詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "紹介" 医療
170,408件中 1-20の結果を表示しています
  • ―連携に対する医師の意識調査より―
    南木 勝子, 沖上 智津子, 奥村 修一
    医療

    2003年 57 巻 5 号 319-324
    発行日: 2003/05/20
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    医療
    連携の指標でもある
    紹介
    ・逆
    紹介
    の現状を退院患者サマリーより, また連携に影響する医師の考えを知るために医師63名を対象にアンケートにより調査をした(回収率100%). 5ヵ月間の退院患者1,659名中, 35%は
    紹介
    患者であった. 退院後受診先は非
    紹介
    患者の91%が当院外来へ,
    紹介
    患者中外来再診は59%で
    紹介
    医へは32%が戻った. アンケートでは89%の医師が逆
    紹介
    をした事があり, 逆
    紹介
    経験のない11%の医師中86%が外科系で, その理由の多くは「治療上, 当院が適している」と考えていた. 患者が当院外来を希望する理由として医師の認識は, 「手術を受けた」「複数の診療科を受診している」が多く, 医師が外来で再診する基準は「経過観察が必要」であり,
    医療
    連携が進まない要因となっていた. 医師の意識改革と, 患者が安心して地域
    医療
    機関に戻れる連携システムの確立が望まれる.
  • 玉田 陽子, 奥村 哲成, 河瀬 晴彦, 二ノ宮 三生, 藤井 歳也, 渋谷 智顕
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2004年 53 巻 1H31
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/10/28
    会議録・要旨集 フリー
  • 藤井 和美, 竹下 美保, 山根 瞳, 山本 文子, 吉岡 佐知子
    松江市立病院医学雑誌
    2017年 21 巻 1 号 20-24
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/08
    ジャーナル オープンアクセス
    【背景】松江市立病院(以下,当院と言う)は、平成27 年7 月に地域
    医療
    支援病院(以下,支援病院と言う)を取得した.平成25 年度当時では,
    紹介
    率,逆
    紹介
    率は低く,取得の要件とは大きな差があった.また,慢性期に移行した外来患者をかかりつけ医へ
    紹介
    する「逆
    紹介
    」を推進することは,急性期病院にとって重要なことである.ところが,当院には症状は安定しているにもかかわらず,長期間受診し続けている患者が少なくなかった.支援病院の取得に向けて逆
    紹介
    率を向上させるために,地域
    医療
    課(以下,当課と言う)では,平成26 年5 月から,逆
    紹介
    の推進に取り組んだ.【目的】平成26 年5 月から当課が逆
    紹介
    推進に向け,かかりつけ医を決めるために行った取り組みの有効性を検討し,今後の地域連携に生かすこと.【方法】当院へ通院中で症状の安定したかかりつけ医のない患者に,かかりつけ医を選んでもらうように,面談を開始した(第1 段階).次に,逆
    紹介
    につながらない患者の要因について検討すると,「移動手段の確保」「かかりつけ医の専門性」「当院との連携」があり,それに対応しながら取り組んだ(第2 段階).さらに,初診時から逆
    紹介
    の理解を得るための説明をしていった(第3 段階).【結果】平成26 年5 月~平成27 年9月の間に,外来から依頼のあった患者60 人中53 人を,逆
    紹介
    につなげることが出来た.【結語】患者がかかりつけ医を選ぶ要因として,1)受診するための移動手段の確保,2)かかりつけ医の専門性,3)当院との連携の継続性の3 つが影響しており,各々にアプローチすることで,かかりつけ医を決定しやすくなる.また,逆
    紹介
    の推進には,初診時などの早い段階からの患者へのアプローチが有効であると考えられた.
  • 書籍
    紹介
    :辻村みよ子
    国際女性
    2013年 27 巻 1 号 172-173
    発行日: 2013年
    公開日: 2016/03/14
    ジャーナル フリー
  • 市原 三千子, 大野 彰彦, 立本 行宏, 尾崎 登喜雄
    有病者歯科
    医療

