第16期情報基盤開発委員会は,4年に一度発行される医学教育白書に加え,より迅速かつ包括的な情報基盤を提供するために新設された.医学教育情報館は,Web上の医学教育情報サイトとして,2011年8月から公開されるに至った.現在のところ,用語集,論文紹介,書籍紹介,資料集で構成され,WikiやBlogといったWeb上のシステムを利用している.これは,学会側で情報を準備して提供するという一方通行の方法だけでなく,学会員などが新たに情報を提供するWeb上の双方向性が可能な技術が容易に利用可能になったことによる.世界的にも,米国医学校協会のMedEdPORTALなど,同様の情報サイトが知られ,雑誌に加えて新たな学術情報として期待されている.
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