詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "網嚢孔"
72件中 1-20の結果を表示しています
  • 畠添 孝, 藤木 誠, 小松 耕史, 三角 一浩
    日本獣医師会雑誌
    2008年 61 巻 2 号 131-135
    発行日: 2008/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    小腸絞扼による疝痛症状の馬を開腹手術した.拡張した空腸容積を減じ, 盲腸から逆行性に小腸の体外露出を試みたが, 暗黒色化した回腸以前を引き出せなかった.変色部の
    網嚢孔
    内嵌入を腹腔内で確認し, 左-右方向の
    網嚢孔
    エントラップメントと診断した.小腸を減圧しながら, 右から左へと, 嵌頓を解除し空盲腸吻合を行った.麻酔時間4時間50分, 麻酔終了後2時間で起立したが, その後8時間で死亡した.剖検では,
    網嚢孔
    を通過する大網の一部が確認された.小腸全域に出血を認め, エンドトキシンショックが示唆された.
  • 小林 剛一, 柏木 貫一, 佐藤 泰平, 吉田 正男, 真下 正美, 宮本 幸男
    日本臨床外科医学会雑誌
    1992年 53 巻 5 号 1167-1170
    発行日: 1992/05/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    症例は56歳の女性で,腹痛,嘔吐を主訴に来院した.筋性防御は認めなかったが,心窩部,臍下部の圧痛が著明であったため,当科に緊急入院した.腹部単純X線にて鏡面形成像がみられた.鎮痛剤投与により経過観察していたが,腹膜炎症状が出現したため,腸閉塞の診断で緊急手術を施行した.開腹したところ,回腸末端より約30cmの部位より回腸の一部が,ウインスロー孔を通って網嚢内に嵌頓し,壊死に陥っていた.壊死腸管切除を施行した.術後37日目に全治退院した.
    ウインスロー孔ヘルニアは,内ヘルニアのなかでも極めてまれな疾患であり,本邦報告例の文献的考察を加え,報告する.
  • 吉田 一也, 平野 達雄, 草野 裕幸, 西田 卓弘, 久松 貴, 清水 輝久, 中越 享, 三浦 敏夫, 富田 正雄
    腹部救急診療の進歩
    1992年 12 巻 4 号 569-573
    発行日: 1992/08/30
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 野島 広之, 知久 毅, 佐野 渉, 岡本 佳昭, 橋場 隆裕, 田代 亜彦
    日本臨床外科学会雑誌
    2006年 67 巻 5 号 1125-1128
    発行日: 2006/05/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    術前にWinslow孔ヘルニアの診断にて,腹腔鏡にて整復を試みるも整復困難であり開復に移行した1例を経験したので報告する.症例は,46歳,女性,腹痛と腹部膨満を主訴に来院した.腸閉塞の診断にて入院となり,同日施行したCTにて網嚢内に腸管の存在が疑われた.イレウス管を留置するも改善せず, CTを施行したところ,回腸がWinslow孔を通して網嚢内に逸脱するWinslow孔ヘルニアとの診断が得られた.保存的治療は困難と考え,腹腔鏡下にて整復を試みるも困難であり,開腹に移行した.回腸末端から30~52cmの小腸が22cmに渡りWinslow孔を通して網嚢内に陥入していた. Winslow孔は2横指であり縫縮を施行しなかった.また,腸管の走行異常は認めなかった.腸管の壊死は認めず,腸切除を行わず用手整復を施行した.
  • 川崎 磨美, 上田 順彦, 古屋 大, 中川原 寿俊, 吉光 裕, 澤 敏治
    日本臨床外科学会雑誌
    2005年 66 巻 3 号 734-738
    発行日: 2005/03/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    内ヘルニアによる絞扼性イレウスの診断で緊急手術を施行した結果, Winslow孔ヘルニアの診断を得た1例を経験したので報告する.症例は45歳,女性.腹痛と嘔吐を主訴に来院した.来院時,腹部膨満,心窩部痛を認めるも筋性防御は認めなかった.腹部単純X線検査にて胃小彎内側で第一腰椎の高さに拡張した腸管ガス像を認めた.また腹部CT検査で肝左葉背側面,胃小彎および肝十二指腸間膜に囲まれた部分に拡張した腸管ガス像を認めた.保存的治療にて経過観察していたが,翌日筋性防御も出現してきたため絞扼性イレウスの診断で緊急手術を行った.開腹したところ回腸末端から30cmの小腸が約50cm, Winslow孔に嵌入していた.用手的に整復し腸切除は必要なかった. Winslow孔ヘルニアは腹部単純X線検査や腹部CT検査にて比較的特徴的な所見を呈することが多いため,原因不明のイレウスの診断の際には本症も念頭に置き画像を読影する必要がある.
