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クエリ検索: "褶曲"
8,748件中 1-20の結果を表示しています
  • 鈴木 茂之, 於保 幸正, 光野 千春, BECK Jochen S.
    鉱山地質
    1990年 40 巻 222 号 245-255
    発行日: 1990/08/31
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
    イベリア半島南部のイベリア黄鉄鉱鉱床帯は上部デボン系と下部石炭系からなり,酸性火砕岩類と堆積性の層状黄鉄鉱鉱床を伴うことが特徴である.これらの地層および鉱床は2回以上の
    褶曲
    作用を受けていることが知られていたが,各鉱山および各地域の
    褶曲
    構造の形態や特徴を記載し,さらにその
    褶曲
    時相を示した例は少ない.ここでは劈開面などの構造要素を利用して
    褶曲
    構造を解析した結果,3回の
    褶曲
    作用を識別し,タルシス鉱山地域,ソチエル鉱山地域,アスナコリャール鉱山,ポマラオ地域,コルテ・ド・ピント地域の
    褶曲
    構造の記載を行った.解析においては,特にスレート劈開面と層理面との斜交関係やドラッグ
    褶曲
    の形態による上位方向の判定を利用することによって,
    褶曲
    の軸部の位置や形態がより実証的に正確に決定できた.
    褶曲
    構造は一次から三次の3つの時相のものに分けることができる.一次
    褶曲
    は等斜から一部に開いた形態をなし,軸面に平行なスレート劈開を伴うことが特徴である.続いて形成された二次
    褶曲
    は開いた形態をなし軸面に平行なちりめん劈開を伴うことが特徴である.三次
    褶曲
    はきわめて局地的なもので,二次
    褶曲
    によるちりめんじわ劈開を切るさらに新しいちりめんじわ劈開が認められたことにより,その存在が確認できる.調査地域のうち,タルシス鉱山地域のフィロン・ノルテとアスナルコリャール鉱山に分布する地層と鉱床,ポマラオ地域の地層は一次
    褶曲
    作用によって変形している.タルシス鉱山地域のブルカノ,ソチエル鉱山地域,コルテ・ド・ピント地域では,先に形成されている一次
    褶曲構造が二次褶曲
    作用によってさらに変形している.
  • —授業を行う際の留意点-
    田中 均, 林 智洋, 本多 栄喜, 早川 祐貴, 田口 清行, 村本 雄一郎
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2007年 24 巻 2 号 63-68
    発行日: 2007年
    公開日: 2018/04/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    褶曲
    ,断層について平成20年度までの学習指導要領では,断層のみ地層と関連づけて取り扱ってきた.今回の改訂で地層の重なりと過去の様子を考えさせるときに
    褶曲
    も取り扱うことが示されている.そして,断層と
    褶曲
    の違いを岩石の物性の違いにあることを理解させることや断層のずれが瞬間的起こり,長い間にそれが繰り返されるが,
    褶曲
    は海底地すべりによるもの以外は,連続的にゆっくりと進行するものとして扱っている.また,どの教科書も横からの圧縮で理解させるようになっている.しかしながら,断層も
    褶曲
    も,顕微鏡サイズ,岩石サンプルサイズ,露頭サイズおよび地質図に現せるサイズまで多様であり,その成因も一元的でないことを理解する必要がある.ここでは,熊本県内の曲げ
    褶曲の事例と褶曲
    構造と地形の関係について説明している.
  • 山崎 勉, 柳澤 志樹, 足立 辰也, 小野 由紀光, 山村 充
    日本地すべり学会誌
    2017年 54 巻 1 号 13-20
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/11
    ジャーナル フリー

     北海道目梨郡羅臼町幌萌地区で, 初生の層すべりにともない地すべり末端に発生した隆起体は, 水平な冠部とその前後にヒンジを持つ非対称箱型

    褶曲
    で, 隆起体内部に左雁行
    褶曲
    が発達する特異なものであった。地層構造の解析とバランス断面法により, 1) 隆起の形成機構, 2) 雁行
    褶曲
    形成機構, 3) 地すべり移動方向と
    褶曲
    の関係を明らかにした。この隆起体は, 流れ盤の平行層理に形成されたフラット‐ランプ構造にともなう非構造性の断層伝播
    褶曲
    である。フラット‐ランプ境界が, 同一層準を南に向かって階段状に深くなるので, 層理面の走向に平行な軸を持った雁行
    褶曲
    が形成された。これらの
    褶曲
    の構造が地すべりの移動方向を決定した。

