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クエリ検索: "濃尾大花火"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 渡邊 絵都子, 吉岡 純希, 吉野 友美, 本田 真美
    日本重症心身障害学会誌
    2018年 43 巻 2 号 319
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/01/21
    ジャーナル フリー
    はじめに デジタル・ホスピタル・アートとは患者や医療者のニーズに合わせたデジタルアートの実践によりケアの支援を目指すものである。 背景 当クリニックでは、一般診療・発達専門外来などに加え、重症心身障害児の日中ショートステイを実施している。その活動の一部で個々のニーズに合わせたデジタルアートの実践を行っている。 方法 方法1:楽器の音によってプロジェクションマッピングされた映像が反応したり、児童が選んだカードの模様が投影されることを実施した。 方法2:カード型のRFIDを利用し、近づける動作に伴い音やキャラクターが出てくるデジタルアートを実施した。 結果 症例1:クリスマスイベントとして実施し、児童のプロジェクションマッピングへの注目は高く、カードの選択では首を振ったり、視線を背け明確な意思を示した。 症例2:カード型のRFIDによって反応する因果関係は理解し、自分好みの反応を何度も繰り返し楽しむ様子と周囲に共感を求める場面がみられた。 症例3:RFIDのカードを保持できない児童には指に引っかけ、上肢を能動的に動かせるよう環境設定することで介助なく、何度も上肢を動かす様子がみられた。 まとめ 重症心身障害児(者)の多くは、非言語コミュニケーションを使っているが、自身で明確な意思を表出したり、身体的に行動することが難しいことから、受け身的な活動やコミュニケーションになりやすい。自己決定・自己選択がなされるかは、本人の動機を満たすためのどのような選択肢があり、どのようにしてその中から選択をし、選択を行った結果、どのようなことが引き続き起こり、その変化が、自分にとってどのような意味を持つかによって左右される。個々に合わせたデジタルアートを提案することで、自分で操作し、相互が共感し合う活動場面を設定する中に、コミュニケーション行動が発達する重要な要素が期待される。
  • 前田 達宏, 林 朋子, 安田 寛二, 中島 務
    日本重症心身障害学会誌
    2018年 43 巻 2 号 319
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/01/21
    ジャーナル フリー
    目的 重症心身障害施設では、入所の人達に楽しんでもらえるような企画をいろいろ工夫している。その場合、大事なことは、一律ではなく、その人にあった対応を考えていくことである。重症心身障害児(者)の花火への反応についての報告は、今まで報告されていない。今回、私たちは、一宮医療療育センター入所者のうち、どのような人が花火を楽しめるのか検討した。 方法 毎年8月14日に
    濃尾大花火
    大会が開催される。当センターから2km北の木曽川の洲から打ち上げられる。当センターは、北側にベランダがあり、この花火がよく見えるので、当日は、入所者や家族、ボランティアにベランダにでてもらった。入所者は車椅子で見てもらう人が多かったが、中にはベッドのまま出てもらう人もいた。入所者の反応を、「楽しんだ」「なんらかの反応あった」「まったく反応なかった」の3つのうちどれだったかを、家族、職員、ボランティアが評価した。この反応に、年齢、性別、大島分類、横地分類などが影響しているか統計解析用ソフトSTATAを用いて多変量解析した。 成績 「楽しんだ」が25人、「反応あった」が24人、「反応なかった」が16人だった。知的レベルが高い人は、「楽しんだ」が有意に多かった。身体運動レベル、年齢、性別は、花火への反応に影響を及ぼさなかった。 結論 楽しんだかどうかについて本人の表情や、「きれい?」「たのしい?」「おもしろかった?」の質問に答えるかどうかで判定している。結果は、言語理解があるかどうかが大きいと思われ、ある程度予想されたことであるが、実際に評価したところに意味があると考えている。思わぬ反応をみせる入所者もあり、家族は全員楽しんだので、当センターから
    濃尾大花火
    をみる企画は毎年続けていく予定である。当センターは、開設3年目で、今年、新たに入所してくる人の反応を含めて報告したい。
  • 日本重症心身障害学会誌
    2018年 43 巻 2 号 180-216
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/01/21
    ジャーナル フリー
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