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クエリ検索: "浅腓骨神経"
269件中 1-20の結果を表示しています
  • 中尾 慎一, 川上 守, 福井 大輔
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2012年 55 巻 4 号 751-752
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/10/02
    ジャーナル 認証あり
  • 田辺 茂雄, 窪田 慎治, 菅原 憲一, 村岡 慶裕, 伊藤 慎英, 金田 嘉清
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】 理学療法の臨床場面において,痙縮の改善を目的とした治療的電気刺激が広く用いられている.本手法は,痙縮が認められる筋の拮抗筋に接続する末梢神経に経皮的に電気刺激を行う.足関節底屈筋群に痙縮が認められる場合には,拮抗筋である前脛骨筋(tibialis anterior:以下TA)に接続する深腓骨神経に対して電気刺激を行う.本手法で十分な効果を得るためには,詳細な刺激部位の探索が重要である.すなわち,TAに接続する深腓骨神経,足関節底屈の共同筋である長腓骨筋(peroneus longus:以下PL)に接続する
    浅腓骨神経
    は腓骨頭下において近接しており,電極を少しずつ手で動かしながら,TAの収縮が大きく,PLの収縮が小さい点を探索する必要がある.しかし,過去の報告での刺激点の記載については,「腓骨頭周辺で適切な点を探索した」程度であり,具体的な刺激点についての記載がない.本研究の目的は,具体的な深腓骨神経,
    浅腓骨神経
    の刺激点を明らかにし,選択的な刺激が可能であるか検討することである.【方法】 対象は健常成人25名の両下肢合計50脚で,計測肢位は安楽な椅子坐位とした(股関節屈色120度,膝関節屈曲120度,足関節底屈20度).最適な刺激点同定の指標にはTAおよびPLの誘発筋電図を用いた.電気刺激には日本光電社製Neuropackを用い,1msの矩形波でTAのM波最大振幅が出現する刺激強度で刺激を行った.神経を選択的に刺激するため,陰極には直径5mm の表面電極(Su-Pb,カスタムメイド)を使用し,腓骨頭直下周辺を単極刺激法で刺激した.陽極には直径4mmの表面電極(Ag-AgCl,日本光電社製Vitrode M)を使用し,腓骨頭の後方に添付した.誘発筋電波形は日本光電社製Neuropackを用いて増幅し,20Hz-1kHzのバンドパスフィルタを通した後,A/D変換器を介してサンプリング周波数5kHzでPCに記録した.計測用表面電極には上述の陽極と同様のものを使用し,十分な皮膚処理を行った後にTAとPLの筋腹上に添付した.それぞれのM波最大振幅値を測定後,深腓骨神経,
    浅腓骨神経
    それぞれが刺激されている割合の指標としてTAのM波(%Mmax),PLのM波(%Mmax)の比率(TAのM波振幅/PLのM波振幅)をリアルタイムで算出し,その最大値が生じる部位,最小値が生じる部位を同定した.最大値は,主に深腓骨神経が刺激された際に生じ,最小値は主に
    浅腓骨神経
    が刺激された際に生じる.それぞれ刺激部位が決まった後,各部位で2秒ごとに10波形の計測を行い,比率平均値を算出した.その後,深腓骨神経を刺激した際の比率と
    浅腓骨神経
    を刺激した際の比率について,対応のあるt検定を用いて比較検討した.また,刺激点座標の算出においては,腓骨頭の下縁を原点とし,腓骨の外果へ結んだ線をY軸,それと直行する線をX軸として二次元座標を作成し,その中心座標を算出後,正規確率密度分布を用いて中心点からの分布割合を検討した.【倫理的配慮、説明と同意】 本研究はヘルシンキ宣言に基づいたものであり,藤田保健衛生大学の疫学・臨床研究倫理審査委員会において承認を得た後に計測を行った.被験者には実験について十分に説明を行い,計測の前に同意書に署名を得た.【結果】 深腓骨神経が最も刺激される部位での比率は3.8±2.8,
    浅腓骨神経
    が最も刺激される部位での比率は0.4±0.2で,有意に異なる値であった.また,それぞれの刺激点座標について,深腓骨神経は腓骨頭下方7±5mm,前方3±6mmが中心で,長径18mm,短径14mm程度の小さな楕円に全体の68%が含まれていた.一方,
    浅腓骨神経
    は腓骨頭下方20±7mm,後方12±8mmが中心で,長径27mm,短径15mm程度の比較的大きな楕円に全体の68%が含まれていた.【考察】 深腓骨神経,
    浅腓骨神経
    をそれぞれ刺激した際の比率(TAのM波振幅/PLのM波振幅)は有意に異なる値であり,選択的な刺激が可能であったと考えられる.また,本研究の結果から,具体的な深腓骨神経と
    浅腓骨神経
    の刺激点が明らかとなった.これらの刺激点は概ね解剖学的位置(解剖学的な腓骨頭下での神経の走行)と対応している.深腓骨神経の刺激点は腓骨頭の直下かつ前方の位置で,被験者ごとのばらつきは少なく集中していた.これは,総腓骨神経から分岐後すぐに,表層の筋群(長腓骨筋または長趾伸筋)が深腓骨神経を覆うためと考えられる.対照的に,
    浅腓骨神経
