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クエリ検索: "瘀血"
338件中 1-20の結果を表示しています
  • 藤永 洋, 高橋 宏三, 嶋田 豊
    臨床リウマチ
    2009年 21 巻 2 号 146-150
    発行日: 2009/06/30
    公開日: 2016/03/31
    ジャーナル フリー
        Japanese Oriental (Kampo) medicine has been widely used to treat fibromyalgia. In Kampo medicine, the determination of therapy is based on “Sho” (diagnosis of Kampo medicine). However there have not been sufficient studies of the “Sho” in fibromyalgia. We therefore investigated the “Sho” in fibromyalgia by assessing the “Sho” in 27 patients with fibromyalgia: 20 females and 7 males, mean age 52.9±15.6 (27 to 89). The result showed 3 patients with “Jissho” (hyperfunction of body energy), 15 patients with “Kyojitsukansho” (medium of hyperfunction/hypofunction of body energy) and 9 patients with “Kyosho” (hypofunction of body energy). All patients showed “Kikyo” (deficiency of “Ki” (vital energy)), “Kiutsu” (insufficient circulation of “Ki” and “Ki” stasis in an organism)”, and “Oketsu” (insufficient blood-circulation and blood stasis). The “Oketsu” score of the 15 patients using Terasawa’s criteria were 27.0~67.0, mean score 43.5±10.1. Nine of the 15 patients showed severe “Oketsu”, which was indicated by a total score of more than 40 points. This finding indicated an intimate correlation with fibromyalgia and“Oketsu”.Several reports showed the presence of abnormal microcirculation in fibromyalgia. Abnormal microcirculation is considered to be related to “Oketsu”. Therefore, we considered that “Oketsu” is an important pathological condition to investigate and treat with fibromyalgia.
  • 山村 俊弘, 工藤 琢巳, 田村 郁, 藤井 照子, 古屋 純一, 嶋田 昌彦, 前原 健寿
    脳神経外科と漢方
    2018年 4 巻 1 号 20-24
    発行日: 2018/09/15
    公開日: 2023/05/31
    ジャーナル フリー

    脳出血は

    瘀血
    の状態と考えられ,駆
    瘀血剤を用いた瘀血
    症状の改善が脳浮腫および随伴症状の改善に有用であると言われている。また,
    瘀血
    の診断には舌診が有用である。我々は,駆
    瘀血
    剤を投与した脳出血患者の残存血腫率と舌所見の関連性を検討した。2017年4月から10月までの7ヵ月間に発症し,駆
    瘀血
    剤である桂枝茯苓丸および大黄製剤であるセンノシドを投与した脳出血患者7例を対象とし,口腔機能管理時に舌写真を定期的に撮影し,残存血腫率と舌所見の推移を検討した。舌所見の該当する項目数が多いほど残存血腫率が高い傾向が得られた。舌所見を加味することで,脳出血患者に対する駆
    瘀血
    剤の効果をより客観的に評価できる可能性があると考えられる。

  • 郭 忠之
    脳神経外科と漢方
    2022年 7 巻 1 号 19-26
    発行日: 2022/07/30
    公開日: 2022/09/26
    ジャーナル フリー

    頭部顔面外傷急性期の疼痛・腫脹などに対する駆

    瘀血
    剤の有用性は多く報告されており,その臨床効果を実感されている脳神経外科医もかなりいると思われる。しかし,実臨床においては外傷数日後,数週間ないしは数ヶ月経過して様々な身体の不調を訴えられ,外来受診や紹介される患者をよく経験する。そのような患者に対し隋証治療を行い奏功した12症例を経験した。診療録をもとに後方視的に症例の漢方学的所見に関して検討してみると,
    瘀血
    が9例と多かったが,それ以外にも冷えが7例に,水毒が8例に,気の異常が9例と高率に認められた。奏功した漢方薬方剤群の内訳では,利水剤が6例,駆
    瘀血
    剤が2例,和解剤が2例,解表剤が2例であった。頭部顔面外傷の治療においても,
    瘀血
    以外にも水毒や気の異常を見逃さないようにすべきであることを再認識した。

  • 蛯子 裕輔, 河野 能久, 山科 元滋, 石和田 宰弘, 原 祥子, 清水 一秀, 前原 健寿
    脳神経外科と漢方
    2016年 2 巻 1 号 67-70
    発行日: 2016/09/30
    公開日: 2023/07/31
    ジャーナル フリー

