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クエリ検索: "瀬戸内国際芸術祭"
133件中 1-20の結果を表示しています
  • 小坂 有資
    保健医療社会学論集
    2014年 24 巻 2 号 27-37
    発行日: 2014/01/31
    公開日: 2016/03/25
    ジャーナル フリー
    本稿の目的は、ハンセン病者やハンセン病療養所の記憶や記録の継承可能性について考察するためのひとつの視座を示すことである。具体的には、
    瀬戸内国際芸術祭
    2010の舞台のひとつである国立療養所大島青松園における他者(よそ者)の活動を考察し、その活動がハンセン病者にどのような社会関係の変化をもたらしたのかということに焦点をあてた。その考察の結果、
    瀬戸内国際芸術祭
    2010での他者の活動により、(1)大島青松園内の関係性の変化がもたらされるとともに、(2)大島青松園の内と外とをつなげる新たな契機が形成されつつあることを示した。加えて、(3)他者がハンセン病者やハンセン病療養所の記憶や記録の継承に関わる可能性を明らかにした。
  • 人見 訓嘉, 土井 健司, 猪井 博登
    都市計画論文集
    2015年 50 巻 1 号 148-153
    発行日: 2015/04/25
    公開日: 2015/04/25
    ジャーナル オープンアクセス
    地域とその地域に暮らす人々の創造性は、日常生活や交通などにおける速度感(sense of speed)と密接に関連している。本稿は、スローモビリティが旅行者の意識や行動の変化、創造性の増進に及ぼす影響に焦点を当てている。成功裏に幕を閉じた
    瀬戸内国際芸術祭
    と創造都市の関係性に着目をしたアンケート調査を、香川県高松市の住民に対して実施し、主として海上の船を活用したゆったりとした観光体験が参加者の意識および行動に与えた影響を分析している。さらには、スローモビリティを活用した観光が地域にもたらす創造性涵養効果を考察し、創造都市の実装に対する新たな視点を提供している。
  • 瀬戸内国際芸術祭における小豆島を事例に
    風呂本 武典
    広島商船高等専門学校紀要
    2017年 39 巻 67-76
    発行日: 2017年
    公開日: 2020/08/29
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • ―島嶼部を中心として―
    藤井 和佐
    フォーラム現代社会学
    2019年 18 巻 102-110
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/05/29
    ジャーナル フリー
  • *松井 恵麻
    日本地理学会発表要旨集
    2021年 2021s 巻 P030
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/03/29
    会議録・要旨集 フリー

    近年、現代アートを始めとする創造的活動が地域の課題を解決させる一つのツールとして注目を集めている。本研究では、地域におけるアートの実践を指してアートプロジェクト(以下APと略記する。)という呼称を使用する。APに関する先行研究を概観すると、特に2010年代後半から多種多様な学問分野から報告が相次いでいる。それぞれの研究の関心をおおまかに区別すると「アート」に軸足を置くものと「プロジェクト」に軸足を置くものに二分される。すなわち、前者では地域からの要請に応える中でアートの表現がいかに変容するのかが明らかにされ、後者ではアートによって地域にどのような変化がもたらされたのかが描きだされている。以上から明らかな通り、APと開催地との関係性は不可分であり且つ相互的であると言え、長く空間の変容過程を分析の対象としてきた地理学分野で十分議論され得るものであるが、国内を見渡す限り研究の蓄積は多くない。本研究ではD・ハーヴェイが提唱した「時間−空間圧縮」という概念を手がかりにAPによる地域変容のメカニズムを説明すると同時に、こうした外部に資本を持つ観光開発の波に対して地域がいかに主体的にそして創造的に対処しているのか現地調査から明らかにする。

