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クエリ検索: "芒"
10,548件中 1-20の結果を表示しています
  • 北山 茂, 浜浦 敏明
    作物学研究集録
    1970年 13 巻 31-32
    発行日: 1970/07/31
    公開日: 2018/01/30
    ジャーナル フリー
    1967年に降雨後のビニール麦の葉鞘内(
    , 頴花)に多量の水滴が付着しているのを偶然に認めたので, 葉鞘内の湿度と不稔の発現との関係を'67, '69年に調査した。
  • , 水谷 誠
    日本文学
    1980年 29 巻 9 号 1-7
    発行日: 1980/09/10
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    These impressions are on the author's own career of Japanese study for sixty years. Also the meeting of Association for Studies of Foreign Literature in Guang Zhou in 1978, and of Association for Japanese Studies in Chang Chun in 1979 are recorded. The author has been to Japan twice in 1979 and 1980. Some prospects of Japanese studies on literature, translation, introduction, and etc. in China are related here.
  • 中山 包
    遺伝学雑誌
    1932年 7 巻 4 号 153-160
    発行日: 1932年
    公開日: 2007/11/30
    ジャーナル フリー
    1. この實驗の範圍に於ては、稻の「アントチアン」形成は柱頭、〓先、
    、護頴等にては二個の因子の相互作用により、それ以外の多くの部分、即ち葉身、葉鞘の表面、節、葉舌、葉耳等では更に他の一因子の作用による。
    2. 葉身、葉鞘の表面等が紫で柱頭又は〓先にこの色素を缺く個體は見出されない。
    3. 葉舌、葉耳の紫色は葉身、葉鞘の表面の紫色と常に相伴つて現はれた。
  • Amarasinghe Yaddehige P. J., 桑田 梨絵, 石川 亮, 石井 尊生
    作物研究
    2019年 64 巻 43-46
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/06
    ジャーナル オープンアクセス
    野生イネの種子の長い芒は自然状態での繁殖に必要な形質の一つである.しかし,イネの栽培化において,長い芒は種子の収穫や作業の邪魔になるため,より短い芒を持つ個体が徐々に選抜されてきたと考えられる.そこで,無芒性のイネの栽培化過程を明らかにするため,O. rufipogon W630(反復親)とO. sativa IR36(一回親)間のBC2F7世代の146系統からなる戻し交雑自殖系統群を育成した.そしてそれらから,もっとも短い芒を持つG5系統を選抜した.このG5系統は,167のSSRマーカー座のうち20座においてIR36の対立遺伝子がホモ型であること,また野生イネの遺伝的背景において7箇所のIR36の染色体断片を持つことがわかった.そこで,この系統をさらにW630と交雑して,160個体からなるBC3F2植物を作出した.これらを圃場に展開し,第5小穂の芒の長さのデータに基づき,無芒性に関するQTL解析を行った.その結果,第2染色体上に弱い効果を持つ1カ所のQTLと第4染色体上に強い効果を持つ2カ所のQTLが検出された.さらに,関連するマーカーの位置情報から,第4染色体上の2つのQTLはAn-1およびLABA1と同座であること,また第2染色体上のQTLは新規のものであることが示唆された.これら3つの遺伝子座によって,O. rufipogon W630とG5系統の芒の長さの違いがほぼ説明されるものの,まだいくつかの無芒性に関する微動遺伝子が無芒のIR36ゲノム中に存在すると考えられる.
  • 武田 真, 吉川 貴徳, 本多 一郎, 吉田 均
    育種学研究
    2019年 21 巻 1 号 69-74
    発行日: 2019/06/01
    公開日: 2019/06/18
    [早期公開] 公開日: 2019/05/22
    ジャーナル フリー
  • ‐実現場における透水試験および数値解析に基づいたデータ分析‐
    岩本 容昭, 太田 博光, 倉品 悠, 長 千佳, 清水 祐也, 森田 修二, 大河原 正文
    地盤工学ジャーナル
    2020年 15 巻 1 号 181-197
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/03/31
    ジャーナル フリー