    漢方医学では,血管の破綻による出血は

    瘀血
    の病態と認識できる。駆
    瘀血
    剤である桂枝茯苓丸 (TJ-25) 7.5 g/日,分3を脳出血急性期の9症例に投与し,血腫や浮腫の早期消退とそれに伴う神経症状の改善がみられた2症例を経験した。本報告では症例数が少なく有効性の検討はできていないため,今後症例の蓄積と適正な評価方法の検討が必要である。

  • 川添 和義
    昭和学士会雑誌
    2019年 79 巻 2 号 141-145
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/07
    ジャーナル フリー
  • 原田 佳尚, 吉田 賢作, 石元 玲央, 足立 知司
    脳神経外科と漢方
    2015年 1 巻 1 号 39-42
    発行日: 2015/11/01
    公開日: 2023/08/31
    ジャーナル フリー

    脳出血急性期の保存的治療は,以前から行われている止血剤の投与,血圧管理,脳浮腫や頭蓋内圧の管理が主な治療方法である。脳出血を漢方医学で捉えると,血管外に漏出した「血」であり

    瘀血
    の病態と認識できる。今回,脳出血に対して当帰芍薬散を投与し,早期の血腫吸収とそれに伴う不全麻痺と失語症の改善がみられた症例を経験した。駆
    瘀血
    剤が脳出血の治療に有効であることが期待され,ほかの方剤についても検討する価値があると考えられた。

  • 藤井 照子, 清川 樹里, 玉田 なつみ, 芳村 雅隆, 廣田 晋, 山本 信二, 前原 健寿
    脳神経外科と漢方
    2017年 3 巻 1 号 41-47
    発行日: 2017/09/15
    公開日: 2023/06/30
    ジャーナル フリー

    脳内出血の6症例に,駆

    瘀血
    剤である桂枝茯苓丸(TJ-25)と,最終的な血腫排出経路である便通を促す目的でセンノシドを同時期に投与し,これらを投与していない連続する脳内出血6症例をコントロール群として比較した。発症約1週間後のCTでは,薬剤投与群はコントロール群と比べ有意差をもって血腫体積が縮小していた。また発症早期から便通を確保することで,血腫の縮小が早くなる傾向が認められた。桂枝茯苓丸とセンノシドの併用は血腫吸収に促進的に作用する可能性があることが示唆された。

  • 横溝 大
    脳神経外科と漢方
    2019年 5 巻 1 号 43-47
    発行日: 2019/10/30
    公開日: 2023/04/28
    ジャーナル フリー

    脳卒中後肩手症候群は,脳卒中発症2週から3ヵ月後に好発する疼痛,腫脹 (多くは手指,手背部),熱感,色調変化を伴う上肢に限局した症候群である。本症候群は,しばしばこの時期に療養している回復期リハビリテーション病棟での機能訓練の阻害因子である。また本症候群が進行すれば不可逆な状態へ移行するため,早期に適切な対応をとることが重要である。内服ステロイド治療は本症に対する代表的治療法であるが,時に再発を繰り返したり,副作用への懸念から投与不可な場合がある。今回,私は本症に対して長期安全に使用しうる薬剤として桂枝茯苓丸の投与を試み,症状の改善を示した3症例を経験したので報告する。症例1と2は,内服ステロイド治療で再発を繰り返したため,桂枝茯苓丸を投与したところ,再発を抑制できた症例。症例3は腫脹のみが症状で,桂枝茯苓丸単独で治療を行い,他覚的な腫脹の改善を認めた症例である。

  • 勝木 将人, 川村 晨, 航 晃仁
    脳神経外科と漢方
    2023年 8 巻 1 号 43-46
    発行日: 2023/03/30
    公開日: 2023/09/30
    ジャーナル フリー

    慢性硬膜下血腫はその病理学的機序や術中所見から水毒のみではなく

    瘀血
    も病態に関与している可能性がある。穿頭術後に駆
    瘀血
    剤である桂枝茯苓丸7.5 g/日を処方した12例と,利水剤である五苓散7.5 g/日を処方した48 例の1ヵ月後血腫の厚さを比較した。術前平均血腫厚さ23.8 mm,1ヵ月後11.4 mm。1ヵ月後の血腫の厚さは統計学的に2群間で同等だった。慢性硬膜下血腫は
    瘀血
    にも関連するかもしれない。

  • 齋藤 紀彦, 平井 希, 櫛田 直毅, 佐藤 詳, 平元 侑, 藤田 聡, 中山 晴雄, 林 盛人, 伊藤 圭介, 櫻井 貴敏, 岩渕 聡
    脳神経外科と漢方
    2022年 7 巻 1 号 51-56
    発行日: 2022/07/30
    公開日: 2022/09/26
    ジャーナル フリー