  • 冨田 隆, 勝峰 康夫, 久留宮 隆
    日本臨床外科学会雑誌
    2000年 61 巻 2 号 504-508
    発行日: 2000/02/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    症例は82歳女性,腹痛と嘔吐を主訴に入院した.腹部は軽度の圧痛と腸雑音の亢進がみられ,腹部単純X線で拡張した小腸ガス像は一部横行結腸を越えて右上腹部に至り,第12胸椎から第1腰椎の高さで小腸ガス像がみられた.腹部CTで拡張腸管は胃の背側,膵の腹側に位置し,腸間膜内の脈管と思われる脂肪組織内の索状物は十二指腸側の右側を上行し,肝および肝十二指腸間膜の背側を横走し,拡張腸管への連続性が認められた.以上からWinslow孔ヘルニアと診断した.開腹すると回腸末端から200cmの回腸が約30cmにわたりWinslow孔から網嚢内へ嵌頓し,上十二指腸角へ小腸が強固に癒着していた.術式は嵌頓腸管の整復と癒着部の小腸切除を施行, 2横指と軽度開大したWinslow孔の縫縮は行わなかった.術後経過は良好である.本疾患には特徴的な症状がなく,腹部単純X線検査とともにCTが術前診断に有用で,早期の診断と治療により予後は良好である.
  • 力山 敏樹, 高橋 良延, 木村 俊一, 松野 正紀, 鈴木 教敬, 建部 高明
    日本消化器外科学会雑誌
    1996年 29 巻 7 号 1692-1696
    発行日: 1996年
    公開日: 2011/08/23
    ジャーナル フリー
    症例は63歳の男性.上腹部激痛を主訴に当院救急外来受診し, 腸閉塞の診断で入院となった. 腹部単純X線写真立位像では, 胃小轡側, 第12胸椎および第1腰椎に重なる鏡面像と第1腰椎右方で途絶する小腸ガス像が認められ, 注腸造影にて, 回腸が回盲部より約10cmの部位で横行結腸を乗り越え, その口側が第1腰椎の右側で閉塞するという所見が得られたため, Winslow孔ヘルニアによる腸閉塞と診断し緊急手術を行った. 回腸がWinslow孔から網嚢内に嵌入しており, 嵌入回腸間膜はWinslow孔部で絞扼され腸管は壊死に陥っていた. 嵌頓していた腸管は約70cmであり, 両側健常部を含め切除した. Winslow孔ヘルニアの本邦報告は著者らが渉猟した範囲では16例のみであり, 術前診断は困難とされている. 今回, 腹部単純X線写真および貴重な注腸造影所見より術前診断が可能であったWinslow孔ヘルニアの1例を経験したので, 本邦報告例の集計とともに報告する.
  • 山崎 史織, 髙山 寛人, 島田 良, 内川 裕司
    日本臨床外科学会雑誌
    2019年 80 巻 6 号 1250-1254
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/30
    ジャーナル フリー

    症例は既往歴のない36歳の男性.長時間のトイレ掃除後に突然の上腹部痛を訴え,救急外来を受診した.来院時のCTでは明らかな原因を特定できなかったが腹部症状が悪化し,発症14時間後の腹部造影CTで下大静脈と門脈の間から網嚢内へ嵌入する拡張小腸を認めた.Winslow孔ヘルニアと診断し,発症から21時間後に腹腔鏡下ヘルニア整復術を行った.嵌入小腸は著明なうっ血があったが整復後色調の回復を認め,小腸切除は行わなかった.経過良好で術後9日目に退院した.内ヘルニアの一つであるWinslow孔ヘルニアは比較的稀な疾患であるが,特徴的なCT所見を呈し術前診断が可能である.イレウス管による減圧が困難な症例が多く,診断後は速やかに手術を行うべきと考えられる.本症例では来院後経時的に画像検査を行っており,Winslow孔ヘルニアの発症過程を追うことができた.また,本症例の発症には姿勢や腹圧の上昇が関与したと考えられた.

