最近, 南アジアの人たちが「アジア物理学会」を組織した. 我々日本の
物理学者
がこれにどう対応すべきであろうか? 恐らく百人百様の考え方や方策が出てくることであろう. しかし日本物理学会としてはたった一つの対策しか採れないにきまっている. そういう大切な決定を下すための準備を兼ねて, 近隣の地域の
物理学者
たちと我々との関係につき日頃考えていることを記して, 積極的・建設的な論議の一助としたい. 次いで, このアジア物理学会についての歴史的経過およびそのさいSingaporeの
物理学者
から提案されているInternational Topical Conferenceについても述べる(日本側と設立者側のこと). 最後に, 我々がどうすべきかを論じたい. なお,本文中の略語については表を掲げておくので参照されたい.
抄録全体を表示