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全文: "相貌失認"
271件中 1-20の結果を表示しています
  • 岩永 圭介, 佐藤 聡, 佐藤 秀代, 瀬戸 牧子, 越智 誠, 辻畑 光宏
    臨床神経学
    2011年 51 巻 5 号 354-357
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/05/27
    ジャーナル フリー
    症例は66歳男性である.3年前に紡錘状回,舌状回をふくむ右後頭葉の脳梗塞を発症し,左同名性半盲を呈したが相貌失認は発症しなかった.3年後に左後頭葉にさらに新しい脳梗塞を発症し,それとともに相貌失認を発症した.相貌失認の発症に右側一側の後頭葉損傷だけではなく,両側後頭葉損傷が必要であることを示唆した症例と考えられた.
  • 高橋 伸佳
    昭和医学会雑誌
    2005年 65 巻 1 号 14-18
    発行日: 2005/02/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 小山 善子, 鳥居 方策
    失語症研究
    1998年 18 巻 4 号 282-287
    発行日: 1998年
    公開日: 2006/04/26
    ジャーナル フリー
        近年,相貌失認はその非均質性が指摘されていて,視覚性物体失認同様,相貌失認も統覚型と連合型の2型に分類され論じられる。われわれは統覚型相貌失認と思われる症例を報告した。本例では右後頭葉一側性損傷時には相貌失認は出現しなかったが,10ヵ月後左後頭葉のほぼ対称部位に同様の脳内出血を起こした後,著明な相貌失認と大脳性色覚喪失が出現した。本例の相貌失認の症候学的特徴は次のとおりである。 (1) 熟知相貌に対する認知障害は重度かつ持続的。 (2) 熟知相貌に対するcovert認知は認められない。 (3) 連合型では視覚対象の認識障害が顔特異性face-specificであるが,本症例では顔以外の視覚対象に対するクラス内認識も決してよくない。 (4) 未知相貌の弁別・学習障害は連合型に比し高度。 (5) 視知覚障害は連合型より高度であった。
        標準高次視知覚検査 (編日本失語症学会) の成績結果からも,上記の特徴をとらえることは可能で,本検査法を用いて統覚型相貌失認と連合型相貌失認とを峻別することも十分可能であると思われた。
  • 緑川 晶
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2015年 35 巻 1 号 30-31
    発行日: 2015/03/31
    公開日: 2016/04/01
    ジャーナル フリー
  • 中野 正子, 梅原 藤雄
    臨床神経学
    2012年 52 巻 2 号 96-101
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/02/22
    ジャーナル フリー
    症例は40代女性である.2週間前から立位で増強する頭痛が出現した.頭部MRIで硬膜の全周性造影効果をみとめ,RI脳槽造影で腰椎レベルから髄液漏出をみとめたことから脳脊髄液漏と診断した.入院後,顔をみても誰かわからないという訴えがあった.Cambridge face memory testで正答率が著明に低下しており,相貌失認と判断した.頭部MRIで紡錘状回下面をふくむ多発性硬膜下血腫,SPECTで大脳全体,紡錘状回をふくむ側頭葉内側部での血流低下をみとめた.輸液・燐酸コデイン内服・止血剤で経過をみたところ,頭痛・相貌失認は軽快した.本例では,右紡錘状回をふくむ側頭葉―後頭葉移行部付近が相貌失認の病巣である可能性が示唆された.
