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クエリ検索: "肉歯目"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • 鍔本 武久, 渡部 真人, 鈴木 茂, ヒシグジャウ= ツォクトバートル
    地質学雑誌
    2006年 112 巻 3 号 V-VI
    発行日: 2006/03/15
    公開日: 2013/03/23
    ジャーナル フリー
  • 鍔本 武久, 鈴木 寿志, 江木 直子, 高井 正成, 茂原 信生
    地質学雑誌
    2001年 107 巻 9 号 XVII-XVIII
    発行日: 2001年
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    我々は1998年以来, ミャンマー中央部に分布する中部始新統上部のポンダウン層の哺乳類化石発掘調査を続けている. ここでは, この調査と発掘採集した哺乳類化石について紹介する. ポンダウン層からは, 多くの陸生哺乳類化石を産出することが, 1916年から知られていた. 特に, 20世紀前半に報告された二種類の霊長類化石は, 最古の真猿類とみなされており(Pilgrim, 1927; Colbert, 1937), 現在も真猿類の起源という観点で, 霊長類学者・人類学者の注目を集めている. しかし, その哺乳類相の研究は, 1938年以来さまざまな理由により殆ど行われていなかった. 1997年, ミャンマーの研究者らがポンダウン層の化石発掘調査を再開し, 原始的真猿類化石を含む多数の哺乳類化石を発見した. その後も, アメリカ, フランス, 日本の研究者らが発掘調査を行っている. これまでの3回の発掘調査で, 我々も多くの哺乳類化石を採集した. 現在はそれらの化石の記載およびポンダウン哺乳類相の解析を行っている. 現在までに, 約20属の哺乳類の存在を確認している. 今後も, 真猿類の起源・進化の解明と, 新生代前半の東アジアの哺乳類の進化の解明に向けて, 調査を続けていく.
  • *江木 直子
    霊長類研究 Supplement
    2013年 29 巻 P-5
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    会議録・要旨集 フリー
     距骨の cotylar fossaは,距骨体の内側面から距骨頸にかけて形成される窪みで,アフリカ獣類などの哺乳類で知られている.この形質には収斂が認められているが,樹上歩行,地上歩行,跳躍,掘削など様々な運動行動モードを持った動物に現れるため,機能的な観点からは注目されてこなかった.
     cotylar fossaには脛骨遠位部の内側踝が接し,踝側の凸面が距骨側の凹面にはまって,球関節になる.cotylar fossaを持たない食肉類,齧歯類,偶蹄類などの脛骨-距骨関節は,距骨体内側面が垂直に内側踝正中面と接し,内側踝は脛骨が距骨に対して正中側にずれるのを防ぐ構造をしている.これに対し,内側踝-cotylar fossaが球関節になっている場合は,脛骨-距骨関節の滑車運動を正中側から補強している可能性がある.また,cotylar fossaがあると,脛骨から距骨への荷重伝達は,滑車関節面だけでなく,cotylar fossaの関節面である距骨体の内側壁や距骨頸でも起きると考えられる.深い cotylar fossaを持つ現生アフリカ獣類は,相対的に太い腓骨を持ち,腓骨で支えている体重の分の荷重が腓骨遠位(外側踝)から距骨体外側面へと伝達され,これを内側の cotylar fossaで受ける荷重で釣り合わせている可能性も考えられる.
     深い cotylar fossaは現生哺乳類ではアフリカ獣類でのみ見られるが,化石系統群では “顆節目 ”のHyopsodontidae Apheliscinaeや南米有蹄類,
    肉歯目
    に知られている.Apheliscinaeや南蹄目,雷獣目はこの形質をもとにアフリカ獣類との近縁仮説が唱えられており,他の系統群についても同様の足根関節構造と関連する形質であるかを検討することにより,アフリカ獣類との共有派生形質であるかの評価の手段になると考えられる.
  • Thaung Htike, Takehisa Tsubamoto, Chit Sein, Masanaru Takai, Naoko Egi, Zin-Maung-Maung Thein
    日本地質学会学術大会講演要旨
