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クエリ検索: "湘南ひらつか七夕まつり"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 小久保 千裕, 小邦 将輝, 関 洋平
    Webインテリジェンスとインタラクション研究会 予稿集
    2019年 15 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2022/11/07
    会議録・要旨集 フリー

    Twitterにはユーザが参加したイベントの感想や意見が投稿される.しかし,同じ名称のイベントが複数地域で開催されている場合,どの地域で開催されたイベントに対するツイートであるかの判別は難しい.本研究では,ツイートに現れる単語の地域差に着目し,地域住民のツイートを用いて地域特有の単語埋め込み表現を作成する.そして,作成した地域特有の単語埋め込み表現を用いてツイート投稿者のイベント参加地域を推定する手法を提案する.実験では,七夕まつりを対象として,提案手法を用いた際のツイート投稿者のイベント参加地域の推定性能を既存の単語埋め込み表現を用いた手法と比較する.実験の結果,提案手法の分類性能は,比較手法と同程度のF1値を維持しつつ再現率が向上する傾向がみられ,比較手法では判別できなかった投稿の判別を行えることを確認した.

  • 川田 耕
    京都先端科学大学経済経営学部論集
    2024年 2024 巻 7 号 61-75
    発行日: 2024/03/27
    公開日: 2024/03/27
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

    近世の日本列島における七夕祭は、地域ないし家族という小共同体を母体とし、それゆえに場所によって変移する子どもたちの祭りであったが、近代化が始まると都市部から急速に衰えはじめた。しかし明治時代の終わり頃から、モダンな知識人たちが、童心の理想化という大正時代の文化的・精神的な流れとも共振して、七夕祭をノスタルジックに回顧するようになる。そのような流れのなかで、多くの大人たちが、「集合的記憶」としての七夕祭の価値を見直し、子どもたちにも七夕祭を経験させたいと願うようになり、出版文化や商業活動にも七夕が物語や行事として取り込まれていった。大正時代以降、国の学校教育システムにも、国語教育や音楽教育において七夕が盛んに取り込まれるようになり、終戦直後には他の伝統行事にもまして七夕は本格的に公的教育のなかに組み込まれ、ほぼすべての国民が子ども時代によく似た七夕行事を経験するようになる。このような20世紀の前半の七夕の国民化の過程で注目されるのは、七夕祭の存立基盤が、小共同体から出版文化・商業活動へ、さらには公的な学校教育へと、ドラスティックに変転したにもかかわらず、また昭和の軍国主義の時代を経たにもかかわらず、なお七夕祭が続いた、ということである。そこに、子どもたちが七夕に遊び願い祈ることを促した、大人たちの持続的な情愛の存在を見出すことができるだろう。

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