  • Shunji YOKOYAMA, Jiro HADA
    地すべり
    1989年 26 巻 3 号 10-18
    発行日: 1989/12/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    和泉層群は砂岩と泥岩の互層からなる大きな延性度較差をもった層状岩盤である。調査地域の和泉山地北西部は和泉層群の巨大な東西性向斜構造の北翼部にあたり, 地層は一様に約40度で南に傾斜している。そのため, 流れ盤側の斜面では, 重力の影響で層理面に平行に働く力によって, 地層は斜面下方に向かって滑り落ちようとするが, 最初から連続したひとつのすべり面が特定の部位に形成されるのではない。変形の初期には複数の泥岩層において, 層理面に平行な無数の微小破断面上ですべりが発生する。このとき, 斜面の基底部で地層が支えられていると, 表層の地層は斜面表面 (自由面) に向かって膨れだして岩盤クリープ性
    褶曲
    が形成される。岩盤クリープ性
    褶曲
    は自然斜面, 人工斜面のいずれにも発達するが, 典型的な構造は掘削後10~20年経た採石場跡の層理面に平行な掘削斜面で観察できる。岩盤クリープ性
    褶曲
    は一般に地表から数m以内の地層で起こっており,
    褶曲
    軸は斜面の走向方向とほぼ平行である。これらの
    褶曲
    は翼形態から, 対称
    褶曲と非対称褶曲
    に分類される。
    対称
    褶曲
    は軸面に対してほぼ対称的な翼形態をもち, 翼間隔が160度以上の開いた
    褶曲
    構造である。この
    褶曲
    は斜面表面の緩やかなうねりとして現れる。向斜ヒンジの南翼側の砂岩層には, 対称
    褶曲
    の成長にともなって, しばしばほぼ水平に近い断層を生じ, その断層の上盤が斜面表面にせり出している。さらに, この断層と下位の泥岩層中の層理面に平行な断層とが連結し, それをすべり面とする岩盤すべりに発展している場合もある。
    非対称
    褶曲
    は, 緩傾斜で長い北翼と急傾斜で短い南翼をもつ背斜構造である。非対称
    褶曲
    は砂岩泥岩互層とその直下の比較的厚い泥岩層とからなる斜面で岩盤クリープ変形が起こったとき, 対称
    褶曲
    から成長して形成される。北翼の地層は斜面上方に向かって徐々に傾斜角が大きくなり正常な地層傾斜に変わる。一方南翼の地層は, 翼の基底部に生じたスラストに沿って'斜面下方の正常な傾斜の地層の上にのし上げ, 斜面上に小急崖を形成している。ヒンジ部では北翼の上部の砂岩泥岩互層が厚い泥岩層の上面を滑って南翼にのし上げ, そのために厚い泥岩とその直上の砂岩層との間に間隙を生じている。厚い泥岩層はヒンジ部でさらに厚くなり, そこでは微
    褶曲
    や局部的な断層を伴う複雑な構造をしている。非対称
    褶曲
    の形成では, 砂岩泥岩互層の直下に存在する厚い泥岩層のヒンジ部への機械的流入が重要な役割をはたしている。また, 延性度の低い砂岩層では, 斜面の走向方向と傾斜方向に発達する2系統の広域節理に沿ったすべりと回転が比較的なめらかな曲面をもつ
    褶曲
    の形成を可能にしている。
    和泉層群で岩盤すべりを起こしている斜面を詳しく観察すると, すべり面の下位の地層がクリープ変形していることが多い。岩盤のクリープ変形が岩盤すべりの先駆的現象であるという観点に立つならば, 斜面の安定性を評価する上で, 岩盤クリープ現象を解析することは極めて有効である。
  • 地学雑誌
    2023年 132 巻 3 号 Cover03_01-Cover03_02
    発行日: 2023/06/25
    公開日: 2023/07/07
    ジャーナル フリー

     紀伊半島南部に分布する古第三系~新第三系の牟婁(むろ)層群佐本川(さもとがわ)層は,四万十帯南帯の付加体を構成する砂岩・泥岩互層である.そのなかには堆積物がまだ未固結時に形成されたさまざまな規模の

    褶曲
    構造が見られる.写真は和歌山県西牟婁郡すさみ町口和深(くちわぶか)付近の海岸で観察される
    褶曲
    の好例である.かつて重力性のスランプ
    褶曲
    と考えられていたが,場所によって
    褶曲
    軸の倒れる方向が正反対のものもあることから,現在では付加体形成時の高間隙水圧下で形成された構造と判断されている.とくに目を引くこの
    褶曲
    露頭は,付近の小字(こあざ)の地名である天鳥(あまどり)にちなむ「フェニックス
    褶曲
    」という愛称をもつ.中央の「>」状
    褶曲
    上部の水平部分の長さは約5 mあり,迫力のある景観を提供している.ちなみに,この露頭を観察するためには,事前に南紀熊野ジオパークセンターを通じてガイドツアーに申し込む必要がある.

