義防衛
    大竹 弘二
    年報政治学
    2020年 71 巻 2 号 2_55-2_81
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/12/15
    ジャーナル フリー

    民主主義
    の敵に対して寛容である必要はないという戦闘的
    民主主義
    の思想は、ナチスの経験を経た戦後ドイツで特に発展したが、今日ではそれ以外の少なからぬ国々でも採用されており、さらにはヨーロッパ人権条約のような国際条約にも見られるようになっている。しかし同時に戦闘的
    民主主義
    は、そのエリート主義的な人民不信や恣意的な拡大適用ゆえにそれ自体が
    民主主義
    を毀損する危険があるとも批判されてきた。特に2000年代以降、イスラムと自由
    民主主義
    の両立可能性が疑われるなかで、ヨーロッパ人権裁判所は世俗主義の擁護を名目とした各国でのムスリムの権利制限を容認する判決を下すようになったが、これに対しては戦闘的
    民主主義
    の過剰適用として批判も多い。こうした問題を受けて、近年の新戦闘的
    民主主義
    論者は、
    民主主義
    の敵を排除するだけでなく、それを包摂する実践も伴った二重戦略を構想するようになっている。それは
    民主主義
    を実体的価値として防衛する必要性を認めると同時に、万人が自由で平等な市民として参加するという手続き主義的な
    民主主義
    理解も維持するような戦略である。本論文は戦闘的
    民主主義
    論の現状を概観したうえで、それが従前批判されてきた欠点の克服に成功しているかどうかを検討する。

  • 杉浦 功一
    日本比較政治学会年報
    2012年 14 巻 169-196
    発行日: 2012年
    公開日: 2020/03/16
    ジャーナル フリー
  • 生活者の観点より考える
    真崎 克彦
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2012年 2012 巻 F13
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/03/28
    会議録・要旨集 フリー
    近代
    民主主義
    の標準的制度を取り入れつつも、自由主義に歯止めを掛ける「ブータンらしい民主化」が同国で進められてきた。しかし、そうした西洋近代を起点とした見方では、
    民主主義
    は西洋で発展し非西洋に伝播する、と見なす進歩史観と同根の論理に陥る。そこで本発表では、生活者の観点に依拠しつつ「ブータンらしい民主化」という捉え方を見直し、ひいては、近代
    民主主義を基準とした従来型の民主主義
    観を書き換える方途を探る。
  • —「家族制度」と「民主主義的家族」の対比を中心に—
    本多 真隆
    家族社会学研究
    2013年 25 巻 1 号 64-75
    発行日: 2013/04/30
    公開日: 2014/11/07
    ジャーナル フリー
    敗戦直後の家族研究は,「制度から友愛へ」という図式に象徴されるように,戦前と戦後の家族の対比を,後者の「
    民主主義
    的家族」の情緒的関係を強調する形で描いたとされる.しかし,家族関係に
    民主主義
    の理念を適用する「
    民主主義
    的家族」は,「明るくなごやか」な家族なのだろうか.本稿は「家族の民主化」論における,「家族制度」と「
    民主主義
    的家族」の対立を,家族の情緒的関係を中心に検討する.その結果,当時の家族研究者は「家族制度」を情緒的な空間とみなし,「
    民主主義
    的家族」に適用される「権利義務」や「主体性」といった「
    民主主義
    」の理念を,家族の情緒的関係と緊張関係にあるとしていたことが明らかになった.いわばその対立は,「明るくなごやかでありえた家族制度」と「必ずしも明るくなごやかにならない
    民主主義
    的家族」というものだった.結論部では,本稿でとらえ直した枠組みのもと,「家族の民主化」論の限界と可能性について考察した.
  • ――「戦後民主主義」の限界と可能性に関するジェンダー史的考察――
    千葉 慶
    ジェンダー史学
    2017年 13 巻 5-19
    発行日: 2017/10/20
    公開日: 2018/11/01
    ジャーナル フリー

    現在、「戦後

    民主主義
    」は危機に瀕しているが、わたしたちはまだ、「戦後
    民主主義
    」とは何なのか、何を受け継いでいくべきかを適切に検討できてはいないのではないか。

