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クエリ検索: "茎"
34,903件中 1-20の結果を表示しています
  • 真田
    , 岩沢 晃, 土田 英俊, 篠原 功
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1974年 1974 巻 5 号 961-966
    発行日: 1974/05/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    1.II IIIで示されるポリカチオンを合成し,それらの7,7,8,8-テトラシアノキノジメタン(CQ)塩の電導性を安定性,加工性を加味して検討した。
    1II 9 Simple salts (Ω・cm) (eV)I - c H3c CIP CHs ,Complex salts p Ea (a.cm) (ev)[CQO] [CQr] 1-CQ 2.1×105 0.17 68 0.12 1.0 11-CQ 1.3×105 0.32 2.1×1O3 O.24 0.5 CQ 3.4×105 1.1×108 0.16 0.3
    I-CQ complex saltの低抵抗値が注目される。II-CQ,III-CQのジメチルホルムアミドやジメチルスルポキシドに対する溶解性はI-CQにくらべずっと良好で,また,III-CQのフィルム形成能はきわめてよい。反面,安定性は,I-CQ>>II-CQ>II-CQで,親水性官能基の導入は劣化を促進し,劣化原因として空気中の酸素による酸化に加えるに,湿気の影響が大きいことが示唆された。
  • 三輪 正明, 真田
    , 土田 英俊
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1972年 1972 巻 11 号 2161-2165
    発行日: 1972/11/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    イオン席が主鎖にある積層型ポリカチオン重合体とポリスチレンスルホン酸ナトリウムからポリイオン錯合体(PIC)を生成する反応を検討し,ペンダント型ポリカチオンからなるPICと比較考察した。水溶液中のPIC生成反応は化学量論的にきわめてすみやかに進行し,PICは系中に沈殿する。反応生成物の赤外吸収スペクトルがアニナンとカチオンを等モルに混合したものに-致することと,溶解性が成分のポリイオン重合体といちじるしく異なることから,イオン橋かけした網状構造が示唆される。ポリカチオンとして積層型ポリカチオン重合体を用いた場合,生成PICに過剰のポリアニオンを添加すると再溶解現象が観察される。これは疎水部で保護されていない錯体の結合部に過剰のポリアニオンが静電的に相互作用して,塩型結合を弱めるからと考えられる。
    錯体の溶解挙動は成分とするポリカチオンの構造によって相違し,三成分溶媒系(水-有機溶媒-中性塩)に対する溶解曲線は,ペンダント型ポリカチオンを成分とする錯体にくらべ積層型ではかなり溶解領域が小さい。
  • *野津 祐三, 次田 晧, 上條 憲一
    日本プロテオーム学会大会要旨集
    2005年 2005 巻 P2-8
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/07/26
    会議録・要旨集 フリー
    イネの生育過程に伴う蛋白質のプロテオーム解析を行った。イネ品種日本晴について葉、
    、根より蛋白質試料を調整し、二次元電気泳動法(26x20cm)で分離した。蛋白スポットはN末端配列解析及びペプチドマスフィンガープリント(PMF)を用いて分析した。PMFについては、MALDI_-_TOF法及びLC_-_MS/MS法を行い、同定の効率を向上させた。発芽後1,2,4,8,10週の葉、2,4,8週の茎ならびに1,2,4,8週の根の12試料についてPMF解析を行い、1、8週の葉、2週の茎ならびに1週の根の4試料についてN末端配列解析を行った。合計4571スポットより3651スポットにつき蛋白質が同定された。重複を整理して、677種の同定蛋白質を得た。このうち、12%が葉・
    ・根に共通した蛋白質であった。葉・
    ・根、根・茎に共通している蛋白質はそれぞれ7,8,2%、 葉、
    、根に特有の蛋白質はそれぞれ、21、14,36%であった。また葉・
    ・根それぞれにつき生育過程に従って、発現している蛋白質を一覧表とした。葉、
