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全文: "鉤" 海馬
127件中 1-20の結果を表示しています
  • 川合 謙介, 斉藤 延人
    脳神経外科ジャーナル
    2012年 21 巻 8 号 594-603
    発行日: 2012/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    てんかんや脳腫瘍など側頭葉内側病変に対する手術では,側頭葉内側血管系の理解が重要である.前脈絡叢動脈は鉤上部表面に沿って後走し脈絡叢に入る.その脳槽部から分岐する鉤枝は鉤溝に入り海馬動脈と吻合する.重要な穿通枝である内包視床動脈は脈絡叢に入る直前または直後で分岐する.鉤切除の際は,軟膜下に進めれば前脈絡叢動脈損傷のリスクは少ないが,後方では脈絡叢の内側を走行する穿通枝に注意が必要である.また,上外側のごく近傍をレンズ核線条体動脈が走行することに留意する必要がある.後大脳動脈から分岐して側頭葉内側に入る枝には,海馬動脈,外側後脈絡叢動脈,下側頭動脈がある.各々,海馬溝や脳采歯状回溝へ,脈絡裂から脈絡叢へ,海馬傍回を越え側副溝へと走行する.海馬切除の際は,海馬溝を開いて海馬動脈を溝のなるべく外側で軟膜と一緒に切離する方法が安全と思われる.
  • 岩崎 真樹, 冨永 悌二
    脳神経外科ジャーナル
    2012年 21 巻 8 号 610-617
    発行日: 2012/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    海馬切除はてんかん外科において最も汎用される手技の一つである.本稿では経シルビウス裂的選択的扁桃体海馬切除術を中心に扁桃体海馬切除に必要な解剖を概説した.シルビウス裂を剥離してから島限を切開し,側頭葉上面に平行に吸引を進めると側脳室が開放される,シルビウス裂を大きく開放し中大脳動脈に可動性をもたせることで,海馬の大きな視野が得られる.扁桃体を切除する際は鉤回の軟膜越しに前脈絡動脈の走行を必ず確認する.海馬切除では,海馬への血管を海馬溝で切断し,海馬と海馬傍回を軟膜下に剥離して一塊に摘出する.海馬溝での血管処理以外は軟膜下操作に努めることで,脳幹や迂回槽の血管を損傷せずに安全な手術を行える.
  • 長谷部 言人
    人類學雜誌
    1926年 41 巻 3 号 141-145
    発行日: 1926/03/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 佐々木 重嘉, 森野 道晴
    脳神経外科ジャーナル
    2016年 25 巻 12 号 992-999
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/25
    ジャーナル フリー

     側頭葉内側部神経膠腫の手術戦略においては, 腫瘍そのものの摘出とともに合併するてんかん発作のコントロールが重要で, さらに高次脳機能の温存も望ましい. Transsylvian cisternal & ventricular approach (TSCV) はtranssylvian selective amygdalohippocampectomy (TSA) を応用した手術法で, 経シルビウス裂で側脳室下角および脳槽からアプローチすることで側頭葉外側皮質を温存し, 腫瘍を正確に摘出して海馬や海馬傍回などのてんかん原性域の摘出を行える. TSCVを施行した側頭葉内側部神経膠腫26症例で, てんかん発作消失率は92%と良好であり, 術後の記銘力およびIQの有意な低下を認めず, 高次脳機能を温存できた. 難治性てんかんを伴う側頭葉内側部神経膠腫に対するTSCVによる腫瘍およびてんかん原性域のpure lesionectomyは高次脳機能温存に有用である.

