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クエリ検索: "藤元英樹"
9件中 1-9の結果を表示しています
  • 藤元 英樹, 猪俣 生輝, 郡司 康宏, 神田 裕一, 田中 輝美, 有水 五郎, 中馬 猛久
    日本獣医師会雑誌
    2008年 61 巻 10 号 805-809
    発行日: 2008/10/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    鹿児島県内のと畜場に搬入された健康豚580頭 (58農場由来) のサルモネラ属菌およびSalmonella Typhimurium (ST) の保菌状況を調査した. 27農場 (46.6%), 91頭 (15.6%) からサルモネラが分離され, そのうち19農場 (32.8%), 51頭 (8.8%) からSTが検出された. 51頭の豚に由来するST51株の薬剤感受性を調査したところ, アンピシリン (A), クロラムフェニコール (C), ストレプトマイシン (S), スルファメトキサゾール (Su), テトラサイクリン (T) 耐性が6株, ASSuT耐性が6株検出された. このうち5株はクラスIインテグロンの存在が示唆され, 増幅パターンは3種類に分けられた. 約1.0および1.2kbpの増幅産物保有4株は, フロルフェニコール耐性遺伝子 (floR) およびファージ型DT104を標的とするPCRでも増幅が確認されたことからSTDT104と推察された. いっぽう, DT104 と異なる特徴を示す多剤耐性菌やフルオロキノロン系薬剤に耐性を示す菌株が検出されるなど, 新たな耐性の広がりも示唆された.
  • 荒木 沙織, 藤元 英樹, 今田 由美子, 中馬 猛久, 岡本 嘉六
    日本獣医師会雑誌
    2008年 61 巻 4 号 315-320
    発行日: 2008/04/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    2004年4月~2006年3月に, 鹿児島県内の末吉および鹿屋食肉衛生検査所で分離された豚丹毒菌154株 (48農場, 119頭由来) の血清型は, 1a (53株), 1b (4株), 2 (95株), 11 (2株) の4型であった. RAPD型別では, A~Dの4群に分類され, 血清型との組み合わせでは1a-A (47株: 30.5%) および2-C (91株: 59.1%) が大半を占めた. 1a-Aは内腸骨リンパ, 膝関節液から限局して分離されたが, 2-Cは全検査部位から分離された. 南九州の豚丹毒多発農場別にみると, 出現する主要な血清型一遺伝子型が異なっていた. アクリフラビン耐性株は47株であった.
  • 藤元 英樹, 迫田 とも子, 田中 龍太郎, 郷原 郁美, 山口 学, 山許 朋子, 豊島 正治, 小尾 岳士
    日本獣医師会雑誌
    2006年 59 巻 10 号 691-695
    発行日: 2006/10/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    と畜検査における豚丹毒診断について, 選択的増菌培地と抗豚丹毒菌血清を用いた凝集法, Polymerase Chain Reaction (PCR) 法および通常の分離・同定法を組み合わせた診断法の比較を行った. 選択的増菌培地での培養時間は, 凝集法で48時間, PCR法で20時間, 分離・同定法で20時間 (短時間法) および48時間 (通常法) とした. これらの方法による判定までの日数の長さは, 通常法 (4~5日)>凝集法 (3~5日)>短縮法 (3~4日)>PCR法 (2~3日) の順であった. 試験的に行った各方法の選択的増菌培養による検出感度は, PCR法>通常法>凝集法の順で, それぞれで約10倍の感度差があった.実際のと畜検査にこれらの方法を応用した時, その判定能力はPCR法>通常法=凝集法>短時間法であり, PCR法は迅速性および正確性において豚丹毒の診断法として優れていると思われた.
  • 横小路 喜代之, 藤元 英樹, 内薗 誠也, 中馬 猛久, 岡本 嘉六
    日本獣医師会雑誌
    1997年 50 巻 10 号 607-610
    発行日: 1997/10/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1995年5月~10月にと畜場に搬入された正常肥育牛 (黒毛和種) 100頭の直腸内容物について, Vero毒素産生遺伝子のスクリーニングを行った. SIB寒天培地上に発育した大腸菌を疑われるIPA陰性菌株の集合検体をPCR法により調べ, 100検体中12検体からVero毒素産生遺伝子が検出された. 陽性菌株について血清反応あるいは性状試験を実施して, Vero毒素産生菌を効率的に検出することができた.
