近年、急速なモ-タリゼーションの進展による
駐車
需要の増加に対して,
駐車
施設の供給・整備は追いつかず,
駐車
場不足が大きな都市問題の一つとなっている.しかしながら, 都市部では
駐車
施設整備のための用地確保が困難となってきており, 今後,
駐車
施設整備を進めるには限られた空間の有効利用を考える必要がある. ところで, 複合式
駐車
場は自走式とスペース効率の良い機械式を組み合わせたもので, 限られたスペースの有効利用に極めて効果的である. しかしながら, 複合式
駐車
場の整備計画は最近提案されたもので, 現在のところほとんど普及していないため, 施設計画の事例や資料も少なく計画案の策定に際して様々な不確定要素がある. そこで, 本研究では立体式
駐車
場整備計画に有効な計画情報を与えるシミュレーションシステムの開発を目的とし, 特に複合式
駐車
場の運用方法の違いが利用状況に与える影響を分析する.
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