    1993年 2 巻 1 号 53-58
    発行日: 1993/10/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    1983年から1988年にかけて病院及び診療所等, 外部から
    紹介
    された1312人の外来患者を対象に,
    紹介
    者,
    紹介
    理由, 合併した系統的疾患,
    紹介
    された疾患及びそれに対する
    紹介
    医の診断について統計学的に検討した。その結果, 次の如き結果が得られた。
    1. 対象の中で, 950人は歯科医から, 93人は内科医により, 83人は整形外科医によって, 61人は外科医から, 57人は耳鼻科医から, そして35人は, 小児科医によって
    紹介
    された。
    2.
    紹介
    の理由としては, 複雑な歯牙の抜歯, 全身的な合併症を有する人の抜歯, さらにはその病気の診断と治療の依頼であった。これらの中で, 埋伏智歯を除き, 感染症が168例と一番多く, 次いで嚢胞の165例, 腫瘍の52例, そして口腔粘膜疾患の35例と続いていた。
    3. 内科医は主に感染症と少しばかりの粘膜疾患及び腫瘍患者を
    紹介
    していた。整形外科医の
    紹介
    はほとんどが外傷と顎関節症であり, 耳鼻科医からの
    紹介
    は多くの疾患からなっていた。
    4.
    紹介
    理由となった系統的な疾患の中では, 心循環器系疾患が67例と最も多く, 次いで, 出血傾向の23例, 代謝性疾患の17例, ショック14例, アレルギー11例, 肝機能障害及び免疫異常の8例と続いていた。
    5. 歯周組織の疾患, 外傷及び顎関節症はほとんど正確に診断されていた。しかしながら, 嚢胞の約半数は誤って診断され, そして他の多くの疾患は当科受診までに診断が下されていなかった。
    これらの結果は, 口腔外科医と医師及び一般歯科医師とにおける今以上の強調の必要性を示すと同時に, 医師及び歯科医師の口腔疾患に対する今一層の知識修得の必要性を示しているように思われた。
  • 木村 通男
    システム/制御/情報
    2000年 44 巻 10 号 566-575
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/04/15
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 和座 一弘, 藤田 伸輔, 山田 隆司, 大野 毎子, 山岡 雅顕, 三瀬 順一, 大西 弘高, 佐藤 幹也, 高栁 宏史, 佐藤 健一
    日本プライマリ・ケア連合学会誌
    2015年 38 巻 2 号 111-115
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/06/25
    ジャーナル フリー
    目的 : 地域疾病管理推進のために, かかりつけ医が, 適切なタイミングで他の
    医療機関に紹介
    する能力を評価する指標を抽出すること.
    方法 : 1都会型診療所の2011年9月1日から2012年8月31日までの全
    紹介
    症例を分析した. かかりつけ医師が記録した症状や診断を診療録から, また, 専門医によっての最終診断も返信から集積した. 症状や診断名は, ICPC-21)で分類し,
    紹介
    率・入院率・
    紹介
    先等も分析した.
    結果 : 1ヶ月の平均受診実患者数1402名であり, 平均
    紹介
    患者数は23人 (
    紹介
    率1.6%) ,
    紹介
    した患者の6.75人 (29.1%) が入院した.
    紹介
    患者の症状・疾患は, ICPC-2の章として, AからZまで分布していた. 入院患者は, 肺炎 (R81) 24%, 尿路感染 (U70, U71) 9%, 急性胃腸炎・脱水 (T11,D73) 9%等に診断された.
    結論 :
    紹介
    率や入院率,
    紹介
    ・入院疾患の分布等をプライマリ・ケアに於けるトリアージ機能の指標として抽出した. これらは, 「
    医療
    の質」評価の指標として今後検証すべきである.
  • 武藤 正樹
    日本農村医学会雑誌
    2002年 51 巻 3 号 247-248
    発行日: 2002/09/10
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 允洋, 上野 伸展, 杉村 浩二郎, 岩間 琢哉, 田中 一之, 坂谷 慧, 芹川 真哉, 安藤 勝祥, 嘉島 伸, 石川 千里, 武藤 桃太郎, 稲場 勇平, 盛一 健太郎, 田邊 裕貴, 奥村 利勝, 藤谷 幹浩
    日本消化器病学会雑誌
    2023年 120 巻 7 号 590-601
    発行日: 2023/07/10
    公開日: 2023/07/10
    ジャーナル 認証あり

    炎症性腸疾患(IBD)患者の基幹病院と地域中核病院における

    医療
    連携の確立は,本邦において重要な課題となっている.本研究は,北海道内の多施設による後ろ向きコホート研究とアンケート調査から,その診療実態と
    医療
    連携構築の課題を明らかにすることを目的とした.その結果,IBD患者の基幹病院へ集中と診療格差が明らかとなり,地域中核病院での病院機能,メディカルスタッフのIBD診療理解度の低さが逆
    紹介
    の課題と考えられた.課題の解決には,重症度に応じた診療の棲み分け,教育活動やチーム
    医療
    の充実化が重要と考える.基幹病院と地域中核病院でIBD
    医療
    連携が進むことで,IBD診療の均てん化を実現できると考える.

