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クエリ検索: "腹横筋"
2,280件中 1-20の結果を表示しています
  • 海藤 夏稀, 鈴木 克彦, 金子 絵梨花
    東北理学療法学
    2020年 32 巻 22-27
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/12/16
    ジャーナル フリー

    〔目的〕腹部引き込み運動(Draw-in)の継続によって,

    腹横筋
    の筋厚および筋硬度がどのように変化するのか,また脊柱に及ぼす効果について検討する。

    〔方法〕健常成人女性11名を対象に,Draw-inを自主トレーニングとして4週間行った。実施前後に超音波診断装置,Real-time Tissue Elastographyを用いて側腹筋群の筋厚および筋硬度を測定し,スパイナルマウスを用いて脊柱アライメントを測定した。

    〔結果〕トレーニング前後で,安静呼気時の筋厚は背臥位における外腹斜筋の筋厚のみ有意に減少した。 安静呼気時の筋硬度は,背臥位では外腹斜筋および

    腹横筋
    で増加し,立位では側腹筋群すべてで有意に増加した。脊柱アライメントは,トレーニング後に仙骨傾斜角の有意な減少を認めた。

    〔結語〕Draw-inの継続により,立位での

    腹横筋
    の硬さが増加したことから腹腔内圧の上昇に作用したと考えられる。仙骨傾斜角の減少が認められ,
    腹横筋
    の収縮により仙腸関節を圧迫させ効果的に安定化できる報告を裏付ける結果であった。

  • 山田 卓博, 池ノ上 学, 藤岡 泉, 市川 義一, 中島 芳樹
    日本産科婦人科内視鏡学会雑誌
    2013年 29 巻 1 号 245-249
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
    Objective: To compare a transverse abdominal plane nerve (TAP) block and epidural anesthesia in terms of effectiveness for postoperative analgesia following gynecologic laparoscopic surgery.
    Design: Non-randomized trial
    Setting: The TAP block was conducted by an anesthesiologist. With the use of ultrasound, 20 ml of 0.375% ropivacaine was injected into the right and left sides of the tissue plane between the internal oblique and the transversus abdominis muscles. In epidural anesthesia, the continuous infusion was administered at a rate of 4 ml/h of 0.375% ropivacaine using a PCA dose of 2 ml with a lock-out time of 30 min. The catheter was extracted on postoperative day 2. Pentazocine, ketoprofen, and loxoprofen sodium were used for analgesia, unless contraindications existed.
    Patients: The patients underwent gynecologic laparoscopic surgery at our hospital.
    Intervention: The patients were divided into two groups. The Epi Group received epidural anesthesia and the TAP Group received a TAP block. Using a visual analog scale (VAS) and a Prince Henry pain scale, the postoperative patient pain was separately measured at rest and at motion through postoperative day 3. The frequency of analgesic use was also monitored.
    Main outcome: The TAP Group had higher VAS and PRS scores than the Epi Group primarily on postoperative days 1 and 2..
    Results: The TAP group comprised eight patients and the Epi Group comprised 12 patients for Epi-group. Through postoperative day 2, the pain scale scores in the TAP Group were significantly higher (Student's t-test; P < 0.05) than those of the Epi Group. The mean time for the first postoperative analgesic use was 7 h 42 min in the Epi Group and 56 min in the TAP Group. The frequency of analgesic use was significantly higher in TAP Group than in the Epi Ggroup at any postoperative time point (3, 6, and 12 h).
    Conclusion: The TAP block was found to be less effective than epidural anesthesia for postoperative analgesia after gynecologic laparoscopic surgery.
  • 隈部 雄颯, 大久保 雄, 武居 佳熙, 乙戸 崇寛, 赤坂 清和
    日本整形外科スポーツ医学会雑誌
    2022年 42 巻 2 号 89-94
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/05/31
    ジャーナル 認証あり

    目的:

    腹横筋
    の選択的収縮スキルがホームエクササイズで維持できる期間を明らかにすること.