    重金属類含有ずりの埋立処分場の適正な遮水方法の提案においては,埋立後の短期・長期溶出現象を高精度に把握することが重要であり,実規模の重金属類の物理・化学的挙動を数値解析でモデル化した移流・拡散シミュレーションが有効である。また,従来は盛土前の一部試料の分析結果から最大溶出可能量を設定・評価しており,実現場の盛土内部全体の溶出挙動把握を試みた事例は極めて少ない。本報では,実現場で実施した埋立後のボーリング調査から,重金属類の溶出特性や透水特性など,モデル化に必要な基礎性状を検証した。溶出特性では,盛土内部の平均溶出量は地山に対して2割高い値を示し標準偏差は半分程度であった。原位置不飽和透水試験では,測定地点や試験条件により浸透性に差が見られたが,浸潤面の先端ではサクションの僅かな変化で透水性が急激な変化を表すような特徴で一致した。

  • 中村 壮志, 畑中 佑太, 鈴木 琢也
    地盤工学ジャーナル
    2021年 16 巻 4 号 371-381
    発行日: 2021/12/01
    公開日: 2021/12/01
    ジャーナル フリー

    二次元有効応力解析コードFLIPにおいて,室内試験等から得られた液状化強度曲線を再現する入力パラメータは要素解析を繰り返し行うことで決定しており,多くの時間を費やしている。そこで,ソフト利用者である技術者や設計者が構造物の設計や安全性の追求など,より本質的な部分に時間と労力をかけられることを目的として,本研究では与えられた液状化強度曲線を再現できる液状化パラメータを自動的に推定する手法を提案する。室内試験から得られた液状化強度曲線を対象とした検証の結果,本提案手法により,与えられた液状化強度曲線を再現できるパラメータの推定が可能であることを確認した。また,逆解析で使用する初期パラメータについて,既往のデータを参考に汎用的に使用可能なパラメータを提案し,その汎用性についても確認した。

  • 中村 努, 所 哲也
    地盤工学ジャーナル
    2019年 14 巻 1 号 57-67
    発行日: 2019/03/31
    公開日: 2019/03/31
    ジャーナル フリー

    本研究では引抜き土槽のサイズおよび形状に着目し,ジオグリッドを用いた一連の土中引抜き試験を実施し,それらが試験結果に及ぼす影響を明らかにしている。また,ジオグリッド供試体のネッキングや前壁が存在することによって生じるアーチ作用など,引抜き試験が有する機構的な問題について検討を行った。その結果,土槽のサイズ,引抜き口の形状,土槽前壁の剛性は引抜き試験結果に大きな影響を及ぼすことが明らかになった。また,土槽後端部の形状や引抜き力の載荷方法は試験から得られる強度定数にさほど影響を及ぼさないことが明らかになった。さらに,ジオグリッドの形状により引抜き抵抗メカニズムは大きく異なり,目合いが小さく表面形状が粗いジオグリッドを用いた方が,アーチ作用の影響により引抜き抵抗を過大に評価してしまうことが分かった。

  • 伊藤 悟郎, 岡田 哲実, 澤田 喬彰, 大井 翔平
    地盤工学ジャーナル
    2020年 15 巻 1 号 171-179
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/03/31
    ジャーナル フリー

    通常,硬質岩盤の強度・変形特性は,岩盤の潜在亀裂や礫の混入による不均質性を適切に考慮できるよう,原位置において比較的大きな供試体に対して行う岩盤試験(平板載荷試験及び岩盤せん断試験)によって評価されるが,応力-ひずみ関係が直接求められない等の課題が指摘されている。本研究では,室内三軸試験と同様に応力-ひずみ関係を評価できる原位置三軸圧縮試験を用いて,青森県下北郡東通村に分布する凝灰岩及び火山礫凝灰岩の2岩種を対象に試験を行い,強度・変形特性を再評価し,過去に実施した岩盤試験の結果との比較を行った。その結果,原位置三軸圧縮試験により原位置岩盤の応力-ひずみ関係を直接得ることができ,既往の岩盤試験結果の妥当性とその課題を検証することができた。