  • 兼本 浩祐
    失語症研究
    1990年 10 巻 3 号 191-197
    発行日: 1990年
    公開日: 2006/07/06
    ジャーナル フリー
    相貌失認が記載されている114例の文献例 (男性85例,女性29例) における原因疾患,視野欠損,神経心理学的随伴症状,解剖学的所見を検討し,相貌失認の性差に関して検討を加えた。この結果,脳梗塞を原因疾患として生じてくる相貌失認の頻度が男性において高い,未知相貌認知障害を随伴する症例は女性において多い,との2点が男女間で有意差のあった項目であり,更に有意差には到らなかったものの,右同名半盲と左同名半盲の差異は男性において後者が前者の6倍強であったのに対して女性では1.5倍でしかなかった。これらの結果から, Mazzuchi らが提示した相貌失認の男女差の発現機序の内,視覚連合野の脳梗塞に対する抵抗性が男女間で相違するという仮説及び女性においては相貌認知に関する半球間の機能局在がより緩やかではないかとする仮説の双方の機序が,相貌失認の性差の出現に寄与している可能性が示唆された。
  • 河村 満
    失語症研究
    2001年 21 巻 2 号 128-132
    発行日: 2001年
    公開日: 2006/04/25
    ジャーナル フリー
        脳の臓器としての役割には少なくとも2つがあり,1つは環境の中に自己を適切に置く役割,もう1つは言語などのコミュニケーションの役割である。
        本稿では,街並失認および相貌失認という2つの環境刺激 (街並などの風景と人の顔) の障害の病態について述べた。街並失認と相貌失認の責任病巣はそれぞれ右海馬傍回,右紡錘状回・舌状回であった。また街並失認・相貌失認の発現機序はいずれも右後頭側頭葉-海馬系システムの障害と考えられた。さらに,表情失認について述べ,人の顔の表情認知障害は大脳基底核や扁桃体の障害で生ずることを示した。
        顔を同定するときと,その顔の表情を理解するときとはまったく異なった脳内機構が使われるのである。
  • 堀川 貴代, 藤永 直美, 早稲田 真, 村松 太郎, 三村 將, 加藤 元一郎
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2010年 30 巻 2 号 324-335
    発行日: 2010/06/30
    公開日: 2011/07/02
    ジャーナル フリー
    脳梗塞後,物体失認および画像失認を伴わない相貌失認を呈した症例を報告した。症例は 69 歳右利き女性。頭部 MRI 画像において両側の外側後頭葉皮質と右側の紡錘状回外側部の損傷を認めた。標準高次視知覚検査 (VPTA) の結果,本例は熟知相貌認知が重度に障害された相貌失認のみを呈した症例と考えられた。そこで,本例の物体認知と相貌認知について精査した。本例では物品線画と有名固有建築物の呼称,有名人の言語的説明からの呼称が良好であり,物体・画像認知や呼称能力,人物の意味記憶は保たれていた。人名呼称課題では言語性課題に比較して,視覚性課題が著しく困難であった。以上より,本例は物体失認および画像失認を伴わない相貌失認のみを呈した症例であると考えられた。また,本例では未知相貌の弁別と再認が可能であり,相貌の形態知覚が成立していた。したがって,本例は相貌の視知覚機能が良好に保たれた連合型相貌失認 (De Renzi ら1991) であると考えられた。また,本例の相貌認知障害の責任病巣は,両側後頭葉外側皮質と右紡錘状回外側部であり,相貌失認の出現には,これらの部位,とくに右側後頭葉外側皮質がきわめて重要と考えられた。
  • 小山 善子, 鳥居 方策, 今井 昌夫, 玉井 顕
    失語症研究
    1996年 16 巻 2 号 143-152
    発行日: 1996年
    公開日: 2006/05/24
    ジャーナル フリー
        相貌失認は熟知している人の顔を視覚的に同定できない状態であるが,報告例により臨床症状や病巣 (損傷側) に違いがみられ,近年その非均質性が指摘され,統覚型,連合型,記憶連合型相貌失認として論じられている。相貌失認の経過についても臨床分類とは無関係でありえない。自験例3例と文献例から相貌失認の経過を検討してみた。症例Iは両側後頭葉梗塞による連合型相貌失認,症例IIは両側後頭葉出血性梗塞,症例IIIは右PCA領域の梗塞により統覚型相貌失認を呈した。
        結果は,
        1) 両側後頭側頭葉内下部の損傷は一般に,相貌失認は重度で,持続的な経過をとる。
        2) 右側一側損傷で生じた相貌失認は,右後頭葉内側部(area 18 およびarea 19 を含む) 広汎に侵され下縦束,脳梁一部にもおよぶ損傷は持続性で,損傷が前記より小さく, area 18, area 19 の下部を含み外側に位置するものは一過性で1年以内に相貌失認は改善された。
  • 植野 仙経, 上田 敬太, 村井 俊哉
    認知神経科学
    2018年 20 巻 3+4 号 172-181
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/02/01
    ジャーナル フリー