    、根に共通してすべての生育過程で発現している蛋白質が明らかになった。発現した蛋白質の機能から、葉、茎からは光合成関連蛋白質が多数見られ、根からは細胞の防御機能に関連する蛋白質の発現が見られた。この表をもとにして、生育過程に伴う葉、
    、根の蛋白質について考察した。
  • 長田 義仁, 阿部 康次, 土田 英俊
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1973年 1973 巻 11 号 2222-2226
    発行日: 1973/11/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    主鎖荷電型ポリカチオンとポリカルボン酸(ポリメタクリル酸,ポリアクリル酸ポリイタコン酸)の間のポリイオンコンプレックス生成反応機構を,系の電位差滴定,電導度滴定,粘度測定から検討した。コンプレックスの組成はポリカルボン酸の解離度で決まる.ポリカルボン酸の解離度は10 -4~10-2mol/lの濃度範囲で通常数パーセントであるが,ポリカチオンが共存すると20%近くまで解離する。このため両者を混合して得られるポリイオンコソプレックスは,イオン席の単位モル比で[カルボン酸]/[カチオン]=5の組成となる。この系にアルカリを添加して解離度を大きくすると,コンプレックス組成は連続的に変化し等モル組成物が得られる。
    これらの結果から生成するポリイオンコンプレックスの構造は環状から梯子状まで任意に連続変化させ得ることが結論され,これがメカノケミカルシステムの一例であると推定した。
  • 河村 貞之助
    日本植物病理学会報
    1935年 5 巻 2 号 173-174
    発行日: 1935年
    公開日: 2009/03/26
    ジャーナル フリー
  • 小倉 修史, 川上 昭太郎, 坂口 栄一郎, 藍 房和
    農業機械学会誌
    2000年 62 巻 Supplement 号 279-280
    発行日: 2000/04/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 真田
    , 松島 庸介, 篠原 功
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1973年 1973 巻 5 号 1038-1042
    発行日: 1973/05/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    N, N, Nt, N,-テトラメチルエチジアミン(TED)と二塩化ナキシン(XDC)の遂次Menschutkin反応によって生成される積層型ポリカチオン重合体の鎖長について,溶媒,反応時間,反応温度,反面系の濃度,単量体の仕込み比などの反応条件を変化させ極限粘度()から検討した。鎖長は反応時間一定の場合,溶媒,反応温度,単量体の仕込み比によってかなり異なりこれらの条件を選択することから任意の鎖長のポリカチオソが合成できる一方,系の濃度を高めることによる反応速度の増加は到達する鎖長に影響しない。また,生長反応にともないポリカチオンは系外に析出するが,不均一下でも生長反応は進行し徐々に鎖長は増加する。
    これらの結果を,反応速度と積層型ポリカチオン重合体の溶解性の二面から考えると,反応速度を速めることが鎖長を 申ぼすにはまず必要で,溶解性が二次的因子となる。
  • 新田 洋司, 松田 智明
    Sago Palm
    2005年 13 巻 1 号 16-19
    発行日: 2005年
    公開日: 2023/07/06
    ジャーナル フリー
     サゴヤシは,地上20m以上にも達する巨大な単子葉植物である.したがって,裸子植物や双子葉植物の茎や根のように,2次肥大生長を行う維管束形成層(vascular cambium)はなく,地上部の組織は茎頂の頂端分裂組織(apical meristem)に由来する1次組織(primary tissue)である.また,「
    」は不整中心柱(多数の並立維管束が環状とならずに不規則に散在した中心柱(茎の内部で,維管束が配列する部分))であり,裸子植物や双子葉植物で認められる真正中心柱(多数の並立維管束が環状に配列した中心柱)ではない.このようなことから,サゴヤシは巨大な植物ではあるが,「
    」を,木本植物の主軸に用いられる「幹」などと呼ぶのは適当ではなく,本編では「
    」を用いて記した(茎に形態については本連載記事の別稿に譲る).