    (写真・説明:小松原純子 2023年3月28日撮影)

  • *大崎 真治, 土井 祐介, 中谷 彰宏
    理論応用力学講演会 講演論文集
    2011年 60 巻 GS01-08
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/29
    会議録・要旨集 フリー
    褶曲
    の幾何学的構造を微視的に観察するとしばしばキンク構造が見出される。このようなキンク構造は地層の
    褶曲
    以外にも金属の変形など多くの物質・スケールで見られる。金属結晶中に見られるキンクバンドの幾何的構造に対して転位や回位などの格子欠陥モデルによって説明する試みがなされている。また、転位、回位周りの力学場を計算することによって金属のキンクバンドの力学場を計算することができる。 本研究では、金属のキンクバンドとキンク
    褶曲
    の幾何学的相似性に着目し、回位モデルを用いて
    褶曲
    のモデルの構築を試みる。このモデルの力学場と
    褶曲
    の幾何と力学特性の関係を議論する。
  • 褶曲と地すべり
    小松原 琢
    日本地すべり学会誌
    2018年 55 巻 2 号 96-97
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/23
    ジャーナル フリー
  • 阿部 真郎
    地すべり
    1996年 33 巻 1 号 20-28_1
    発行日: 1996/06/15
    公開日: 2011/02/25
    ジャーナル フリー
    我々は東北地方・グリーンタフ地域の地すべり多発地点において地すべりに関連して形成された
    褶曲
    , 断層構造をいくつか確認した。これらは, 泥岩堆積当時の海底地すべり, 第四紀以降の初生的岩盤すべり及び現在に至る地盤隆起などによって形成されたものである。
  • 布施 弘
    地すべり
    1977年 13 巻 4 号 19-21_1
    発行日: 1977/03/31
    公開日: 2011/02/25
    ジャーナル フリー
    Several thin clay layers (about 1cm. to 10cm. in thickness) are found in the Miocene sedimentary rocks which are composed of fine alternation of the mudstone and sandstone strata, in the midstream district of the Kakizaki-Gawa (River). They are very tender and parallel to the bedding planes, and show apparently intraformational disturbance. It is concluded from the above-mentioned observations that the thin clay Layers were due to flexural slip folding.
    On the other hand, there are many Landslide areas in this district. Therefore, it is thought that the several of them and the thin clay layer were closely related.
    Consequently, it may be unavoidable to recognize the following conclusion: A basic factor of the several primary landslides in this district was flexural slip folding with thin clay layers.
  • 福本 安正, 本田 康夫
    地すべり
    1982年 19 巻 1 号 9-16
    発行日: 1982/07/20
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    前編において, 新潟県の地質構造の特徴, 地すべりと
    褶曲
    構造の関係について解明し, 次いで地すべり最多発地域である中頸城郡, 東頸城郡の地すべりと地質構造の関係について解析を行った。
    当編は前編地域よりも地層も新しく,
    褶曲
    構造も衰退する刈羽・三島地域における地すべり発生分布の特徴について論及し, 最後に全編を通じての地質構造, 岩質と地すべりの関係および総括的考察を行った。
  • *濱田 洋平, 真田 佳典, 廣瀬 丈洋
    日本地質学会学術大会講演要旨
    2022年 2022 巻 G7-P-3
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/04/03
    会議録・要旨集 フリー