  • 藤本 俊一郎, 平尾 寛子, 平井 有美, 山口 美里, 林 周児, 平下 浩司, 渡辺 信之
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2011年 12 巻 2 号 97-102
    発行日: 2011/09/01
    公開日: 2020/04/17
    ジャーナル フリー

     香川労災病院では2004年のオーダーエントリーシステム、2007年の電子カルテ導入を経て、

    医療者に配慮し医療
    者が使いやすい、電子カルテ・電子クリティカルパスシステム構築のための改善を継続している。最近では
    医療
    の質の向上には「チーム
    医療
    」の遂行が必須となっている。今回、チーム
    医療
    推進のための多職種によるチーム記録を可能とする「チームカルテ」の機能追加を行った。電子クリティカルパスの基本様式の縦項目に、「チーム
    医療
    」に関連する項目として栄養サポートチーム(Nutrition Support Team:NST)、皮膚・排泄ケアチーム、感染対策チーム、緩和ケアチーム、呼吸サポートチーム(Respiration Support Team:RST)、退院調整チーム、
    医療
    安全チームを追加し、多職種での記載を可能とした。その設定内容を報告するとともに設定後の電子クリティカルパスの実際の運用を報告した。

  • 平井 有美, 池内 亜紀, 高田 有美, 藤本 俊一郎
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2010年 11 巻 3 号 205-208
    発行日: 2010/12/01
    公開日: 2018/12/14
    ジャーナル フリー

     香川シームレスケア研究会で使用している情報共有ファイルとしての「私の診療記録」の実際の運用について報告した。「私の診療記録」は患者が提供された自身の

    医療
    および介護情報を集積するためのファイルである。情報の内容は、入院診療計画書、疾患および治療説明書、各種同意書、地域連携のオーバービュークリティカルパス、患者用クリティカルパス、看護計画、検査結果、服薬指導、 介護保険の資料・ケアプラン、在宅での記録、調剤薬局からの薬剤情報などである。現在は脳卒中・大腿骨近位部骨折で使用しており、急性期・回復期・維持期・在宅の
    医療
    者間の情報共有ファイルとして有用である。今後は運用の対象をがん地域
    医療
    連携へも拡大していきたい。

  • −日めくり表示・関連ファイル・共通カルテ−
    平尾 寛子, 藤本 俊一郎, 平井 有美, 山口 美里, 林 周児, 平下 浩司, 渡辺 信之
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2011年 12 巻 2 号 90-96
    発行日: 2011/09/01
    公開日: 2020/04/17
    ジャーナル フリー

     香川労災病院では2004年のオーダーエントリーシステム導入、2007年の電子カルテ導入に際して

    医療
    者に配慮したクリティカルパス作成・運用のために様々なソフトの改良を行った。その結果、現在では504のクリティカルパスが退院患者の95%以上で使用され、クリティカルパスは日常業務に不可欠なものとなっている。

     しかし運用のなかで1)日常使用しているオーバービュー画面ではスクロールしないと記録全体を閲覧できない、2)患者説明用・

    医療
    者教育用に使用している文書が個々のクリティカルパスと関連付けられていない、3)オーダーエントリーシステム対象外の指示の記載・伝達が不十分である、などの課題が指摘された。今回これらの問題点を解決するために、それぞれ1)日めくり表示、2)関連ファイル、3)共通カルテの設定を可能とした。これらの設定内容と、設定後の電子クリティカルパスの運用の実際を報告した。

  • 恩地 隆, 上崎 真一, 松原 広, 佐々木 基陽, 田邉 ひとみ, 原 弘道
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2011年 12 巻 1 号 52-56
    発行日: 2011/05/01
    公開日: 2020/04/13
    ジャーナル フリー

