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全文: "百日祝い"
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  • 齋藤 寛子, 宮地 洋子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2013年 25 巻 2P-1
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】近年、伝統的な通過儀礼は生活様式の変化などにより、大きく様変わりしている。昨年は山形県における通過儀礼と儀礼食の現状について報告を行ったが、東北・北海道地域全体としては、どのような状況であるのかを明らかにするとともに道県の比較検討を行い、山形県の大切にしている通過儀礼行事、儀礼食について考察することを目的とした。【方法】日本調理科学会特別研究「調理文化の地域性と調理科学-行事食・儀礼食-」データベースより、東北・北海道支部所属の調査者が入力した中から、道県毎に現住所に10年以上居住している回答者を抽出し対象とした。また、20歳未満と20歳代の回答者を子世代、30代以上の回答者を親世代とし、世代毎の結果についても比較検討を行った。【結果】対象者は2180名で、北海道487名、青森591名、岩手139名、宮城497名、秋田191名、山形75名、福島200名であった。地域全体の認知度は、誕生日、七五三、成人式、婚礼、葬儀、法事が90%以上であり、経験度では、誕生日、七五三、葬儀が高率であった。食経験では誕生日のケーキ(93.5%)、七五三の千歳飴(80.5%)などが高かった。7道県を比較すると通過儀礼の認知度・経験度では百日祝いに差が見られ、儀礼食の経験度では七五三と成人式の赤飯、長寿の祝い料理、葬儀と法事の料理に差が見られた。山形の結果について他の道県と比較すると百日祝い、結納、厄払いの経験度が高く、百日祝いの尾頭付き魚、結納の料理、厄払いのもち、法事の精進料理の食経験も高率で、これらの行事や料理を大事にしていることが示唆された。世代毎の比較では、親世代の経験度において百日祝いと初誕生の行事に道県の差が見られた。
  • 世代間の比較
    阪野 朋子, 間宮 貴代子, 松本 貴志子, 小出 あつみ, 山内 知子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2013年 25 巻 2P-8
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】日本には古来より通過儀礼があり、儀礼毎にふさわしい食物が用意されてきた。近年、人々の意識や社会構造の変化と共に食の伝承がされない傾向にある。本研究では、通過儀礼の認知・経験状況を女子学生とその母世代及び祖母世代の3世代間で比較した。【方法】平成22年1~3月にかけ日本調理科学会の調査用紙を用いて留め置き法により調査し、1週間後に回収した。対象者は、本学女子学生の子世代(435名)、母世代(378名)及び祖母世代(197名)で、得られたデータはエクセルで集計してχ2検定を行った。統計的有意水準は5%で示した。【結果】認知はお七夜、百日祝い、初誕生、結納、婚礼、厄払いが世代間で有意差があり、比較すると子世代ではお七夜、百日祝い、初誕生が低かった。質問した13項目の儀礼全ての経験と世代間に有意差があった。経験度を比較すると、3世代共に誕生日、七五三は80%以上経験していた。子世代では経験していないと思われる結納、婚礼、厄払いと経験した記憶がない出産祝い、お七夜、百日祝い、初誕生で低かった。母と祖母世代では共に50%以上が経験していた。儀礼食では、祝いの儀礼に用意される赤飯の喫食経験と世代間に有意差があった。赤飯の喫食の子世代では、七五三で50%を超えたが、その他では低かった。特に誕生日では、祖母世代で53%、母世代で33%、子世代で15%と世代が若いほど低下した。誕生日のケーキ喫食率は3世代共に約90%以上であった。また、七五三の喫食率も、赤飯より千歳飴の方がどの世代でも高かった。以上の結果から、誕生日や七五三は受け継がれている儀礼であることが示されたが、儀礼に伴う食べ物の変化や赤飯の伝承がされない傾向を認めた。
  • 大学生と親世代間における通過儀礼認知の相違に関する解析
    前田 ひろみ, 佐藤 之紀, 村田 美穂子, 海切 弘子, 行友 圭子, 井川 佳子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 1P-26
