詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "津波古"
279件中 1-20の結果を表示しています
  • 坂本 清子,
    津波古
    充朝, 小林 年光
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1986年 1986 巻 5 号 665-670
    発行日: 1986/05/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    O'型五酸化二リンとα-アルミナとの反応によるリン酸アルミニウムの合成におよぼす両者の混合劇合(R=P2O5/Al2O3), 加熱温度, 加熱時間および五酸化二リンの吸着水分量の影響について, X線回折, 示差熱分析および熱重量分析法を用いて検討した。
    1)本反応において得られるリン酸アルミニウムは, オルトリン酸アルミニウムAlPO4のberlinite, cristobalite型, リン酸二水素アルミニウムAl(H2PO4)3のC型, 三リン酸二水素アルミニウムAlH2・P3O10の1型, メタリン酸アルミニウムAl(PO3)3のA, BおよびE型, 3種の未知化合物であった。2)リン酸アルミニウムの種類およびそれらの生成量は, モル比P2O5/Al2O3(R), 水分量および加熱温度によって大きく異なった。AlPO4は, R=1, 300℃以上でよく生成した。すなわちberliniteは水分量が10%以上で生成し, cristobalite型は水分量に無関係に生成した。Al(H2PO4)3のC型は, R=1, 200℃, 水分量が30%以上で生成した。AlH2P3O10のI型は, R≧3,300℃, 水分量が12~30%でよく生成した。Al(PO3)3は400℃以上でよく生成した。またBおよびE型はおもに水分量が10%以下で生成し, 一方, A型ぽ水分量に無関係に生成した。3)両者の反応速度は, おもに水分量に支配され, 水分量の増加とともに速くなった。4)両者の反応においては, まず最初に無機高分子化合物であるO'型五酸化二リンが水と反応して加水分解を受け, ボリリン酸となり, それがα-アルミナと反応して種々のリン酸アルミニウムが生成するものと考えられる。
  • 坂本 清子, 綱脇 恵章,
    津波古
    充朝, 田中 和男, 小林 正光
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1990年 1990 巻 4 号 363-369
    発行日: 1990/04/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    五酸化ニリンと水酸化アルミニウムとの反応によるリン酸アルミニウムの生成における3種の結晶形の異なる五酸化ニリン(H型,0型および0'型)の反応性の相違,および水酸化アルミニウム分子内のヒドロキシル基がリン酸アルミニウムの生成におよぼす効果について,粉末X線回折,示差熱分析および熱重量分析法を用いて検討した。1.生成するリソ酸アルミニウムの種類およびその生成量は,五酸化ニリソと水酸化アルミニウムの混合割合(R=P205A1(OH)3),加熱温度および加熱時間によって異なった。すなわち,R=0.5ではオルトリン酸アルミニウムAIPO4のberliniteとcristobalite型およびメタリン酸アルミニウムAl・(PO3)3のA型,R=1.5では三リン酸二水素アルミニウムAIH2P3O10.のI型およびA1(PO3)3のA型とB型,R=3ではA1(PO3)3のA型.B型およびE型が生成した。2・水酸化アルミニウムに対する五酸化ニリンの反応性は,H型五酸化ニリンが一番高く,次にO'型,0型五酸化ニリンの順であった。この傾向は五酸化ニリンの加水分解速度の順序と一致した。3.水酸化アルミニウム分子内のヒドロキシル基は五酸化ニリンの加水分解に寄与し,それは五酸化ニリソとα-アルミナとの反応においてあらかじめ添加した水分と同様に重要な役割を果した。
  • 津波古
    充朝, 川本 嘉代, 檀上 真弓, 馬場 嘉信, 村上 雅彦, 成相 裕之, 本岡 達
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1992年 1992 巻 9 号 944-950
    発行日: 1992/09/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    層状三リン酸二水素アルミニウムニ水科物AIH2P3O・2H20(ADHPと略記する)へのモノアルキルアミンおよびアニリンのインターカレーションについて,粉末X線回折法,示差熱重量分析法(DTA,TG)およびIRスペクトル法を用いて検討した。
    モノアルキルアミンの炭素数とADHPへのそれらのインターカレート化合物の層間距離との間には直線関係があり,その勾配は2.1であった。このことはアルキルアミンがADHPの層間に約56℃ の傾きでインターカレートされ,bilayer構造を形成していることを示している。一方,ADHPへのアニリンのインターカレーションにより,ADHPの層間距離(d=7.9A)は18.8Aまで広がった。