    【要旨】1900年ごろ、Kraepelinはその『精神医学教科書』において人物に対する見当識の障害を含むさまざまな見当識障害を記述した。また見当識障害について、健忘やアパシー、認知機能の低下が関与するものと妄想性のものとを区別した。その後、精神医学において妄想性人物誤認の現象は既知性や親近感・疎遠感といった気分ないし感情の側面から考察されるようになった。また1930年前後にフランスの精神医学者が記述したカプグラ症候群とその類縁症状は、1980年前後に妄想性同定錯誤症候群としてまとめられ、神経心理学的なアプローチが盛んに行われるようになった。1990年、Ellisらは同定錯誤に関する鏡像仮説を提唱した。それによれば、相貌の認知には顕在的認知の経路(相貌の意識的な同定)と潜在的認知の経路(相貌に対する情動的応答)とがあり、前者が損なわれれば相貌失認、後者が損なわれればカプグラ症状が生じるという鏡像的な関係がこれらの症状にはある。この仮説は妄想性人物誤認において感情や情動に関わる異常が果たす役割を重視しているという点で、伝統的な精神医学と同様の観点に立っている。一方でKraepelinの見解が示唆するように、妄想的ではない人物誤認(人物に対する見当識障害)にはアパシーや健忘を背景として生じる場合が多い。

  • 小山 善子, 鳥居 方策, 山口 成良
    失語症研究
    1995年 15 巻 3 号 242-248
    発行日: 1995年
    公開日: 2006/06/02
    ジャーナル フリー
    熟知された人物の顔に対する視覚認知の障害である相貌失認には,近年その非均質性が指摘されていて, De Renzi ら(1991)や Benton (1993)は相貌失認を統覚型 apperceptive form と連合型 associative form の2型に分け論じている。この連合型と思われる症例の中に, Bruyerら(1983)が最初に報告したような overtly に認知できない有名人の顔写真から,意識にのぼらないレベルで familiarity を感じていたり,顔に関する何らかの視覚情報を得ていると考えられる covert 認知の存在が示唆される者がみられることがある。両側後頭葉損傷で相貌失認と大脳性色覚喪失を呈したわれわれの症例もこの covert 認知が認められた。本症例は未知相貌の弁別学習障害は比較的軽度で,視知覚の障害は軽微で連合型と考えられた。 covert 認知は熟知相貌と未知相貌の弁別,指示課題,選択肢からの同定,職業推定,学習課題の成績から確証された。covert 認知は相貌失認のメカニズムを考える上で興味ある現象である。
  • 鳥居 方策, 玉井 顕
    失語症研究
    1985年 5 巻 2 号 854-857
    発行日: 1985年
    公開日: 2006/08/04
    ジャーナル フリー
  • 金山 範明, 大隅 尚広, 大平 英樹, 飯高 哲也, 開 一夫
    認知科学
    2011年 18 巻 1 号 50-63
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    Intact face perception is an important function for individual identification in highly socialized human community. Recent studies revealed that there are hereditary individual differences on the cognitive skills related to face identification, named congenital⁄hereditary prosopagnosia. The investigation on the congenital⁄hereditary prosopagnosia would advance our understanding of the face identification mechanism, however, has not been conducted with Japanese samples. The development of the Japanese version of the congenital⁄hereditary prosopagnosia screening scale is the first step of the congenital⁄hereditary prosopagnosia study in Japan. In this study, we attempted the translation of the original screening scale into Japanese, and also investigated the relationship between the score of scale and behavioral⁄physiological responses on face stimuli. As a result, we found highly internal consistency and test-retest reliability for the Japanese version of the congenital⁄hereditary prosopagnosia screening scale. Also we have revealed the score was related to some behavioral performances and ERP responses related to the self-face perception.