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】通過儀礼で供される儀礼食には,家族構成が変化する場合や人生の節目で健康を祈願するなど重要な意味が隠されている。そこで,儀礼食の調理科学的意義を解明するための一ステップとして,いくつかの儀礼について,親世代と大学生との間における認知の違いを明らかにしようと試みた。
    【方法】平成21-23年度の日本調理科学会特別研究「調理文化の地域性と調理科学-行事食・儀礼食-」調査研究データに基づいて,広島県在住の大学生(362名)と親世代(356名)の回答を抽出した後、出産祝い,お七夜,百日祝いなど13種類の儀礼のそれぞれにつき,知っている,知らない,無回答に分け,χ2検定により両者間における認知度の違いを調べた。【結果】大学生は,お七夜,百日祝い,初誕生,結納,厄払いの5つの儀礼に関して認知している割合が9割以下となり,とくに大学生の半数以上は,お七夜と百日祝いを知らなかった。また,初誕生と厄払いは2-3割の大学生が,長寿祝いは大学生の1割が知らなかった。親世代は13種類の儀礼のうち,11種類の儀礼において9割以上が認知していたが,お七夜(8割)や厄払い(8-9割)については認知度が低かった。ほぼ100%の親世代が知っていると回答した儀礼のうち,5-10%の大学生は,結納,婚礼,法事を知らないと回答した。以上のことから、大学生と親世代間には儀礼の認知度に差があり、大学生は直接に経験していない儀礼を認知しない傾向があると考えられた。
  • 島村 知歩, 太田 暁子, 喜多野 宣子, 志垣 瞳, 冨岡 典子, 三浦 さつき
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 1P-23
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】近年、伝統的な行事食の伝承が少なくなっているといわれる中、平成21、22年度の日本調理科学会特別研究として実施した「行事食調査」より、通過儀礼の認知と経験、通過儀礼に関わる食事について、奈良県の現状を把握し、学生とその親の世代間による違いについて明らかにすることを目的とする。
    【方法】平成21年12月~平成22年3月、日本調理科学会「行事食調査」の全国統一様式の調査票により、大学生およびその家族にアンケート調査を実施した。そのうち、奈良県在住者の子世代(10・20歳代)150名と親世代(40・50歳代)114名について、出産祝い、百日祝い、初誕生日、七五三、成人式、婚礼、長寿の祝い、葬儀などの13の通過儀礼の認知度、経験、儀礼食の経験について検討を行った。
    【結果】通過儀礼の認知度は、子世代では誕生日、七五三、成人式、葬儀が高く、お七夜(33%)、百日祝い(41%)は低かった。親世代では、初誕生(78%)お七夜(75%)以外の通過儀礼は高かった。経験では、子・親世代ともに誕生日が最も高く95%以上が経験していた。子世代では、七五三、葬儀、法事、成人式(50%以上)以外は低かったが、親世代では、いずれも50%以上が経験していた。儀礼食では、誕生日のケーキが子・親世代ともに最も高く、ほぼ100%が経験していた。子世代では七五三の千歳飴・もち等の喫食経験が高かった。親世代では、24種類の儀礼食のうち、婚礼料理、七五三の千歳飴、法事料理、百日祝いの赤飯など半数が50%以上の喫食経験であった。祝いの行事には欠かせない赤飯では、親世代では通過儀礼により喫食経験に違いがみられた。
  • 沼田 貴美子, 坂本 美代子, 秋吉 澄子, 柴田 文, 小林 康子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2013年 25 巻 2P-21
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】「調理文化の地域性と調理科学―行事食・儀礼食―」の全国の調査概要は報告書に,九州他各支部の概要は日本調理科学会誌に掲載された。今回,熊本県で調査した通過儀礼食について詳細に分析を行ったので報告する。
    【方法】調査対象者は,学生とその親の世代間による比較検討を行うために親子間で回答が得られた者各82名であった。学生は熊本市内の短期大学1年生,親は40~50歳代であった。通過儀礼の出産祝い,お七夜,百日祝い,初誕生,誕生日,七五三,成人式,結納,婚礼,厄払い,長寿祝い,葬儀,法事で供される食べ物の認知度や経験度などについて分析し,熊本と全国や九州各県の結果を比較検討した。