    治打撲一方は,外傷による腫脹や疼痛を目標に用いられる漢方である。今回,脳腫瘍開頭術に対し治打撲一方を投与した120症例を後方視的にその治療効果を検討した。治打撲一方の平均投与期間は5.7日であった。投与5日後では投与前と比較して有意に腫脹・疼痛の改善を認めた。なお,全例において,服薬による有害事象は認めなかった。今回の検討で,治打撲一方が脳腫瘍開頭術の創部腫脹に対する有効な治療薬となり得ることが示唆された。

  • 秋山 理, 原田 佳尚, 秋山 巖, 鈴木 まりお, 清水 勇三郎, 近藤 聡英
    脳神経外科と漢方
    2020年 6 巻 1 号 12-17
    発行日: 2020/09/10
    公開日: 2023/03/31
    ジャーナル フリー

    頭部打撲に伴う疼痛,腫脹は時に患者に不安や苦痛を与え治療が必要となる。治打撲一方は日本古来の漢方薬であり,外傷による腫脹や疼痛への有効性が報告されている。本研究では,頭部外傷による疼痛を伴う腫脹に対し治打撲一方を投与した症例を後方視的に検討しその有効性について検討した。その結果,治打撲一方の投与により疼痛の改善,腫脹面積の縮小が得られる傾向がみられた。副作用はなく短期の内服は安全と考えられた。ランダム化試験などの研究デザインにおける検討が必要と考えられた。

  • 歯周組織に起こる末梢血管の障害と歯周疾患の関連
    音琴 淳一
    日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学
    2014年 34 巻 3 号 301-306
    発行日: 2014/11/25
    公開日: 2015/12/23
    ジャーナル フリー
    前回,歯槽骨の吸収に影響を与える疾患,とくに骨粗鬆症について,歯周病との関連について述 べた.骨粗鬆症であるから歯科治療のリスクが大きい,骨粗鬆症の治療薬とくに「ビスフォスフォネートを服用しているから歯科治療ができない」という「極端」な認識も見受けられるので,患者さんの対診をとって内科医と連携しながら治療することが必要である. 最近の事例では,むしろ骨粗鬆症治療が歯周治療と並行して行われていれば,重度歯周炎であっても歯槽骨吸収の進行がある程度抑制できる(図1).しかし,歯周病に罹患しているため細心の注意が必要となる.歯は顎骨から付着の緩い上皮を破って植立しているため,口腔内細菌は顎骨に直接到達しやすい構造となっているからである.さらに薄い口腔粘膜は傷害を受けやすいので,厚みのある角化歯肉が症状の安定には必要になる.菌血症(補足1)など歯周病細菌の増殖に注意して,プラークコントロールが肝要である.
  • 伊豆蔵 英明, 海老原 覚, 大国 生幸, 大島 力, 櫻井 貴敏, 岩渕 聡
    脳神経外科と漢方
    2016年 2 巻 1 号 59-62
    発行日: 2016/09/30
    公開日: 2023/07/31
    ジャーナル フリー

    Bell麻痺は比較的予後良好な疾患であるが,治療に難渋する症例も存在する。難渋例に対しては,顔面マッサージ・物理療法などのリハビリテーションを行うが,その他の有効な治療は確立されていない。今回,リハビリテーションに加えて桂枝茯苓丸を処方し,有効であった症例を経験したので報告する。駆

    瘀血
    剤としての作用が有効であったと考えられ,顔面神経麻痺難治例に対する治療の選択肢の一つとなる可能性がある。

  • 伊豆蔵 英明, 大国 生幸, 大島 力, 貫井 勇介, 伊藤 圭介, 櫻井 貴敏, 岩渕 聡
    脳神経外科と漢方
    2022年 7 巻 1 号 73-76
    発行日: 2022/07/30
    公開日: 2022/09/26
    ジャーナル フリー

    Ramsay Hunt症候群は,Bell麻痺と比較して一般に予後が不良である。リハビリテーションは,顔面マッサージ・顔面筋訓練・物理療法などを実施するが,治療に難渋する症例も少なくない。リハビリテーションに加えて桂枝茯苓丸を処方し,有効であった症例を経験したので報告する。駆

    瘀血
    剤としての作用が有効であったと考えられ,顔面神経麻痺難治例に対する治療の選択肢の一つとなる可能性がある。

  • 八木 実, 大滝 雅博, 阿部 尚弘
    外科と代謝・栄養
    2022年 56 巻 2 号 51-54
    発行日: 2022/04/15
    公開日: 2022/05/15
    ジャーナル フリー

     外科領域で術前術後や,化学療法・放射線療法併用時にさまざまな愁訴が出現し,その解決に東洋医学(漢方医学)が果たす役割は大きい.実際にNSTでも,しばしばさまざまな症状とその解決依頼に直面する.このような場面こそ漢方医学の出番であると考えられ,個々の臓器の器質的異常に対して対処する西洋医学とは異なる対応が可能である.このような病態への対応にあたり漢方医学的基礎知識は身に着けておくべきである.本稿では外科医として知っておいた方がよい東洋医学(漢方医学)の基本を概説する.