    方法:健常成人男性14名に超音波画像によるフィードバックを行いながら正しい

    腹横筋
    の選択的収縮を学習させた後,2週間のホームエクササイズを行わせた.指導前,指導直後,指導3日後,7日後,10日後,14日後にDraw-inを実施させ,外腹斜筋,内腹斜筋,
    腹横筋
    の筋厚変化率を測定した.

    結果:

    腹横筋
    においてのみ,筋厚変化率は指導前に比べて指導直後に有意に増加し,指導3日後,指導7日後まで有意差を示した.

    結論:一度学習した

    腹横筋
    の選択的収縮スキルは7日間維持されることが示唆された.

  • 堀 弘明, 堀 享一, 由利 真, 千葉 健
    理学療法学
    2016年 43 巻 3 号 213-221
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/06/20
    [早期公開] 公開日: 2016/03/18
    ジャーナル フリー
    【目的】変形性股関節症患者の骨盤傾斜角と股関節形態を定量的に評価し,腹部引き込み運動時の
    腹横筋
    厚変化率との関連性について明らかにすること。【方法】変形性股関節症群と健常者群を対象に超音波診断装置で安静時
    腹横筋厚と腹部引き込み運動時の腹横筋厚から腹横
    筋厚変化率を算出し比較した。また,変形性股関節症群では
    腹横筋
    厚変化率を従属変数とし,骨盤傾斜角,骨頭外方化指数,骨頭上方化指数,大腿骨頭被覆率に対して有意な相関が認められた項目を独立変数とした重回帰分析を実施し,
    腹横筋
    厚変化率への影響因子について検討した。【結果】変形性股関節症群は健常者群よりも
    腹横筋
    厚変化率は低値を示した。重回帰分析では,
    腹横筋
    厚変化率と関連がある項目は骨盤傾斜角(標準化偏回帰係数0.533)と大腿骨頭被覆率(標準化偏回帰係数0.599)であった。【結論】変形性股関節症患者の
    腹横筋
    厚変化率は,骨盤前傾角と股関節形態が関連している可能性が示唆された。
  • 中西 智也, 橘 香織, 冨田 和秀, 塩川 まなみ, 水上 昌文, 居村 茂幸
    理学療法科学
    2015年 30 巻 2 号 203-206
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/06/24
    ジャーナル フリー
    〔目的〕
    腹横筋
    収縮能力向上のための練習方法として腹圧呼吸練習を考案し,その有効性を検討する.〔対象〕平均年齢20.7 ± 0.8歳の健常成人23名である.〔方法〕被験者を無作為に腹圧呼吸併用群,腹圧呼吸非併用群の2群に分類した.被験者ごとに,測定1,測定2,練習課題後の計3回
    腹横筋
    筋厚を測定し,経時的な筋厚の変化および課題間での差について分析した.〔結果〕腹圧呼吸併用群において練習課題実施後に有意な筋厚の増加が認められた.〔結語〕日常的に意識して活動させることが少ない
    腹横筋
    の収縮を学習するために,腹圧呼吸練習を用いることで,より強度な
    腹横筋
    の収縮が得られる可能性が示唆された.
  • 松原 彩香, 池添 冬芽
    理学療法科学
    2013年 28 巻 6 号 823-827
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/01/21
    ジャーナル フリー
    〔目的〕本研究は若年女性を対象に骨盤底筋トレーニングおよび
    腹横筋
    トレーニングを実施し,骨盤底筋・
    腹横筋
    機能におよぼす影響を明らかにすることを目的とした.〔対象〕健常若年女性31名を対象とした.〔方法〕対象者を骨盤底筋トレーニング群,
    腹横筋
    トレーニング群,コントロール群に分類した.超音波診断装置を用いて骨盤底筋機能および
    腹横筋
    機能を測定した.〔結果〕背臥位での骨盤底挙上量の変化量はコントロール群と比較して骨盤底筋トレーニング群および
    腹横筋
    トレーニング群において有意に大きい値を示したが,両群間には有意差がみられなかった.〔結語〕骨盤底筋トレーニングと
    腹横筋
    トレーニングはいずれも骨盤底筋機能を向上させる効果があり,両トレーニング法に効果の違いはみられないことが示唆された.
  • 布施 陽子, 福井 勉, 水戸 和幸
    理学療法科学
    2022年 37 巻 5 号 455-462
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/10/20
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕呼吸時の胸囲周囲径や腹囲周囲径と