  • 石川 憲一, 諏訪部 仁, 畝田 道雄
    精密工学会誌
    1997年 63 巻 8 号 1158-1162
    発行日: 1997/08/05
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    When mechanical processing like slicing or dicing is made on hard and brittle materials by means of OD-Blade, many problems such as machining efficiency, machining accuracy, machining cost and tool life are pointed out because this method uses fixed diamond grains. However, as it is understood as the most general method for precision cutting, establishment of new machining methods which ensure high efficiency and accuracy is prospective. In this paper, authors contrived a new cutting method applying a low-frequency vibration on the workpiece side during cutting and the vibration direction was vertical (Z-axis direction) to the cutting feed direction (X-axis), and made the characteristics of vibration cutting clear. Not only authors proposed that the contact force was occurred by keeping the contact position between OD-Blade and the workpiece, but also it was found that the contact force depended on an area of contact-arc. Furthermore, as a result of dynamical considerations on the mechanism of vibration cutting between OD-Blade and the workpiece, it was clear that the vibration cutting brought out the decreasing effect of grinding force through decrease of contact force.
  • 酒井 慎介, 中山 仰, 土井 芳憲
    茶業研究報告
    1973年 1973 巻 40 号 67-68
    発行日: 1973/12/26
    公開日: 2009/07/31
    ジャーナル フリー
    幼茶樹の地上部重と静電容量との関係を調査し,両者間に密接な関係を認めた。ただし,
    ・葉比率あるいは樹型を著しく異にする個体を含む場合は,なお,検討を要すると考えられた。
    ・葉比率,樹型などの条件が近似した材料については,静電容量測定による地上部重推定および苗床選抜への利用は十分可能と考えられた。
  • 津川 兵衛, トーマス サセック, 丹下 宗俊, 西川 欣一
    日本草地学会誌
    1987年 32 巻 4 号 337-347
    発行日: 1987/01/31
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では,越年茎の節にある芽からの当年茎の出現時期,越年茎の節当り当年茎発生数,当年茎の枯死率および当年茎発生に対する3つの芽の貢献度のちがいのようなクズの茎葉生産に関連する最も基本的な問題について検討した。本研究結果は六甲山系山麓部に当る神戸市東灘区本山町岡本北畑にあるクズの自然群落から得られた。越年茎の芽からの当年茎の発生は4月上旬から6月上旬まで続いたが,当年茎数の80%は4月末までに現われた。越年茎の節当り当年茎発生数は,維管束環数1環の越年茎では5月から10月にかけて0.61から0.15まで次第に低下した。2環の越年茎ではそれは調査期間を通じて0.11〜0.18の範囲にあり,はっきりした季節変化は認められなかった。3環以上の越年茎の節当り当年茎発生数は前2者よりかなり低かった。越年茎の節の3つの芽のうちどれが当年茎を発生したかにより節は7つのタイプに分けられた。当年茎発生については中央の芽よりも左右の芽の貢献度が大であった。当年茎の枯死率は1環の越年茎では7月から10月にかけて上昇し続けた。2環の越年茎では枯死率は1環の茎にくらべて低かった。3環以上の茎では当年茎の枯死は認められなかった。以上のことから,当年茎は主に維管束環が1環の越年茎の節にある芽から発生し,3つの芽のうち中央の芽よりも左右の芽の方が当年茎発生に重要な役割をはたしていると結論される。
  • 菅 孝明
    日本科学教育学会研究会研究報告
    1996年 10 巻 3 号 11-16
    発行日: 1996/03/09
    公開日: 2017/11/17
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本校では二十数年間継続して理科を校内研修の中心に据え,様々な実践的研究を行ってきた。ここでは,その内の過去4年間の研究の一部を報告した。研究の主眼は子どもの意欲的主体的学習によって自己学習力を身につけさせる手立てを追求することである。その手法の一つとして,授業の中で子どもが理科の学習を楽しいものと感じて自身の学習方向を示唆する設計図(問題解決図)を書かせる授業実践を試みた。設計図は,ただ単に実験観察をさせたり,問題解決をさせたりするための形式的手立てではなく,そこには自分自身が学習課題を把握し,学習意欲を喚起し,自身の課題を解決する独自の方法を考えることで主体的な学習を成立させようとする意図がある。本文では,生活科と中学年理科とにおける実践例をもとに,設計図の性格とその効果について具体的に説明した。