    の刺激点の被検者ごとのばらつきは大きい結果となった.これは,長腓骨筋に沿って体表に近い層を下行するため,その刺激点がばらついたと考えられる.【理学療法学研究としての意義】 脳卒中片麻痺患者への治療的電気刺激療法は,理学療法で広く用いられている手法である.しかし,電気刺激点の同定に経験と時間を要すため,本治療を選択しない施設も多いのが現状である.本研究の結果は治療準備を容易にし,それにかかる時間を短縮する点において有用である.
  • 前田 勇一, 清家 一郎, 山部 聡一郎
    整形外科と災害外科
    2008年 57 巻 3 号 428-430
    発行日: 2008/09/25
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    我々は5例の腰椎椎間孔外狭窄症の症例を経験し,全例,後方除圧術で痛みは,軽快もしくは消失した.最近,腰椎椎間孔外狭窄症の診断に有用であるといわれている
    浅腓骨神経
    SNAPと3D-MRIを試行してみたが,現在のところ補助診断の域を超えない印象を持った.
  • 松元 征徳, 田島 直也, 中村 誠司
    整形外科と災害外科
    1994年 43 巻 1 号 146-150
    発行日: 1994/03/25
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    Recently diagnosis of lumbar spinal desease has been made using radiological imaging techniques such as myelography, CTM, and MRI. Lumbar spinal diseases consist of both structural abnormalities and nerve damage, therefore electromyography is essential for diagnosis. We examined the conduction velocity and amplitude of SNAPs of the saphenous nerve, superficial peroneal nerve and sural nerve, and investigated the effects of increasing age on these. Nerves from 50 healthy subjects were studied and the mean conduction velocities and amplitudes were respectively, : saphenous nerve, 54.6±2.5m/s, 19.5±4.8μV: superficial peroneal nerve, 54.8±2.2m/s, 14.9±4.4μV: sural nerve, 52.4±2.8m/s, 5.44±1.0μV. The decline in conduction velocity and amplitude of these nerves with increasing age was more remarlable in patients over 50 years of age.
    Electrophysiological investigation of distal sensory nerves is a useful method of determining the site of nerve lesions, but we should give careful consideration to the effects of age.
  • 山田 英莉久, 早川 景子, 鬼頭 宗久, 阿江 啓介
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2017年 60 巻 1 号 73-74
    発行日: 2017/01/01
    公開日: 2017/06/24
    ジャーナル 認証あり
  • ~神経系に対する治療の重要性~
    齋藤 準
    栃木県理学療法士会学術大会抄録集
    2016年 19 巻 025
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/08/18
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 今町 憲貴, 串崎 浩行, 土井 克史, 齊藤 洋司
    日本ペインクリニック学会誌
    2005年 12 巻 4 号 393-395
    発行日: 2005/10/25
    公開日: 2009/12/21
    ジャーナル フリー
    われわれは周術期に使用した弾性ストッキングにより
    浅腓骨神経
    の圧迫性神経障害を生じた症例を経験した. 患者は45歳, 女性. 卵巣腫瘍のため硬膜外麻酔併用の全身麻酔下で腹式単純子宮全摘術が施行され, 手術, 麻酔ともに問題なく終了した. 術後55日目に, 左足背のしびれのため当科に紹介となった. 左足関節部に圧迫痕と色素沈着があり, 圧迫痕部の
    浅腓骨神経
    の走行部位に叩打痛が認められた. 問診により, 手術の翌朝, 弾性ストッキングのホール部分がずり上がり左足背で強く絞まっていたことが明らかになった. 本症例は周術期に使用したストッキングによる
    浅腓骨神経
    の圧迫性神経障害が最も疑われた. ビタミンB12の内服治療を行い, 約1ヵ月後, 症状は消失した.