    腹横筋
    厚の関係性を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕対象は健常成人女性11名とし,課題は背臥位での呼吸運動とした.計測項目は胸囲周囲径,腹囲周囲径および
    腹横筋
    厚とし,伸縮性ひずみセンサC-STRETCHと超音波診断装置を同期して計測した.胸囲周囲径,腹囲周囲径が最大値,最小値を示す際の
    腹横筋
    厚をそれぞれ計測し,その変化量を算出した.〔結果〕胸囲周囲径変化量は,
    腹横筋
    厚変化量と相関関係を認めなかったが,腹囲周囲径変化量は,
    腹横筋
    厚変化量と有意な正の相関を認めた.〔結語〕腹囲周囲径から
    腹横筋
    の筋厚変化を推測できることが示唆された.

  • ─健常者と慢性腰痛症例の比較─
    三浦 拓也, 山中 正紀, 遠山 晴一, 斎藤 展士, 寒川 美奈, 小林 巧, 武田 直樹
    理学療法科学
    2014年 29 巻 2 号 207-212
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/22
    ジャーナル フリー
    〔目的〕超音波画像診断装置を使用して体幹回旋運動時における腹部深層筋の動態を究明すること.〔対象〕下肢・体幹に障害のない健常者10名,および慢性腰痛症例6名とした.〔方法〕座位にて下部体幹を回旋させることが可能な装置による他動的な回旋と,随意的な回旋を実施した.課題中における
    腹横筋
    の筋厚の変化を健常者と慢性腰痛症例との間で比較した.〔結果〕体幹回旋運動に対する
    腹横筋
    の一側性の筋厚増加が健常者では認められ,慢性腰痛症例においては認められなかった.〔結語〕観察された健常者と慢性腰痛症例の
    腹横筋
    活動の違いは,体幹回旋に対する
    腹横筋
    の関与と,健常者と慢性腰痛症例における
    腹横筋
    の機能性の違いの一端を示唆する.
  • ―超音波診断装置による筋厚を中心に―
    村上 幸士, 桜庭 景植
    理学療法学
    2010年 37 巻 7 号 477-484
    発行日: 2010/12/20
    公開日: 2018/08/25
    ジャーナル フリー
    【目的】獲得に時間を要し,指導も困難なことが多い
    腹横筋
    の効果的なトレーニング方法の立案を本研究の目的とした。【方法】健常男性を対象とし,坐位にて超音波診断装置を用いて
    腹横筋
    ,内腹斜筋,外腹斜筋の筋厚をイメージング(画像化)した。測定は,腰椎の生理的前弯を一定に保持した坐位にて,両足底接地(安定・不安定),対側膝関節伸展(安定・不安定),重錘負荷(2kg)有りでの対側膝関節伸展および背臥位の6条件で行い,それぞれの条件での
    腹横筋
    ,内腹斜筋,外腹斜筋の筋厚を超音波診断装置にて測定し,この変化の相違を比較した。【結果】
    腹横筋
    の筋厚は,背臥位,両足底接地坐位と比較して,その他の4条件で有意に厚かった(p < 0.05)。一方,内腹斜筋の筋厚は,対側膝関節伸展(不安定),重錘負荷有りでの対側膝関節伸展の2条件のみ有意に厚かった(p < 0.05)。【結論】本研究では,腰椎の生理的前弯を一定に保持した坐位での対側膝関節伸展および坐面,足底面が不安定な両足底接地坐位の2条件が,
    腹横筋
    を選択的に収縮させるための効果的なトレーニング方法として示唆された。
  • 宮下 智, 和田 良広, 鈴木 正則
    日本橋学館大学紀要
    2012年 11 巻 41-51
    発行日: 2012/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル フリー