    本稿は、以上の問題意識に立ち、「戦後

    民主主義
    」表象の中でも、もっとも影響力を持った表象の一つである『青い山脈』を取り上げ、そこに何が「戦後
    民主主義
    」の要素として刻まれたのかを抽出し、同作品のリメイクおよび同一作者原作映画の中にその要素がどのように時代を経て、変容を伴いながら受け継がれていったのかを考察することによって、「戦後
    民主主義
    」の受容形態の一端を確認し、かつ、今何を「戦後
    民主主義
    」の遺産として継承すべきなのかを考える契機とするものである。

    『青い山脈』が、「戦後

    民主主義
    」のエッセンスとして描いたのは、第一に「自己決定権の尊重」であり、第二に「対話の精神」「暴力否定」である。前者は、1980年代に至るまで一貫して描かれてきた。他方、後者には1960年代以降、疑義が唱えられるようになり、特に「暴力否定」についてはほぼ描かれることはなくなってしまった。ただ、これをもって「戦後
    民主主義
    」が衰退したとすべきではない。この推移は、「対話の精神」を突き詰め、より時代に見合った
    民主主義
    の作法を模索した結果ともいえるからである。

    また、ジェンダー史的観点からすると、今回取り上げた作品群には、一様に男性優位、女性劣位のジェンダー構造に固執した表現が目についた。ただし、すべてがこのような限界性に囚われているとするのは早計である。なぜならば、作品群の精査によってそれらの中に、暴力性を拒絶する男性像や、男性優位の構造を内破しようとする女性像の描写を見つけることができたからである。今、わたしたちがすべきことは、「戦後

    民主主義
    」を時代遅れのものとして捨て去ることではなく、長い年月の中ではぐくまれてきたその可能性を見出し、受け継いでいくことではないだろうか。

  • 西田 文夫
    教育哲学研究
    1962年 1962 巻 7 号 64-78
    発行日: 1962/10/30
    公開日: 2009/09/04
    ジャーナル フリー
    「『
    民主主義
    と教育』という書物は、長い間ありのままの私の哲学が最も十分に説明されている書物であった。」こう述べているように、デューイの哲学と教育学とにおいて、
    民主主義
    の概念は最も重要なものである。従って、デューイの教育思想を把握するためには、
    民主主義
    と教育との関係が究明されねばならない。また、デューイの宗教論について、マックラスキー (N.G.Mccluskey, S.J.) は次のように評している。すなわち「これは、デューイが
    民主主義
    時代のために注意深くつくりあげた科学的宗教である。」それ故、デューイの宗教論も当然彼の
    民主主義
    との関連において考えられねばなるまい。そこで本論文においては、まずデューイが主張する
    民主主義
    と教育との関係をとらえ、次に彼の宗教論を
    民主主義
    との連関において解明することによって、宗教と教育との関係についてのデューイの見解を明らかにしたい。
  • 安藤 丈将
    社会学研究
    2020年 104 巻 145-173
    発行日: 2020/02/21
    公開日: 2021/09/24
    ジャーナル フリー

     本稿では、社会運動と

    民主主義
    との関係を論じている。主に
    民主主義
    の研究者の議論に焦点を絞り、彼らが社会運動の役割をどう見ていたのかを明らかにしていく。

     一節では、民主化研究の古典を検討しながら、その中で社会運動という行為者の民主化に果たす役割が重視されていなかったことを論じる。二節では、政治学と社会学の分業化の中で、

    民主主義
    研究と社会運動研究の分離が生じたことに触れた後、一九九〇年代以降、モダニティの構造変容とそれに伴う政治の再定義の状況の中、二つの研究領域の再統合が進んでいることを見ていく。

     三、四節では、一九九〇年代以降の

    民主主義
    論者の中でもっとも意識的に社会運動を位置づけてきた一人であるアイリス・マリオン・ヤングのテキストを取り上げる。彼女は、社会運動が公式の政治制度の外側に政治参加の場を提供すると同時に、その場において政治的コミュニケーションの手段を多様化して熟議的な
    民主主義
    の実現に寄与するという形で、社会運動の役割を位置づけていた。