  • IV. 病変の進展と解剖学的位置関係
    福西 征子, 成田 稔
    日本らい学会雑誌
    1987年 56 巻 3 号 148-156
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    N. peroneus and n. ulnaris of mangabey monkey A022 were stud, ed about the relation-ship between progress of histopathological findings and anatomical location of peripheral ner-ves. Mangabey monkey A022 was inoculated with leprosy bacilli isolated from lepromata of mangabey monkey A015. Period between date of inoculum and death of the monkey was about 4 years.
  • 黒木 修司, 帖佐 悦男, 坂本 武郎, 渡辺 信二, 黒沢 治, 内田 秀穂, 前田 和徳, 桐谷 力, 田島 直也
    整形外科と災害外科
    2004年 53 巻 1 号 71-74
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/04/12
    ジャーナル フリー
    Schwannoma is one of the most common neurogenic tumor, and is usually found solitary on a single peripheral nerve. We report three rare cases of multiple schwannoma experienced. [Case 1] 51-year-oldfemale, found with multiple soft tissue tumors, histologically diagnosed as schwannoma. Lumbar MRI showed multiple nodular tumor on the cauda equina, suspected to be neurogenic. [Case 2] 24-year-old female. soft tissue tumors of the right lower leg and foot were extracted, and diagnosed as schwannoma. During follow-up, the patient was found with another soft tissue tumor on the right thigh. MRI was taken, and the tumor was suspected to be neurogenic. [Summary] it is not uncommon to find multiple schwannoma on a single peripheral nerve. In this paper, we report three cases of multiple schwannoma found on two or more peripheral nerves and on the cauda equina.
  • *隅田 祥子, 上出 直人, 安藤 文予, 小林 明正, 渡辺 哲哉, 前田 真治
    理学療法学Supplement
    2006年 2005 巻 444
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/04/29
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】変形性膝関節症患者(膝OA)や関節リウマチ患者(RA)では、関節変形・破壊により関節固有覚が低下し、姿勢調整能が低下すると考えられている。しかし、膝OAとRAの姿勢調整能の特徴およびその関連因子に差異があるか否かに関しては明らかになっていない。本研究では、両疾患の姿勢調整能低下の特徴を検討することを目的とした。
    【方法】対象は膝OA患者13名とRA患者11名、健常者7名。除外基準は、10m以上の独歩が不可能な者、前庭機能に障害を有する者とした。姿勢調整能の評価にはthe modified Clinical Test of Sensory Interaction and Balance(mCTSIB)を用いた。mCTSIBは4つの条件(a.固い床面で開眼、b.固い床面で閉眼、c.柔らかいマット上で開眼、d.柔らかいマット上で閉眼)で30秒間静止立位保持ができるか否かにより、姿勢保持課題に対する感覚入力(体性感覚・視覚・前庭機能)の統合能力を評価するテストである。さらにmCTSIBをより客観的に評価する目的で、Lordら(1991)の方法に従い身体動揺を記録し、矩形面積を算出した。さらに10m歩行速度および日整会膝疾患治成績判定基準(JOAscore;OA膝・RA膝)、レントゲン所見(腰野・Steinbrocker分類)、血液検査所見(CRP)を記録した。これらの項目とmCTSIBの各条件下での矩形面積との関連性を検討した。
    【結果】mCTSIBにおいて、膝OA患者10名(77%)、RA患者9名(82%)、健常者7名(100%)が4条件ともに30秒間立位保持可能であった。これらの膝OA・RA患者・健常者の3群間に矩形面積の差を認めなかった。また4条件のいずれかで立位保持不可能な膝OA患者3名(23%)、RA患者2名(18%)は、視覚遮断条件で動揺の増加または立位保持不可能という特徴があった。さらにこの膝OA患者3名は、レントゲン所見における高度な変形、歩行能力の低下、疼痛の出現が挙げられた。またRA患者2名は、歩行能力の低下、強い疼痛の出現、大腿四頭筋筋力の低下が挙げられた。
    【考察】mCTSIBにおいて4条件ともに30秒間立位保持可能であった膝OA・RA患者では、顕著な姿勢調整能低下が認められなかった。しかし、30秒間立位保持不可能な条件のあった膝OA・RA患者では、視覚遮断条件により姿勢調整能低下を示し、固有感覚の低下が示唆された。姿勢調整能低下を示した膝OA患者では、変形による疼痛や歩行能力低下が、RA患者では変形よりも疾患特有の疼痛による活動量低下(廃用)が、その原因として考えられた。理学療法において、レントゲン所見で高度な変形を示す膝OA患者に対しては姿勢調整能低下に留意すべきであり、RA患者においては疼痛の変化に注意して姿勢調整能低下を評価すべきであることが示唆された。
  • 教育・研究に使用された御遺体での局所解剖学的検討を加えて
    *小松 真一, 宮本 浩秀, 村瀬 政信, 山本 正都, 松田 直美, 浅本 憲, 中野 隆
    理学療法学Supplement
    2006年 2005 巻 443
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/04/29
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】人工膝関節置換術(TKA)後に生じる腓骨神経麻痺に関する報告は数多い.しかし,TKA直後の一過性腓骨神経麻痺に関する報告は少ない.