     看護師がシリンジポンプを操作する際に、どのような操作に不安を感じているのかを調査した。それらを取り除く目的で122名の看護師に対して、1講習4名の少人数グループ実習を行った。グループ実習の効果は実習前後にアンケートを実施して評価した。実習前では流量設定の方法、シリンジセットの方法、プレフィルドシリンジの設定などの操作に不安を感じている看護師が多くいた。また、押し子が外れ落差により薬剤の大量注入が起こるサイフォニング現象や薬剤の一時的な過大注入が起こるボーラス注入についての認識度が低かった。看護師業務の経験年数別では、プレフィルドシリンジ設定の操作に多くのベテラン看護師が不安を感じていた。病棟別の比較では、外科病棟の看護師は他病棟の看護師に比べ操作に不安を感じる者が少なかった。少人数グループ実習後のアンケートでは全ての操作において不安は有意に減った。またサイフォニング現象、ボーラス注入の認識度についても実習後で有意に上がった。

     今回の少人数グループ実習は、操作に対する不安を取り除き専門的な知識革新に有効であったと考えられる。

  • 木村 充, 柴田 裕次, 柳澤 高道, 田口 潤智, 西畑 光人
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2011年 12 巻 1 号 46-51
    発行日: 2011/05/01
    公開日: 2020/04/13
    ジャーナル フリー

     兵庫県では、神戸、阪神南、阪神北、東播磨、西播磨、北播磨、丹波篠山、但馬、淡路の各二次

    医療
    圏でそれぞれの脳卒中の地域連携クリティカルパスが開発・運用されている。今回、北播磨、三田と丹波篠山、阪神南、阪神北の各地域で協力し、広域で利用できるエクセルベースの脳卒中地域連携クリティカルパスを開発した。このクリティカルパスは急性期病院でも回復期病院でも医師、看護師、リハビリテーションスタッフそれぞれが、患者データを入力すれば、クリティカルパスが完成し、それと同時に診療情報提供書や看護サマリー、リハビリテーションサマリーも完成する。患者の状態が変化したときにその時点の最新のデータを入力しておけば、必要な時に紙で出力することにより、中間時点での
    紹介
    状や各サマリーも作成できる。電子カルテ化している病院の場合は、データをカルテから取り込むこともできる。患者基本情報などは、すでに急性期の病院で記入されているので、回復期と維持期の施設では記入する必要はない。セキュリティーが確保できれば、クリティカルパスをインターネットや電子メールで送ることも可能である。今までよりも業務量を増やすことのない地域連携クリティカルパスを作成することができた。

  • 宮崎 吉孝, 木本 ちはる, 梅尾 さやか, 森 照明
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2011年 12 巻 2 号 103-106
    発行日: 2011/09/01
    公開日: 2020/04/17
    ジャーナル フリー

     経鼻胃管の誤挿入は重篤な合併症を引き起こすため、栄養投与の前には経鼻胃管の位置確認を行う必要がある。位置確認方法としては、2ステップX線撮影法が推奨されている。しかし、この方法は煩雑な上に被曝の問題があり、日常的に実施することは困難である。北米の2施設からカプノメーターを使った新たな位置確認方法が報告されている。しかし、我が国で実施するためには我が国で入手可能な機材を用いて測定回路を構築する必要があった。本研究では我が国で入手できるカプノメーターおよび経鼻胃管を用いて、確実かつ簡便に経鼻胃管の位置確認ができる方法の開発を試みた。その結果、カプノチェックⅡとサフィード胃管カテーテルの回路では、経鼻胃管先端が下咽頭にあるか、あるいは胃内にあるかを呼気炭酸ガス曲線の有無によって100%の精度で判断できた。接続も容易で測定に要する時間は1分以内であった。この方法は確実かつ簡便で日常的に実施することが可能である。

  • 清川 哲志, 片渕 茂, 野村 一俊
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2010年 11 巻 1 号 61-68
    発行日: 2010/05/01
    公開日: 2018/10/10
    ジャーナル フリー

     クリティカルパスを作成するときにどのような達成目標を挙げるべきか迷うことが多い。われわれは国立病院機構熊本

    医療
    センターにおいて使用されていた450種類のクリティカルパスから1,137種類の達成目標について内容を解析した。その結果1)患者所見、2)治療・検査・栄養、3)生活(活動・清潔)4)理解・自己管理、5)その他に分類することが可能であった。さらに、分類からクリティカルパスの作成を容易にするために用語集を作成した。

  • —転落防止柵の考案—
    會田 秀子, 小林 弘幸, 堀 賢, 李 慶湖, 川崎 志保理, 梁井 皎
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2010年 11 巻 1 号 57-60
    発行日: 2010/05/01
    公開日: 2018/10/10
    ジャーナル フリー

