近年,グリース
阻集器において増打ちコンクリート埋設形阻集器
の設置台数が急増し,それに伴って種々のトラブルが多発しており,その対応が求められている。そこで,本報では増打ちコンクリート埋設形
阻集器
について,実態調査を実施するとともに,
阻集器
の性能に関係する器内要因となる水位上昇,サイホン現象及びたい積残さ流出に対する実験を行なった。その結果,増打ちコンクリート埋設形
阻集器
は,実態調査において実容量不足となっており,また,実験においてはサイホン現象は起こりにくいが,水位が
阻集器
流入口を越えて逆流を生じるものが多く,たい積残さも少ない流入水量で器外に流出することが明らかとなった。
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