    2005年 2005 巻 P-155
    発行日: 2005/09/10
    公開日: 2017/08/21
    会議録・要旨集 フリー
  • 鍔本 武久, 渡部 真人, 鈴木 茂, ツォクトバートル ヒシグジャウ
    日本地質学会学術大会講演要旨
    2005年 2005 巻 P-154
    発行日: 2005/09/10
    公開日: 2017/08/21
    会議録・要旨集 フリー
  • 遠藤 秀紀, 佐々木 基樹
    日本野生動物医学会誌
    2001年 6 巻 2 号 45-53
    発行日: 2001年
    公開日: 2018/05/04
    ジャーナル フリー
    哺乳類の科以上の高次分類群に関して,その和名を検討し,リストとして表現した。目レベルでは原義を尊重しながら実際の定着度を考慮して和名を提示し,科レベルでは代表的属名のラテン語綴りを片仮名表記する方針をとった。分類体系の議論は加えていないが,従来の食虫目において,第三紀初期の化石諸群および現生するクリソクロリス類などが目として独立したため,トガリネズミ類,モグラ類,テンレック類などを無盲腸目と呼称する必要が生じていることが特筆される。また,有袋類を複数の目に分割する必要性が生じ,新たな和名を提案することとなった。近年,行政や出版界から,学校教育・社会教育の現場に影響する形で,学術的検討成果を顧みない安易な目名の変更が提案された経緯があり,本結果が哺乳類の高次分類群の和名について,学界のみならず社会的にも有意義な示唆となることを期待する。
  • *江木 直子, 鍔本 武久, 高井 正成, ジン-マウン-マウン-テイン, タウン-タイ
    霊長類研究 Supplement
    2011年 27 巻 P-5
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/08
    会議録・要旨集 フリー
     ミャンマー中央部に分布するポンダウン層は中期始新世末(3800万年前)の哺乳類化石を多く産出する陸成堆積物を含む。この産地からは初期霊長類の化石が20世紀初めから見つかっており、これが真猿類の起源と関連して議論されたため、過去10年余りは複数の調査隊により集中的に発掘が行われた。結果として、ポンダウン相からは7目(霊長類、齧歯目、
    肉歯目
    、食肉目、奇蹄目、偶蹄目、目不明の有蹄類)から25科39属53種余りの多様な哺乳類が報告されている。本研究では、アジアの同時代の他の哺乳動物相との比較を通して、ポンダウン相の特徴と初期霊長類を含む哺乳動物相の拡散・移動について検討を行った。
     ポンダウン層から産出する哺乳類のうち、真霊長類、齧歯類、肉歯類ヒエノドン科、アントラコテリウム科偶蹄類については、科や亜科レベルで近縁な種が北アフリカから中国中緯度地方に至る地域で報告されている。インドや北アフリカの産出地には前期始新世のものが含まれ、始新世初めにユーラシアの低緯度地域で哺乳類の移動があったと考えられる。ポンダウン相でのこれらの哺乳類の産出は、この拡散によって東南アジアにも哺乳類が移入したことを支持する。産出哺乳類の多くは固有種である。標本が不完全で新種を確立できないものも含めると、属レベルでおよそ7割がポンダウン動物相に固有な分類群になる。また、齧歯目や
    肉歯目
    、霊長目では固有種間が近縁関係にあり、したがって、ポンダウン周辺の地域が前期~中期始新世のある期間に他の地域から隔離され、固有種の分化が起きたと推測される。ポンダウン動物相には東アジアの中~中高緯度地域から産出する分類群も存在する。奇蹄類では同じ科も産出するが、哺乳類全体や偶蹄類に対する奇蹄類の割合はポンダウン相では小さい。食肉目については中高緯度地域と共通する種が存在する。食肉類や偶蹄類の反芻類の中高緯度地域での出現は始新世末であり、ポンダウン相での産出記録の方が古い。奇蹄類の衰退や食肉類の出現という点では、ポンダウン相は東アジア北部の動物相よりも変化が先んじて起きている。
     以上の結果から、ポンダウン哺乳動物相には、始新世初めに起きたユーラシア南部~北アフリカ地域での哺乳類の拡散によって東南アジアに移入し、その後の地理的隔離によって分化したものと、始新世後半に起源したものが含まれ、霊長類は前者の特徴を反映する。
  • 大島 誠之助
    ペット栄養学会誌
    2023年 26 巻 2 号 87-99
    発行日: 2023/10/10
    公開日: 2023/11/01
    ジャーナル フリー

