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249件中 1-20の結果を表示しています
  • 中沢 竜徳, 堀 潤一
    生体医工学
    2022年 Annual60 巻 Abstract 号 223_1
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/12/01
    ジャーナル フリー

    触覚刺激による事象関連電位を用いた2クラスブレインコンピュータインターフェース(BCI)において,被験者の注

    目刺
    激に加えて,今まで非注
    目刺
    激としてまとめられていた逸脱刺激と高頻度に提示される標準刺激として区別して解析を行った.本研究では逸脱刺激提示時の脳波を解析し,BCIシステムに組み込むことができるかを検討した.具体的には,ピエゾ式触覚刺激装置で左右の人差し指に高頻度の標準刺激と低頻度の注
    目刺
    激,逸脱刺激を提示し,それぞれの脳波の振幅,潜時を調べ,特徴を調査した.結果,逸脱刺激提示時の波形は,注
    目刺
    激提示時、標準刺激提示時に比べて個人差が大きく,標準刺激と区別して解析する必要があることが確認できた.3つの刺激を区別することにより,BCIシステムの精度向上が期待できる.

  • *井ノ上 修一
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 1008
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】腰椎牽引を施行すると、時より牽引直後に牽引台からの起き上がり動作が困難になるケースに遭遇する。本研究の目的は、腰椎間歇牽引の前後で脊柱安定化機能を測定し、検討することである。【方法】実験内容を説明し、同意を得たボランティア学生(男性10名・女性2名、年齢:21.0±2.2歳、身長:1.7±0.05m、体重:59.8±5.1kg)12名を対象とした。牽引は、OG技研社製オルソトラックOL-1100を用い、三角脚台を膝下に置いた膝立て背臥位で、間歇牽引(牽引15秒休止5秒)を10分間施行した。牽引力は体重の1/3、牽引角度は15度に設定した。脊柱安定化機能は、背臥位にて下肢の重量を負荷することでテストした。安定化機能を定量化するために血圧計を使用し、マンシェットを丸めて、牽引姿勢の腰部と牽引台との間に挟み、40mmHgの圧に膨らませ、それを初期設定とした。安定化テストは、「両下肢を台からわずかに挙上する」「両下肢を台から挙上しさらに下腿を水平位にする」2つの方法を用いた。いずれもテスト肢位を5秒間持続させ、その際のマンシェットの圧を記録した。安定化機能の測定は、「牽引直前」と「牽引直後」、その後「ブリッジ動作を5秒間行わせた後」の3回行った。【結果】
    「両下肢を台からわずかに挙上するテスト」では、牽引直前29.0±7.5mmHg、牽引直後22.7±9.9mmHg(牽引直前との対応のあるT検定:p=0.016)、ブリッジ動作後30.3±10.5mmHg(牽引直前との対応のあるT検定:p=0.55)であった。「両下肢を台から挙上しさらに下腿を水平位にするテスト」では、牽引直前33.6±7.1mmHg、牽引直後30.5±9.7mmHg(牽引直前との対応のあるT検定:p=0.101)、ブリッジ動作後35.2±10.4mmHg(牽引直前との対応のあるT検定:p=0.41)という結果となり、2種類の脊柱安定化テスト方法とも、標準偏差の値が牽引直前より増加し、データのばらつきが確認された。【考察】今回の結果では、腰椎間歇牽引を施行すると牽引直後では脊柱の不安定性が生じる可能性があり、ブリッジ動作を行うことにより幾分改善されることが示唆された。実験中、被検者の中に「牽引直後は下肢を挙げるのが難しくなった」と訴える者も存在した。脊椎牽引療法の一般的効果の中に「スパズム筋の弛緩」や「マッサージ的効果」があり、臨床でもこれらを目的に腰椎牽引が施行されるが、この効果が過剰に作用した場合、傍脊柱筋の脊柱安定化機能が阻害されることが考えられる。このため不安定性が増加する可能性がある場合、起き上がり前にブリッジ動作など傍脊柱筋の活動を促す工夫が必要になるかもしれない。しかし、12名の被検者の中でもほとんど値が変化しない者も存在しており、今後は不安定性が増すタイプとそうでないタイプの検証を進めていく必要があると考える。【まとめ】腰椎間歇牽引により脊柱安定化機能が阻害される危険がある。
  • *飯田 邦人, 辻井 洋一郎
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 1007
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】脳血管障害を原因とする痙性片麻痺患者において、関節可動域制限は二次的に起こる廃用症候群の一つであり、慢性期に向かって悪化傾向を示す。特に足部の内反尖足の悪化は様々な身体機能及び能力障害を発生させ得る。しかし、この関節可動域制限に対して、理学療法が有効に対処しきれていないのが現状である。そこで、本研究では脳血管障害を原因とする痙性片麻痺者の足関節可動性に対する振動刺激の効果を調べた。

