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クエリ検索: "食細胞"
7,840件中 1-20の結果を表示しています
  • 近藤 昌和, 友永 進, 高橋 幸則
    水産増殖
    2012年 60 巻 1 号 107-112
    発行日: 2012/03/20
    公開日: 2015/03/23
    ジャーナル フリー
    クルマエビの触角腺に,すでに存在が明らかとなっている固着
    食細胞
    (1型固着
    食細胞
    )以外に3種類の固着
    食細胞
    (2~4型固着
    食細胞
    )が観察された。2型固着
    食細胞
    は体腔嚢の基底膜と触角腺管の基底膜が融合して形成される細胞外基質中に認められた。本細胞は細胞質突起を有し,その存在位置から哺乳動物のメサンギウム細胞に相当すると考えられた。3型固着
    食細胞
    は体腔嚢上皮である足細胞であり,種々の電子密度の高い物質が大型の空胞内に認められた。4型固着
    食細胞
    は触角腺管内に存在し,上皮細胞に接していた。本細胞には1型固着
    食細胞
    と同様な顆粒が多数観察された。
  • 藤田 省二
    日本耳鼻咽喉科学会会報
    1967年 70 巻 6 号 1107-1109
    発行日: 1967年
    公開日: 2007/06/29
    ジャーナル フリー
    It was found by T. Goto and his co-worker that epithelial cells of the mastoid had phagocytosis in experimental studies.
    But, in surgical specimen it is very rare to find such histological changes.
    In a case of chronic otitis media, author could found by chance the sights of phagocytosis in the epithelium of the mastoid cells.
    A patient, male of 30 years old, visited Nagasaki University, because of headache, otorrhoea and hard of hearing.
    Tympanoplasty was performed and the author removed a great part of mastoid cells to observe the mucous membrane. But, some of air cells were left in the mastoid because the author thought that these few mastoid cells were no obstacle, if obliteration of the mastoid cavity was done.
    However, perichondritis occured post-operatively and external auditory meatus became narrow. The patient was reoperated and at that time, the author opened the mastoid cavity because it was a good chance to observe the postoperative condition of the cavity.
    Muco-purulent material stayed in the mastoid cavity and the great part of mucous membrane of the mastoid cells were swollen.
    In microscopic observation of this swollen mucous membrane, some foreign bodies in epithelium of the mastoid cells were found.
    It became clear by Perls-Stieda's dying that foreign bodies were Hemosiderin.
    It was a very good fortune that author could meet with the phagocytosis in sight.
    The author thought that the reason why the author could have such good fortune was as follows.
    1. At the previous operation, a part of the mastoid cells was left.
    2. By mastoid obliteration, tissue able to become a foreign body was introduced.
    3. The second operation was performed just in time phagocytic action had taken place in the previously operated mastoid.
  • 斧 康雄, 上田 雄一郎, 馬場 ますみ, 野末 則夫, 芳賀 敏昭, 村岡 啓, 西谷 肇, 国井 乙彦, 宮下 英夫
    CHEMOTHERAPY
    1988年 36 巻 Supplement5 号 140-148
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Cefodizime (THR-221) の
    食細胞
    の活性酸素放出能に及ぼす影響を, ルミノールを使用した化学発光 (PMNs CL, 全血CL) を測定することにより検討し, CPZ, CP1Zと比較した。
    1. ZymosanおよびPMAを刺激剤として, THR-221, CPZ, CPIZの100, 50, 1.6μg/mlの各々の濃度で処理したPMNsおよび全血のCL反応に対する直接作用はみられなかった。
    2. K. pneumoniae 163をSub-MIC (1/4MIC) のTHR-221, CPZ, CPIZで3時間振盪培養した場合, 菌のフィラメント化がみられた。
    3. THR-221で処理したK. pneumoniu 163, S. aureus 209P JCのCL反応は, 未処理菌に比較して1.4-1.8倍高値を示した (p<0.01)。同様に, CPIZ処理菌においてもTHR-221と同等にCL反応は高値を示したが, CPZ処理菌では軽度であった。
    4. THR-221とCPIZは, immunocompromised hosts (肝硬変: 8例, SLE: 4例, 老人: 6例, 肺癌: 3例) の
    食細胞
    に対しても協力作用がみられ, その処理菌は全血CLを増強させた。
    5. THR-221, CPIZ, CPZのSub-MICで処理した細菌のCLのpeak時間は, 未処理菌に比較して短縮していた。この結果は, 菌体を薬剤処理することにより, 補体などの血清オプソニン活性が充進することを示唆している。
    以上より, THR-221はimmunocompromised hostsに発症する細菌感染症に対して有用な薬剤の一つであると考えられた。
  • 藤田 穣
    日本耳鼻咽喉科学会会報
    1964年 67 巻 10 号 1400-1404
    発行日: 1964年
    公開日: 2008/03/19
    ジャーナル フリー
    Phagocytosis of the epithelium of the mastoid cells was found in the human and pig by T.Goto and his co-worker.