  • 永田 昌弘
    関西医科大学雑誌
    1991年 43 巻 4 号 385-414
    発行日: 1991/12/20
    公開日: 2013/02/19
    ジャーナル フリー
    ウサギの海馬発作発射発現が中枢神経活動および末梢神経活動に及ぼす影響を,電気生理学的に検討した.100Hz,1msec,2.OV-4.OV,30秒間の電気刺激による海馬発作発現により,脳幹網様体・大脳皮質・海馬刺激による覚醒反応および誘発筋放電の刺激閾値は上昇し,脳幹網様体の自発性単位放電の放電頻度は減少した.視床のnucl ventralis anterior(以下VA)破壊後では,脳幹網様体・海馬刺激による上記の反応および脳幹網様体自発性単位放電に対するこの抑制的影響が有意に抑えられた.また薬物(Barbiturate・Carbamazepine)の投与により,海馬発作発現による抑制的影響は有意に抑えられた.脛骨神経刺激により大脳皮質にあらわれる体性感覚誘発電位(Nl ,N2,N3,P,N4,N5,N6,N7)のなかで,とくにN4-N7の振幅は海馬発作発現により減少し,また海馬にあらわれる体性感覚誘発電位(HN1,HN2,HN3,HN4,HN5,HN6)では,とくにHN1,HN2,HN6の振幅が減少した.この体性感覚誘発電位における海馬発作発現による抑制的影響は,VA破壊および上記の薬物投与により有意に抑えられた.侵害反射性筋放電,M波およびH波は海馬発作発現により抑制された.これらの反射機能に及ぼす海馬発作発現による抑制的影響は,VA破壊後では依然として認められたが,上記の薬物投与後では有意に抑えられた.次に光刺激により上眼瞼部に誘発されるmicrovibration(MV)は海馬発作発現により抑制された.この海馬発作発現によるMVへの抑制的影響はVA破壊および上記の薬物投与により有意に抑えられた.脳波トポグラフィでは,海馬発作発現によりデルタ・シータ・アルファ・ベータ1帯域にて絶対パワー値が有意に減少したが,VA破壊後ではこの傾向が認められなかった.以上の実験成績より,海馬発作発現は脳幹網様体機能,運動機能,反射機能等を抑制し,発作発射の波及にVAの関与することが明らかとなった.
  • 長谷部 言人
    人類學雜誌
    1926年 41 巻 10 号 471-475_1
    発行日: 1926/10/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 清水 弘之
    脳神経外科ジャーナル
    2006年 15 巻 1 号 51-56
    発行日: 2006/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    海馬多切術術は, 側頭葉てんかんの術後の記銘力障害を予防できる手術法である.手術は, 記憶の神経回路を避けて海馬に到達し, MSTと同様な原理で錘体細胞層を中心とする神経細胞間の水平方向の連絡を遮断する.実際の手技は, 上側頭回に小皮質切開を置き, シルビウス裂に沿って灰白質を吸引し側頭茎に達する.側頭茎を切断し, 海馬, 扁桃体を露出する.術中皮質脳波に基づいて, 海馬に多切術を置く.前側頭底面にてんかん波を認める時は, 経脳室的に底面の皮質切除を施行する.その他の部位のてんかん波に対してはMSTで対処する.海馬多切術の発作抑制効果は側頭葉切除術に劣らず, 1年以上の追跡結果80%で完全に発作が消失している.
  • 山鳥 重
    脳と発達
    2003年 35 巻 2 号 105-112
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    ヒトの記憶における海馬・海馬傍回系の機能についてこれまでのわれわれの研究の一端を紹介した.
    海馬・海馬傍回系の主要な機能は出来事記憶の記銘・把持であり, この領域の両側損傷は強い生活健忘を引き起こす. 健忘の程度と回復の程度は海馬・海馬傍回領域の破壊量に依存する.
    PETやfMRIに基づく機能的イメージング研究からみると, 言語材料記憶時の大脳賦活パターンは把持時間によって大きく変化する. すなわち短期的な把持では古典的な言語領域も記憶過程に関与するが, 把持時間が長くなると賦活領域はその周辺に移動する.
    幼少期の両側海馬・海馬傍回領域の損傷は言語や教科学習など, その後の意味記憶形成の障害となる可能性が高い.
  • 宮田 龍太
    日本神経回路学会誌
    2012年 19 巻 4 号 182
    発行日: 2012/12/05
    公開日: 2013/02/08
    ジャーナル フリー
  • 森村 達夫, 久保 洋昭, 深見 方博, 武内 重二
    脳神経外科ジャーナル
    2001年 10 巻 10 号 660-665
    発行日: 2001/10/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    難治性内側側頭葉てんかんに対して, 1990年以来, われわれは下側頭回経由で選択的海馬・扁桃核切除術を44例の患者に行った.治療成績は, てんかん発作消失(Engel class I)が39例(88.6%), 年3回以下の発作(Engel class II)が4例(9.1%), 発作が90%以上減少(Engel class III)が1例(2.3%)であった(追跡期間6〜131カ月, 平均57カ月).主な合併症は一過性精神症状(14/44;31.8%)と記憶力障害(5/44;11.4%)であった.術後総合および行為知能指数は有意に上昇した.てんかん外科が急速に普及している現状にあって, 下側頭回経由法は前脈絡膜動脈, 視放線を障害することが少なく, 迂回槽を開放することもない, 比較的安全な海馬への到達法と考えられる.