     今回,教育・研究の目的で行われた‘愛知医科大学解剖セミナー’における局所解剖学的検討を加えた結果,若干の所見を得たので報告する.
    【症例と経過】症例は,両側変形性膝関節症で両膝にTKAを施行した76歳女性である.術前評価において神経症状を示す所見は認められなかった.TKA施行直後より左腓骨神経麻痺が出現した.徒手筋力検査法(MMT)は前脛骨筋(TA)=1,長母趾伸筋(EHL)・長趾伸筋(EDL)=0,長腓骨筋(PL)・短腓骨筋(PB)=3であり,足背部に軽度の知覚低下が認められた.退院時の術後約1.5ヶ月評価において,MMTはTA=3,EHL・EDL=0,PL・PB=4であり,足背部の知覚低下は改善していた.さらに術後約2.5ヶ月評価では,神経麻痺の症状はほぼ正常に回復していた.すなわち,本症例の腓骨神経麻痺は一過性であり,主に深腓骨神経麻痺の症状を呈し,
    浅腓骨神経
    麻痺の症状は軽度であった.
    【解剖の結果】9体の16側を観察した.全例で,腓骨頭部において腓骨神経を深層の深腓骨神経と浅層の
    浅腓骨神経
    に分離することができた.また,腓骨頭尖部において腓骨神経は腓腹筋外側頭より外側を走行するため,腓骨と腓骨神経が密接していた.腓骨と腓骨神経の間に介在する結合組織の厚さには,個体差が認められた.
    【考察】TKA後の腓骨神経麻痺は,0.8~1.8%の頻度で生じると報告されている.その原因として,a)術中の外科的侵襲による損傷,b)外反アライメントの矯正による伸張,c)術後固定や肢位による圧迫,d)腓腹筋外側頭内に認められる種子骨による圧迫が挙げられる.本症例は,大腿脛骨角度(FTA)200°で完全な内反膝であり,術直後より症状が発現していた.また,レントゲン所見から種子骨は確認されていない.したがってb)c)d)は除外されるため,a)が原因であると推察された.しかし,a)に関する具体的報告は我々が渉猟する限り存在しない.
     漆谷は,本邦人の腓骨神経は腓骨頭部において深層を深腓骨神経,浅層を
    浅腓骨神経
    が走行すると報告している.今回の解剖の結果においても同様の所見が得られた.TKAは,膝前方から骨切離を行うため,深層(前方)を走行する深腓骨神経は,浅層(後方)を走行する
    浅腓骨神経
    に比べて損傷されやすいと考えられる.
     本症例の麻痺症状は一過性であった.したがって,骨切離時の機械的損傷ではなく,間接的な原因による神経変性が原因であると推察された.本田は,ウサギの坐骨神経を用いた55°Cと85°Cの温熱刺激後の神経再生実験において,85°Cでは神経再生は不良であったと報告している.電動ノコギリによる振動摩擦熱は100°C以上,セメント凝固熱は85°C前後になる.術中の温熱刺激による神経変性が,本症例の一過性腓骨神経麻痺の原因と考えた.
  • 井須 豊彦, 金 景成
    脊髄外科
    2018年 32 巻 2 号 134-142
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/09/13
    ジャーナル フリー
  • VI. 類結核型らい性肉芽腫を伴った病変
    福西 征子
    日本らい学会雑誌
    1989年 58 巻 2 号 127-133
    発行日: 1989/06/30
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    Histopathological finding of left n. peroneus superficialis, left rami calcanei medialis (n, tibialis), left n. medianus, left ramus superficialis, n. radialis and left rami musculares, m, palmaris brevis of african green monkey 8182 (Delta Regional Primate Research Center, USA) were studied by semithin section method. African green monkey 8182 was inoculated with leprosy bacilli isolated from lepromata of mangabey monkey A 015-natural infection.