  • 藤元 英樹, 田中 輝美, 西屋 秀樹, 郡司 康宏, 宇都 誠二, 井之上 盛男, 中馬 猛久
    日本獣医師会雑誌
    2013年 66 巻 2 号 138-142
    発行日: 2013/02/20
    公開日: 2013/04/18
    ジャーナル フリー
    鹿児島県におけると畜検査で発見された豚の心疣状部から分離されたStreptococcus dysgalactiae subsp. equisimilisS. equisimilis)91株,S. porcinus 10株を用いて,PCRによる人の病原性に関与する遺伝子の検索,薬剤感受性試験及び薬剤耐性遺伝子の保有について検討した.Lancefield の型別ではS. equisimilis 91株中74株はC群で,17株は型別不能であった.病原性関連遺伝子はsagA が75株から検出されたが,slo及びskcgは検出されなかった.薬剤感受性については,アミノグリコシド(AG)系,テトラサイクリン(TC)系及びマクロライド(ML)系薬剤に対する耐性株が存在し,耐性遺伝子は,AG系のaph (3')-III aが19株,TC 系のtet(O)及びtet(M)がそれぞれ46株, 17株,ML系のermB及びmefAがそれぞれ31株,6株から検出された.薬剤耐性遺伝子を保有するS. equisimilisの存在が確認されたことから,今後豚における本菌の継続的な監視が必要であることが示唆された.
  • 葛谷 光隆, 橋本 英典, 難波 泰治
    日本獣医師会雑誌
    2016年 69 巻 10 号 617-621
    発行日: 2016/10/20
    公開日: 2016/11/20
    ジャーナル フリー

    岡山県の牛白血病ウイルス(BLV)流行状況を明らかにするため,2009~2015年に所管と畜場で発見された県内産の牛白血病罹患牛59頭について,BLV遺伝子検出及び遺伝子型別を行った.その結果,全例がBLV陽性であり,また型別の結果,1型が45件と最も多く,次いで3型(8件),5型(2件),6型(2件)の順で,混合感染が2件認められた.1型及び3型は県内に広く分布していたのに対し,5型は県北部地域に,また6型は県北部のM町のみに分布していた.牛の品種と遺伝子型との関係では,黒毛和種で3型の検出率が有意に高かった.国内3例目の検出となる6型BLV株について,遺伝子系統解析を行ったところ,これらの株が独立したクラスターを形成すること,既知の6型株とは遺伝的に異なり,1型株または3型株に近縁であることがわかった.

  • 阿部 祥次, 飯塚 綾子, 藤田 慶一郎, 赤間 俊輔, 小松 亜弥子, 戸崎 香織, 小澤 優子, 芝原 友幸
    日本獣医師会雑誌
    2017年 70 巻 4 号 213-218
    発行日: 2017/04/20
    公開日: 2017/05/20
    ジャーナル フリー
    約130日齢の雌の肥育豚が起立不能を呈して死亡した.剖検では,全身性のチアノーゼ,両側性の腎梗塞,僧房弁及び三尖弁における疣贅性心内膜炎,関節炎並びに脳における点状の白色病変が認められた.細菌学的に,肝臓,脾臓,腎臓,心臓,僧帽弁の疣贅,肺,脳及び関節液からStreptococcus dysgalactiae subspecies equisimilisが分離され,本分離菌はニューキノロン系薬剤に耐性を示した.病理組織学的に,グラム陽性球菌による弁膜性心内膜炎,大脳,小脳及び脳幹における多発性の微小膿瘍,化膿性糸球体腎炎並びに化膿性リンパ節炎が観察され,散在性に線維素血栓,菌塞栓及び化膿性血管炎が観察された.観察された菌は,抗Streptococcus Group C抗血清を用いた免疫組織化学的検査にて陽性反応を示した.本症例は豚のS. equisimilisによる心内膜炎と脳炎が確認された初めての症例である.
  • 又吉 正直, 大城 守, 安富祖 誠, 国場 保
    日本獣医師会雑誌
    2000年 53 巻 5 号 279-284
    発行日: 2000/05/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    1994~1997年に沖縄県内で分離された子牛由来Vero毒素産生性大腸菌 (verotoxin-producing Escherichia coli: VTEC) 35株について, 血清型, 毒素産生性, 病原遺伝子, 薬剤感受性およびプラスミドプロファイルによる解析を行った. 血清型はO群型ではO111が8株, O26が4株, O157が2株, O113, O119, O124が各1株, Rough型6株, 型別不能12株であった. 逆受身ラテックス凝集反応法とPCR法によるVero毒素型別では, VT1産生菌が26株, VT2産生菌が8株, VT1とVT2産生菌が1株であった. また16株が病原遺伝子eaeAを, 17株がhlyAを保有していたが, bfpおよびaggRは全例陰性であった. 薬剤感受性では7剤多剤耐性株をはじめ, 23株 (65.7%) が供試10薬剤のいずれかに耐性であった. 分離株のすべては1~6種類のプラスミドを保有し, O157: H7株では90kbの病原性プラスミドおよび分子量の小さいプラスミドが確認された.
  • 日本獣医師会雑誌
    1991年 44 巻 9 号 958-963
    発行日: 1991/09/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
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