    【結果】通過儀礼食は出産祝い・お七夜・百日祝い・初誕生の出産関連(A),誕生日・七五三・成人式の誕生関連(B),婚礼関連(C),厄払い・長寿の祝い・葬儀・法事の長寿法事関連(D)の4群に分類でき比較検討した。Aでは認知度・経験度ともに親世代が学生より有意に多く,Bでは学生・親ともに認知度・経験度が多く世代間の差は認められなかった。Cの婚礼,Dの長寿祝い,葬儀,法事の認知度は学生でも高く親世代との間に有意な差は認められなかった。通過儀礼食の食経験とその時期及び調理状況や食べ方について,親世代の食経験時期は1984~2003年が最も多く,葬儀と法事も2004年以降の食経験が多かった。A,Bでの赤飯は家庭でよく作られ,実家・親戚などで食べるも多かった。買うが多かったのは,誕生日のケーキ,七五三の千歳あめ,長寿祝い他でのもち・饅頭であった。外で食べるが多かったのは,婚礼や長寿祝いの日本料理他、葬儀や法事の精進料理であった。学生は誕生日,七五三,葬儀,法事の食経験が他項目より多かった。
  • 篠原 壽子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2013年 25 巻 2P-18
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/23
    会議録・要旨集 フリー
    九州地方における儀礼食の地域性
    ○篠原壽子,麻生愛子,室屋かおり
      東九州短大
     【目的】平成21~23年度に実施された日本調理科学会の特別研究「調理文化の地域性と調理科学:行事食と儀礼食」は報告書が刊行され、九州各県における行事食の概要と特徴は本学会誌Vol.45,No.4,316-320(2012)に報告されている。本研究は、沖縄県を除く九州地方7県における通過儀礼に供される食べ物の認知および経験などについて検討した。
    【方法】調査員全員に送付された日本調理科学会特別研究データベース中の九州7県の儀礼食データを用い、県別、儀礼食別に単純集計およびクロス集計し解析した。
    【結果及び考察】調査対象者の性別は女性が約94%、男性が約6%であり、年齢構成は20歳代までが約51%、40~50歳代が約36%を占めていた。家族構成は、二世代および同世代同居形態がそれぞれ約40、29%であった。九州7県では、誕生日、七五三、成人式、葬儀、婚礼・結婚披露、法事、結納、出産祝い、長寿祝いの順に、儀礼食としての認知度が高く、お七夜および百日祝いは認知度が低かった。通過儀礼の経験度については、誕生日、七五三、葬儀、法事の順に高く、お七夜、百日祝いおよび厄払いは経験度が低かった。他の地域に見られない特徴的な儀礼食として、福岡県において、婚礼後の初めての年の瀬に婿の実家から嫁の実家へ送る「嫁ぶり」や法事での「だぶ」があげられていた。
  • 堀  光代, 菊池 早記, 酒井 千恵, 長野 宏子, 駒田 聡子, 山内 睦子, 土岐 信子, 菊池 啓子, 小川 宣子, 尾木 千恵美, 木村 孝子, 山澤 和子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 1P-15
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】通過儀礼は歴史と文化に培われ継承されてきたが、近年では核家族化やライフスタイルの多様化がみられる。日本調理科学会では、行事食と通過儀礼の全国調査を行った。そのデータから岐阜県における通過儀礼の認知度について現状を探ることにした。
    【方法】平成21年・22年度に実施された日本調理科学会特別研究「調理文化の地域性と調理科学」―行事食・儀礼食―の全国統一自記式質問用紙を用い、留置法にて調査を行った。岐阜県に10年以上の居住期間のある調査対象者を抽出した。通過儀礼項目は「出産祝い」「お七夜」「百日祝い」「初誕生」「誕生日」「七五三」「成人式」「結納」「婚礼」「厄払い」「長寿」「葬儀」「法事」の13種類を調査し、これらの認知度について年代別にχ2検定を行った。