    褶曲
    は過去の応力方向の変遷の情報を保存する重要な構造である。しかし、
    褶曲
    軸、軸面、インターリム角などの
    褶曲
    パラメータは大規模な地質露頭においても直接測定できることは限られており、まして~数十センチメートルの掘削試料や孔壁画像から詳細な
    褶曲
    姿勢を見出すことは困難である。本研究では、孔壁画像を用いた地層姿勢の解釈をもとに、深さ方向に連続的に
    褶曲
    パラメータを算出する手法を開発した。
    褶曲が同心褶曲
    とみなせる場合、中位面・変曲点での地層の姿勢(変曲面)を延長することで、疑似的な
    褶曲
    軸を描くことができる。また、
    褶曲軸面は変曲面ベクトルの交点と褶曲
    軸から、インターリム角は変曲面のなす角からそれぞれ算出することができる。模擬
    褶曲
    モデルを作成し、この手法の正確性を検討したところ、孔壁画像から正確な変曲面を認定することができない場合でも、前後の地層の走向・傾斜を用いることで、ある程度正確な
    褶曲
    パラメータが推定可能であることが示された。また、本手法は同心円
    褶曲
    を想定しているが、相似
    褶曲などの対称褶曲
    に適用可能であり、正確に
    褶曲
    軸と軸面を推定することができることを示した。 また、開発した手法を南海トラフ掘削計画で得られた孔壁画像データに適用するとともに、孔壁画像の記載・構造解析をおこなうことで、インナーウェッジの内部構造を復元し、南海トラフ付加体の応力方向の変遷を推定した。南海トラフ掘削計画第314、338、348次航海では、熊野海盆に位置するC0002サイトにおいて前弧海盆堆積物を貫き付加体に達する掘削孔が掘られ、海底下約3000 mまでの連続的な検層データが得られている。このうち、孔壁画像データや電気比抵抗・ガンマ線検層データなどから、地層面や亀裂面の認定と走向・傾斜測定をおこなった。付加体内の地層面は2000個所程度見いだされ、60-90°の高角でNNW及びSSE両方向へ傾斜することが分かった。一方、300ほどの亀裂面は明瞭な方向を持っていなかったが、海底下2600–2700 m付近で亀裂の集中帯が認められた。これらの記載は、それぞれの航海レポートや先行研究(Boston et al. 2016)とおおむね同じ結果であったが、新たに比抵抗画像上に眼状紋(eye)を見出した。eyeの上下では地層の傾斜方向が大きく変化することから、これは
    褶曲
    軸部の閉じた地層であると考えられる。このとき、
    褶曲
    軸の走向はこのeye spotに直行する方位で与えられ、ENE–WSW となることが確認された。  また、本研究で開発した手法を用いて
    褶曲
    パラメータの深度分布を推定した。この結果、
    褶曲
    は主として翼間150°– 170°程度の開いた
    褶曲
    で、軸の走向はENE–WSW方向となり、eyeから求めた方向と調和的であった。しかし、そのプランジは0-70°と大きく変化しており、単一の
    褶曲
    とはとらえられない。ただ、この
    褶曲
    軸はステレオプロット上でガードル分布を示すことから、この
    褶曲
    はNNW–SSE方向に軸を持つ
    褶曲
    によって二次的に変形していることが示唆された。実際、このガードル分布を回帰する面の軸方向に
    褶曲
    面を回転させたところ、ほぼ鉛直に極を持つ、単一の
    褶曲
    面が得られた。  以上のことから、紀伊半島沖南海トラフインナーウェッジには高角の地層と開いた
    褶曲
    の存在が明らかとなった。この
    褶曲
    軸は水平でENE–WSW方向を示し、
    褶曲
    軸面が低角である。このことから、この
    褶曲
    は地層が傾動する前に、現在この低角軸面
    褶曲
    がみられるアウターウェッジのトラフ近傍で形成したと考えられる。その後、傾動とともに、または傾動の後に、stage2の
    褶曲
    がNNW–SSE方向を軸に発達したと考えられる。この歪みの方向は、掘削孔を用いた応力方向解析や巨大分岐断層近傍での横ずれ断層運動(Tsuji et al., 2014)と調和的であり、本研究によって明らかとなった多重
    褶曲
    はアウターウェッジからインナーウェッジへと遷移した際の応力変化を記録していると考えられる。

    引用文献 B. Boston et al., 2016, Geochem. Geophys. Geosyst., 17, 485–500. T. Tsuji et al., 2014, Earth, Planets and Space, 66:120.