    ADHPへのモノアルキルアミンのインターカレーションの容易さを比較すると,オクチルアミン(C8)およびデシルアミン(C10)のような比較的炭素数の大きいアミンの方が,炭素数の小さい(C1~C4)あるいは炭素数が12以上のアミンよりもインターカレート化合物をつくりやすい傾向があった。炭素数が3(プロピルアミン)よりも小さいアルキルアミンのインターカレート化合物をリン酸で処理(洗浄)すると,層間中のアルキルアミンが除かれ,原料のADHPへ戻った。ところが炭素数が6(ヘキシルアミン)以上のアルキルアミンおよびアニリンのインターカレート化合物は擾水性が強く,水面上に浮くようになる。
    DTAの結果から,アルキルアミンやアニリンはADHPの層間に強く保持され,それらの沸点以上で加熱しても安定で,350℃ 付近から熱分解が始まった。
  • 坂本 清子, 山口 俊郎, 中平 敦
    材料
    1999年 48 巻 6 号 571-574
    発行日: 1999/06/15
    公開日: 2009/06/03
    ジャーナル フリー
    Crystalline aluminium orthophosphate AlPO4 has various polymorphic forms. However, it is difficult to prepare a pure single phase AlPO4. In order to synthesize a single phase of AlPO4, we have undertaken the dehydration of aluminium orthophosphate dihydrate AlPO4·2H2O (metavariscite) in organic solvent. The crystalline phases of obtained products were identified by X-ray diffraction method and measurement of MAS-NMR 31P and 27Al. A crystalline AlPO4 (berlinite, tridymite-form, cristobalite-form, or A-form) was selectively synthesized by controlling the amount of H3PO4 and sort of organic solvent (1-butanol and isobutyl methyl ketone).
  • 葉山 正樹
    資源処理技術
    1997年 44 巻 4 号 194-199
    発行日: 1997/12/25
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 坂本 清子, 津波 古充朝, 村上 雅彦, 田中 和男
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1995年 1995 巻 9 号 681-688
    発行日: 1995/09/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    有機溶媒を用い,80~120℃ の温度領域でのリン酸と水酸化アルミニウムとの反応による結晶性オルトリン酸アルミニウムの合成法について検討した.有機溶媒の種類,水分量,加熱温度および加熱時間について検討した・また,得られた生成物のSEM観察,TG-DTA,固体表面酸性質,粒子径,比表面積およびアンモニアガスの吸着について検討した.1)オルトリン酸アルミニウム AlPO4(berlinite,tridymite型,cristobalite型およびA型)は,オルトリン酸アルミニウム・二水和物 AlPO4・2H2O(metavariscite)の脱水を経て生成した.metavarisciteの脱水条件を調整するのに,有機溶媒は大変有効であった.metavarisciteは,水と有機溶媒との混合溶媒を用いることにより従来の合成法に比較し短時間で合成することができた.有機溶媒としては,沸点が100℃ 前後の水に不溶あるいはわずかに溶ける溶媒が有効であった.metavarisciteは AlPO4:Al(OH)3;H2O:有機溶媒(モル比)=O.33:0.30:4 .0:1.5の条件で,15時間以上かきまぜながらの加熱還流により最もよく生成した.AIPO4の各結晶形は以下のような反応条件で得られた.berliniteは1-ブタノールを用いてH3PO4およびAl(OH)3を上記と同様の割合で混合し,12時間の加熱還流後,12時間脱水を行うことによって,またcristobalite型はイソブチルメチルケトンを用いて同様の混合割合で,20時間加熱還流後,6時間脱水を行うことによって生成した.tridymite型はO'型-P2O5を加えた1-ブタノール中で,metavarisciteを48時間脱水することにより,A型は水洗したmetavarisciteを1-ブタノール中で6時間脱水することにより生成した.2)有機溶媒は,粒子径が3~12μmの微細な結晶性オルトリン酸アルミニウムを合成するのに有効であった.本方法により合成したcristobalite型およびtridymite型は,酸量,比表面積,アンモニアガス吸着量共に乾式法による生成物と比較し良好な結果を示した.
