独立行政法人国立重度知的障害者総合施設のぞみの園(以下「のぞみの園」と略す.)
は,解散した特殊法人心身障害者福祉協会から国立コロニーの入所利用者499 人とその職
員約300 人をはじめ,一切の権利義務を引き継ぎ,重度の知的障害のある人たちの自立の
ために総合的な支援を提供することを目的とする法人として,平成15 年(2003 年)10 月
1 日に設立された.
平成30 年(2018 年)3 月31 日をもって第3 期中期目標期間(平成25 年度~29 年度)
が終了したが,この間,厚生労働大臣から指示された第1 期から第3 期までの中期目標を
確実に達成して障害福祉行政推進に寄与するために,障害のある人たちのニーズに的確に
対応した多様な事業を立ち上げ,軌道に乗せ,より大きな成果を上げるべく役職員一体と
なって全力を尽くしてきた.
第3 期中期目標期間の終了に当たり,のぞみの園のミッションを改めて確認するとと
もに,主たる事業ごとに,どのように取り組んできたか,どのような成果が得られ,どの
ように全国に発信してきたかなどについて顧みることとする.
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