    The length of period between date of inoculum and date of death of the monkey was about 5 years.
  • 岸 裕貴, 谷浦 圭, 大平 千夏, 寺浦 英俊
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2023年 66 巻 2 号 197-198
    発行日: 2023/03/01
    公開日: 2023/08/19
    ジャーナル 認証あり
  • 中尾 慎一, 吉田 宗人, 川上 守, 安藤 宗治, 南出 晃人, 麻殖生 和博
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2007年 50 巻 6 号 997-998
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/01/16
    ジャーナル 認証あり
  • 関谷 伸一
    霊長類研究 Supplement
    2016年 32 巻 P41
    発行日: 2016/06/20
    公開日: 2016/09/21
    会議録・要旨集 フリー

    腓腹神経(NS)は膝窩で脛骨神経から分岐し、腓腹筋外側頭と内側頭の間を下行し足背に出て小趾背側外側縁に分布する純知覚性の皮神経である。しかしニホンザルでは、NSに小趾外転筋や骨間筋などを支配する運動線維が含まれ、これらの線維がNSと外側足底神経間の交通枝に含まれることも知られている。このような交通枝は、ヒトをはじめゴリラなどにも出現することがある。ヒトや類人猿においては、この交通枝が胎児期に形成されるが、成長とともに消失するのではないかと考えた。この仮説を検証するため、チンパンジー胎児2頭、2側の下肢を用いてNSの起始と足背分布を調べた。第1例(ID: PRI 7993、左):NSは脛骨神経からヒラメ筋の筋枝、腓腹筋外側頭の筋枝とともに共同幹をなして分岐した。NSは外果後方を回って外側足背皮神経となった。外側足底神経との交通はなかった。NSは第5中足骨外側縁皮下に分布した。第10趾縁にはNSの代償として

    浅腓骨神経
    の枝が分布した。第2例(ID: PRI 8507、右):NSの起始は第1例と同じであった。また足背分布もヒトをはじめ他の動物と同じく第10趾縁であった。外側足底神経との交通は認められなかった。チンパンジー胎児のNSと外側足底神経との間に交通枝は見られず、本仮説は棄却された。しかし解剖例が少ないことと、ほぼ新生児に近い個体であったため、より発生初期の胎児を対象にした今後の研究に期待したい。一方、NSの起始がヒラメ筋の筋枝および腓腹筋外側頭の筋枝と共同幹をなしていたことは、NSが主幹でこれらの筋枝がその枝であるとも言える。このことは、NSが上肢の尺骨神経に相同である、という説を裏付ける所見である。また第1例の第10趾縁分布皮神経が
    浅腓骨神経
    の枝であったことは、チンパンジーにおいてはNSの足背分布が縮小傾向にあることを示し、NSが必ずしも第10趾縁に分布する絶対的な皮神経ではないことを示している。

  • *田島 木綿子, *山田 格
    霊長類研究 Supplement
    2013年 29 巻 MS-17
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    会議録・要旨集 フリー
     解剖学はすでに完了した研究領域と考えられており,教育面では学名を暗記するだけの退屈な科目ともいわれる.解剖学の研究・教育に従事する側に,解剖学が興味深い学問領域であることを伝えられないところに問題がある.しかし肉眼解剖学的手法による比較解剖学を断絶させてはならない.

     今回のミニシンポジウムでは,比較解剖学の歴史を概観した後,前肢と後肢の比較解剖学的考察の実例を紹介し,比較解剖学とは何か,ワクワクする解剖学を実感していただこうと考えている.