    【方法】 脳血管障害による片麻痺者10名(男4名、女6名、平均年齢78.3±12.1歳)を対象とした。全被験者に対し本研究の目的と方法を説明し、同意を得て実験を実施した。被験者は非麻痺側を下にした側臥位になり、足関節底屈筋神経支配レベル(第1仙椎を中心に第1腰椎から第3仙椎)の脊髄神経後枝が支配する麻痺側脊柱起立筋、特に多裂筋に40分間振動刺激を行なった。刺激後に被験者は背臥位にて、足関節を他動的に1、3、5kgの力で背屈牽引し、各牽引力での可動域を測定した。また牽引力5kg時の疼痛の程度を測定した。振動刺激発生機器はMyoVib(三協機械株式会社製)を使用し、周波数20Hz、振幅9mmで行なった。可動域の測定には木製角度測定装置を作成して用いた。牽引は、ばね式手秤(三光清衡所社製)を木製角度測定装置に取り付け行なった。痛みの程度はVisual Analog Scaleを用いて測定した。このシリーズを1ユニットとして、8週間で合計4回行った。
    【結果】刺激前後の角度変化、牽引力1kgでは、1回
    目刺
    激前71.0±5.6°、刺激後71.5±4.5°(p<0.1)と有意差はなかった。しかし、2回
    目刺
    激前71.5±4.5°、刺激後72.7±3.9°(p<0.05)、3回
    目刺
    激前71.8±4.2°、刺激後73.4±3.9°(p<0.05)、4回
    目刺
    激前71.5±3.9°、刺激後73.7±4.5°(p<0.05)と有意差を得た。他の牽引力3、5kgの全ユニットでも刺激後背屈角度は有意に増した(p<0.05)。また、刺激後の角度変化と刺激回数との間には高い相関を得た(r=0.981)。刺激前後で、下腿三頭筋の伸張痛変化VAS値は1回
    目刺
    激前後で(低下率51.3% p<0.05)、2回
    目刺
    激前後で(低下率34.3% p<0.05)、3回目の刺激前後で(低下率41.26% p<0.05)、4回
    目刺
    激前後で(低下率26.9% p<0.05)と全ユニットで伸張痛の低下を認めた。

    【考察】今回の研究では、1回目の牽引力1kg ユニットでは刺激後有意な変化はなかったが、2回目の同ユニットでは刺激後有意な変化を得た。その理由として治療回数が増すに伴い、同髄節レベルの刺激部位である後枝支配筋がより緩むことで刺激時の体表面からの深度が増え、前枝支配筋(下腿三頭筋)へのα運動神経抑制も増えた結果と考えられる。伸張時の痛みの軽減については足関節可動性が増したことによる他動運動に対する抵抗が減少したためと思われる。つまり、同髄節レベルの振動刺激が麻痺側下腿三頭筋の筋緊張を抑制したことが考えられる。