    In the present paper phagocytosis of the mastoiod cells was experimentally studies, using the mastoid cells of young pig, because the mastoid cells of pig are well developed and resembled the human mastoid cells.The mastoid was removed surgically and disected into several pieces, which were soaked in 37-C Ringers solution.After 3, 12, 24, and 48 hours the mastoid blocks were taken out and histoiogically studied.
    In the specimens of 3 hours very few phagocy. tozed cells were seen in the epithelium, in that of 12 hours in most significant changes in the epithe. lium of mastoid cells were seen.
    After 24 hours detach ment from the subepithelial connective tissue, was seen and this epithelial layer contained many phagocytozed cells transformed into flat large round cells with irregular arrangement. These cells were suspected of migratirg later intoactive roundcells into the mastoid cell lumens.
  • 西谷 肇, 斧 康雄, 青木 ますみ, 芳賀 敏昭, 大谷津 功, 宮司 厚子, 宮下 琢, 山口 守道, 徳村 保昌, 国井 乙彦, 宮下 英夫
    CHEMOTHERAPY
    1992年 40 巻 Supplement1 号 348-352
    発行日: 1992/04/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    新しく開発されたカルバペネム系抗生剤meropenem (MEPM) の臨床分離株に対する抗菌力をceftazidime (CAZ), imipenem (IPM) と比較し, また臨床的有用性について検討した。さらに緑膿菌刺激に対するヒト好中球の化学発光に及ぼす本剤の影響についても若干の検討を加えた。
    抗菌力の基礎的検討では, Eschenchia coli, Klebsiella pneumoniae, Pseudomonas aeruginosaの計68株に対する, MIC90はそれぞれ3.1, 1.6, 25μg/mlで, ともにIPMより1管程度劣るもののCAZより優れていた。MIC50で比較した場合には, 上記3菌種に対し最も優れていた。Methicillin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA) に対するMIC90は12.5μg/mlで3剤中最も優れていだ、臨床的検討では, 腎盂腎炎に伴ったE.coliによる敗血症1例と, 院内発症肺炎1例に本剤500mg, 1日2回, 7~11日間投与し, それぞれ著効, 有効であった。本剤によると思われる明らかな副作用は認められなかった。またヒト好中球をMEPMの1/4MIC, 1/8MICで処理した緑膿菌で刺激すると, 血清無添加時には, 化学発光の軽度増加がみられた。しかし血清添加時には逆に明らかな化学発光の減少が認められた。
  • 上田 雄一郎
    感染症学雑誌
    1989年 63 巻 9 号 997-1006
    発行日: 1989/09/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    透析患者の易感染性を調べる目的で, 同患者の
    食細胞
    の活性酸素放出能をChemiluminescence (以下CLと略す) を測定することにより検討した.
    (1) 透析患者の全血CLは, ルミノールおよびルシゲニンを発光物質として粒子状刺激物であるザイモザン, Staphylococcus aureus (Saunus) 209Pや可溶性刺激物であるPhorbol myristate acetate (PMA) で刺激した場合, 健康成人に比較して有意に高いCL反応を示したが (p<0.01), 分離好中球を用いたCLでは, 有意ではないが健康成人よりもやや低いCL反応を示した.
    また, 透析前後でのCLの比較では, 透析後のCLが高値を取る傾向が見られた.