    【結果】調査対象者は、10代33%、20代20%、30代5.5%、40代23.2%、50代13.6%、60代以上4.6%であった。住居期間別の割合は、10年以上20年未満が最も多く、約50%を占めていた。20年以上30年未満は28%、30年以上は22%となっていた。通過儀礼のうち、95%以上の認知度を示したのは「法事」「葬儀」「成人式」「誕生日」「七五三」の5種類であった。「お七夜」「百日祝い」の認知度は60%未満と他の通過儀礼より低い認知度であり、特に30代以下の年代では低い認知度であった。これらの結果は全国平均値と近似した傾向を示していた。年代別では、「法事」「成人式」「七五三」の3種類の通過儀礼では年代間による有意差が認められず、これらの通過儀礼は、高い認知度とあわせて年代に関係なく、よく認知されていることが示唆された。他10種類の通過儀礼は年代間に有意差が認められた。
  • 親子間における認知・経験の違い
    菊地 和美, 菅原 久美子, 木下 教子, 酒向 史代, 坂本  恵, 高橋 セツ子, 土屋 律子, 芳賀 みづえ, 藤本 真奈美, 村上 知子, 村田 まり子, 山口 敦子, 山塙 圭子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 1P-3
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】年中行事や通過儀礼を行うハレの日には、食事も日常とは区別され、各家庭や地域で独自の習慣がみられている。食生活が多様化する中、地域における年中行事や伝統食を大切にし、次の世代への継承にむけた取り組みが推進されるようになってきた。そこで、本研究は北海道の行事食と儀礼食について、親子間(学生とその親)からみた認知状況や摂食状況などの実態把握を行い、地域性を明らかにすることを目的として検討した。
    【方法】調査は日本調理科学会特別研究(平成21~23年度)に基づき、北海道に居住する親181名と子181名(計362名)を対象として、調査時期は平成21年12月~22年8月に実施した。データは単純集計および親子間によってクロス集計を行い、χ2検定により分析した。
    【結果】親子間で認知・経験が一致する回答は、行事食が74.0%、儀礼食は49.8%であった。行事食と儀礼食を認知している割合は親が子よりも多く、親子間で有意差がみられたのは盂蘭盆、お七夜、百日祝い、初誕生、厄払いであった(p<0.01)。行事食と儀礼食の経験がある割合も親が子よりも多く、有意差がみられたのは春分の日、端午の節句、盂蘭盆、土用の丑、お月見、秋分の日、出産祝い、お七夜、百日祝い、初誕生、成人式、結納、婚礼、厄払い、長寿であった(p<0.01)。北海道の正月料理のうち、親子間で「現在、家庭で作る」という回答が一致していたのは、たこ刺身が7組(親子間一致なし12組)、くじら汁が2組(親子間一致なし3組)、いずしが2組(親子間一致なし2組)であった。今後はさらに、北海道における特徴的な行事食・儀礼食の親子間による伝承を検討する必要性が示唆された。
  • 宇和川 小百合, 色川 木綿子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2013年 65 巻 2P-44
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/07/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 阪野 朋子, 小出 あつみ, 間宮 貴代子, 松本 貴志子, 成田 公子, 山本 淳子, 山内 知子
    日本調理科学会誌
    2015年 48 巻 2 号 146-153
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/05/02
    ジャーナル フリー
     本研究では,東海三県に居住する人々を対象に,子・母・祖母の三世代別に通過儀礼の認知と喫食状況を調べ,東海地方の特徴と伝承に影響する要因について検討した。
     認知率では,経験の有無が値に影響し,子世代の百日祝いと初誕生および結納と婚礼の認知率が母と祖母世代より有意(p<0.05)に低かった。経験率では,経験時の経済的・社会的状況の厳しさと,儀礼の意義の希薄化が経験率を減少させた。しかし,母と祖母世代の長寿に見るように高齢者が同居する条件は経験率を向上させた。また,儀礼における地域活動や人々の意識の高さが認知率と経験率を向上させた。東海三県の特徴として製造量の多い外郎と漁獲量の多いアサリが儀礼食に利用されていた。
  • 3地域(備前,備中,美作)の比較
    藤井 わか子, 藤堂 雅恵, 小川 眞紀子, 山下 広美, 我如古 菜月, 人見 哲子, 槙尾 幸子, 畦 五月, 青木 三恵子, 大野 婦美子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2013年 25 巻 2P-15