  • 太田 いそ
    家事と衛生
    1943年 19 巻 2 号 34
    発行日: 1943/02/01
    公開日: 2010/08/11
    ジャーナル フリー
  • 徳増 厚二, 米田 敏
    耳鼻咽喉科臨床
    1982年 75 巻 11special 号 2477-2483
    発行日: 1982年
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    正常モルモット4匹について反復回転刺激をおこない回転後眼振のRD現象を調べ, ビンカミン2mg/kg腹腔内投与のRD現象に対する作用を, 対照群6匹と比較した.
    投与群, 非投与群のいづれにも回転後眼振のRD現象は認められたが, 両群の間にRD現象獲得に差は得られなかった.
  • 小浦 真理恵, 青山 敦
    生体医工学
    2022年 Annual60 巻 Abstract 号 223_2
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/12/01
    ジャーナル フリー

    味覚は視覚の影響を受けやすく,飲食物の色彩を変えると味が変わるとの現象が,数多く報告されているが,視覚情報がどのように味知覚の変調を引き起こしているかについては,不明な点が多い.そこで本研究では,緑茶・麦茶・紅茶を対象とし,視覚情報による味知覚変調を脳波によって検討した.まず,各々のお茶について,実際の色の視覚刺激と実験参加者が事前にイメージした色の視覚刺激を用意し,これらの視覚刺激と味覚刺激を提示して,参加者に味回答課題を行ってもらった.味覚刺激に対する正答率は,実際の色/イメージカラーを問わず,視覚刺激と味覚刺激のお茶の種類が一致する条件では高かったが,不一致条件では大幅に低下した.一方,視覚刺激に対する正答率は, 不一致条件でも高かった.このことから,視覚が一方向的に味覚に大きく影響を及ぼしていることが示された.次に,同様の刺激を用いて,脳波計測下で味回答課題を行ってもらった.味知覚が生じる前の脳波を解析したところ,実際のお茶とは異なる味知覚が生じた不一致条件でα帯域の強度増大が後頭部から前頭頭頂領域にかけて持続的に観測された.実際の色と物理的にはやや異なる色となったイメージカラーの一致条件でも,同様の強度増大が弱めに観測されたが,実際の色の一致条件では観測されなかった.したがって,味知覚生成前に生じるα帯域の強度増大が,視覚情報による味知覚変調を反映していることが示唆された.

  • 伊藤 廉, 藤井 拓海, 渡辺 修平, 山本 秀樹
    日本化粧品技術者会誌
    2021年 55 巻 3 号 288-297
    発行日: 2021/09/20
    公開日: 2021/09/22
    ジャーナル フリー

    眼に対する薬品の有害性は,主にOECD TG 405に収載されているウサギ眼刺激性試験(Draize試験)により判定されており,一般にGlobally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals(GHS)のラベル表示により区分されている。現在,動物愛護の理念のもと,Draize試験を実施しないさまざまな動物代替試験(in vitro試験)の研究が盛んに行われている。ここでin silicoによる

    目刺
    激予測が可能となれば,安全性精度の向上や効率性向上につながることはいうまでもない。そこで本研究では,新しい
    目刺
    激判定の可能性を模索するためHansen溶解度パラメータ(HSP: Hansen solubility parameter)を用いてGHS区分の予測ができるかどうか検討を行った。被験物質の安全性情報とHSP値をもとにHansen球の作成を行い,ウサギ目に相当されると考えられるウサギ目ポテンシャルパラメータを得た。このポテンシャルパラメータと各被験物質のHSP値を比較することで,GHS区分の予測を行った。トップダウン方式において重篤な損傷を起こす(GHS区分1)物質を検出する場合,正確性87.7%(64/73),偽陰性26.7%(4/15)および偽陽性8.6%(5/58)を示した。さらに,ボトムアップ方式において
    目刺
    激性物質と分類されない(GHS区分外)物質を検出する場合,正確性87.7%(64/73),偽陰性9.5%(4/42)および偽陽性16.1%(5/31)を示した。今回得られたポテンシャルパラメータと被験物質のHSPを比較することで,高い精度で眼刺激性(GHS区分)を予測できる可能性を示唆した。