    (2) 全血CL活性の充進の原因を調べるために, 患者血清因子について検討したところ・血清補体値・免疫グロブリン値などのオプソニン因子は健康成人との間に有意差は認めなかった. しかし, 健康成人の好中球に, 健康成人の血清を加えたCLよりも患者血清を加えたCL活性の方が高いことや・透析前より後の血清の方がCL増強効果が高いことより, 患者血清中にはCL増強因子が存在することが推測された. また, 赤血球存在下では好中球のCL活性が抑制されることより, 透析患者に見られる全血CL増強の一因には, 血清中のCL増強因子の他に試料中の赤血球数の減少 (貧血) の関与も考えられた・尿素・クレアチニンは透析患者に見られる血中濃度レベルではCL活性に影響を与えなかった.
    (3) 好中球内の活性酸素放出能を評価できるルミスフェアーを用いた患者好中球CLは, 健康成人と比較してやや低下しており, ザイモザン, S. aureus 209Pを用いた場合と同様であった.
    (4) cefbuperazone, cefminox, latamoxefの1/4MIC濃度中で3時間処理されたKlebsiella pneumonne (K. pneumoniae) 163株は, 未処理菌で刺激した場合より患者全血CLを有意に高め (p<0.01), 同時にピークに至る時間も短縮しており (p<0.01), 患者
    食細胞
    (好中球) とセファマイシン系抗生剤の間に抗菌作用を介しての協力殺菌作用の存在が示唆された.
  • 野本 亀久雄
    化学と生物
    1982年 20 巻 2 号 94-102
    発行日: 1982/02/25
    公開日: 2009/05/25
    ジャーナル フリー
  • 宇治 達哉, 古川 哲心, 清水 千絵, 兵頭 昭夫, 石田 直文, 戸塚 恭一, 清水 喜八郎
    CHEMOTHERAPY
    1994年 42 巻 3 号 305-310
    発行日: 1994/03/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Klebsiella pnemonnに対するgentamicin, cefodizimeおよびceftazidimeの再増殖抑制作用におよぼす白血球の影響をin vitroおよびin vivoで検討した。各薬剤の4MICで前処理した菌の増殖は白血球存在下で薬剤非処理菌に比べ抑制された。一方, マウスの敗血症モデルにおいて, 菌の増殖は各薬剤投与によりX線照射マウスに比べて正常およびG-CSF投与マウスで有意に抑制された。これらのことより, gentamicinとともにcefodizime, ceftazidimeにおいても生体防御因子との協力作用により, 再増殖抑制効果の増強が認められることが明らかとなった。
  • 古川 孝俊, 武田 裕司, 浅尾 裕信, 太田 伸男, 欠畑 誠治
    耳鼻咽喉科免疫アレルギー
    2018年 36 巻 4 号 267-269
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー
  • 古川 孝俊, 武田 裕司, 浅尾 裕信, 太田 伸男, 石田 晃弘, 鈴木 祐輔, 欠畑 誠治
    耳鼻咽喉科免疫アレルギー
    2014年 32 巻 4 号 221-225
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/12/19
    ジャーナル フリー
    高IgE 症候群は,乳幼児早期から始まる難治性湿疹・反復性ブドウ球菌感染症によって特徴付けられ,高IgE 血症を示すまれな原発性免疫不全症候群である。これら症状以外に,顔貌異常・易骨折・側彎・乳歯脱落遅延などを呈することも多く,多系統疾患の病像を呈する。今回,皮膚感染症に副鼻腔炎を頻回に反復する高IgE 症候群症例に外科的な加療を施行し,その後良好な治療経過を示している1 例を経験した。本症例の易感染性の病態について検討するために免疫学的な背景についても検討した。その結果,本症例のSTAT3 のリン酸化レベルは,いずれの刺激においても健常人と比べて明確な差を認めなかったが,一方,好中球の貪食能については低下を認めた。この好中球貪食能の低下が頻回に反復する副鼻腔炎の原因の一因となっていると考えられた。
  • 大成 浄志, 津谷 隆史, 林 裕史, 石岡 伸一, 松阪 茂, 西本 幸男
    CHEMOTHERAPY
    1984年 32 巻 Supplement9 号 395-398