     五節では、社会運動内部の

    民主主義
    と熟議システム論という、このテーマに関する最新の研究動向を概観しながら、社会運動と
    民主主義
    というテーマの今後を展望する。

  • 井深 雄二
    日本教師教育学会年報
    2003年 12 巻 8-13
    発行日: 2003/10/01
    公開日: 2020/12/15
    ジャーナル フリー
  • ―社会主義経済体制と社会主義的民主主義に注目して―
    松戸 清裕
    比較経済研究
    2018年 55 巻 2 号 2_71-2_83
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/09/28
    ジャーナル フリー

    20世紀の世界に大きな衝撃を与えたソ連社会主義について,社会主義経済体制と社会主義的

    民主主義
    に注目して再考する.社会主義経済体制は一時は大きな成果を挙げたが,体制構築時の犠牲には見合わず,非効率的で,もはや発展途上国にとってさえモデルとはならない.社会主義的
    民主主義
    は,非自由主義的で自由が制限されるため採用されるべきではないが,直接
    民主主義
    的な制度の重視と個別救済の制度化という点では参照に値しよう.

  • ――インド民主主義60年の実践――
    中溝 和弥
    日本比較政治学会年報
    2012年 14 巻 221-245
    発行日: 2012年
    公開日: 2020/03/16
    ジャーナル フリー
  • 遠藤 知子
    年報政治学
    2020年 71 巻 2 号 2_125-2_144
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/12/15
    ジャーナル フリー

    近年、福祉資本主義の機能不全を背景に資本主義経済を民主的にコントロールする手段として産業

    民主主義や職場民主主義
    の議論が復活している。こうした流れの中で、20世紀を代表する政治哲学者のジョン・ロールズが正義にかなう体制として生産用資産と人的資本を広く分散させる財産所有制
    民主主義
    を提唱し、その主要制度の一つとして労働者管理型企業の可能性について言及していることは注目に値する。ロールズの正義論に内在的な理由から労働者管理型企業を擁護する論者は、格差原理が目指す影響力や自尊心の互恵的な分配には何らかの職場
    民主主義
    が要請されると主張する。本稿では、これまであまり注目されてこなかった財産所有制
    民主主義
    の 「単位」 の問題に焦点を当て、個別の企業や職場内部の
    民主主義
    がミクロな単位で最不遇者の境遇改善に寄与したとしても、ロールズの正義論が目指すマクロな制度的正義が実現されるとは限らないことを明らかにする。その上で企業や職場内部の
    民主主義
    を基本構造の正義とつなげる三つの可能性について検討する。

  • 湊 一樹
    アジア研究
    2020年 66 巻 2 号 42-51
    発行日: 2020/04/30
    公開日: 2020/06/09
    ジャーナル フリー

    Against a backdrop of growing concern over democratic decline, many scholars have debated whether democracy has been in a global recession for the past decade or so. Based on two major democracy indices, this article presents how political regimes in Asian countries have changed since the mid-2000s—the period when, according to its proponents, a global democratic recession started. Both the Freedom House and Varieties of Democracy (V-Dem) measures suggest that the Asian countries that have lower scores now than in 2005 are mostly emerging democracies, but that there is no clear pattern of democratic decline across the region since the mid-2000s. Notably, there was a significant gap between the two indices for some countries, including the Philippines and India, both of which are featured in the current issue of this journal. This seems quite natural, given the different methodologies adopted by the indices to measure democracy. I conclude that country case studies are critical for assessing the extent to which democracy indices can capture the political reality of each country and for determining which index is more sensible than others.

  • 大山 礼子
    年報行政研究
    2016年 51 巻 157-159
    発行日: 2016年
    公開日: 2020/03/24
    ジャーナル フリー
  • 岩崎 正洋
    日本比較政治学会年報
    2001年 3 巻 25-46
    発行日: 2001/06/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 河相 一成
    東北農業経済研究
    1984年 4 巻 1 号 16-33
    発行日: 1984/08/01
    公開日: 2016/08/25
    ジャーナル フリー
  • 吉見 崇
    アジア研究
    2019年 65 巻 1 号 122-125
    発行日: 2019/01/31
    公開日: 2019/03/27
    ジャーナル フリー
feedback
Top