  • 太田 いそ
    家事と衛生
    1944年 20 巻 2 号 24
    発行日: 1944年
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • *小栗 華佳, 和田 陽介, 生川 暁久, 川上 健司, 山田 佳代子, 野々山 紗矢果, 日高 慶美, 大沼 さゆり, 寺西 利生, 園田 茂
    東海北陸理学療法学術大会誌
    2009年 25 巻 C-7
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/04/21
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
     脳卒中患者の運動麻痺肢への訓練法には様々なものがある.近年,注目されている随意運動介助型電気刺激装置(Integrated Volitional control Electrical Stimulator:以下,IVES)は随意筋電に比例した刺激強度で電気刺激を行う装置であり,筋収縮の強弱に合わせた麻痺筋の再教育が期待できる.本研究では,脳卒中片麻痺患者の麻痺側足関節背屈機能に対するIVESの有効性を検討したので報告する.
    【対象】
     初発脳卒中でStroke Impairment Assessment setの足関節運動機能(以下SIAS-F)が2点の片麻痺患者2名である.症例A:51歳,女性,右被殻出血による左片麻痺で発症後期間は39日であった.症例B:34歳,男性,右中大脳動脈領域の梗塞による左片麻痺で発症後期間は72日であった.
    【方法】
     両膝関節屈曲60°の椅子座位にてIVES(OG技研社製,PAS system)の電極を麻痺側前脛骨筋の運動点に配置した.筋の随意収縮力に応じたIVESからの低周波電気刺激の補助を受けながら,背屈運動を最大努力で15分間行った.IVESによる介入は,通常のPT・OT訓練に追加して7日間実施し(以下,刺激期間),次の7日間は通常訓練のみとし(以下,休止期間),これを2セット繰り返し計28日間とした.SIAS-Fとビデオ撮影による刺激期間前後の随意足関節背屈角度を評価した.
    【結果】
     症例A:SIAS-Fは開始時2点から1回
    目刺
    激期間後3点と変化し,以降3点のままであった.足関節背屈角度は開始時17.4°から1回
    目刺
    激期間後19.3°,1回目休止期間後18.1°から2回
    目刺
    激期間後21.5°と変化した.
     症例B:SIAS-Fは開始時2点から1回
    目刺
    激期間後3点,2回
    目刺
    激期間後4点と変化した.足関節背屈角度は開始時6.9°から1回
    目刺
    激期間後12.3°,1回目休止期間後12.3°から2回
    目刺
    激期間後13.0°と変化した.
    【考察】
     脳卒中回復期の麻痺側足関節背屈へのIVESを試みた.2症例ともにSIAS-Fと背屈角度は刺激期間のみで改善し, 休止期間で改善を認めなかったため,前脛骨筋の中等度麻痺においても,IVESは有効な背屈促通訓練になる可能性が示唆された.
  • 中島 成人, 渡辺 〓
    Equilibrium Research
    1974年 33 巻 1 号 136-139
    発行日: 1974年
    公開日: 2009/09/16
    ジャーナル フリー
  • 河村 洋二郎, 船越 正也, 西山 亨, 長沢 亨, 釜田 彰夫, 松田 信子
    体力科学
    1965年 14 巻 1 号 1-8
    発行日: 1965/03/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • 山根 律子
    日本教育心理学会総会発表論文集
    1983年 25 巻 809
    発行日: 1983/08/05
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 関本 正志, 下野 勇希, 赤尾 旭彦, 磯村 拓哉, 小川 雄太郎, 黄 琦, 小谷 潔, 神保 泰彦
    電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)
    2016年 136 巻 9 号 1291-1297
    発行日: 2016/09/01
    公開日: 2016/09/01
    ジャーナル フリー

