鳥取県西部地震により, 港湾・空港施設には液状化を伴う被害が発生した.このうち境港においては, 外港竹内地区において大規模な液状化が発生するなどの被害が発生したが, 外江地区においては被害はほとんど発生しないなど, 地区別に被害程度の差が大きかった.本研究においては, 液状化発生箇所・未発生箇所のそれぞれにおいて常時微動アレー観測などを実施し, レイリー波の位相速度などを算出した.算出した位相速度などより観測地点毎の地下構造の違いを検討し, 地下構造と地震被害との関係について考察した.
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