  • 呉 明美, 成田 憲彦, 藤枝 重治
    耳鼻咽喉科臨床
    2022年 115 巻 4 号 295-299
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/04/01
    ジャーナル 認証あり

    Most hemangiomas in the field of otolaryngology are vascular malformations, with venous malformations being the most common. We report a case of intramuscular venous malformation (IVM) of the masseter muscle which responded well to treatment with a Kampo medicine. The patient was a 22-year-old woman who presented with the complaint of swelling and pain in the left cheek. We diagnosed the patient as having an IVM in the left masseter muscle based on the findings of contrast-enhanced computed tomography, contrast-enhanced magnetic resonance imaging, and fine-needle aspiration biopsy. The patient refused the surgery as she was young and the IVM was not malignant. Therefore, we initiated the patient on a Kampo drug. In Kampo medicine, IVM are regarded as blood stasis, and typically, hemostatic agents are used for treatment. We chose keishibukuryogankayokuinin as the hemostatic agent. The size of the IVM reduced in response to the treatment, and the symptoms disappeared. It is important for patients to be offered the option of oral medication rather than surgery for IVM, where possible.

  • 久光 正
    昭和学士会雑誌
    2017年 77 巻 2 号 138-145
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/10/03
    ジャーナル フリー
  • 山田 哲久, 名取 良弘, 甲斐 康稔
    脳神経外科と漢方
    2023年 8 巻 1 号 16-20
    発行日: 2023/08/30
    公開日: 2023/09/30
    ジャーナル フリー

    治打撲一方は,脳神経外科領域では外傷による皮下血腫や術後の腫脹に対して投与されていると考えられる。しかし,ガイドラインなど統一した投与基準はなく,担当医の判断によるところが大きいと考えられる。当院脳神経外科での治打撲一方の投与の現状を調査し,効果を検討した。外傷による皮下血腫や術後の皮下腫脹に対して効果があり,有効と考えられた。外傷による痛みに関しては,効果判定に客観性がなく判断困難であった。器質化慢性硬膜下血腫に対する効果が期待される。

  • 山田 哲久, 名取 良弘, 甲斐 康稔, 雨宮 健生, 林 大輔
    脳神経外科と漢方
    2022年 7 巻 1 号 14-18
    発行日: 2022/07/30
    公開日: 2022/09/26
    ジャーナル フリー

    器質化慢性硬膜下血腫の治療には難渋することが多く,これまでも様々な方法が報告されている。当院で経験した器質化慢性硬膜下血腫で治打撲一方を投与した症例を後方視的に検討し治療方法を考察した。対象症例は9例あり,効果があったと考えられた症例は6例であった。検討の結果,器質化慢性硬膜下血腫に対して穿頭術後に治打撲一方を通常投与量で3ヶ月程度投与することで血腫の縮小が期待できる可能性があると考えられた。今後は,投与量を含めた比較試験を検討する必要がある。

  • 原田 佳尚, 吉田 賢作, 新井 一
    脳神経外科と漢方
    2017年 3 巻 1 号 63-69
    発行日: 2017/09/15
    公開日: 2023/06/30
    ジャーナル フリー

    慢性硬膜下血腫(CSDH)の再発・増悪予防に五苓散が有効である報告があるが,漢方医学的考察がなされた報告はない。今回,五苓散が有効であった症例からその要因の考察を試みた。81歳,男性。意識障害と右片麻痺で搬送され,頭部CTで両側CSDHを認めた。左穿頭手術を行い再発予防に五苓散を開始した。1ヵ月後の頭部CTは左CSDHの再発なく,右CSDHも改善傾向であった。CSDHの発生機序は,線溶系が亢進した血腫外膜からの持続的な血液成分の漏出や,浸透圧差による血腫被膜を介した髄液の流入などが想定される。血腫を

    瘀血
    とするだけでなく,津液である髄液の偏在や浸透圧の関与は水毒と考えられる。術前の頭部CTは血腫が低吸収域と高吸収域に二分しており,生体を物質的に支える赤色の液体と無色の液体が併存するととらえ,画像からも水毒が想定され得た。これら水毒徴候に利水剤である五苓散が有効であると考えられた。

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