  • 田中 文男
    岡山醫學會雜誌
    1919年 31 巻 348 号 1-14_6
    発行日: 1919/01/31
    公開日: 2009/08/24
    ジャーナル フリー
  • 岡 淳一郎, 松本 欣三, 濱田 幸恵
    日本薬理学雑誌
    2016年 147 巻 3 号 157-160
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/03/10
    ジャーナル フリー
    釣藤散は,11種類の生薬からなる和漢薬である.臨床では,釣藤散が脳血管障害に伴う認知機能障害を改善することが報告されている.また,動物実験では,脳血管性認知症モデル動物や加齢あるいは2型糖尿病モデル動物の学習記憶障害を,釣藤散が改善することが報告されている.本研究では,まず幼若期発症1型糖尿病モデル(JDM)ラットにおける学習記憶障害に対する釣藤散の作用について検討した.我々のこれまでの研究から,JDMラットでは学習記憶障害,シナプス伝達効率の亢進およびシナプス長期抑圧(LTD)の減弱が生じることが明らかになっている.釣藤散(1 g/kg)の慢性経口投与により,JDMラットにおける学習記憶ならびにLTDが回復した.この時,JDMラットで過剰発現していたグルタミン酸受容体NR2Bサブユニット(GluN2B)が正常発現レベルまで回復した.以上より,釣藤散は,糖尿病によるシナプス伝達効率異常亢進を抑制すること,およびNR2B過剰発現を正常に戻すことにより,シナプス可塑性と学習記憶障害を改善することが示唆された.さらに,釣藤散が,強制水泳試験において抗うつ様作用を示すことを見出した.この抗うつ様作用は視床下部-下垂体-副腎皮質系の改善によるものではなく,その作用機序の一つとして,ストレス負荷によるグルタミン酸濃度上昇に伴う細胞障害からの保護が関与する可能性が考えられる.
  • 川合 謙介
    脳神経外科ジャーナル
    2006年 15 巻 1 号 27-35
    発行日: 2006/01/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    難治性の側頭葉てんかんに対する標準的前側頭葉切除は, その有効性と安全性から, すでに確立された推奬治療となった.良好な術後成績をもたらす有力な術前因子は限局した画像病変の存在であるが, さらに発作成績を向上させるためには海馬外焦点の同定とその処置が必要となる.新皮質切除を少なくして側頭葉内側に到達するためにいろいろな方法が提唱されているが, 発作成績や術後認知機能についてある術式が他よりも優れているという証拠は今のところない.側頭葉内側構造の安全で確実な切除のためには, (1)側脳室下角への確実な到達, (2)隣接する大脳脚や周回槽内血管への障害回避, 特に海馬溝に入る動静脈の処理, の2点がポイントとなる.
  • 関口 敦
    心身医学
    2015年 55 巻 8 号 913-919
    発行日: 2015/08/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    災害ストレスに起因する精神症状と脳形態異常について多数報告はあるが,ストレス曝露後の横断研究が主であり,因果関係は未解明であった.われわれは,東日本大震災前の脳形態画像が存在する被験者を再募集し,震災後の3〜4カ月の時点で脳形態画像および精神症状を評価することにより,震災後精神症状と脳形態変化の因果関係を解明した.今回,これら被験者の震災1年後の脳形態および精神症状の追跡調査を行ったので報告する.脳画像解析の結果,海馬の萎縮,眼窩前頭皮質量の増大を認め,後者は自尊心の強さと正相関していた.また,右帯状束の白質統合性の一時的な増加,左鉤状束の白質統合性の減少を認めた.これら脳形態変化は,不安などの心理指標との相関も認められたことから,一時的な震災後精神症状の増減に従って,白質統合性が動的に変化したことが読み取れる.回復過程の予測因子として,自尊心の強さ,帯状束/鉤状束の動的変化が示唆された.
  • 高嶋 幸男, 宝道 定孝, 長谷川 元宏, 橋本 和広, 竹内 豊
    脳と発達
    1991年 23 巻 2 号 147-152
    発行日: 1991/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    新生児低酸素性虚血性脳障害の病型は病変分布で決まり, 発生機序が異なる. その早期診断には画像診断が有力であるが, 病変形成時期の脳血流, 生化学および神経生理学的検査, とくに経時的変化の観察も大切である. さらに, 橋核鉤状回壊死例ではPCO2が有意に低いという結果を得たように, 予防や早期治療のためには, 病変形成時期での脳循環・代謝モニターが重要である.
