テクスト中心の学習は、コンピュータを使うときであっても基本的な英語学習の方法です。一方、マルチメディア技法を使った学習は、あくまでも補助的であるべきです。なぜなら、学習者にとっては、ゆっくり英語表現の基本について考えを巡らす環境こそが必要だからです。機械
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は、複文を単文に編集したうえで使うならば、学習者が英語表現を構造的に理解するのに役立ちます。機械
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が出力した対訳文、電子リファレンスからの引用、自分が記したメモ書きなどを、テクスト・ファイルにまとめると、それだけで、学習者自身の、その人独自の、個人データベースができあがります。これを積み上げて行けば、英語表現の深い理解ができるようになります。これを積み上げて行けば、英語表現の深い理解ができるようになります。英語はその歴史的成立の特殊性から、具体的な事柄をゲルマン語で表現し、抽象的概念的な事柄をロマン語で表現します。英語では、まず概括的抽象的に表現してから、それを具体的再表現で補足する叙述過程が基本なので、ゲルマン語系の言葉とロマン語系の言葉とを理解することは重要です。
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