面河ダムは毎年のように干ばつの被害に見舞われていた道前, 道後両平野13,200haの水源として, 昭和38年に建設されたが, 自然環境に恵まれたダム湖畔は未整備のままとなっていた。
水利施設のもつ水辺空間が環境保全や文化的な面からも評価を得るようになった今日, ダム周辺の美しい自然を活かして水辺を整備し, ダム施設の適正な保全管理を図るとともに, 地域住民の快適な生活環境として, また都市住民の自然とのふれあいの場としてゆとりと潤いのある空間を創設する計画がたてられたのでここで紹介する。
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