  • 津川 律子, 真柳 佳昭
    日本教育心理学会総会発表論文集
    1993年 35 巻
    発行日: 1993/10/08
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 羽生 春夫, 中野 正剛, 阿部 晋衛, 新井 久之, 岩本 俊彦, 高崎 優
    日本老年医学会雑誌
    1994年 31 巻 5 号 388-395
    発行日: 1994/05/25
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    アルツハイマー型痴呆 (DAT) におけるMRIの診断的意義を明らかにする目的で, DAT31例 (平均年齢74.7歳) と老年者コントロール (C) 24例 (平均年齢74.1歳) のMRI所見を比較検討した.
    各領域の面積測定からDAT群では有意な萎縮性変化を認めたが, C群とはある程度の重複がみられた. この中で側脳室下角の面積測定が両群の判別に最も有用であり, 痴呆の程度とも有意な相関が得られた. 側頭葉内側部の一次元的計測から, 側脳室下角横径-側頭葉内側径-鉤間距離による計測パターンを比較すると, DAT群の84%は側頭葉内側径が相対的に短縮する∨パターンを示したのに対しC群ではわずか8%にみられたにすぎなかった. また側脳室下角の有意な拡大を示さなかった軽度または中等度痴呆例の一部でもこの∨パターンが確認された. 下角面積測定と側頭葉内側部の一次元的計測パターンから感度71~94%, 特異性88~100%となり, これらはDATの診断に有用な評価法と考えられた.
    深部白質病変のうち側脳室周囲高信号域 (PVH) はDAT群の高度痴呆例で多くみられ, 重症度との相関から病像の進行過程を反映していることが示唆された. しかし, 白質高信号域 (WMH) はDATとの直接的な関連は認められず動脈硬化性危険因子との関連が推測された.
    以上から, DATの診断には側頭葉内側部の萎縮の評価が有用であり, 深部白質病変のうちPVHは病態との関連が推測された.
  • 大塚 和人, 加藤 融, 桜井 淳, 伊藤 輝明, 長谷川 真一, 松永 太, 高原 淑子, 大塚 次男, 湯浅 龍彦
    医療
    2002年 56 巻 8 号 487-490
    発行日: 2002/08/20
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
  • 三國 信啓
    脳神経外科ジャーナル
    2012年 21 巻 8 号 604-609
    発行日: 2012/08/20
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    側頭葉腫瘍ではしばしばてんかんを合併する.手術加療によって単に病変のみならず,てんかんの治癒をも期待できる.ところが脳腫瘍に伴うてんかんの治療において腫瘍近傍の切除範囲については一定した指針がない.てんかんが難治でない場合は腫瘍摘出のみで発作が軽快することが多く,予防的抗てんかん薬投与は慎重に行うことが望ましい.薬剤難治性発作を伴う場合には海馬萎縮の有無を確認し,特に脳機能部位での病変・強い難治性・皮質形成異常合併を疑う症例では術中脳波記録・電極埋め込みを考慮する.発作コントロールの面からは,てんかん発作が難治になる前に腫瘍摘出を行うことが望まれる.
  • 羽生 春夫
    認知神経科学
    2006年 8 巻 3 号 222-226
    発行日: 2006年
    公開日: 2011/07/05
    ジャーナル フリー
    【要旨】老年期の代表的な認知症といわれるアルツハイマー病(AD)、レビー小体型認知症(DLB)、血管性認知症(VaD)の早期診断と鑑別における画像検査の役割について概説する。MRIは脳の微細構造を含む形態学的変化の描出に優れ、ADの主病変となる海馬や海馬傍回(内嗅野皮質)を明瞭に識別できる。視覚的にも萎縮の評価は可能であるが、voxel-based morphometryによって客観的な形態学的変化の評価が容易となってきた。最近登場したVSRADという解析ソフトを用いると、早期ADやMCI患者で内嗅野皮質を含む側頭葉内側部の萎縮が検出でき、その他の認知症と比べてより高度な萎縮を確認できることからADの早期診断や鑑別に期待される。SPECT画像を3D-SSPなどから統計学的に解析すると、ADの病初期やMCIのrapid converter群では後部帯状回や楔前部の有意な血流低下が認められ、早期診断に活用できる。また、DLBでは後頭葉内側の血流低下が、VaDでは前頭葉や帯状回前部の血流低下がみられるなど、それぞれ特徴的な脳血流低下パターンを示すことから鑑別診断にも役立つ。形態画像や機能画像の統計学的解析によって、ADを代表とした認知症の早期診断や鑑別がいっそう容易となり、今後の薬物治療にも大きな貢献をもたらすものと期待される。
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