    1 比較解剖学の過去,現在,未来
      山田 格(国立科学博物館)
     Comparative anatomy, past present and future
      Tadasu K. Yamada (National Museum of Nature and Science)

    2 肩帯筋の比較解剖学 -特に背側の肩帯筋について-
      小泉政啓(東京有明医療大学)
     Comparative anatomy of the dorsal shoulder girdle muscles
      Masahiro Koizumi (Tokyo Ariake University of Medical and Heal th Sciences)
     脊椎動物が陸に上がったのち,前肢で体幹を持ち上げる必要のある爬虫類と哺乳類では体幹をハンモック状につりさげる背側肩帯筋(前鋸筋,肩甲挙筋,菱形筋など)が発達してきた.これらの背側肩帯筋は,従来明確な根拠を欠いたまま比較解剖学的に体幹筋と分類されてきた一方で,腕神経叢の根部から分かれる支配枝を受けるため,前肢筋としての関連も示唆されてきた.これらの筋群について,改めて支配神経の分布や頚神経からの由来を精査した結果,肋間筋やさらには哺乳類で一般に見られる長斜角筋などの頚胸部固有腹側体幹筋との密接な関連が明らかになった.この結果を基に,背側肩帯筋の頚胸部体幹筋の中での形態学的な位置づけについて考察する.

    3 後肢の神経の比較解剖
      関谷伸一(新潟県立看護大学)
     Comparative anatomy of nerves of the hind limb
      Shin-ichi Sekiya (Niigata College of Nursing)
     ヒトおよび各種霊長類の足背皮下には,伏在神経,
    浅腓骨神経
    ,深腓骨神経,腓腹神経が分布している.特にヒトの足背皮神経の分布様式はきわめて多様であるが,各種の類人猿における具体的な神経の分布を比較解剖学的に検討することによって,直立二足歩行をするヒトの足の特殊性が浮き彫りになってくる.ヒト,ゴリラ,チンパンジー,オランウータンの足背における
    浅腓骨神経
    と深腓骨神経の分布様式の違いはそれぞれのロコモーションの違いを反映しているかもしれない.
  • 逸見 祥司
    神経治療学
    2020年 37 巻 3 号 287-290
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/02/05
    ジャーナル フリー

    Nerve conduction studies (NCSs) are essential for diagnosis of peripheral neuropathy. NCSs should be performed for the purpose of complementing the findings obtained by detailed neurological examinations. If weakness or numbness is consistent with the territory innervated by a peripheral nerve or spinal nerve, it is more likely to be a peripheral lesion than a central lesion. A fibular NCS is useful for the diagnosis of foot drop. The compound muscle action potential (CMAP) of the fibular nerve is usually recorded on the extensor digitorum brevis, but the CMAP is susceptible to potential damage and may not be suitable for the evaluation of foot drop. In that case, it is recommended to record the CMAP on the tibialis anterior. Sensory conduction studies can distinguish lesions before and after the dorsal root ganglion (L5 radiculopathy vs. fibular neuropathy). It should be noted that conduction block and temporal dispersion are not always demyelinating findings.

  • 田川 小百合, 笠原 英樹, 清水 裕香, 大友 耕太郎, 小池 隆夫
    日本内科学会雑誌
    2013年 102 巻 7 号 1797-1799
    発行日: 2013/07/10
    公開日: 2014/07/10
    ジャーナル フリー
    ANCA関連血管炎は多臓器の血管を障害する全身の血管炎であり,障害が腎臓へ及ぶとpauci-immune型半月体形成性糸球体腎炎を起こすことが知られている.症例は60歳女性.糸球体病変がなく,急性尿細管間質性腎炎で発症した顕微鏡的多発血管炎(Microscopic Polyangitis:MPA)と診断し,経口副腎皮質ステロイド療法とシクロホスファミド点滴静注療法(intravenous cyclophosphamide:IVCY)を施行し寛解した症例を経験した.
  • 本田 真也, 竹下 幸男, 古賀 道明, 佐藤 亮太, 尾本 雅俊, 神田 隆
    臨床神経学
    2021年 61 巻 9 号 613-617
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/28
    [早期公開] 公開日: 2021/08/26
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    74歳女性.急速進行性の多発性単神経障害をきたして入院した.気管支喘息の既往,発熱,好酸球数の著明な上昇があり,生検腓腹神経内に多数の好酸球浸潤をきたしていたことから好酸球性多発血管炎性肉芽腫症と診断した.入院時の末梢神経伝導検査で伝導ブロックがみられ,治療開始後に速やかに消失した.ワーラー変性の過程でみられる偽伝導ブロックとは異なる経過を示し,一過性の伝導障害をきたした可能性が考えられた.腓腹神経病理では好酸球の著明な浸潤と脱顆粒がみられ,神経束内に好酸球塩基性蛋白が存在することが確認できた.好酸球の神経束内浸潤が一過性の伝導障害の主病態であると想定された.

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