    発行日: 1984/12/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    新しいセファロスポリン系抗生物質AC-1370を呼吸器感染症8例に使用し, 臨床効果を検討した。感染症のうちわけは肺炎6例, 慢性気管支炎1例, びまん性汎細気管支炎 (D.P.B.) 1例であった。臨床効果は著効1例, 有効5例 (有効率75%), やや有効1例, 無効1例であった。また, 臨床症状, 臨床検査値とも本剤によると考えられる副作用は認めなかった。
  • 上野 勝則, 山根 至二, 真下 啓明
    CHEMOTHERAPY
    1984年 32 巻 Supplement9 号 251-253
    発行日: 1984/12/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    新しいβ-lactam系抗生物質であるAC-1370を9例に投与し, 臨床的検討を行った。
    呼吸器感染症6例中: 著効1, 有効3, 無効1, 中止1で, 急性胆のう炎1例は有効であったか, 尿路感染症1例と敗血症1例は無効であった。
    投与量は1日1~2gで, 1日~13日間投与した。
    副作用は1例に点滴静注後, 嘔吐がみられたが中止により, 速やかに軽快した。
  • 尾花 芳樹, 出村 政嗣, 三和 秀明, 中沢 昭三
    日本細菌学雑誌
    1977年 32 巻 3 号 469-476
    発行日: 1977/05/25
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    モルモット腹腔内
    食細胞
    に対する緑膿菌の細胞毒性をin vitroおよびin vivoで検討し,次のような成績が得られた。
    1. In vitroにおける食菌現象で,緑膿菌は大腸菌に比べ
    食細胞
    に貪食され難く,また強い細胞毒性を示した。
    2. In vivoにおける食菌現象でも,in vitroと同様に緑膿菌は大腸菌に比べ
    食細胞
    に貪食され難く,また強い細胞毒性を示した。
    3. 緑膿菌の毒性物質を検討した結果,菌体内毒素,slime, elastase, proteaseなどが
    食細胞
    に対して強い細胞毒性を示したが,pyocyanin, OEPにはほとんど細胞毒性は認められなかつた。
    以上のように緑膿菌は大腸菌に比べ,モルモット腹腔内
    食細胞
    による貪食に抵抗し,またこれらの
    食細胞
    に対して細胞毒性を示すことが認められた。
  • 野口 義圀, 古澤 修一, 橋本 喬史, 柳田 たみ子, 岡本 茂樹
    西日本皮膚科
    1981年 43 巻 Suppl 号 1050-1055
    発行日: 1981/11/01
    公開日: 2012/03/22
    ジャーナル 認証あり
    ベーチェット病患者で関節炎を併発している場合滑液中(7症例, 12検体)に白血球を呑食する単核性細胞が出現する。この呑
    食細胞
    はライター細胞に酷似し, 大形の単核性細胞が1個ないし数個の多形核白血球を細胞質内に取りこんだものである。それら白血球の核は濃縮し球状に変性したものが多い。しかし慢性関節リウマチ(7症例9検体の中1検体を除く)や変形関節症(2症例)で白血球呑
    食細胞
    の出現をみなかつた。自己白血球呑
    食細胞
    を実験的に再現すべく, ベーチェット病患者末梢血にLE細胞検査の茶こし法を行ない, 最終段階でE. coli由来LPSを作用させたところ10中2検体に白血球呑
    食細胞
    の出現が観察された。さらに家兎膝関節腔にLPS(50μgおよび10μg)を注入, 24時間後の滑液を鏡検したところ白血球呑
    食細胞
    の生成をみた。なお最近経験したライター病滑液中に白血球呑
    食細胞
    が観察され, 前述の白血球呑
    食細胞
    とライター細胞とは同一であることが判つた。
  • 中井 雅晶, 那須 哲夫
    Journal of Veterinary Medical Science
    1991年 53 巻 4 号 727-728
    発行日: 1991/08/15
    公開日: 2008/02/15
    ジャーナル フリー
    精子形成が開始される時期のニワトり精巣網における大
    食細胞
    の動態を, 組織学的に検討した. 精子形成が開始されていない個体では, 精巣網内に大
    食細胞
    は認められなかった. 精子形成が開始された個体では, 精巣網内に精上皮から脱落した未熟な精細胞および精子が流入し, これらの細胞に混じって大
    食細胞
    が認められた.