     対象地域は、香川県小豆郡(以下、小豆島と表記する。)であり、小豆郡土庄町で現在も行われている「

    瀬戸内国際芸術祭
    」(2010年から開催)と「妖怪アートプロジェクトMei PAM」(2011年から開催)の二種類のAPを分析の対象とする。調査方法としては、参与観察によって各APの作品の表現内容について記録し作品展示の環境を観察したほかMei PAMの推進者でもある中心メンバーには聞き取り調査を実施した(2019年7月実施)。第一の事例である
    瀬戸内国際芸術祭
    は、均質化した都市へのアンチテーゼを原点としており、開催地それぞれの場所の固有性を現代アートによって表現、発信することで国内外から多くの観光客を獲得している。ハーヴェイは、時間−空間圧縮によって空間の抽象度が増すことでかえって場所のアイデンティティが支持され場所の差異が生み出されることを指摘している。これを踏まえると、
    瀬戸内国際芸術祭
    はアートによって地域的差異を強調することで注目を集めてきたと説明できよう。第二の事例であるMei PAMは、表面的な表現内容として「日本的」でノスタルジックな「妖怪アート作品」が展示されている点で特殊であるが、作品の展示環境として地域のシンボリックな建物が再利用されている点では
    瀬戸内国際芸術祭
    と共通している。さらに聞き取り調査からMei PAMは、
    瀬戸内国際芸術祭
    という先行する組織的な地域活性化事業を戦略的に利用して地域資本を投入した観光開発事業として位置づけられるものであることが明らかになった。こうした地域の主体的な活動によって、地域的差異を有する場所は再生産されていくのである。

     本研究の調査で明らかになったように2020年までのAPはアートを通して地域的な差異を強調することで観光産業との結びつきを持ってきた。しかし、新型コロナウィルスの世界的な流行によってAPは現在その方向性を変更させている。自由な移動が制限された現代においてAPを行う新たな意義が模索されAPと開催地域との関係性が再構築されつつある。「ウィズ・コロナ時代」と評される現代においてAPは地域的差異を強調し、どこにもない「特別な場所」を創造することではなく、ありふれた「いつもの場所」の日常の一部となろうとしている。ハーヴェイが時間−空間圧縮を提唱した頃には予期されていなかった危機的状況の只中で、新しい時代を迎えたAPの表現と空間そしてAPの推進者と受け取り手の関係性について追う必要があると考える。

  • 島連想イメージのネットワーク分析
    金光 淳
    理論と方法
    2018年 33 巻 1 号 114-131
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/02/01
    ジャーナル フリー

     近年日本各地で開催されているアート・フェスティバルはアートによる「観光のまなざし」を地域に内省化することで,観光客の側にも住民の側にも新たな地域表象を結像させている可能性がある.それはどのように地域イメージの形成に貢献しているのか,またそれは地域社会の問題をどのように可視化しているのかを

    瀬戸内国際芸術祭
    で探った.小豆島と豊島で行われた島ブランド・イメージ連想調査データのネットワーク分析は,1)産業が盛んで伝統的な地域イメージが形成されている小豆島では,アートはそれにほとんど貢献しておらず,産物,観光とメディア・コンテンツの連想イメージが前面化している;2)これとは対照的に産業が衰退し確固たる地域イメージが形成されていない豊島においては,地域表象形成におけるアートの役割は大きい.アート・フェスティバルは感覚的反応,他地域の連想を伴ないつつ,美しい瀬戸内の風景に助けられ豊かな美的空間を形成するのに貢献している;3)豊島では産業廃棄物問題は大多数の観光客には見えていないものの,地域の記憶を伝承するアート作品やシンボリックな豊島美術館を通してこの問題が観光客の一部にも連想されており,アート・フェスティバルは観光客の産業廃棄物問題の可視化にある程度貢献している,ことが明らかになった.これらの知見を基に
    瀬戸内国際芸術祭
    の課題が論じられた.