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/23
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】岡山県は,地形からみると県北の中国山地,県中部の吉備高原,県南の平野・丘陵地帯,瀬戸内沿岸・島しょ地帯の四地域からなる。各地域には異なった作物が生み出され,特色ある食文化が伝承されていると言われている。一方で歴史的には,岡山県は備前,備中,美作と呼ばれてきた。そこで,現在の県民局(備前,備中,美作)の管轄で分け,年中行事・通過儀礼の地域による違いを把握することを目的とした。【方法】平成21~23年日本調理科学会特別研究「調理文化の地域性と調理科学-行事食・儀礼食-」の調査データから,岡山県に10年以上居住している者334名を対象に,岡山県を3地域に分けて認知度・経験度・喫食経験等について集計し検討した。検定はカイ二乗検定を行った。【結果】岡山県の年中行事・通過儀礼の認知・経験度は,全国調査結果と類似していた。3地域でみると,認知度では秋祭りと人日,重陽の節句(p<0.01)に,経験度ではお月見(p<0.05),秋祭り(p<0.01)で3地域間の差がみられた。正月では,お雑煮の喫食割合は地域差がみられなかった。すまし仕立てが最も多く,丸もち,茹でて食べており,3地域において差異がないことがわかった。お節料理は,黒豆,かまぼこが全体的に最も高い結果であった。次いで,数の子,昆布巻き,煮しめが高かった。その他の年中行事の食べ物は,節分のいわし料理(p<0.01),端午の節句のちまき(p<0.01),盂蘭盆と七夕の麺 (p<0.05),お月見のだんご(p<0.01),大晦日の尾頭付きいわし料理(p<0.01)等で地域間に差が認められた。通過儀礼の認知・経験度は,出産祝い(p<0.01),百日祝い(p<0.01),厄払い(p<0.05)で,またその食べ物では,お七夜と初誕生の赤飯・小豆飯,厄払いのもち(p<0.01)において差がみられた。
  • 山本 いず美, 小川 眞紀子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 1P-25
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】通過儀礼とは、人生の節目ごとに行われる儀礼のことであり、それぞれの儀礼において特徴のある食べ物が供される。本研究では、平成22年度日本調理科学会特別研究「行事食・儀礼食」調査より、岡山県在学の女子大学生とその親に、13の通過儀礼の認知・経験、日常の食事作りや共食など食行動との関連を検討した。【方法】調査期間は、2010年4月~7月。調査対象は、調査の協力を得た本学学生とその親(調理担当者)29組、合計58名である。調査方法は自記式質問紙調査を留め置き法にて実施した。【結果】全員が認知していたのは、親は初誕生、誕生日、成人式、結納、婚礼、長寿の祝い、葬儀、子は誕生日、七五三、成人式であった。すべての通過儀礼について、親は80%以上の人が認知していたが、子では百日祝い(35%)、お七夜(24%)の認知が低かった。親全員が経験しているのは、初誕生、誕生日、葬儀であった。子では七五三と成人式の経験がどちらも97%で最も高かった。子の経験が50%以下である通過儀礼は8あり、中でも結納(14%)、厄払い(3%)が低かった。食行動面では、食事作りが好きな人は親41%子31%であった。食事作りが楽しいと思う人は親41%子41%であった。また家族や友達と食物等の情報交換をよくしている人は、親55%子38%であった。通過儀礼の認知・経験状況と食行動面との関連をみると、親は家族や友達と食事をすることを大切にする人は、通過儀礼を多く認知していた。子では食事作りが好き、食事作りが楽しいと思う人は、通過儀礼を多く認知しており、家族や友達と食物等の情報交換をよくしている人は、通過儀礼の経験が多い傾向がみられた。
  • 三浦 加代子, 橘 ゆかり, 青山 佐喜子, 川原﨑 淑子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 1P-24
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    目的】平成21・22年度日本調理科学会特別研究として実施された「行事食」の調査結果のうち、平成22年度の本大会では、年末年始の現状を親子間の伝承の観点から、また、平成23年度は年中行事の認知・経験を世代間比較し、行事と行事食の現状と世代間の伝承について報告した。さらに本年度は通過儀礼とその食事の認知・経験を世代間比較し、世代間の伝承の現状を明らかにすることを目的とした。
