現在,世界各国において戦争やテロ等による
爆発物
の被害が深刻化されている.これらの被害を未然に防ぐために信頼性の高い
爆発物
検知技術が必要とされている.現在使われている金属探知機や
爆発物
探知犬に代わる方法として,SPR免疫センサによる高感度検出手法の開発が行われている.しかし,抗原抗体反応は液体の状態でないと測定ができないため,空気中の爆薬成分を液相に濃縮する必要がある.本研究は,対象の爆薬成分を2,4,6-トリニトロトルエン(TNT)とし,TNTガスを定濃度ガス発生装置により発生させ,冷却による回収を試み,SPR免疫センサにより濃度の定量を行った.
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