  • Arthur D. Howard
    写真測量
    1967年 6 巻 1 号 33-36
    発行日: 1967/03/25
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 宮田 隆夫
    堆積学研究会報
    1991年 35 巻 35 号 115-118
    発行日: 1991/11/01
    公開日: 2010/05/27
    ジャーナル フリー
    The Izumi sedimentary basin (ISB), origined pull-aparts with strike -slip duplex structure, is developed at the Gojo releasing fault bend of the Median Tectonic Line. Izumi Mountains, Southwest Japan. Remarkable slump folds are found in the infilled Izumi Group (Upper-Cretaceous). On the basis of the tectonic analysis of the slump folds, the eastward slumping is considered to have been caused by tectonic tilting closely related to a rapid tectonic subsidence (ca. 1.7m/ka), obtained from the cumulative stratigraphic thickness versus F. T. ages of the Izumi Group.
  • ~学びの交流会(附属中学校)での授業実践報告~
    田中 健太, 寺田 昂世, 田中 均
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2018年 29 巻 1 号 29-34
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/04/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本研究の目的は地学分野のものの見方・考え方を養うため,①露頭で見られる地質構造,②プレートテクトニクスによる大地の形成について生徒に考えさせ,さらにその考えをより実感の伴ったものとし,視覚的に捉えることができるようにするための教材を開発した.地質構造においては,見かけの正断層と見かけの
    褶曲
    を取り上げ,また,プレートテクトニクスにおいては,インド大陸や伊豆半島の衝突による変動地形を取り上げた.授業実践は,H26,9,22に熊本大学と教育学部附属中学校の連携事業「学びの交流会」の一環として実施した.授業では①と②について関連を持たせながらそれぞれ 50 分ずつ授業を行い,教材の有効性を検証するとともにこれから検討すべき課題も明らかになった.本論文は,学びの交流会で行った授業実践で用いた教材について報告するものである.
  • -近畿地方の大阪平野周辺地域の例-
    横山 俊治
    日本地すべり学会誌
    2007年 44 巻 4 号 214-221
    発行日: 2007/11/25
    公開日: 2008/04/25
    ジャーナル フリー
    硬質な基盤岩が未固結堆積物からなる大阪層群に衝上する山地-平地境界逆断層は連続的に地すべり変動に移り変わる傾向がある。断層下盤の大阪層群の未固結堆積物は断層面に沿ってドラッグ
    褶曲
    を形成して短縮する。境界逆断層は大阪層群の短縮に因って低角度になり, 続いて断層上盤の基盤岩は山腹斜面に沿って重力的にクリープする。断層下盤の短縮は, 大阪層群のMa0~Ma2層準の海成粘土層中に層状破砕帯を形成する。層状破砕帯に沿う上盤のテクトニックな運動方向は谷側への重力性のすべり方向と一致しているので, テクトニックな運動から重力性の運動への転換は容易に引き起こされる。
  • 田中 元, 山田 琢哉, 横田 修一郎, 鈴木 茂之
    応用地質
    2007年 48 巻 5 号 232-240
    発行日: 2007/12/10
    公開日: 2010/03/26
    ジャーナル フリー
    岡山県西部の三畳系成羽層群分布域では地すべりが多発している, これらの地すべりは, 地質素因の一つとして脆弱な炭質層の存在が指摘され, 成羽層群地すべりと呼ばれてきた. 一方, 本層群では顕著な
    褶曲
    構造を反映して広い範囲で地層が変形していることから, れも地すべりを規制している可能性がある. そこで,
    褶曲
    構造を主体とした地質構造と地すべりブロックの分布, 形態, 移動方向の関係を検討したところ, 地すべりの多くは
    褶曲
    した層理面に規制されていることが明らかとなった. これには
    褶曲
    翼部の傾斜に支配されて変動するタイプのほかに, 小規模な向斜構造の軸とプランジ方向に支配されて変動するタイプが認められた. 後者の地すべりブロック内部には向斜構造がよく残存していた. これらのことから, 成羽層群地すべりの地質素因として, 炭質層に加えて
    褶曲
    構造の存在を挙げることができ, 多数の地すべりは両者の影響のもとで生じているものと考えられる.
  • 田近 淳, 雨宮 和夫, 乾 哲也, 戸田 英明, 西野 功人, 高見 智之
    日本地すべり学会誌
    2020年 57 巻 3 号 84-89
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/12
    ジャーナル フリー
  • 篠崎 守
    MACRO REVIEW
    1996年 9 巻 1 号 25-34
    発行日: 1996年
    公開日: 2009/08/07
    ジャーナル フリー
  • 渡邊 達也, 三浦 竜, 川尻 峻三, 山崎 新太郎, 中村 大, 川口 貴之, 雨宮 和夫
    日本地すべり学会誌
    2019年 56 巻 6 号 313-319
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/10
    ジャーナル フリー
  • 秋田 光広, 土井 祐介, 中谷 彰宏
    M&M材料力学カンファレンス
    2011年 2011 巻 PS14
    発行日: 2011/07/16
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    There is quite a few literature with respect to earthquakes in geology field. To clarify the mechanism of deformation of faults and folds in stacking layers is also an important theme on solid mechanics. In this study, we deal with the kink fold which is idealized to have only straight and refracting cross sections. Relation between displacement and compression load is evaluated using the maximum strength theorem that is natural derivation of the principle of virtual power (Salencon, 1974). We also discuss the result using anisotropic cohesion model.
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