  • 小林 薫, 鈴木 明日香, 松元 和伸, 森井 俊広
    地盤工学ジャーナル
    2019年 14 巻 1 号 43-56
    発行日: 2019/03/31
    公開日: 2019/03/31
    ジャーナル フリー

    キャピラリーバリア(以下,CBと記す)は,廃棄物最終処分場閉鎖時の降雨浸透制御を図るための覆土として採用されている。また,盛土式極低レベル放射性廃棄物処分施設や中間貯蔵施設等の覆土としても適用が検討されている。しかし,CBの施工事例は比較的少なく,CBを構成する相対的に細粒な土層とその下部の相対的に粗粒な土層に適した各材料については明らかにされているとは言い難い。特に,細粒な土は,CBの限界長に大きな影響を及ぼす可能性が高く,限界長を最長化するために適した細粒な土を明確にしておくことは重要である。本論文は,Ross-Steenhuisの限界長推定式を基に,限界長を最長化するために適した細粒な土を選定するための判断材料の1つとして材料特性(透水性,保水性)を明らかにした。また,限界長を最長化するために適した材料特性(透水性,保水性)を有する細粒な土を用いて大型土槽実験を行い,実験結果を基に選定した細粒な土の材料特性(透水性,保水性)の妥当性を実証した。加えて,限界長測定値をRoss-Steenhuisの推定式による限界長と比較検討し推定式の適用性を明らかにした。

  • 藤川 拓朗, 佐藤 研一, 古賀 千佳嗣, 小堺 規行, 植田 竜也, 太田 敏則
    地盤工学ジャーナル
    2025年 20 巻 1 号 35-49
    発行日: 2025/03/01
    公開日: 2025/03/01
    ジャーナル フリー

    環境負荷低減の観点から植生や生体系に与える影響の少ない中性固化材の需要が高まっており,本研究では再資源化の促進が求められている再生二水石膏に,アルミナ成分を含む特殊添加材と粉末凝集剤を混合した新しい中性固化材の開発を行った。その結果,開発した中性固化材は,改質が必要とされる模擬土をはじめ,有機分を多く含み固化効果が得られにくい火山灰質粘性土等に対しても,中性を保ったまま十分な改質効果が得られ,再泥化抵抗性を有することを明らかにした。また,中性固化材は自然環境に優しい固化材であり,改質土は水浸2年経過後も再泥化抵抗性を有し,強度低下も見られないことから長期にわたり耐久性を付与する固化材であることを明らかにした。最後に,CO2排出量削減効果を確認し,環境負荷低減に大きく貢献できる固化材であることを明らかにした。

  • 松田 達也, 小林 泰基, 竹原 歩, 内藤 直人, 宮本 順司, 牧野 凌弥, 前田 健一
    地盤工学ジャーナル
    2025年 20 巻 1 号 205-214
    発行日: 2025/03/01
    公開日: 2025/03/01
    ジャーナル フリー

    本研究はケーソン式防波堤を対象に,津波が作用するケーソンの端趾圧に対する抵抗力を向上させるため,ケーソン後趾付近の捨石マウンドを可塑性グラウトによって部分固化する対策に着目した。個別要素法を用いた数値実験により,ケーソン幅,マウンド天端幅,改良体層厚をパラメータとして変化させ,単調載荷による挙動の分析を行い,対策工としての有用性を検討した。その結果,対策の有無に関わらずケーソンの耐力がほぼ同程度となったが,捨石マウンドに改良体を設けることでケーソン後趾の沈み込みが低減し,ケーソンの傾きを抑制できることを明らかとした。これにより,越流洗掘などに伴ってマウンド幅が縮小しても本対策を施すことで粘り強さを発揮できる可能性が示唆された。

  • 鈴木 奨士, 小河 篤史, 肴倉 宏史
    地盤工学ジャーナル
    2025年 20 巻 1 号 61-71
    発行日: 2025/03/01
    公開日: 2025/03/01
    ジャーナル フリー

