耐糖能異常例について
清心
蓮子飲による耐糖能の変動の有意性を検討した。対象は, 75g-OGTTにて耐糖能異常が認められ, これまでに
清心
蓮子飲の投与を受けていない男性20例 (平均年齢42.0±14.7歳) で, 各例についてルーチンの75g-OGTTと, TJ-111
清心
蓮子飲2.5g (熱湯100ml溶解液) 服用30分後のGTTを行い, ルーチンのGTTでピークの血糖を呈した時点での血糖値およびIRI値と,
清心
蓮子飲服用後のGTTの同時点での値を比較し, 変動の有意性を検討した。その結果, ルーチンGTTのピーク血糖値の平均は207.3±57.1mg/dl,
清心
蓮子飲服用後では, 172.4±22.9mg/dlで, 両者に有意差が認められた (p<0.025)。これに対応するIRI値の平均は, ルーチンGTTでは, 49.7±35.5μU/ml,
清心
蓮子飲服用後では, 35.6±12.5μU/mlで両者に有意差はなかった。従って,
清心
蓮子飲投与によりインスリン感受性が改善した可能性が考えられる。
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