     集中治療室(ICU)でのベッド転落事故報道を機にA社ICUベッドの安全性を検証したところ、サイドレール(ベッド柵)の高さが足りないことが判明した。そこで転落防止対策としてサイドレール型柵とアクリル板柵の2種類を考案し、看護師の立場から検討した。サイドレール型は拘束感が強いがチューブアクセスが容易なためチューブ管理に有用であった。一方、アクリル板柵は透明性があり拘束感は少ないが、重たいため設置が不便であった。また、どちらの柵も高さを確保すると安全性が向上するが、

    医療
    者の利便性は低下した。今後、双方の利便性を兼ね備えた器具の開発が必要と考えられた。

  • 平井 有美, 藤本 俊一郎, 合田 雄二
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2010年 11 巻 1 号 52-56
    発行日: 2010/05/01
    公開日: 2018/10/10
    ジャーナル フリー

     クリティカルパスは

    医療
    の標準化、質の向上、経営基盤の確立に有用であるが、その適正な内容の確保のためにはバリアンス分析が必須である。当院では電子クリティカルパスでオールバリアンス方式でのバリアンス分析を試みたが、バリアンス登録が大変な業務であったために、十分な登録が得られなかった。そこで、センチネル方式の一つである退院時バリアンス収集法を採用し、臨床指標を中心とした退院時アウトカム評価登録システムを構築した。アウトカムを「共通アウトカム」と「クリティカルパス固有アウトカム」の二つに分類し、前者は全てのクリティカルパスで共通する「臨床アウトカム・QOLアウトカム・時間アウトカム・経済アウトカム」の4項目で構成し、後者は個々のクリティカルパスの特徴を反映した「クリティカルパス固有アウトカム」の項目で構成した。その結果、退院時にアウトカム評価登録が行われるようになり、クリティカルパス分析のためのデータ収集が可能となった。このシステムはまだ稼動を開始したところであるが、今後集積された各種評価指標を用いて
    医療
    の質の構成要素(構造・過程・成果)の分析を行い、クリティカルパスの改定を進めていきたい。

  • 稲葉 正敏, 太田 和子, 垣内 祥宏
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2010年 11 巻 2 号 139-143
    発行日: 2010/09/01
    公開日: 2018/10/17
    ジャーナル フリー

     内服薬に関する投薬エラー発生防止を目的に、病棟に担当薬剤師を配置し、内服薬の新しい管理方法を看護師と共に立案・試行した。新管理方法の導入により、誤投薬、過量投与、配薬忘れの回避などが認められ、内服薬に関する投薬エラー発生件数を約4分の1に減少させることができた。看護師に対するアンケート調査から、「配薬業務にかかる時間が減少し、他業務に専念できるようになった」、「配薬業務に対する意識が高まった」など新管理方法を支持する回答が得られた。

     病棟での薬剤師による内服薬の新管理方法は、投薬の安全性向上だけでなく、看護業務の効率化、患者サービスの向上にも貢献できると考えられた。

  • 菊地 盤
    日本
    医療
    マネジメント学会雑誌

    2010年 10 巻 4 号 600-603
    発行日: 2010/03/01
    公開日: 2017/09/25
    ジャーナル フリー
     
    医療
    に対する社会の評価は厳しくなってきており、
    医療
    訴訟は年々増加している。手術に伴う
    医療
    訴訟では、 画像などの具体的な手術記録の提出が求められる場合も少なくない。CCDを通して得られた画像を見ながら行われる内視鏡手術では、手術時の画像記録の保存が病歴として不可欠である。内視鏡手術における客観的な手術記録の保存方法について検討した。KS オリンパス(株)が開発した画像同期記録システムを使用し、術野と外観の画像、麻酔中の心電図、酸素飽和度などのモニターと同期してリムーバブルHDDに記録しランダムアクセス可能なデータとして保存するシステムを開発した。さらに、これらの保存条件を画像の解像度および保存に要するコストの観点から検討したところ、現時点におけるもっともコストパフォーマンスに優れた保存条件は MPEG1、1.5M であることが示された。本システムを運用することにより、内視鏡手術時の情報を客観的に保存することが可能であり、内視鏡手術をはじめとする外科手術の手術記録の保管方法として有用であると思われた。
feedback
Top