    地盤および地盤材料の環境安全性評価における有害物質挙動の数値解析方法として,土粒子の内部での拡散(固相内拡散)と土粒子表面での吸脱着平衡を組み合わせたDF-Kdモデルが考案されている。本研究では,難透水層を構成する土粒子から間隙水を介して帯水層へ到達するまでの物質輸送を想定して,DF-Kdモデルに土粒子間隙中の拡散(粒間拡散)を接続した物質移動モデル(DKDモデル)を作製し,各種パラメーターが拡散溶出試験におけるバルク水の濃度に与える影響を数値解析により検討した。その結果,分配係数Kdは固相内と吸着層の濃度勾配を支配し,固相内拡散に影響を及ぼす重要なパラメーターであることが示された。DKDモデルは吸脱着平衡や拡散移動による様々な挙動を再現でき,汚染物質を含む難透水層から上部の帯水層への長期溶出挙動の予測に利用されることが期待できる。

  • 中島 進, 笠原 康平, 中村 貴久, 景山 隆弘, 川中島 寛幸, 阪田 暁, 千代 啓三, 石黒 健, 平田 昌史
    地盤工学ジャーナル
    2025年 20 巻 1 号 153-172
    発行日: 2025/03/01
    公開日: 2025/03/01
    ジャーナル フリー

    本論文では,スラブ軌道を支持する新幹線盛土へのトンネル発生土の適用性を確認するために実施した実態調査,土質試験,転圧試験,試験盛土施工・動態観測結果について述べる。トンネル発生土を収集し,系統的な土質試験を行った上で,新幹線盛土建設に使用されている購入土と試験結果を比較することで,トンネル発生土の適用性を確認した。そのうえで,現場での施工管理のために粗石を含むトンネル発生土の最大乾燥密度推定法を提案し,提案手法の実現性について検討した。さらに,提案手法を試験盛土施工に適用し,高さ約6mの試験盛土を施工した。動態観測の結果,トンネル発生土で構築した盛土部分には極めて微小な変形が確認されたのみであり,提案手法による施工管理で高品質の盛土が施工可能なことを確認した

  • 鈴木 陽也, 小峯 秀雄, 王 海龍, 伊藤 大知, 鈴木 清彦, 國弘 彩
    地盤工学ジャーナル
    2025年 20 巻 1 号 91-101
    発行日: 2025/03/01
    公開日: 2025/03/01
    ジャーナル フリー

    著者らは,Ca成分を含み高pHを示すばいじんがCO2固定化性能を有することに着目し,焼却炉や発電所等に併設した形のCO2固定化用プラントを用いたカーボンキャプチャー社会システムを提案している。CO2固定化用プラント運用効率の最大化を図るために,ばいじんのCO2固定化量推移を予測することは重要な課題である。そこで本論文では,一定流量通気型CO2固定化試験より得られた反応率曲線を用いて,反応メカニズムに基づき速度論モデルを推察し,反応速度定数を算出した。その結果,反応初期の粒子表面に炭酸塩が生成される過程ではラングミュアの単分子層吸着速度式を用い,反応後期段階では未反応核モデルを用いて反応速度定数を算出した結果,CO2固定化反応の推移をシミュレートできた。

  • 服部 育男, 神谷 充, 塔野岡 卓司, 加藤 直樹, 林 義朗, 細田 謙次
    日本暖地畜産学会報
    2017年 60 巻 1 号 47-50
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    飼料用オオムギ適性品種選定の一環として,穂に付随する芒の形状の違いが黒毛和種育成牛にお ける嗜好性に及ぼす影響を検討した.オオムギ品種はるか二条( 普通芒) およびその無芒,三叉芒の準同質遺伝子 系統の3 品種・系統を用い,乾草およびサイレージを調製し,一対比較法による嗜好度を調査した.乾草において 三叉芒の粗タンパク質含量はやや高く,繊維成分,TDN がやや低かった.嗜好性に品種・系統間で有意な差が認 められ,普通芒よりも無芒,三叉芒で平均嗜好度が高かった(P < 0.05).サイレージでは普通芒,無芒は良質な発 酵品質となり,三叉芒は不良な発酵品質であった.嗜好性については乾草と同様の傾向が認められた(P < 0.1).
  • 栃木 均, 吉田 泰基, 横田 克哉
    地盤工学ジャーナル
    2025年 20 巻 1 号 187-204
    発行日: 2025/03/01
    公開日: 2025/03/01
    ジャーナル フリー