    近年、体幹筋に着目したトレーニング方法が注目されている。体幹筋をLocal muscles とGlobal muscles に分類し、Local muscles の活動性を高めるトレーニングが進められている。体幹の安定性を求める理由は、体幹安定が保証されることで、四肢に素早い正確な動きが期待でき、動作能力が向上すると考えられているからである。本研究は超音波診断装置を用い、腰部に違和感を経験し、
    腹横筋
    活動に何らかの影響があると考えられる8 名(年齢29.6±6.5 歳)を対象とし、4 つの運動課題下で、主要体幹筋である外腹斜筋・内腹斜筋・
    腹横筋
    、それぞれの筋厚を運動開始時と終了時に測定した。本研究で採用した4 つの運動課題のうち、double redcord training 課題の筋厚変化は、運動開始時には外腹斜筋よりも内腹斜筋の方が厚い傾向、運動終了時には
    腹横筋
    よりも内腹斜筋の方が厚くなることが認められた(p<0.05)。しかし個々の筋厚比率をdouble redcord training 運動課題の前後で検討すると、内腹斜筋は運動開始時より運動終了時に筋厚が減少する傾向があり、逆に
    腹横筋
    は運動開始時より運動終了時に筋厚が増加することが認められた(p<0.05)。このことからdouble redcord training 運動課題により、
    腹横筋
    の筋厚は増加し、内腹斜筋の筋厚は減少するというトレーニング効果を期待できる方法であると言える。他の運動課題では
    腹横筋
    の筋厚増加に伴い、内腹斜筋の筋厚も増加する(p<0.05)結果となった。運動により内腹斜筋厚が増加することは、Global muscles の活動量が上がることを示し、体幹トレーニングはLocal muscles の活性化が重要であることを考えると、従来の体幹筋トレーニングは、再検討が必要であると思われる。double redcord training 課題の特徴は、上下肢を共に吊り上げることにより、空中姿勢を保ち運動するのが特徴である。すなわち、不安定な運動環境の中で姿勢の安定性を求める高負荷な課題であると言える。この課題を正確に遂行するには、個々の筋肉は、速いスピードでの筋収縮が要求される上、関与する筋肉同士の協調ある筋収縮が求められる。Local Muscle である
    腹横筋
    が有効に働く、効果的な体幹トレーニングという観点から、double redcord training は画期的な体幹筋トレーニング方法であると結論づけた。
  • 池田 俊史, 吉川 優樹, 八田 香, 八十田 貴久, 石田 航
    関東甲信越ブロック理学療法士学会
    2017年 36 巻
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/04/03
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに】

    超音波による

    腹横筋
    筋厚の測定や腰痛との関連についての報告は散見されるが、
    腹横筋
    ・内腹斜筋の安静時から収縮時の筋厚変化率と腰痛との関連についての報告は少ない。

    【目的】

    腹横筋
    ・内腹斜筋の筋厚変化率と腰痛との関連について明らかにすること。

    【方法】

    対象は腰痛群18名(男性15名,女性3名,平均年齢29.5±6.2歳)健常群16名(男性12名,女性4名,平均年齢26.8±3.6

    歳) で、事前に研究の目的と内容を説明し承諾を得た。腰痛群は3 か月以上腰部に痛みが持続している、もしくは軽減と増悪を繰り返している状態とし、除外基準は発症から4 週以内の急性腰痛、神経学的所見がある者とした。座位にて安静吸気終息時( 以下: 安静時) およびドローイン時の