  • 熊澤 貴之
    デザイン学研究
    2017年 63 巻 5 号 5_1-5_6
    発行日: 2017/01/31
    公開日: 2017/03/10
    ジャーナル フリー
     本研究では、土地の者である住民とよそ者である大学生が農村地域における地元素材や特産品を活用する協働のアート作品の開発と制作を行い、アート制作における自己表現の幅とアート制作への参加が住民のまちづくりへの意識醸成に与える効果を定量的に検討した。その結果、協働のアート制作への参加は賑やか感と一体感といった一時的なまちづくりへの意識醸成に有意差のある効果を持つが、まちづくりへの興味、まちの特徴に関する意識形成、コミュニティの維持形成といった恒久的なまちづくりへの意識醸成に有意差のある効果を持たなかった。一方、協働のアート制作における自己表現は、一時的なレベルから恒久的なレベルまで住民のまちづくりへの意識醸成に有意差のある効果を持った。これらの知見から、農村地域の包括支援に向けた協働のアート制作によって、一時的から恒久的なまちづくりへの意識醸成に向け、住民が自己表現を楽しみながら、不参加者を巻き込んで参加者に変えていく取り組みが必要だ。
  • カラウパパと大島青松園のダーク・ツーリズムに着目して
    小坂 有資
    保健医療社会学論集
    2016年 27 巻 1 号 83-93
    発行日: 2016/07/31
    公開日: 2018/01/31
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は、ハンセン病者の経験を共有し継承するための道を検討することである。そのために、地理的にも政策的にも極限的な場所にあるカラウパパと大島青松園におけるダーク・ツーリズムに着目する。ダーク・ツーリズムは、隔離された「死」を現前化させる。それは、ハンセン病者との対面的な相互行為の場の形成だけでなく、ダーク・ツーリズムそれ自体の枠を超えた新たなコミュニケーションの形成に寄与するという可能性ももつ。そして、より重要なことは、ダーク・ツーリズムを「死」と「生」の視座から考察し、われわれがハンセン病者の存在の排除と類型化に抗するようになることである。

  • さくま はな
    環境芸術
    2015年 14 巻 50-
    発行日: 2015/08/17
    公開日: 2017/10/06
    ジャーナル フリー
  • 黒田 晋
    マリンエンジニアリング
    2020年 55 巻 5 号 632-635
    発行日: 2020/09/01
    公開日: 2020/09/24
    ジャーナル フリー
  • *但馬 智子
    日本地理学会発表要旨集
    2022年 2022a 巻 S104
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/10/05
    会議録・要旨集 フリー

    1.社会的背景  

    2020年以降,人々の生活や働き方は,人口密集地=大都市を回避しながら, 徐々に地方(移住)への関心が高まっている(内閣府, 2022).蔓延する感染症の影響もあいまって人々の生活や行動様式が質的に変貌する一方で,地方(移住)の関心の高さは単に感染回避がその唯一の要因とは考えにくい.居住する地域で人々が活力向上の契機を捉えようとする前向きな選択があると思われる.  関連して近年,国際的な経済指標において,GDPに代わる幸福度や豊かさの指標の重要性が再認識されている.OECDのBetter Life Index(BLI:より良い暮らし指標)は,人々の暮らしを11の分野(住宅,所得,雇用,社会的つながり,教育,環境,市民参画,健康,主観的幸福,安全,ワークライフバランス)で計測し,経済指標と両輪となる豊かさを指標化している(OECD, 2020).我が国の「満足度・生活の質に関する調査」(内閣府, 2021)をBLIと照らすと,「社会とのつながり」「市民参画」の指数は諸外国との比較で低いレベルを示している.

    2.仮説提起  

    以上の社会的背景から、都市との比較において地方の発展は経済性とともに,地域に住む人々の幸福度や創造性としての文化資本・人的資本が最大化され,両輪で機能すべきであるという仮説をもって検討する.  本発表では,仮説の一考察として,地域を活性化する手法の一つとして近年地域で行われているアートフェスティバルを題材に取り上げる.国内のアートフェスティバルは,現代アートや舞台芸術を一定期間地域の中で展開し,大都市を含む広域都市型,過疎地を含む地域型を主な類型とし,地域資源を生かしたサイトスペシフィックという場所の固有性を重視した多彩なアートプロジェクト(展示,イベント,公演など)が含まれる(吉田, 2021).  香川県でも,島嶼部を舞台に備讃瀬戸地域の活性化を目指す地域型アートフェスティバル「

    瀬戸内国際芸術祭
    2022」が開催中である.当該芸術祭は,3年に1度開催されているが,総事業費・広域性ともに国内最大級の規模となっており,経済性については観光振興の側面から入込客数,経済波及効果などが蓄積されている.経済性とともに,その活動を通じた地域に住む人々の幸福度や創造性にかかわる文化資本・人的資本の蓄積・最大化について検証すべき観点が内包されると考えられる.