    原子力発電所の周辺斜面における崩壊影響評価の検討では,斜面崩壊による岩塊の到達の可能性や衝撃力を評価する。そのため岩塊のランダムな転動挙動を表す単一粒径の固定球境界モデルが提案された。本研究では従来モデルを発展させた粒度分布を考慮した固定球境界モデルを考案し,斜面崩落実験の数値シミュレーションを実施した。その結果,双方の粒状体により到達距離を保守的に評価できることおよび転がり摩擦や粒度分布を考慮することで解析精度が向上することを把握した。次に,周辺斜面のすべり破壊を想定した崩壊影響評価の解析例として,浅いすべり線と深いすべり線の物性のばらつきを考慮した到達距離と衝撃力の確率論的評価を実施した。

  • 加藤 哲志, 山口 文太, 篠田 昌弘, 宮田 喜壽
    地盤工学ジャーナル
    2025年 20 巻 1 号 173-185
    発行日: 2025/03/01
    公開日: 2025/03/01
    ジャーナル フリー

    本研究では,無補強斜面とグラウンドアンカー補強斜面の振動台実験を実施した。同一の加振条件で二つの無補強斜面の振動台実験を実施して,高い再現性を確認した。斜面振動台実験の再現性の確認後,グラウンドアンカー補強斜面の振動台実験を行い,斜面崩壊時の変位量を抑制できることを確認した。グラウンドアンカー補強斜面の崩壊時の挙動は,斜面天端の表層と弱層の境界にテンションクラックが発生した後,弱層にすべり線が発生して小崩壊し,アンカー体に作用する張力がワイヤーの引き抜け強度を大きく超えた後に完全に崩壊した。

  • 本條 貴之, 肴倉 宏史, 金巻 志穂, 小西 亮輔
    地盤工学ジャーナル
    2025年 20 巻 1 号 51-60
    発行日: 2025/03/01
    公開日: 2025/03/01
    ジャーナル フリー

    土壌汚染対策法は自然由来の汚染土と人為的な汚染土とは区別して扱うため,有害物質の由来を簡易かつ適切に判別する方法が望まれている。本研究は,土試料のみで由来を判別することを目指して開発された反復還元抽出法について,ヒ素および鉛に同時に適用可能な抽出剤として AOAH 溶液(0.2 M シュウ酸, 0.2 M シュウ酸アンモニウム,0.1 M アスコルビン酸,0.01 M 塩酸の混合液)にエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム二水和物を0.02 M となるように添加して用いる方法を開発した。また,反復還元抽出法の課題として,土試料の酸化状態や,酸化相抽出後の残留分が,判別結果に大きな影響を及ぼす場合があるという課題を明らかにした。一方で,酸化相濃度のみで自然由来土と人為汚染土とを分類できる可能性があることを示した。

  • 山本 眞暉, 肥後 陽介, 浅井 泰一郎, 桝谷 麻衣, 岡本 道孝
    地盤工学ジャーナル
    2025年 20 巻 1 号 141-151
    発行日: 2025/03/01
    公開日: 2025/03/01
    ジャーナル フリー

    飽和度,密度,細粒分含有率は土の比抵抗に影響を与える。主として土中水を電流が通過することから飽和度の比抵抗依存性の理解は進んでいるのに対して,細粒分含有率および密度が比抵抗に与える影響は,特に不飽和状態において,必ずしも明らかではない。そこで本研究では,異なる飽和度,密度,細粒分含有率の供試体で比抵抗を測定し,比抵抗が密度と細粒分含有率に依存するメカニズムを,微視的な間隙水の形態と間隙水中のイオンの挙動に着目して解釈を与えた。また,飽和度が低いほど,密度が比抵抗に与える影響は大きく,細粒分含有率が比抵抗に与える影響は小さくなることを明らかにした。この知見から,土の比抵抗を利用した締固め管理の可能性について論じた。

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