詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "翠波峰"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 山本 祐平, 兼清 恵理, 清水 魁人, 高橋 玄樹, 橋本 元輝, 今井 昭二
    分析化学
    2018年 67 巻 12 号 733-741
    発行日: 2018/12/05
    公開日: 2019/01/09
    ジャーナル フリー

    2015年~2018年冬季において,高知県梶ヶ森山頂(標高1400 m)を含め15の遠隔地域及び遠隔山岳地域と1つの非遠隔地域において降雪試料(梶ヶ森9試料,他地点38試料)を採取し,主要化学組成(Na, NH4+, K, Mg2+, Ca2+, F, Cl, NO2, Br, NO3, PO43−)及びCd,Pb濃度を測定した.梶ヶ森で採取された降雪中のCd及びPb平均濃度はそれぞれ0.120 ± 0.039 μg L−1,2.370 ± 1.423 μg L−1であった.Pb/Cd比は9.69~40.4の範囲であった.それ以外の地点ではCd及びPb濃度はそれぞれ平均0.082 ± 0.073 μg L−1と平均1.791 ± 1.613 μg L−1であった.Pb/Cd比は1.87~65.2の範囲であった.梶ヶ森の降雪イベント時の後方流跡線は,黄海周辺及び河北省・遼寧省周辺を経由するグループと,朝鮮半島周辺及び吉林省・黒竜江省周辺を経由するグループの2つに分類できた.前者のグループでは,降雪中のPb/Cd比は15以下の相対的に低い値を示し,後者のグループでは15~40.4の相対的に高いPb/Cd比を示した.西日本のサンプリング地点と比較して,東日本のサンプリング地点における降雪中のPb/Cd比は27.1と相対的に高い値を示した.梶ヶ森から北西方向に直線状に配置したサンプリング地点では,遠隔山岳地域において同一降雪イベント時に降雪中に含まれるPb/Cd比の値が梶ヶ森と類似の値を示したが,非遠隔地域では大きく異なるPb/Cd比が得られた.

  • 松本 通晴
    ソシオロジ
    1974年 19 巻 1 号 126-127
    発行日: 1974/06/30
    公開日: 2017/06/14
    ジャーナル フリー
  • 泉 善弘, 佐野 清志, 宇都宮 英彦, 長尾 文明
    日本風工学会誌
    1998年 1998 巻 76 号 15-28
    発行日: 1998/07/31
    公開日: 2010/09/28
    ジャーナル フリー
    This paper presents the vertical structure of the strong winds due to typhoons at mountainous areas in Shikoku district. The wind direction, wind profile, turbulence intensity, gust factor and speed-up ratio have been investigated. The main conclusions were as follows:
    1) The power-law exponents of the vertical profile of mean wind speed on the ridge over the mountains were about one half to one fifth smaller than that of practical loading codes for the flat terrains.
    2) The modified power-law exponents of wind profiles obtained by removing the speed-up components from the measured wind speed in accordance with the method by Lemelin et al were coincident with those for approaching flow. However, some exponents at some particular site located at the saddle point of a ridge were still too small compared with the ordinary value due to horizontal wind convergence.
  • 加藤 弘徳, 千木良 雅弘
    応用地質
    2009年 50 巻 3 号 140-150
    発行日: 2009年
    公開日: 2013/03/31
    ジャーナル フリー
     四国中部において東西方向の中央構造線南側に平行する法皇山脈には山体重力変形が生じている. 変形は同構造線に沿う約20kmの区間にわたって断続的に発生しており, そのうち複数の区間では山上凹地の発達が認められる. 中央構造線側の山脈北側斜面には脆弱な泥質片岩が流れ盤構造をなして分布し, 中央構造線の南側の相対的な隆起運動に伴い, この流れ盤斜面が重力作用により不安定化し, 斜面が全体的に北に移動するように変形している. 一方で, 一般に高角断層とされてきた中央構造線は山体変形箇所の下方で特徴的に南緩傾斜となっている. これは, 山体変形に起因する荷重が作用した状態で南側隆起の断層運動が生じ深部の高角断層が地表付近で緩傾斜化して出現し, 衝上断層となっているためと推定される. このように, 山体重力変形と中央構造線の断層運動およびそれに伴う山体の隆起は相互に関係している. 山上凹地の内部に分布するかつての湖沼堆積物の構造および年代測定結果から, 山体変形は今から5万年以上前にはすでに発生し, 山上には湖沼が形成されたが, 今から4.5万~2.4万年前の間に湖沼は決壊し, 現在の地形が形成されたことが明らかになった.
  • 東野 外志男
    地質学雑誌
    1990年 96 巻 9 号 703-718
    発行日: 1990/09/15
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 岡田 篤正
    地理学評論
    1973年 46 巻 5 号 295-322
    発行日: 1973/05/01
    公開日: 2008/12/24
    ジャーナル フリー
    雄大な規模をもつ石鎚断層崖とその北麓域において,地形・地質調査を行ない,中央(構造)線の諸特徴を調べ,その新第三紀以降,とくに第四紀の断層運動の基本的性格の解明に努めた.断層面は狭義の中央線では30。N位か,やや急傾斜であるが,北側を並走する活断層系では垂直に近く,両者は地下では合流し,一連の剪断帯を形成している.崖麓に沿って活断層が連なり,各種の変位地形がこれに伴っている。とりわけ横ずれ変位地形が各所でみられ,右ずれの卓越した断層運動が示唆される.この活断層系は砥部・菖蒲谷時階以後の第四紀になって発現した.随伴する垂直変位によって,石鎚断層崖も形成されてきた.右ずれも垂直変位も一定方向への累積性がみられ,その平均変位速度はほぼ等速度か現在に向かってわずかに加速してきているようである.北麓域では右ずれ運動に伴われた規模の異なる波曲状変形が認められるが,石鎚断層崖の形成のような運動様式とは一.桁小さい.西南日本では第四紀以降に始まるほぼ東西方向の最大圧縮軸をもつ広域応力場のもとで,中央線(活断層系)が再活動し,右ずれの卓越した変位を繰返してきた.
feedback
Top