  • 原田 真吾, 阿部 哲夫, 久保 博一, 長田 俊一, 長谷川 誠司, 小尾 芳郎
    日本臨床外科学会雑誌
    2013年 74 巻 8 号 2317-2320
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/25
    ジャーナル フリー
    症例は50歳,女性.前日から持続する腹痛と嘔気のため当院を受診した.来院時,腹部所見で右上腹部の圧痛,下腹部の膨隆を認めるも腹膜刺激症状は認めなかった.腹部造影CT検査では少量の腹水と大腸が全体的に拡張し,右結腸曲がWinslow孔から網嚢内に嵌入し,拡張している所見を認めた.Winslow孔ヘルニアによる結腸イレウスの診断で同日緊急手術を施行した.開腹したところ,3横指大のWinslow孔に約20cm長の右結腸曲が嵌入していた.小網側より用手的に整復可能で,結腸の壊死所見は認めなかったため,腸切除は施行しなかった.術後経過良好で術後12日目に退院とした.嵌入臓器が結腸であった極めて稀なWinslow孔ヘルニアの症例を経験したので報告する.
  • 東京農工大学家畜病理学教室
    日本獣医師会雑誌
    1966年 19 巻 2 号 64-66,77
    発行日: 1966/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 荻野 敦弘, 稲葉 征四郎, 近藤 雄二, 土屋 邦之, 川合 寛治, 梅田 朋子, 伊志嶺 智子, 上田 泰章
    日本臨床外科医学会雑誌
    1994年 55 巻 5 号 1297-1300
    発行日: 1994/05/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    イレウスの原因として子宮広間膜の異常裂孔に生じた内ヘルニアは極めて稀である. 58歳女性,絞扼性イレウスの診断で開腹術施行,術中所見で両側子宮広間膜に異常裂孔あり,回盲部より30~50CMの小腸が左側子宮広間膜の欠損孔に嵌頓していた.腸壊死を認めず用手整復,両側欠損孔の閉鎖を施行した.術後経過は良好であった.
  • 佐古 辰夫, 松本 慎一, 生田 肇, 内藤 伸三, 黒郷 文雄
    日本大腸肛門病学会雑誌
    1993年 46 巻 3 号 269-272
    発行日: 1993年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    消化管に発生する平滑筋肉腫は胃,小腸に多く,大腸とくに結腸には稀である.われわれは横行結腸平滑筋肉腫の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.症例は18歳男性で腹痛を主訴として来院,注腸造影検査,腹部血行管造影検査等より横行結腸の肉腫を疑い,横行結腸切除術を施行した.腫瘍は11.5×7.5×5.0cmと6.2×4.0×2.5cmの2個の亜有茎性腫瘤が隣接してあり,近傍に径6cmに腫大したリンパ節を認めた.病理組織学的検査にて平滑筋肉腫とそのリンパ節転移と診断された.術後経過は順調で,術後1年が経過するが再発の兆候は見られない.
  • 寺岡 均, 竹内 一浩, 西居 孝文, 松永 伸郎, 新田 敦範
    日本臨床外科学会雑誌
    2006年 67 巻 2 号 373-375
    発行日: 2006/02/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    症例は67歳の男性で嘔吐を主訴に当院紹介となった.腹部単純X線写真で小腸の拡張像を認め腸閉塞の診断で入院となった.腹部CTで腹水はなく,また小腸の拡張像を認めたが明らかな腫瘍病変は認めなかった.保存的加療にて腸閉塞は軽快しなかったため内ヘルニアを疑い手術を施行した.開腹所見では回腸が約5cm傍上行結腸窩に嵌頓しており,傍上行結腸窩ヘルニアと診断した.嵌頓した小腸は一部脆弱化していたため小腸部分切除術施行し,ヘルニア門は縫合閉鎖した.傍上行結腸窩に発生した内ヘルニアは極めて稀であり興味ある症例と考えられたので若干の文献的考察を加えて報告する.
  • 濱畑 哲造, 三好 博文
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    1998年 40 巻 8 号 1178-1182
    発行日: 1998/08/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
     症例は脳血管性痴呆の診断で入院中の76歳女性である.下血を来したため上部消化管内視鏡を施行したところ,胃体中部後壁に凝血塊を伴う円形の巨大潰瘍を認めた.H2RA投与による保存的治療を行なったが,嘔吐が続くため,1カ月後再び内視鏡検査をしたところ,前回の潰瘍底に一致した胃空腸瘻の形成を認めた.この症例に対して,瘻孔部の単純縫合閉鎖手術を行なった所,症状は改善し,以後障害を残すことなく治癒した.