  • 越智 宏倫, ラマラツナム ナラシマン, 竹内 征夫, 杉山 裕之
    日本栄養・食糧学会誌
    1995年 48 巻 3 号 236-238
    発行日: 1995/06/10
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    The antioxidative activities of wasabi (Eutrema wasabi MAXIM.) root, stem, and leaf extracts were evaluated by several methods. The wasabi stem extract was found to be a strong antioxidant when tested by the TBA method using deoxyribose as the substrate, whereas the HPTLC assay using linolenic acid as the substrate indicated that the activity of the leaf extract was greater than those of the stem and root extracts. All three extracts showed strong-OH radical scavenging activity when tested by the ESR method. Superoxide scavenging activity was extremely high in the leaf extract, whereas the stem and root extracts did not show any appreciable effect. These results suggest the occurrence of different antioxygenic principles in the leaf and stem of wasabi. As most of the wasabi leaf and stem has not been utilized so far, these findings will contribute to the total utilization of wasabi plants.
  • 土屋 幹夫, 西尾 耕平, 小合 龍夫
    日本作物学会中国支部研究集録
    1991年 32 巻 34-35
    発行日: 1991/08/01
    公開日: 2018/01/30
    ジャーナル フリー
    非構造性炭水化物(Non-structural carbohydrate : NSC)は、植物体内の化学エネルギー源、ストレス耐性に係わる浸透調整物質、また、水稲の子実生産上は登熟に係わる出穂前の蓄積同化産物として、その重要性が指摘されている。本研究では、イネ19品種を用い、暗中における根、
    ・葉鞘、葉の部位別乾物重、窒素および炭素含有率の変化の品種間差異を比較するとともに、特徴的な変化を示した6品種を対象として、
    ・葉鞘部におけるNSCの消長を調査した。
  • 根本 圭介, 山崎 耕宇
    日本作物学会紀事
    1989年 58 巻 3 号 440-441
    発行日: 1989/09/05
    公開日: 2008/02/14
    ジャーナル フリー
    さきに著者らは, 水稲 (品種: 農林29号) の茎と1次根の間の形態的相関を要素に着目して検討し, 1次根の直径および数が茎の直径, とくに, 1次根が分化してくる茎中心部の直径と密接に関連していることを見いだした。本研究では, 供試品種を増やし, このような関係がどの程度普遍的なものであるかという点について, さらに検討を加えた。
  • 田中 ネリ, 斎藤 香代子, 雨宮 浩, 雨宮 淳, 東條 英明, 小関 英邦, 牛山 崇, 石井 靖彦, 成田 令博, 内田 安信
    日本歯科心身医学会雑誌
    1989年 4 巻 1 号 41-44
    発行日: 1989/12/25
    公開日: 2011/09/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    We report on the case of a 7-year old boy who had a habit of twitching his upper lip despite no physiological cause was indicated by several tests.
    Intake interviews of the child as well as of his mother suggested that overprotectiveness might be behind this symptom as well as others that appeared, such as nausea, vomiting and school refusal.
    Therefore the child was treated with art therapy in an open therapeutic atmosphere on one hand, and environmental adjustments were accomplished through his mother on the other hand.
    Though these symptoms disappeared completely around the 12th session and the therapy terminated on the 15th session, it seems that a family therapy including the patient's father migt have been more appropriate in this case.