  • 服部 英, 住吉 孝, 田部 浩三,
    津波古
    充朝, 本岡 達, 小林 正光
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1976年 1976 巻 1 号 21-24
    発行日: 1976/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    2種のリン酸アルミニウム;α -アルミナとリン酸からつくったもの(AP-I),および塩化アルミニウムとリン酸からつくったもの(AP-II)を触媒とし,直鎖ブテンの異性化反応を研究した。130~250℃の反応温度範囲で,反応生成物はすべて直鎖プテンで,骨格異性化は観測されなかった。AP-IIはH0≦-8.2の強い酸点を有し,その触媒活性は,H0>+0.8の弱い酸点しかないAP-Iよりはるかに商かった。触媒活性はCO2被毒により変化しないが,NH3被毒により減少した。AP-IIでは,0.24mmol/gのNH3を導入することにより,活性が完全に失われたが,AP-I1では多量のNH3を導入しても活性は約50%減少するだけであった。重水素交換した触媒上でcis-2-ブテンからの反応を行ない,生成物中のD原子分布から活性点の種類と吸着ブテンの状態を考察した。
  • 砂川 元, 仲宗根 敏幸
    老年歯科医学
    2006年 21 巻 3 号 163-169
    発行日: 2006/12/31
    公開日: 2014/02/26
    ジャーナル フリー
  • --ヘルス・ローカス・オブ・コントロールを媒介にして--
    津波古
    澄子
    順天堂医学
    1999年 45 巻 1 号 28-41
    発行日: 1999/06/10
    公開日: 2014/11/18
    ジャーナル フリー
    目的: 5・6歳児の主観的健康観を明らかにし, 健康に対する信念や保健対処行動の関係を検討した. 5・6歳児に対する適切な保健教育ならびに養育者や保育関係者への情報提供など, 健康教育に資する目的で行った. 対象: 5・6歳児のヘルス・ローカス・オブ・コントロール (HLC) を捉えるための簡易式幼児用HLC図版を工夫し, その妥当性をみるための予備調査を公立小学校 (武蔵野市, 沖縄県) 1年生75名 (男39・女36) を対象に行った. 本調査は公立保育園の5・6歳児90名 (男児46・女児44) と養育者90名を対象とした. 方法: 面接法で, 保育園の静かな場所にて10分程度の半構成的インタビューを行った. 主な質問は, 1) 健康を知っているか2) 「元気だな」と思うときはどんな時3) 「元気がないな」と思うときはどんな時4) お腹がすいたときどうする5) 疲れたときどうする6) 寒いときどうする7) 元気のおかげはどれを簡易式幼児用HLC図版をみせて選択する方法であった. 結果: 5・6歳児の86%は「健康」という言葉を理解していなかった. 5・6歳児の主観的健康観を「元気」「元気でない」で捉えると, 「元気」を〈活動〉〈生活〉〈人間関係〉〈情動〉として表象しており, 「元気でない」の理解には〈身体〉的表象が加わることが明らかになった. 簡易式幼児用HLC図版の工夫は, 文字の学習に個人差のある幼児期に活用できる可能性が示唆された. 5・6歳児の空腹, 疲労, 寒さに対する保健対処行動は, 積極対処行動と我慢対処行動の2つがみられた. 3つのうち2つ以上に我慢対処行動傾向のある子どもが11%いた. また, 2つ以上の我慢対処行動への影響要因として, 女児で健康に対する自己統制観をもち, 人間関係・情動指向が示された. さらに, 我慢対処行動に影響を及ぼしている要因の重要度は, 元気でない, 元気, HLC, 性差の順位であった. 結論: 主観的健康観とHLCを媒介にした保健対処行動は, 相互に関連が示された. また, 5・6歳児の保健教育のあり方に有効な方向が示された.
  • 葉山 正樹
    資源処理技術
    1992年 39 巻 2 号 62-66
    発行日: 1992/08/25
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • リン酸アルミニウム及び硫酸バリウム
    西野 忠, 王 学達
    Journal of the Ceramic Society of Japan (日本セラミックス協会学術論文誌)
    1989年 97 巻 1122 号 155-160
    発行日: 1989/02/01
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
    Dissolution rate of AlPO4 powder with different modifications in aqueous suspension containing H-R, strongly acidic H-formed ion exchange resin, was investigated as a function of suspension concentration, temperature and stirring speed. Dissolution of BaSO4 powder was carried out under the similar experimental conditions, for comparison. Fractional dissolution was calculated from the analytical result of liberated amounts of PO43- and SO42- brought about by the cation exchange reaction.
    The results obtained were summarized as follows;
    (1) Well-crystallized quartz-type AlPO4 (b-AlPO4) did not dissolve appreciably, whereas cristobalite-type AlPO4 (c-AlPO4), heat-treated sample of b-AlPO4, dissolved considerably for its metastability.
    (2) Dissolution of AlPO4 did not so accelerated by suspension concentration as compared with BaSO4.
    (3) Dissolution tendency of both AlPO4 and BaSO4 increased with increasing temperature.
