本研究では,空気中に飛散しているキノコの胞子由来のDNAを検出することでキノコの生育域と種の特定を行うことを目的にした.独自に開発した簡易的な空中微粒子採取装置を用いて胞子を収集し,PCR法によってDNAを検出することにした.はじめにシイタケの子実体のDNA増幅を行い,胞子由来のDNAを検出できるのか検証したところ,良好な結果が得られた.次に野外調査を行った.静岡県の山麓の空気中に飛散している胞子由来DNAを分析した結果,マツタケと推定できる胞子由来のDNAを検出することに成功した.さらに採取装置の設置地点周辺にて実際にマツタケを発見できたことから,自然界に生育するキノコの種の特定が簡便に行えることがわかった.静岡県ではこれまでマツタケの生育を確認できていなかったが,県内でマツタケの生育を確認できたことは本研究での新たな発見である.
地域の観光資源を英語でSNSなどを使って発信する授業の設定を検討したいと発表者は考えている。この授業開設するために想定される課題や問題点を明らかにし、改善や克服すべき点について発表を行う。まず授業開設に関する前提条件および開設を検討するに至った経緯を紹介し、次にSNSなどの使った授業又は取り組みの先行事例を紹介する。そしてSNSなどを活用して発信型の授業を設定するために、生徒や英語科教員の意識調査を実施し、その集計と分析を紹介する。地域の観光資源を英語でSNSなどを使って発信する授業の構築とその素材を活用してデジタル教材の運用や開発に向けた取り組みの可能性について考えたい。
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