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クエリ検索: "荒川務"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • 森 和英, 荒川 務, 田村 佳子, 渋佐 義博
    高分子論文集
    1995年 52 巻 3 号 163-168
    発行日: 1995/03/25
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
    塩素化ポリエチレンの生成プロセスであるポリエチレンの塩素置換反応において, 生成する塩素化ポリエチレンの塩素分布をイジングモデル類似の簡単なモデルハミルトニアンを用いたモンテカルロ法により検討した. 初めに, モデルハミルトニアン中の塩素間の相互作用の大きさに関するパラメータの値は, 分子軌道法を用い見積った. さらに, モデルハミルトニアン中で合成環境に基づく有効パラメータ値はNMR実測値より決定した. 塩素の各パターンごとの存在確率のシミュレーション計算結果とNMRによる実測値とは, 良い対応を示した. 以上より塩素間の相互作用を2体の相互作用項の和で表現できることが明らかとなった. さらに, 本モデリング手法は, 他の置換反応や吸着反応系等への適用も可能であり, 有効なシミュレーション手法であることが明らかとなった.
  • 小島 大輔
    地理科学
    2008年 63 巻 2 号 49-65
    発行日: 2008/04/28
    公開日: 2017/04/15
    ジャーナル フリー
    本稿の目的は,近年注目の集まりつつある都市観光(urban tourism)について,熊本市の都心の集客施設への来訪者の行動から,観光行動についての空間的特性とその規定要因を明らかにすることである。調査対象は,中心市街地およびそれに隣接し,熊本市の観光入込客数の上位に含まれる主要な集客施設である。分析は,熊本市内および熊本市外の2つの地域スケールについて行い,さらに,数量化III類によって両者の行動の関係およびその規定要因を検討した。分析の結果,熊本市は,熊本県内周遊,九州横断,および九州周遊という3つの主要な旅行ルートによって,階層的な観光流動に組み込まれていることが明らかになった。また,熊本市内における行動について,トリップ数の増加に伴い,行動が多様化し,さらに行動空間も拡大することが示された。さらに,現地への滞在時間の増大または来訪経験の増加によって,滴下効果が生じ,ツーリストの卓越する施設に加えてレクリエーショナリストの卓越する施設への来訪行動が現れることが確認された。
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