19年間(1967年から1985年)の鼻腔・副鼻腔癌の臨床的事項と治療方法別生存率について検討報告した.
全体(3者併用群59例, 術後照射群12例)の2年生存率31%, 5年生存率23%であつた. 3者併用群(上顎洞癌51例, 節骨洞癌4例, 鼻腔癌4例)では2年生存率38%, 5年生存率32%であつた. 再治療は34%(20/59)に行われ, 11例は上顎洞全摘術, 9例は放射線治療主体であり, このうち全摘術1例のみが救済された. 術後照射群(上顎洞癌11例, 鼻腔癌1例)では, 2年, 4年生存率42%であつた.
副鼻腔癌の5年以上生存例は12例(上顎洞癌11例, 筋骨洞癌1例)で, 女性が8例と多く, 照射総量は全例40Gy以上であつた. また, 5FU単独と5FU, bleomycin併用には差がみられなかつた.
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