  • 佐藤 嘉紀, 太田 信次, 中村 康孝
    日本臨床外科学会雑誌
    2007年 68 巻 4 号 1012-1016
    発行日: 2007/04/25
    公開日: 2008/08/08
    ジャーナル フリー
    症例は24歳, 男性. 腹痛と嘔吐にて受診. 腹部X線にて第一腰椎レベルに鏡面像形成を伴う小腸ガスを認めた. 腹部造影CTでは門脈と下大静脈との間から網嚢内へ陥入する腸管像を認めた. MD-CTの矢状断および冠状断像では, 小腸が下大静脈と門脈との間から網嚢内へ連続し入り込んでいることがより明確に描出された. Winslow孔ヘルニアと診断, 同日手術を施行した. 開腹すると小腸がWinslow孔へ嵌入しており, これを用手的に整復し, Winslow孔は縫縮閉鎖した. 回腸は約30cm網嚢内へ嵌入し, 血流傷害は認めなかったため, 腸切除は施行しなかった. 本症例ではMD-CTによるMultiplanar-reformation画像が術前診断と早期治療に有用であった.
  • 林 達彦, 岡田 英, 斎藤 義之, 村上 裕一, 清水 春夫
    日本消化器外科学会雑誌
    2002年 35 巻 9 号 1482-1486
    発行日: 2002年
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    横隔膜正中切開, 経裂孔的アプローチが有効と思われた, 膿胸, 縦隔炎を伴う特発性食道破裂の2手術例を報告する. 症例1は77歳の男性. 発症7日後に特発性食道破裂, 両側膿胸, 縦隔炎にて手術施行. 開腹, 横隔膜正中切開すると, 縦隔と両側胸腔に多量の膿と食物残渣の貯留ならびに胸部下部食道左側に約5cmの穿孔を認めた. 周囲の食道外膜に広範な壊死が認められたため, 経裂孔的食道切除術, 頸部食道瘻・胃瘻・空腸瘻造設, 両側胸腔と縦隔ドレナージ術を施行した. 2期的に胃管による食道再建術を施行. 症例2は58歳の男性. 発症1日後に特発性食道破裂, 右側膿胸, 縦隔炎にて手術施行. 縦隔と右側胸腔に多量の膿と食物残渣の貯留ならびに胸部下部食道右側に約6cmの穿孔を認めた. 穿孔部位を2層縫合, 有茎大網弁で同部を被覆し, 右側胸腔と縦隔のドレナージ術を施行した. 術後19病日に食道造影検査で縫合不全, 狭窄を認めず, 経口摂取を開始した.
  • 竹林 徹郎, 森田 高行, 藤田 美芳, 樋田 泰浩, 北城 秀司, 宮坂 祐司, 加藤 紘之
    日本臨床外科学会雑誌
    1998年 59 巻 2 号 552-556
    発行日: 1998/02/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    内ヘルニアの中でも極めてまれな疾患とされるWinslow孔ヘルニアの1例を経験したので文献的考察を加え報告する.
    症例は25歳女性.平成7年8月6日上腹部痛にて発症し入院,経過観察していたが8月8日腹痛増強し,腹部単純X線写真像で小腸ガスの増大を認めたため絞扼性イレウスの診断のもとに緊急手術を施行した.開腹所見では小腸ほぼ中央部がWinslow孔を通過し網嚢峡部に嵌頓していた.網嚢峡部の一部を切開し開放したところ嵌頓は解除され,整復とともに小腸の血行は改善したので小腸切除は不要であった. Winslow孔を三針縫合閉鎖しイレウス管を留置し手術を終了した.術後経過良好で再発は認めていない.本症例では術前診断はできなかったが本疾患を強く示唆する肝十二指腸間膜背側を通過する腸管像が術前の腹部CTおよび腹部USにて認められており,当初から本疾患を念頭においていれば術前診断は可能であったと思われた.
  • 増本 鉄郎, 西本 政功, 〓水尾 哲也, 枡岡 進
    日本臨床外科医学会雑誌
    1978年 39 巻 2 号 191-193
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
  • 平野 敬八郎, 吉雄 敏文, 渡辺 聖, 桑原 利章, 亀谷 寿彦
    日本小児外科学会雑誌
    1978年 14 巻 3 号 509-
    発行日: 1978年
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 斎藤 玻瑠夫, 立原 慶徳, 五藤 仁, 篠原 勝, 山崎 洋次, 綿貫 哲
    日本小児外科学会雑誌
    1978年 14 巻 3 号 509-
    発行日: 1978年
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
feedback
Top