    腹横筋
    ・内腹斜筋を、超音波診断装置( フクダ電子UF-760AG)で測定し、左右の平均値を筋厚として各群の安静時とドローイン時の筋厚と筋厚変化率(Active-Rest/Rest ×100,A/R 比) を比較検討した。

    【結果】

    両群間の年齢、性別に有意差はなかった。収縮時の筋厚は腰痛群(

    腹横筋
    :5.3±1.8cm, 内腹斜筋:12.1±3.5cm)と健常群(
    腹横筋
    :6.1±1.3cm, 内腹斜筋:10.9±2.5cm)で有意差はなかった。
    腹横筋
    A/R 比は腰痛群(73.3±44.7%)に比べ健常群(112.8

    ±44.3%)で有意に大きかったが(p<0.05)、内腹斜筋A/R 比は腰痛群(86.2±44.8%)と健常群(67.7±30.2%)で有意差はなかった。健常群では内腹斜筋A/R 比に比べ

    腹横筋
    A/R 比が有意に大きかったが(p<0.01)、腰痛群においては有意差がなかった。

    【考察】

    腰痛の有無が

    腹横筋
    ・内腹斜筋A/R 比と関連している可能性が示された。健常群では
    腹横筋
    が優位に活動していたが、腰痛群においては
    腹横筋
    に比べ内腹斜筋の活動が増大する傾向がみられた。腰痛の有無による筋厚の差がみられなかったため、超音波による
    腹横筋
    の評価では筋厚だけでなく、
    腹横筋
    A/R 比および
    腹横筋
    A/R 比と内腹斜筋A/R 比の比率についても考慮する必要があると考えられた。

  • 宮下 智, 和田 良広, 鈴木 正則
    日本橋学館大学紀要
    2013年 12 巻 33-41
    発行日: 2013/03/01
    公開日: 2018/02/07
    ジャーナル フリー
    近年、体幹部の安定性を求めるトレーニングは、アスリートの強化や腰痛治療を進める上で不可欠である。体幹の安定性を得るためには、Cresswell らによって提唱された、体幹を固定する筋群(Local Muscles)と体幹の動きに関わる筋群(Global Muscles)の内、いかにLocal muscles の活動性を高めるかが重要であるとされている。我々は先行研究で、高負荷運動でのLocal muscles 活性化に有効な運動方法の報告を行った。しかし、この方法はアスリートに対してのトレーニングとしては有効なものであるが、体力低下者や高齢者、疼痛を伴う人には、その負荷量が強すぎて実践しにくい方法であった。そこで今回、振動刺激によるLocalmuscle に対する活性化を検討した。対象は、健常男性52 名(17.0 ± 0.8 歳、171.0 ± 5.5 cm、63.2 ± 5.4 kg)。筋の活性化を判断する評価は、超音波診断装置を用い、外腹斜筋、内腹斜筋、
    腹横筋
    の筋厚を測定し、3 筋合計厚から各筋の比率を算出した。振動刺激装置は、Redcord Stimula(Redcord.co 社製)を使用し、振動周波数は30 Hz で、振幅は弱とした。運動課題は上下肢を空中に腕立て肢位で静止姿勢をとらせ、上肢、下肢、それぞれから振動刺激を入力した時の体幹筋厚を計測した。その結果、外腹斜筋、内腹斜筋の収縮を抑え、
    腹横筋
    収縮を増大する方法は2 台のRedcord trainner を用い、上肢から振動刺激を加えることによって、
    腹横筋
    を効果的に収縮させることが可能であったことが確認された。低運動負荷におけるLocalmuscles を活性化させる方法は、振動刺激によって効果があることが確認できた。
  • 杉本 孝宗, 横川 正美, 三秋 泰一, 中川 敬夫
    理学療法科学
    2015年 30 巻 3 号 385-388
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/07
    ジャーナル フリー
    〔目的〕背臥位,座位,立位の姿勢別に,腹部引き込み運動(ADIM)および呼気筋運動(EMT)時の側腹筋群の筋厚を検討した.〔対象〕健常男性18名とした.〔方法〕各姿勢において安静条件で測定した後,ADIM条件およびEMT条件で対象者ごとにランダムな順序で行った.EMTではThresholdTMPEPを使用し,最大呼気圧の15%値を負荷圧とした.
    腹横筋
    ,内腹斜筋,外腹斜筋の筋厚測定には超音波画像診断装置を使用した.〔結果〕背臥位と立位ではADIMおよびEMTともに安静条件と比較して
    腹横筋
    筋厚の有意な増大を認めたが,座位では有意差を認めなかった.〔結語〕背臥位と立位におけるEMTは,ADIMと同等に
    腹横筋
    の筋活動を促すことが示唆された.
  • 宮﨑 哲哉, 松井 知之, 瀬尾 和弥, 平本 真知子, 東 善一, 来田 宣幸, 森原 徹, 久保 俊一
    体力科学
    2019年 68 巻 1 号 65-69
    発行日: 2019/02/01
    公開日: 2019/01/17
    ジャーナル フリー