  • 入來 義彦, 増尾 恵美子, 内山 久美子, 古田 秀一, 奥山 邦子, 佐藤 康博
    日本農芸化学会誌
    1972年 46 巻 8 号 411-415
    発行日: 1972年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    キツネノボタンの花・
    ・葉に含まれる熱アルコール可溶性糖類について調べ,つぎのような結果を得た.
    (1)アルカリ性硝酸銀試薬陽性物質は,花と茎では9種,葉では8種であるが,花・
    ・葉とも, D-グルコース, D-7ルクトース,スクロース,アシル化糖類が比較的多い.
    (2)アシル化糖類はギ酸,未同定の酸, D-グルコースよりなるものと推定された.
  • 伊奈 和夫, 高澤 令子, 八木 昭仁, 伊奈 郊二, 木島 勲
    日本食品工業学会誌
    1990年 37 巻 4 号 256-260
    発行日: 1990/04/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    (1) 沢わさび茎,葉の特徴的な香りを明らかにする目的で香りの成分を分析した.
    (2)
    ,葉抽出物中のω-Me-S-NCS類のアリル芥子油に対する含有比は根茎のそれよりも高く,
    ,葉の香りの特徴との相関が考えられた.
  • 長田 義仁, 阿部 康次, 土田 英俊
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1973年 1973 巻 11 号 2219-2222
    発行日: 1973/11/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    主鎖た荷電を有するポリカチオンとポリカルボン酸(ポリメタクリル酸,ポリアクリル酸ポリイタコソ酸)とのポリイオンコンプレックス生成反応機構を電位差滴定によって検討した。この系の反応では,ポリカチオンの方が低分子のカチオン化合物と比較してはるかに多量のプロトンを放出し,鎖長すなわち電荷数がコンプレックス形成の重要な役割を果たすことが明らかとなった。さらにCoulomb力だけでなく,疎水結含もコソプレックス形成に影響することを,構造の異なるポリカルボン酸の比較を行なうことによって明らかにした。分子内相互作用の強さを示すHenderson-Hasselbach式のn'値を検討すると,ポリメタクリル酸では2.3であるが,ポリカチオンが共存すると1.4に低下し,隣接した解離カルボキシル基間の静電反発力がコンプレックス形成によりきわめて有効に除去されていることが示された。以上の結果から,高分子電解質の解離度や疎水性基がコソプレックス形成能を大きく支配することが結論された。
  • 今 智穂美, 松田 正利, 谷川 法聖, 庭田 英子, 鎌田 直人
    園芸学研究
    2024年 23 巻 1 号 31-36
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/03/31
    ジャーナル フリー

    2011~2021年産にかけて青森県でニンニク‘福地ホワイト’を対象に透明マルチ栽培で試験を行った.平均の消雪日は3月7日,りん片分化期は4月19日,A品収量が最も高くなる収穫期は6月30日であった.りん片分化期は消雪日から約220°C・日の積算気温で到達し,収穫期はりん片分化期から約1010°C・日の積算気温で到達した.収穫期の予測に用いるため,消雪日もしくはりん片分化期から一定の積算気温で達する推定の収穫期と実測の収穫期の誤差を求め,RMSEが最も小さくなる積算気温を決定した.その結果,消雪日後積算気温1240°C・日以上に到達した月日を収穫期の推定値とすると,実測値とのRMSEは4.15日であった.また,りん片分化期後積算気温1010°C・日以上に到達した月日を収穫期の推定値とすると,実測値とのRMSEは4.00であった.さらに,栽培途中に収穫期を予測するため,積算気温を活用し気温の平年値と実測値から,予測値と実測値の誤差を算出した.その結果,消雪日以降平年値を用いると約7日,消雪日後90日以降平年値を用いると約4日,りん片分化期以降平年値を用いると約5日,りん片分化期後50日以降平年値を用いると約3日のRMSEで収穫期を予測できた.

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