    (4) Stirring increased the collision frequency between sample powder and H-R particle to enhance the dissolution rate, in general, as shown in BaSO4. However, the increase in stirring speed hinders the dissolution tendency of AlPO4 because of slow exchange reaction at the collision interface.
  • 樫木 正行, 大島 昌三
    分析化学
    1971年 20 巻 11 号 1398-1405
    発行日: 1971/11/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    原子吸光分析法による有機物中の金属の定量において,試料を直接有機溶媒で溶解し,有機溶媒のまま定量する方法について検討した.この方法では金属化合物の化合物のタイプの違いによって吸光度が異なっている.したがってこの方法で分析する場合は検量線作成に用いた金属化合物と試料中の金属化合物の化合物のタイプが異なると正確な定量値は得がたい.この問題点を解決すべく種々検討の結果,試料にハロゲンもしくはハロゲン化合物を加えることで,どのような金属化合物も一定の吸光度を示すことを見いだした.本法は無機および有機金属化合物のいずれにも適用でき,ともに一定の吸光度となる.効果を示す添加物はハロゲン,原子吸光分析に用いる溶媒に可溶の無機ハロゲン化合物,ハロゲン化アンモニウム化合物およびハロゲン化水素などである.添加量は金属原子数に対して大過剰であって,たとえば添加物がヨウ素で溶媒がメチルイソブチルケトン(MIBK)の場合にはMIBK 10mlに対して少なくとも1.5mg以上加えなければならない.ハロゲン添加効果は炎中で現われるもので,炎中で試料金属とハロゲンが反応することによって,ハロゲン化金属を一度形成し,そのハロゲン化金属がさらに原子化されるものと考えられる.
  • 宮良 信詳
    言語研究
    2002年 2002 巻 122 号 79-113
    発行日: 2002/09/25
    公開日: 2007/10/23
    ジャーナル フリー
    In the present investigation, it is claimed that, in the group of dialects spoken in the central and southern parts of the Okinawan mainisland, there is a position of modality signaled by inflectional forms of verbs. The modality involves the notion of certainty, and occupies its own morphological position in the ordering of Verb Root (+ Aspect [durative]) (+Negative) (+Style [{honorific, polite}]) (+Modal) (+Tense)+Mood. Modal distinctions are made by the morpheme /+yi/ ‘to be certain, ’ conveying information about a past, event directly acquired through observation, and the other /+tee/‘to be less certain, ’conveying information about the preceding event inferred from observation at the time of the utterance. In the case of the absence of such distinctions, information about the past is taken to be through hearsay. As expected, the two modal forms neither co-occur with the first person subject in the declarative sentence nor with the second person subject in the interrogative, because neither the speaker nor the hearer can observe his/her own act. It is shown that the modal form /+yi/ neither co-occurs with the non-past tense nor with the negative, because only the past event can be subjectively observed and the negated event itself cannot be observed. However, it is argued that, if the speaker's act is in his/her dream or in the subjunctive world, it can be the object of direct observation.
  • 中山 尋量, 和田 奈津子,
    津波古
    充朝
    粘土科学討論会講演要旨集
    2002年 46 巻
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/07/07
    会議録・要旨集 フリー
    新規薬物送達システムの開発を目指し、層状複水酸化物へのホスホマイシンのインターカレーションを行った。反応温度、時間、pH、溶液濃度を様々に変化させ、反応条件を検討した。ホスホマイシンは水溶液中と同様に、2価の陽イオンとしてbilayer構造で取り込まれていることが明らかとなった。また、層間では、400℃まで安定化できることが明らかとなった。その叙放性についても併せて報告する。
  • 津波古
    充朝, 本岡 達, 小林 正光
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1974年 1974 巻 6 号 1028-1032
    発行日: 1974/06/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    α-Al2O3およびAl(OH)3とリソ酸二水素アンモニウムとの反応におけるテトラメタリン酸アルミニウムAl4(P4O12)3のA, B, CおよびD型の生成条件を調べた。
    α-Al2O3とリン醸二水素アンモニウムとの混合物を750℃以上で加熱するとA型が生成し,この混合物を500~550℃加熱するとB型が容易に得られる。C型はこの混合物な600~700℃の加熱により生成することもあるが,一般にはA型あるいはB型との混合物として得られる。ところがあらかじめつくっておいたC型をα-Al2O3とNH4H2PO4との混合物に1~5%加え,525~575℃で加熱するとC型が容易にそして恒常的に合成できる。D型はα-Al2O3とNH4H2PO4との混合物を窒素ガス気流中あるいは乾燥空気中で500℃で加熱すると生成する。またα-Al2O3とNH4H2PO4との混合物を真空中で500~700℃で加熱するとB型のみが生成する。使用するアルミニウム原料,モル比R,加熱温度および加熱雰囲気によって生成するリン酸アルミニウムの種類もそれらの生成量も非常に異なる。またこれらのリン酸アルミニウムのIRSおよび熱変化についても開べた。
  • *中山 尋量, 平見 宗一郎,
    津波古
    充朝
    粘土科学討論会講演要旨集
    2003年 CSSJ3 巻 P17
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/02/23
    会議録・要旨集 フリー
    メルカプトプロピオン酸を層状複水酸化物へインターカレーションさせると層状複水酸化物の触媒作用により酸化を受けジチジプロピオン酸となりインターカレートされることが、Raman, 13C CP/MAS NMRにより明らかとなった。また、この酸化を伴うインターカレーションは、他のメルカプトカルボン酸でも同様におこることがわかった。
  • 当真 武,
    津波古
    喜正, 藤井 真, 清水 勝公, 堀 哲郎
    海洋深層水研究
    2000年 1 巻 1 号 79-84
    発行日: 2000/07/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    Worldwide attention has recently come to focus on the Earth's Boundless supply of deep seawater whose rich nutrition, low temperature and extreme purity imbues it with high potential. This paper describes the construction of deep seawater intake facilities in Okinawa.