  • 松本 脩三
    日本小児外科学会雑誌
    1992年 28 巻 3 号 512-
    発行日: 1992/05/20
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル フリー
  • 赤崎 兼義
    日本網内系学会会誌
    1961年 1 巻 7-14
    発行日: 1961/12/15
    公開日: 2009/06/04
    ジャーナル フリー
  • 斧 康雄, 馬場 ますみ, 上田 雄一郎, 芳賀 敏昭, 安達 悦子, 村岡 啓, 野末 則夫, 西谷 肇, 国井 乙彦, 宮下 英夫
    CHEMOTHERAPY
    1989年 37 巻 Supplement1 号 184-191
    発行日: 1989/11/30
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    7432-Sは, 新しいセフェム系の経口抗生物質である。本剤の
    食細胞
    機能に及ぼす影響, 臨床分離株に対する抗菌力および臨床的効果について検討した。
    1) 臨床分離のEscherichia coli (19株), Klebsiella pneumoniae (20株), Pseudomonas aeruginosa (15株), Stapdylococcus aureus (19株) に対する7432-Sおよびcefaclor (CCL), amoxicillin (AMPC) の感受性を検討した。
    E. coliK. pneumoniaeに対する7432-Sの抗菌力は, ほとんどがMIC 0.1μg/ml以下であり, CCLやAMPCより優れていた。P. aeruginosaの大部分の株は, CCLやAMPCと同様に, 7432-Sに対しても高度耐性であった。S. aureusに対しては. 本剤は感受性不良で, AMPCより劣り, CCLよりはやや劣ったMICであった。
    2) E.coli NIHJ JC-2株を7432-SのSub-MICs (1/2, 1/4, 1/8MIC) で, 37℃の恒温槽中で, 3時間振盪培養した場合, 菌のフィラメント化がみられた。
    3) 7432-Sの1/4MICで処理したE. coli NIHJ JC-2株を用いた全血chemiluminescence (CL) は, 未処理菌に比較して1.36倍高値を示した (P<0.05)。
    4) 7432-Sで処理された細菌のCLピーク時間は, 未処理菌に比較して有意に短縮していた (P<0.05)。この結果は, この薬剤によって処理された細菌により, 血清オプソニン活性が亢進することが推測される。
    5) 7432-S処理菌による好中球CLは, 未処理菌に比較して, 1.31倍高値を示した (P<0.05)。単球CLも, 有意ではないが, 薬剤処理菌は未処理に比較して1.18倍高値を示した。
    6) 臨床的には, 尿路感染症5例, 肺炎2例に, 本剤1回100mgを, 1日3回, 5~21日間経口投与した。成績は, 著効3例, 有効3例, やや有効1例であった。副作用は認められず, 2例において臨床検査値異常が認められたが, 本剤使用との因果関係は不明であった。検査値異常は, GOT, GPTの上昇1例, Hbの減少1例であり, 両方ともに軽度な異常で, かつ一過性であった。
  • 中村 和市, 橋木 善春, 北川 浩, 工藤 規雄
    日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
    1982年 44 巻 5 号 735-742
    発行日: 1982/10/25
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    アヒルみずかき皮下にコロイダル・カーボン又は明ばん沈殿ウシ血清アルブミンを投与すると, 腰リンパ節リンパ洞内遊走性
    食細胞
    はこれらの物質を摂取後リンパ索よりリンパ小節に侵入し, コロイダル・カーボンを摂取した
    食細胞は食細胞
    小島を形成しつつ最終的には胚中心周囲域あるいは肝中心内に到達した. また西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼでは上記の
    食細胞
    を介する節内移動のほか, リンパ洞内皮および実質内細網細胞を介する移動もみられた. これらの事実は
    食細胞
    とリンパ球間の協調がリンパ節内における初期免疫応答時に重要であることを示すと思われる.
  • 勝山 真人
    日本薬理学雑誌
    2013年 142 巻 6 号 285-290
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/12/10
    ジャーナル フリー
    NADPHオキシダーゼは
    食細胞
    において同定されたスーパーオキシド(O2)産生酵素であり,感染微生物の殺菌に重要な役割を果たす.O2
    食細胞
    以外でもNADPH依存的に産生されるが,この十数年の間に,非
    食細胞
    型NADPHオキシダーゼが相次いで同定された.その触媒サブユニットNOXには,NOX1からNOX5までの5種類と,関連酵素であるDUOX1とDUOX2の計7種類のアイソフォームが存在する.各アイソフォームはそれぞれ活性発現に必要な共役サブユニットや組織分布が異なっており,遺伝子改変マウスを用いた解析の結果,それぞれ独自の生理機能をもつことが明らかとなりつつある.本総説では主に各NOXアイソフォームの発現調節機構について紹介し,薬物治療への応用の可能性についても言及する.
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