東北
裏日本
のグリンタフ層下部―青森県小泊半島,同追良瀬川流域,秋田県北秋地区,太平山周辺,男鹿半島,横手盆地,山形県及位地区,温海地区―中に見出された“trachytic rock”について,その岩石学的共通性―特に,その造岩鉱物の特色と岩石化学的特性を明らかにした。又,このような岩型が,どんかマグマかから,どんな過程を経て形成されたか―その成因論の一端にふれ,さらに,その活動が,グリンタフ層形成の火成活動史の中で,そして,第三紀から第四紀にかけての東北
裏日本
の岩石区区分の変遷に関連して,どのような意義を有しているのか―これらの問題についての, 2, 3の見解を述べた。
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