    Abdominal draw-in is a functional transversus abdominal muscle exercise to acquire the contraction. However, it is difficult for even healthy subjects to selectively contract the deep transversus abdominal and internal oblique muscles without over-contraction of the superficial rectus abdominis and the external oblique muscles. This study examined whether the transversus abdominal muscle is selectively contracted by our taping method. The subjects were 20 healthy males. Using ultrasound, we compared the thickness of external oblique, internal oblique, and transversus abdominal muscle among no taping, kinesio taping and abdominal muscle activation taping in the standing position. The thickness of transversus abdominal muscle significantly increased in the activation taping more than the other methods. This study showed that abdominal musculature activation taping made it possible to contract the transversus abdominal muscle selectively.

  • 塙 雄太, 久保 晃, 小野田 公, 屋嘉比 章紘, 平田 暖佳
    理学療法学
    2021年 48 巻 5 号 473-481
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/10/20
    [早期公開] 公開日: 2021/08/10
    ジャーナル フリー

    【目的】体位の違いが持続発声最終域の腹部体幹筋に与える影響を検討すること。【方法】健常成人30 名(男性15 名,女性15 名)を対象とした。超音波画像診断装置を用い

    腹横筋
    ,内腹斜筋,外腹斜筋を安静呼気および持続発声の最終域で測定した。発声課題は母音の/o/ 音,発声量を60 ~70 dB で統制した。体位は背臥位,座位,立位の3 条件とした。筋厚を課題間および体位間で比較した。筋厚変化率では体位間および男女間の比較も行った。【結果】男女ともすべての体位で安静呼気と比較し発声課題において
    腹横筋
    ,内腹斜筋の筋厚が有意に増加した。筋厚変化率は男性の
    腹横筋
    で立位と比較し背臥位で有意な高値を示した。また,男女とも
    腹横筋
    の筋厚変化率が内腹斜筋,外腹斜筋と比較し高値を示した。男女間の比較では
    腹横筋
    ,内腹斜筋の筋厚変化率に有意差を認めなかった。【結論】持続発声により男女問わず,すべての体位で
    腹横筋
    筋厚の有意な増加が認められた。

  • 鈴木 秀基, 対馬 栄輝, 鴫原 智彦, 小野 洋子, 新田 夢鷹, 青田 恵郎, 大井 直往
    運動器理学療法学
    2023年 3 巻 Supplement 号 O-160
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/06/05
    ジャーナル フリー
  • ─腰椎の分節安定性─
    齋藤 昭彦
    理学療法科学
    2007年 22 巻 1 号 1-6
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/04/10
    ジャーナル フリー
    四肢が機能するためにはその土台となる体幹の動的安定性が求められる。体幹の動的安定性は他動組織,自動組織,神経系組織の統合的作用により維持されている。本稿では,体幹の動的安定性に極めて重要であるとされている体幹深部のローカル筋の機能に注目し,その評価方法およびトレーニング方法について述べる。
  • 小川 幸宏, 勝平 純司, 金子 純一朗, 前田 和也, 石坂 正大
    日本義肢装具学会誌
    2016年 32 巻 1 号 41-44
    発行日: 2016/01/01
    公開日: 2017/01/18
    ジャーナル フリー