    3.比較事例研究

    瀬戸内国際芸術祭
    は,その立ち上げから約15年にわたる活動を行っている.経済性と幸福度および創造性の両方が地域の発展にとって重要であるとの問題認識のもと、本発表は
    瀬戸内国際芸術祭
    、別府市の「温浴温泉世界」、舞台芸術のエディンバラ・フェスティバルという3つのアートフェスティバルを取り上げ、文化資源・人的資源がどのような形で蓄積され持続的に活用され、地域の幸福度および創造性に貢献しているのかを3つの事例の比較分析から明らかにすることを目的とする。 別府市は,温泉地であることから文化活動よりも観光地の印象があるものの2009年春からアートフェスティバル「混浴温泉世界」が開催している.市民の自律的な参画により,文化資本と人的資本の持続性を獲得し,地域資源のさらなる掘り起こしがなされている.予算規模では
    瀬戸内国際芸術祭
    の10分の1に満たないが,地元の市民・NPO・企業・行政がネットワーク化することにより,その取り組みの持続性が発揮されている(但馬, 2022).また,2022年春に実施した別府市の文化活動に参加する市民に対してエンゲージメントの観点で行ったアンケート結果では,人的資源活用における持続可能性が提起された. 1947年に公的機関とエディンバラ市民により創設された世界最大級の舞台芸術の祭典エディンバラ・フェスティバルはエディンバラに多くの観(光)客が訪れる毎年夏の風物詩となっている.中心となるのが,公式行事Edinburgh International Festivalという観光誘致型フェスティバルであるならば,Edinburgh Festival Fringeはその名前のとおり,周縁(フリンジ)にある自由な芸術家,市民たちのプラットフォームである.文化資本と人的資本が融合する歴史的なフリンジの在り方を参照する.

    4.問題提起

    以上の事例比較により,

    瀬戸内国際芸術祭
    をはじめとする地域型アートフェスティバルは,地域の経済効果の発揮とともに,文化資本・人的資本の持続的な活用の必要性が提起される.冒頭の社会的背景から,地域型アートフェスティバルが,地域に居住する人々にとって活力向上の契機となり,人々の幸福度指標の要素である社会とのつながり,市民参画の必要性を再認識し,地域資源として新たな機能をもったプラットフォームとしての役割が期待される.

  • 池上 雄亮
    月刊地域医学
    2022年 36 巻 6 号 64-
    発行日: 2022/06/10
    公開日: 2023/10/17
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • ―G・ジンメルのアイデアを参考に―
    徳田 剛
    フォーラム現代社会学
    2019年 18 巻 138-148
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/05/29
    ジャーナル フリー

    本稿では、アートプロジェクトにおける地域とアートの“幸福な関係”がいかにして可能かについて、ドイツの社会学者ゲオルク・ジンメルのアイデアを参照しつつ検討する。アクターとしての地域とアートは、持続可能性の観点からも「外部者との連携・協働」を必要とするが、その一方で自らの営みにとってどのような意義(手段的価値)を持つかで相手方を評価しがちである。そのために両者の連携・協働には、「地域がアートを/アートが地域を利用する」関係に陥るような原理的な危険性を内包している。

    そこで、地域とアートの関係において相手を手段的に位置付ける発想を軽減する関係原理として、ジンメルの以下の3つのアイデアを参照する。1)地域でのアート活動が双方にとって「目的であり同時に手段であるような」性質を帯びたものにする工夫(「とって」論)、2)地域でのアート制作等の現場を、「目的-手段系列」を無効化するような「社交空間化」としてデザインする工夫(「社交」論)、3)地域とアートの両者の気質や活動原理を把握し関係調整を行うキュレーターの役割遂行(「よそ者論」)の3点を、アートプロジェクトが円滑に進行するうえでの3条件として提示する。