    A Brain-Computer Interface (BCI) enables users who cannot move their own body freely to manipulate machines. Recently, a system which is a combination of BCI and Augmented Reality (AR) is proposed. This system can link real machines to augmented markers and realize an intuitive interface. However, conventional AR-BCI system uses only visual stimuli, so a user cannot operate machines behind him/her. To deal with this problem, we propose a multisensory AR-BCI using three dimensional stereophonic sound, which provides choices behind users by generating sounds including position information. First, we investigate the amplitude and latency of event-related potential (ERP) induced by three dimensional stereophonic sound. The result shows the latency of ERP is longer (650 ms) than conventional BCI. This result suggests that the feature should be extracted with a longer time window. Second, we compare the accuracy of separate classification with combined one under the mixed visual and auditory stimuli. The result shows separate classification is better than combined one (p<0.05). Therefore, our research proposes separate classification method which comes from the basic features of ERPs under multisensory AR-BCI system and shows the appropriateness of proposed method.

  • 菊池 恵吾, 小林 由弥, 森 史奈, 小谷 潔, 神保 泰彦
    電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)
    2019年 139 巻 10 号 1153-1158
    発行日: 2019/10/01
    公開日: 2019/10/01
    ジャーナル 認証あり

    In recent years, development of BCIs has been very active especially for patients with movement disorders such as ALS. However, current BCI’s require huge equipment, and sometimes users need training to achieve decent accuracy. In previous researches, AR-BCI (Augmented Reality BCI) has been developed to reduce such problems. Though AR-BCI can provide rich information comparing to previous systems, markers for AR and choices need to be prepared in advance. In this study, we developed an intuitive BCI system using Mixed-Reality (MR) and event related potential (ERP). MR-BCI recognize surrounding environment and provide appropriate options for users depending on their situation. In this time, we investigated how visual stimulus from MR system affects event-related potential, the influence of providing options of blind spots, and the influence of the style of virtual markers.

  • 橋爪 秀夫
    衛生動物
    2019年 70 巻 3 号 141-144
    発行日: 2019/09/25
    公開日: 2019/10/25
    ジャーナル フリー
  • 岩﨑 真一
    日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会会報
    2021年 124 巻 10 号 1360-1366
    発行日: 2021/10/20
    公開日: 2021/11/01
    ジャーナル フリー

     われわれは, 難治性の前庭障害患者の体平衡を改善する新たな治療の一つとして, ノイズ前庭電気刺激 (ノイズ GVS) を利用したバランス改善機器の開発を進めており, 2つの自主臨床試験を経て, 現在 AMED の委託研究 (医療機器開発研究推進事業) として, 重度のふらつきを有する難治性の前庭障害患者を対象に, ノイズ GVS のバランス改善効果と安全性を検証する医師主導治験を進めているところである.

     ノイズ GVS は, 耳後部に貼付した電極より直流電流を流すことで前庭神経を刺激する方法で, 微弱な入力信号に対する非線形の応答がノイズ様の相動的な刺激を与えることによって増強される, 確率共振現象を利用している. ノイズ GVS は, 痛みや不快感などの副作用を伴わない微弱な刺激でパフォーマンスを改善することが可能であり, 外科的侵襲を伴わず, 耳後部に貼付する表面電極と携帯型の刺激装置があれば, どこでも簡単に使用することができる, などの利点を有する.

     われわれはこれまでの研究で, ノイズ GVS は, ① 短期刺激において, 刺激中に健常者および両側前庭障害患者のバランス機能を改善すること, ② 歩行速度を増大させる作用のあること, ③ 30分以上の長期刺激においては, 刺激中のみならず刺激終了後もバランス機能の改善効果が維持される, 持越し効果があることを示してきた. 現在進めている治験は, 前庭障害に基づく重度のふらつきを有する患者を対象とした, 二重盲検ランダム化プラセボ対照試験であり, ノイズ GVS のバランス効果の改善効果を検証する pivotal study である. 本稿では, これまでのノイズ GVS の開発の経緯について概説する.