    我々は,抗力を具備した継手を有する体幹装具Trunk Solution(以下,TS)を開発した.先行研究において,プロトタイプのTSが骨盤前傾を促し,腹筋群の筋活動を増大させる効果を有することを報告した.しかしながら,先行研究では腹部の浅層筋への効果のみ報告されており,脊柱を安定させる重要な役割があるとされている深部筋に対するTSの効果は明らかとなっていない.本研究の目的は,安静呼気に加えて体幹深部筋を使用するとされる最大呼気時の

    腹横筋
    の筋厚をTSの有無により比較することである.結果として,TS装着の有無により
    腹横筋
    の筋厚に主効果を認め,TS装着時に
    腹横筋
    の筋厚が有意に増加することが明らかとなった.さらに,安静呼気と最大呼気では最大呼気で
    腹横筋
    の筋厚が有意に増加することが明らかとなった.なお,装具の有無と呼気の違いを組み合わせた際の
    腹横筋
    における変化の傾向の違いは認められなかった.

  • 小松 みゆき, 永井 宏達, 日高 正巳, 川口 浩太郎, 玉木 彰
    理学療法学
    2015年 42 巻 7 号 547-553
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/20
    [早期公開] 公開日: 2015/12/01
    ジャーナル フリー
    【目的】本研究の目的は,異なる呼気負荷を併用したOKC運動時の体幹筋活動を明らかにすることである。【方法】健常女性25名を対象に,OKC課題を呼気負荷なしと呼気負荷(10%PEmax,20%PEmax,30%PEmax)を併用した場合における
    腹横筋
    筋厚と体幹表層筋筋活動量(腹直筋,外腹斜筋,内腹斜筋)を測定した。【結果】
    腹横筋
    筋厚は,呼気負荷なしに比べ10%PEmax,20%PEmax,30%PEmax で有意に高値であった。また20%PEmax は30%PEmax に比べ有意に高値であった。表層筋筋活動量では,すべての筋において呼気負荷なしに比べ呼気負荷時に有意に高値であったが,呼気負荷強度間に有意差は認められなかった。【結論】20%PEmax 以下の呼気負荷を併用した場合の
    腹横筋
    活動は,呼気負荷なしに比較してさらに高まり,体幹表層筋活動も維持されることが明らかとなった。
  • 栗田 和典, 横川 正美, 間所 祥子, 田中 正二, 久保田 雅史, 三秋 泰一, 山崎 俊明
    理学療法科学
    2024年 39 巻 1 号 38-42
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/02/15
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕股関節内転運動(内転運動)時の股関節屈曲角度の設定が,

    腹横筋
    の筋厚変化に与える影響を検討した.〔対象と方法〕健常男性20名を対象とし,背臥位で内転運動を実施した.運動は運動強度(安静,低強度,中強度)と股関節屈曲角度(0°,45°,90°)を組み合わせた9条件とし,超音波診断装置を用いて
    腹横筋
    ,内腹斜筋,外腹斜筋の筋厚を測定した.〔結果〕内転運動時の
    腹横筋
    筋厚は,安静の90°よりも中強度の90°の時に有意な増大を認めた.低強度の条件間では90°が45°よりも有意に高値を示し,中強度では90°が0°,45°よりも有意に高い値を示した.〔結語〕内転運動時の
    腹横筋
    の筋厚は,股関節屈曲角度によって変化する.

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