  • 谷口 秀夫
    情報・システムソサイエティ誌
    2019年 24 巻 1 号 10
    発行日: 2019/05/01
    公開日: 2019/05/01
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 橋本 忠和
    環境芸術
    2012年 11 巻 71-79
    発行日: 2012/11/24
    公開日: 2018/04/04
    ジャーナル フリー
    2010年から「
    瀬戸内国際芸術祭
    」がスタートしている。アートによる地域活性化をめざすこの芸術祭では,古い家屋を改修・改築する「家プロジェクト」や廃工場をアートで再生する取り組みが展開されている。このように現代芸術で地域社会を活性化させようとする動きは,都市から里山・離島に至るまで全国各地で興っている。そして,それらの地域において市民と芸術家,さらに諸団体が相互に連携して地域環境を素材とした環境芸術の作品を作り出している。そこで,本論においては,日本における「環境芸術」と地域社会との関係性の変遷を彫刻設置事業とアート・プロジェクトを手がかりに整理することで,「環境芸術」が地域社会とどのような関係を持ってきたのかを明らかにし,現代社会における意義を考察する。
  • 香川県?岡山県?
    池上 雄亮
    月刊地域医学
    2022年 36 巻 12 号 80-
    発行日: 2022/12/10
    公開日: 2024/01/26
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • ――小豆島の地元企業が推進する一事例から――
    松井 恵麻
    地理科学
    2023年 78 巻 1 号 3-19
    発行日: 2023/02/28
    公開日: 2023/02/22
    ジャーナル フリー

    近年,離島や山村などといった地域において,地域活性化を目的としたアートイベントが多数開催されてきた。こうしたアートイベントは地域の人間関係を活発化させるなど一時的な地域活性効果をもつ一方で,その継続性が課題である。それに対して先行研究では地域の既存の事業者の関与によって地域社会に連鎖的な展開を生みだすという方法を提示してきた。これをふまえて本研究では地域に根差した民間企業が運営するアートイベントを取り上げて,地域社会との関係構築のあり様を明らかにした。分析対象とする事例は香川県小豆島においてオリーブ産業に関連する企業が展開するアートプロジェクトMである。2018年から2021年にかけて断続的に行った聞き取り調査の結果,アートプロジェクトMは地域の観光産業振興に新しい展開をもたらした画期的事業である反面,地域住民らとの間に一部葛藤を抱え込んでいることが分かった。しかしアートプロジェクトMのもつ創造性と地域のもつ固有な文化と歴史は,互いに好影響を与えあう可能性があると考えられた。こうした両者にとっての発展性をもたらすためには,対話の機会を十分に確保しフラットで相互的な関係構築が重要である。

  • 「瀬戸内国際芸術祭」の構想と帰結
    室井 研二
    地域社会学会年報
    2013年 25 巻 93-107
    発行日: 2013年
    公開日: 2018/05/14
    ジャーナル オープンアクセス
           Arts projects are attracting increasing social attention as a new means for rural development. In this paper, I examine the impact of art projects implemented on depopulated small islands through a case study of “Setouchi International Art Festival 2010”. Based on the findings, I argue that, firstly, while the art project was promoted by local governments and business circles with the aim of generating tourist flow and economic outcomes, the inhabitants’ evaluated the project largely from the standpoint of social interchange, especially continuous interchange between the artists and volunteer workers, rather than from its economic outcomes. Secondly, the arts project contributed to cultural revitalization of local communities on the small islands, but its economic effects were relatively limited. Thirdly, it is important to focus on policy trends like decentralization and fiscal austerity as the arts project was embedded within institutional contexts such as these. While arts projects should of course be evaluated as a new means for island development policy, it should also be kept in mind that such projects can make daily life on the island more severe by masking a retreat in state policy for island development.
  • 豊島を訪ねて
    小野 照明
    電気設備学会誌
    2012年 32 巻 12 号 917-918
    発行日: 2012/12/10
    公開日: 2014/09/02
    ジャーナル フリー
  • 〈昭和堂・2018年〉256頁・本体4,200円+税
    木村 至聖
    フォーラム現代社会学
    2019年 18 巻 155-157
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/05/29
    ジャーナル フリー
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