  • 山口 勲, 秋本 芳明, 西山 信右, 佐藤 匡徳, 中島 宏通, 清本 昭夫
    日本薬理学雑誌
    1981年 78 巻 5-6 号 501-509
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/07/30
    ジャーナル フリー
    diltiazemの副腎髄質からのcatecholamine (CA) 分泌に対する作用を, Locke液で灌流したネコ副腎標本を用いて検討した. 1) acetylcholine (10-4M) およびhigh K+ (56mM) 刺激によるCA分泌に対し, diltiazemは10-6Mでは有意な作用を示きなかったが, 10-5Mでは明かに抑制(約50%)し, 10-4Mでは極めて強く抑制(約90%)した. diltiazemのこれらの抑制作用はいずれも可逆的なものであった. 2) Ca2+-free液灌流下でCaCl2 (2.2mM) 添加によって誘起されるCA分泌をdiltiazemは10-6M以上の濃度で濃度依存的に抑制した.この抑制作用はdiltiazem除去により回復した. 3) 灌流液のNa+除去(sucroseで置換することにより灌流液の等張性を維持した)によって誘起されるCA分泌に対して, diltiazemは10-5M以上の濃度で可逆的抑制作用を示した.この抑制作用はacetylcholine, high K+およびCaCl2添加刺激実験で認められる抑制作用より弱かった. 4) acetaldehyde (3×10-3M) によって誘起されるCA分泌に対して, diltiazemは高濃度 (10-4M) に於いても抑制作用を示さなかった.以上の結果より, diltiazemは副腎髄質からの外液Ca2+依存性CA分泌に対し,その抗Ca2+作用により阻害作用を示すことが強く示唆された.
  • 木村 誠, 谷内 通
    動物心理学研究
    2004年 54 巻 2 号 99-103
    発行日: 2004年
    公開日: 2007/12/04
    ジャーナル フリー
    A modified Hill maze, which consisted of four selection boxes arranged in a rotating style, was used to investigate rats' serial learning. Four rats were trained to master a three-item series including three distinctive objects presented simultaneously in each selection box. All rats learned to choose the objects in a prescribed order (A-B-C). After rats learned their series reliably, novel spatial arrangements of the item objects were introduced as a test for a response chaining strategy. In spite of these spatial changes of the items, their performance for the novel arrangements was maintained at exactly the same level of accuracy as for the original arrangements. The results suggest that rats learned the three-item series not based on response chaining, and that the modified version of Hill maze is a useful tool to investigate rats' serial learning.
  • 廣野 喜之, 鈴木 文男, 堀川 朋恵, 芦川 英信, 本川 克彦, 寺井 知子, 平尾 見三, 川良 徳弘, 比江嶋 一昌
    心臓
    2000年 32 巻 Supplement6 号 133-138
    発行日: 2000/12/31
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
    心房粗動に対する治療法として下位右房峡部(subeustachian isthmus)を標的とするアブレーションが行われるが,峡部内のどの部位(septal or lateral isthmus?)に焼灼線を作成するのがより効果的であるかを検討した報告はない.今回我々は20極カテーテルにて峡部全体をマッピングしながら左房頻回刺激を行い,峡部内の伝導ブロック部位を決定した後,ブロック部位を標的として通電する方法(ブロック部位通電法)を試みた.ブロック部位は冠静脈洞入口部近傍のseptal isthmusであった.この部位を標的として焼灼線の作成を試みたところ,4回という比較的少ない通電回数により峡部ブロックを作成し得た. この結果は" ブロック部位通電法" が有用である可能性を示唆するものと考えられる.本法が真に有用なアブレーション法であり得るか否かについては更なる検討が必要であろう.
  • 河内 保二
    繊維学会誌
    1981年 37 巻 8 号 P294-P300
    発行日: 1981/08/10
    公開日: 2008/11/28
    ジャーナル フリー
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