    方法】平成21・22年度日本調理科学会特別研究の全国統一様式の調査用紙を用いた。対象は和歌山県に10年以上在住している大学生・短大生とその親、また和歌山県福祉保健部、教育委員会ならびに関係機関の協力を得、食生活改善推進協議会会員を中心に食育関係団体会員、地域の研修会等に参加した市民とした。若年層(20歳未満・20歳代)182名:Y群、中年層(40・50歳代)240名:M群、高齢者層(60歳以上)266名:O群に分けて分析し、SPSS(Ver.18)でχ2検定を行った。
    結果と考察】三世代とも認知度の高い通過儀礼(90%以上)は誕生日、七五三、成人式であり、特に若年層(Y群)の認知度が低い通過儀礼(50%以下)はお七夜、百日祝いであった。経験では、三世代とも高かったのは誕生日であった。認知・経験ともに誕生日と七五三以外の通過儀礼には世代間の有意な差が認められた。通過儀礼の食事として、三世代とも高い喫食経験があるのは誕生日のケーキで、行事の認知と経験だけでなく、世代を超えて定着していることがうかがえた。一方、赤飯・小豆飯、紅白餅、お頭付き魚、精進料理等の喫食経験は、世代間の伝承がなされていないことがうかがえた。特に成人式や長寿の祝いの紅白餅・紅白饅頭、法事の精進料理は三世代とも喫食経験が低かった。
  • 河野  篤子, 桐村  ます美, 坂本  裕子, 湯川  夏子, 米田  泰子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 1P-22
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】平成21年、22年度日本調理科学会特別研究において行事食・通過儀礼の全国調査をおこなった。昨年の行事食と同様に、京都府出身の学生世代(10~20代)と親世代(40~50代)における通過儀礼と儀礼食の認知状況、経験等の差を明らかにすることを目的とした。
     【方法】日本調理科学会特別研究の全国統一様式の質問用紙を使用し、近畿の大学・短期大学に在学する学生、その家族ならびに地域住民にアンケート調査をおこなった。そのうち、10年以上京都に在住している学生世代191名、親世代115名を対象とし、通過儀礼の認知・経験および儀礼食の喫食経験の世代間比較をおこなった。
     【結果】通過儀礼の認知度を世代間で比較すると、お七夜、百日祝い、初誕生、厄払いは学生世代で低かった。次に認知に対し、経験している者の割合を比較すると、七五三、誕生日は両世代で9割以上であり、それ以外は葬儀、法事を除き、学生世代で低かった。儀礼食は、餅類の喫食は両世代ともに低かったが、赤飯、小豆飯等は世代間で差はみられたものの、両世代ともに喫食されていた。法事の料理は、両世代で精進料理より精進料理以外を喫食する機会が多いことがうかがえた。七五三、誕生日は両世代ともに9割が千歳あめ、ケーキを喫食していた。人生の初期から成年にかけての儀礼の多くは、学生自身が体験していても記憶していない、未体験である、または親戚との関わりの減少が考えられたが、葬儀、法事は現在も親族の重要な通過儀礼であり、赤飯、小豆飯等は主要な儀礼食であることが確認できた。
  • 後藤 月江, 松下 純子, 金丸 芳, 遠藤 千鶴, 長尾 久美子, 有内 尚子, 高橋 啓子
    日本調理科学会誌
    2013年 46 巻 6 号 389-394
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    ジャーナル フリー
     日本調理科学会特別研究として,平成21年~22年に「行事食・儀礼食」について調査を行った。その結果より徳島県に10年以上在住の人を対象に,通過儀礼について,年代を30歳未満,30歳~50歳未満,50歳以上の3区分に分けて,現状を比較検討した。
     通過儀礼の「誕生日」と「七五三」は認知と経験共にどの年代区分においても高く,定着している。「誕生日」にケーキを食す割合はどの年代区分もかなり高く,一般化している。「長寿」の認知は高いが,30歳未満の経験率は低かった。「厄払い」の認知と経験,それに伴う料理の喫食率はどの年代においても低かった。
     30歳未満の経験率は全ての儀礼で低く,経験していても覚えていない場合や未経験の儀礼が多いことが考えられた。