  • 永井 知代子
    失語症研究
    2001年 21 巻 2 号 133-141
    発行日: 2001年
    公開日: 2006/04/25
    ジャーナル フリー
    相貌認知の特殊性について,相貌失認と Williams症候群研究の立場から言及した。まず相貌失認に関しては,モーフィングによる合成顔画像を用いた新しい相貌認知検査の結果から,相貌失認では相貌弁別精度が著しく低いが,一方でより類似した顔を似ていると判断する傾向は健常者同様であることを示した。これはカテゴリー知覚を反映しており,相貌失認の障害レベルが専門性で規定される可能性を示唆する。近年の fMRI研究ではこの可能性を支持する所見も得られており,従来の相貌認知特殊説に疑問を投げかけている。また,Williams症候群は障害が顕著な視空間認知に比して相貌認知が良好であることから顔モジュール説を支持する疾患とされてきたが,全体情報ではなく部分情報から認知しているとの報告もあり,認知の方法自体が正常とは異なる可能性が指摘されている。このように,相貌認知は特殊である,と断言するにはまだ克服すべき問題が残されている。
  • 平林 一
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2012年 32 巻 1 号 147-149
    発行日: 2012/03/31
    公開日: 2013/07/02
    ジャーナル フリー
  • 石合 純夫
    高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
    2015年 35 巻 1 号 28-30
    発行日: 2015/03/31
    公開日: 2016/04/01
    ジャーナル フリー
  • 久保 浩一
    失語症研究
    1998年 18 巻 4 号 263-264
    発行日: 1998年
    公開日: 2006/04/26
    ジャーナル フリー
  • 柴崎 光世, 利島 保
    失語症研究
    2002年 22 巻 4 号 264-271
    発行日: 2002年
    公開日: 2006/04/25
    ジャーナル フリー
    顔の認知では,他の対象と比べて,各構成要素間の空間関係を処理し,全体的形態を把握する全体処理システムに強く依存することが知られている。本研究は,相貌失認症状を呈した脳損傷者 IMの全体処理システムを調べることにより,その障害機序を検討した。実験1では,倒立顔の認知が正立顔より障害される顔の倒立効果が IMにおいて認められるかどうかを調べた。その結果,IMの場合は倒立顔に対する認知が正立顔よりむしろ良好で,顔倒立効果とは逆の傾向が示された。実験2では,局所文字によって大域文字が構成される階層的刺激を用いた同定課題を行った。IMは健常者と対照的に部分優位な遂行を示し,大域文字より局所文字に対する反応時間が速くなった。これらの結果は,IMの全体処理システムが障害されていることを示唆しており,患者の顔認知障害にこのような視覚処理過程の不全が関与している可能性がある。
  • 玉井 顕, 鳥居 方策, 榎戸 秀昭, 松原 三郎, 三原 栄作
    失語症研究
    1987年 7 巻 2 号 160-166
    発行日: 1987年
    公開日: 2006/11/10
    ジャーナル フリー
    近年,相貌失認という術語は熟知相貌に対する失認のみを意味するものとされているが,相貌失認患者はほとんど常に未知相貌の弁別・学習障害を有しており,未知相貌の弁別・学習能力が正常な相貌失認の症例は,これまでに5例1), 4), 11), 13), 16) が報告されているだけてある.この論文に報告したわれわれの症例は,上記のような解離を有する 6 例目 (本邦では初めて) の相貌失認症例である.頭部 CT scan の所見では,しばしば相貌失認発現と関連する右後頭葉内側面の障害はなく,後頭葉内側面のまぬがれた右後大脳動脈外側枝の閉塞がもっとも疑われた.本症例で観察された臨床面での特徴的な解離が CT 所見で認められた例外的な病巣部位と関連する可能性があり,興味深い症例と思われる.
  • 米村 恵一, 杉浦 彰彦, 滝沢 穂高, 山本 眞司, 原島 博
    映像情報メディア学会誌
    2000年 54 巻 6 号 865-870
    発行日: 2000/06/20
    公開日: 2011/03/14
    ジャーナル フリー
    Cerebral disease is becoming a more serious problem as society ages. Methods are thus needed to evaluate the extent of cerebral disease so that rehabilitation can be provided. In our study, we are trying to detect early sign of cerebral disease by making use of the recognition mechanism of the face and synthesizing facial images using computer technology. We evaluated the extent of cerebral disease by performing two kinds of experiments : parts synthesis and expression synthesis. By detecting cerebral disease early, we start rehabilitation early and reduce the load on medical doctors. Based on the results, we classified prosopagnosia patients as having cerebral disease or being normal. We then identified those in the second group that had a risk of slight cerebral disease by conducting a parts-movement experiment.
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