  • 津波古
    充朝, 本岡 達, 小林 正光
    日本化學雜誌
    1971年 92 巻 12 号 1131-1135
    発行日: 1971/12/10
    公開日: 2009/02/05
    ジャーナル フリー
    リン酸と各種アルミニウム化合物との反応において,用いるアルミニウム原料によってその反応性はおおいに異なる。したがって同一のモル比R(Al2O3/P2O5)および加熱温度で反応させても,生成する各種リン酸アルミニウムの生成物の混合割合はやや異なる。ただし,一般的な傾向としてモル比Rが大で低温では,AlPO4ができやすく,またRが小で高温では,四メタリン酸アルミニウムAl4(P4O12)3ができやすいことが認められる。したがって,その酸性質はアルミニウム原料が異なれば,同じモル比R,同じ加熱温度でつくっても異なる。これは生成するリン酸アルミニウムによるものであるが,酸性度は主として未知物質K(20=11.2°に強いX線回折ピークを有する物質)に依存しているので,物質Kに着目するならば,両者は比例関係にある。いいかえれば,本法で得られるリン酸アルミニウムの酸性度が大きいのは未知物質Kによるものである。
    また各種アルミニウムとリン酸との反応により作製したリン酸アルミニウムの酸性度は酸強度pKaが+1.5付近に集中している。
  • 大庭 茂樹
    分析化学
    1991年 40 巻 4 号 T87-T90
    発行日: 1991/04/05
    公開日: 2009/06/19
    ジャーナル フリー
    平衡に達するまでに比較的長時間を要する反応を簡便に測定するために,各滴定ごとの経過を記録し,それらの結果を用いて滴定曲線を描くものとして自動滴定装置を試作した。この装置を用いてリン酸ジルコニウムのイオン交換反応を測定した結果,得られた第一,第二当量は各々0.328, 0.662meq/gであり,理論値とよく一致し,少量の試料で満足できる結果が得られることが分かった.この装置は,滴下量,終了条件,測定時間を自由に設定でき,更に測定中に,次の滴下量が前のpHの変化率で,又,測定時間が終了条件に応じて自動的に設定されるなどの機能を有するので,沈殿,酸化還元滴定など様様な反応に応用が期待できる.
  • 大川 五郎, 青木 一永, 望月 秀雄, 堀 哲郎, 久富 浩介, 中野 秀雄
    海洋深層水研究
    2001年 2 巻 1 号 87-93
    発行日: 2001/07/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    駿河湾は, 水深2, 500m越える深海部を有し, 水質の異なる多層の水塊 (4タイプ5層) からなる海洋構造を持っている.本工事は焼津港地先から黒潮系と亜寒帯系の2種類の海洋深層水及び表層水を各々2, 000t/日取水する取水管の敷設を行うもので, 複数種類の海洋深層水を取水する施設は全国で初めてであり, また, 深度687m及び管長7, 273mも国内で最深かっ最長となっている.それぞれの海水の特色や異なった生物の生態を同一地点で研究可能となっている.水深600m以深で, 平面的に折れ点のある施工は我が国で初めてであったが, 制御に必要な要素を把握し十分な事前検討を実施し, 無事線形制御に成功した.ここでは, 深層水取水管の構造形式及びその敷設方法にっいて述べる.
feedback
Top