エネルギーセキュリティ問題,地球温暖化問題等が顕在化する中,世界的に電動車両を中心とした次世代自動車への期待が益々大きくなって来ている。
本書では,
電気自動車
・燃料電池車に関する政府の取組み,現在の普及・開発動向,普及の意義,普及に向けた将来展望について紹介する。
具体的な内容としては,下記の内容を紹介する。
(1)自動車部門におけるエネルギー・地球温暖化問題に係る最近の状況
拡大する新興国の自動車市場と原油価格の状況等
(2)上記問題を踏まえた政府の取り組み,将来目標
(3)
電気自動車
・燃料電池自動車の現状
過去からの
電気自動車
に係る取組状況と現在の普及状況等
(4)
電気自動車
・燃料電池車のエネルギー・温暖化対策での普及の意義
Well to Wheel(井戸元(原油採掘)から車輪まで)のエネルギー消費量・CO
2排出量に基づいた説明
(5)
電気自動車
・燃料電池車普及に向けた課題と将来展望
電気自動車
・燃料電池車の課題,コスト分析を踏まえた将来展望の紹介
電池ならびに水素・燃料電池の環境技術が,将来のサステイナブルモビリティ(持続可能な移動手段)の実現には重要な技術であることは間違いない。
それらの技術を有効に利用した
電気自動車
・燃料電池車の現状と将来展望を,大まかにでもご理解いただければと考える。
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