  • -喫食・調理状況-
    山口 敦子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2012年 24 巻 1P-2
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/24
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】日本人に古くから受け継がれてきた食事が、核家族化や生活スタイルの変化に伴い、家庭で作られる機会が減少してきている。人生の節目となる通過儀礼としての食事の認知・経験は年代や家族構成により異なることが明らかにされた1)。本研究は北海道の儀礼食について喫食経験者の調理状況および食べ方についての実態を把握し、さらに年代別の喫食状況を明らかにすることを目的とした。
    【方法】日本調理科学会特別研究(平成21~23年度)に基づき調査を行った。調査期間は平成21年12月から22年8月。対象者は北海道に居住する学生、保護者、祖父母、一般の624名。
    【結果】儀礼食の調理状況等について、有効回答者619名について集計した。喫食経験の年代別では50・60歳代が最も多く、A出産祝い43%、Bお七夜53.7%、C百日祝い43.9%、D初誕生38.8%、E誕生日37.7%、F成人式41.9%、G結納45.1%、H婚礼37.8%、I厄払い39.6%、J長寿47.1%、K葬儀34.4%、30・40歳代は、L法事が32.6%で最多。10・20歳代では唯一、M七五三が34.7%と高値を示した。喫食経験のある食事内容はA~F、J、Mは赤飯や小豆飯であり、G、H、Lは和洋折衷料理、Iは餅であった。儀礼食の調理状況・食べ方ではA~F、Mは「家庭で作る」が最も多く、次に「実家・親戚で食べる」であった。また、G、H、Lは「外で食べる」が最も多かった。以上の結果から、儀礼食は人生の節目に食べられており、誕生等は家庭内で食する傾向が高く、婚礼や葬儀等家族以外の人々が集う儀礼では、家庭外で食する傾向が高い特徴が見られた。また家庭内では赤飯や小豆飯が作られ、家庭外では様々な味が楽しめる和洋折衷料理が世代を問わず受け入れられていることが明らかになった。
    1)日本調理科学会平成23年度大会:「北海道の儀礼食-認知・経験の現状-」
  • 菅原 久美子, 菊地 和美, 木下 教子, 酒向 史代
    日本調理科学会誌
    2014年 47 巻 1 号 31-41
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/04/11
    ジャーナル フリー
     本研究は北海道の行事食と儀礼食について,親子間の認知状況や経験状況などの実態把握を行い,地域性を明らかにすることを目的として検討した。行事食の認知度は,正月が最も高く,秋祭り,春祭り,重陽の節句は低く,経験度も同様の傾向であった。北海道は全国よりも春分の日,秋分の日,冬至の経験度が高く,秋祭り,春祭りの経験度が低かった。儀礼食は認知度,経験度ともにお七夜が儀礼食間では有意に低く,伝承が困難な様子がうかがわれた。三世代家族の婚礼,葬儀,法事の経験度が極めて高いことに特徴がみられた。北海道は七五三の経験度が低く,全国とは異なる傾向を示した。親子間で認知度・経験度の肯定的回答の一致が高かったのは,行事食では正月,クリスマス,大晦日,節分,上巳の節句,儀礼食では誕生日,葬儀,七五三であった。肯定的回答の一致度が低かったのは,行事食では春祭り,秋祭り,重陽の節句,儀礼食では,結納,お七夜であった。
  • 行事食・儀礼食の認知・経験・喫食状況
    渕上 倫子, 桒田 寛子, 石井 香代子, 木村 安美
    日本調理科学会誌
    2011年 44 巻 6 号 436-441
    発行日: 2011年
    公開日: 2014/04/25
    ジャーナル フリー
  • ―関東支部:新潟県の地域性と食材を中心に―
    佐藤 恵美子
    日本調理科学会誌
    2012年 45 巻 2 号 164-167
    発行日: 2012年
    公開日: 2014/03/14
    ジャーナル フリー
  • 加藤 尚美
    日本助産学会誌
    2003年 17 巻 1 号 54-59
    発行日: 2003/06/30
    公開日: 2010/11/17
    ジャーナル フリー
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