    ・イヌとネコの食性の真の相違点は栄養素の代謝にあり、肉食動物であり続けたネコに比べ、雑食化したイヌは代謝が多様化し、幅広い適応能力を身につけた。

    ・ネコは、アミノ酸からの糖新生を行うためタンパク質要求量が高い、アルギニン要求量が高い、タウリンやアラキドン酸が必須、カロテンをビタミンAに転換できない、トリプトファンからナイアシンの合成ができないなどの代謝の特徴がある。

    ・ネコは少量頻回採食者であり、イヌは間欠捕食者である。

    ・動物の嗜好に影響する最大の要因は匂いと味である。イヌ・ネコとも苦味を忌避し、イヌは甘味と酸味を好み、ネコは酸味を好まず、甘味を感受しない。

    ・イヌ、ネコの嗜好における嗅覚の役割はヒトに比べてはるかに大きく、匂いの成分の多くは脂溶性で脂肪との関連が深いため、脂肪は食餌の嗜好性に強く影響する。

    ・イヌやネコには新鮮な水を自由に飲ませるのが原則。飲水量は気温、運動量、食餌量や水分含量に影響される。ネコは摂取乾物1  g当たり約2  mLの水を必要とする。

    ・食餌エネルギーの評価単位としてMEが用いられる。

    ・ヒトにおける三大栄養素のエネルギー価値は、Atwaterの生理的燃料価(PFV)によって表され、炭水化物、脂肪、タンパク質の可消化部分のエネルギー価値を意味するが、イヌやネコはヒトよりも食餌の消化率が低く、ME値も低くなるため、NRC(1985)はこれらの値を修正Atwater係数と呼んでいる。

    ・食餌のME含量は、粗タンパク質、粗脂肪、NFEの含量が分かれば、それらの値に修正Atwater係数を乗じ、積和を求めるだけで推定できる。

  • 鍔本 武久, 高井 正成, 江木 直子, 茂原 信生
    霊長類研究
    2003年 19 巻 1 号 43-64
    発行日: 2003年
    公開日: 2005/03/24
    ジャーナル フリー
    We briefly review the primate-bearing Pondaung mammal fauna (Eocene, Myanmar). The age of the Pondaung fauna has been determined as latest middle Eocene based on the radiometric (fission-track) dates analyzed recently. The Pondaung fauna consists of six orders of mammals, including 22 genera and 29 species. Among the 22 genera, more than half (12 genera) are endemic to this fauna. Although both artiodactyls and perissodactyls are abundant, the former is less diversified in familial and generic numbers than the latter, but is slightly more dominant in collection size [in particular, Anthracotherium (Artiodactyla; Anthracotheriidae) has been most dominantly collected from the field]. This suggests the beginning of the radiation of artiodactyls and decline of perissodactyls in the later Eocene of southern East Asia. Among the Pondaung perissodactyls, brontotheres and amynodonts are dominant in the collection size. The paleoenvironment of the Pondaung fauna is estimated as subtropical/tropical forest with large rivers and patches of open areas near seashore. Among the mammalian genera of the Pondaung fauna, only eight genera were shared with other Eocene faunas of East Asia. On the other hand, the Pondaung fauna shares Anthracotherium with the late Eocene to Oligocene faunas of Europe, and the Pondaung species are more primitive than the European ones. The Pondaung rodent is probably assigned to very primitive phiomyid or anomalurid, both of which had been recorded only in the late Eocene and latter age of Africa/West Asia. These suggest faunal migration from southern East Asia to Africa/West Eurasia during the later Eocene. If the Pondaung primates are really assigned to primitive anthropoids, they might migrate to Africa/West Asia with anthracotheres and/or rodents.
  • 哺乳類科学
    2003年 43 巻 1 号 67-76
    発行日: 2003年
    公開日: 2008/06/11
    ジャーナル フリー
  • 田隅 本生
    哺乳類科学
    2000年 40 巻 1 号 83-99
    発行日: 2000年
    公開日: 2008/07/30
    ジャーナル フリー
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