詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "池坊短期大学幼児保育学科"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 一朝食の大切さを伝える
    北出 かおる
    日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
    2017年 60 巻 A2-6
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/08/13
    会議録・要旨集 フリー
    【背景、目的】日本の食生活は健全なものであると国際的に高い評価を受け、日本は長寿国となった。食料消費は熟成段階に達し、各家庭における食費のエンゲル係数は低く、好む食べものを好きなだけ食べることができる社会であるが、一方ではデフレ経済が続き満足な食生活が営めない家庭もある。今日では、健康への興味が高くメディアなどの情報が氾濫しているにも関わらず、生活習慣病は増え続け、肥満や若い女性の痩せなどの健康問題も食習慣の乱れから低年齢化している。その他に精神不安定やアレルギーなどの問題が増加している。その背景には、食品加工技術の進歩を受け、加工食品、惣菜、弁当など調理済み食品が手軽に購入できるシステムによって、日本の伝統食文化から遠ざかりつつある社会が影響していると思われる。便利な社会生活との引き換えに、あまりにも食べることを後回しにしてきた結果ではないだろうか。極論と付されるかも知れないが精神不安定、引きこもり、いじめ等の社会問題も、栄養バランス乱れから脳でコントロールが出来なくなった要因のひとつとも考えられるのではないか。小中高校生おいての食関連授業は、家庭科及び食育で行なわれている既習内容であるが、調理基本操作及び朝食を食べる習慣を定着させることは、学校を卒業した後も生涯の心身の安定を図ることができると考える。そのための授業手法の提案を目的とした。
    【方法】1、中学生スポーツ活動中に起こりうる息切れ、過呼吸、嘔吐など、気分が悪くなる症状を取り上げて、食生活との因果関係についての生活習慣アンケートを実施した。朝食欠食及び野菜水分不足と熱中症との関連について統計処理した。
    2、8日間の食事調査を行ない、朝食欠食と体調不良との関連について調べた。
     上記の方法で調査した結果から、日常的に基本調理を行なわれていない家庭及び対象者の間で、脱水症状、体調不良になることが分かった。
    3、実際に家庭科、給食指導などを通して食に関する教育はされているが不安に感じた為、ある大学の新入学生を中心に行なう血液検査結果及び基本健診を実施し、生活習慣病と食事との関係を調べた。
    その他、小中高校生の家庭科教員3名の方々にも家庭科学習指導要領を確認したところ、教員の温度差はあるが6つの食品群は学習するが食べ方については、各学校で年度の目標に掲げない限り、授業時間の余裕が無いので難しいと返事が返ってきた。これらの調査結果を基に次の授業を実施した。
    ①6年生4クラスを対象に全12H、担任教諭とともに「朝ご飯は大切だよ」をテーマにバランスの良い食べ方教育を実施した。授業内容は、簡単な栄養学を学習しながら、昼の給食献立を基に朝と夕食の献立を6つの食品群全てをバランス良く食べられるように献立を子供達に考えてもらう授業を実施した。
    ②8日間書きだし自己分析を行なった。自己分析することで自分の食生活について自発的に考えられるようになった。調理実習も行ない食生活の基本となる汁物、煮物、和え物、蒸し物、焼き物などの基本調理を学ばせた。
    【結果】小学校6年生では、「食」を学ぶことで、給食を残す子ども少なくなり残菜が減った。家庭で出される野菜も積極的に食べられるようなった。看護学生の調査では、調理実習後、野菜を調理したことが無い学生も自発的に調理するようになり、自己管理ができる学生が増えた。看護学生は朝食の欠食が3割と多かったが、何かを食べてから朝出かけられるようになった。
     学校では、集中力の低下、熱中症、心の病、生活習慣病などの問題が増えいる中での対処法は、朝ごはんの徹底指導であると考えている。幼い頃からの食習慣が将来へ繋がると考える。小中高学校での家庭科食教育に生活に役立つ栄養学を折り込みながら、食品の知識習得、調理実習を繰り返すなど、小学校から地道な努力の積み重ねることで、卒業後も生きる為の術として実践できるのではないか。
  • 近江 望, 大城 順子, 高田 康史, 湯浅 理枝
    教育医学
    2023年 68 巻 4 号 276-286
    発行日: 2023/06/28
    公開日: 2023/07/10
    ジャーナル オープンアクセス
    The purpose of this study was to clarify the current status of education using a jump rope in a Japanese elementary school by investigating the actual situation utilizing jump rope in the class and the reference of the activities using a jump rope. The results of this study can be utilized to review the trend research that is changing from teaching methods to the value of teaching materials. This study found more than 90% of the teachers in all grades, used jump rope and about 95% of teachers answered using learning cards for jump rope, and an average period of physical education class was 6.26 hours. It is assumed that teachers’ understanding of the teaching content and their confidence in teaching will increase along with their teaching career. It is necessary for young teachers, who are motivated to participate in teacher education, to understand well the activity of physical fitness using a jump rope. It is expected that practical examples of using ropes and other teaching materials will be guided to the spread of learning about the original purpose of physical fitness.
feedback
Top